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CASE8 君がいない日々

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エドガー・ジェス・シュナ・イブキ

ゼロ・ステファニー・ミレイ・アッシュ

ギルバート・ラン

レオン・ミオ・ルーラ



4つのグループに別れて、私はレオンと一緒。

ミレイとは、別々。




「アイリーンとモモカも私と一緒に…」


エドガーが二人の名前を出した時

桃華が勢いよく立ち上がった。


「ごめん、エドガーさんっ!!私はギルバートさんと一緒に行きたい!!!」


……えっ!?

なに言ってるの?



桃華はレジスタンスじゃない。

戦うのは怖いって言った人が


一番ヤバそうな場所に

行こうとしてる??



「モモカは危ないからアイリーンと一緒に…ねっ?」

エドガーが改めて言っても首を横に振った。


「私、ギルバートさんと一緒がいい。そうしたら手っ取り早く強くなれそうだし?この世界を色々知れそうだし?」


「桃華……急にどうしたの?」


すごく、桃華らしくない発言。

すごく、嫌な予感。




「私、レジスタンスになる!!」


………うん、やっぱりね。


はぁってタメ息をはいた私とは違って、みんな驚いた様子だった。



「ホラ!私ってやればできるタイプだし?」


って全く説明になってないけど……。



「まぁ真面目に答えるなら、私もこのままじゃいけないなぁって思ってね。色々あったから……自分にできることをしようって思ったの」


自分にできること……かぁ。


私って、何ができるのかな?



「で、私は死にたくないから強くならなきゃいけないでしょ?で、ギルバートさんたちのとこが色んな意味で成長できそうだし!」


「色々な意味で、とは一体……」

ランさんがボソッと言ったけど桃華には聞こえていた。



「一番ヤバそうな人たちといたら必然的に成長しそうじゃん?ランさんとギルバートさんと一緒って一番ヤバいパーティって感じじゃない?各自が怖すぎ!!」


……たぶん、、一ミリも桃華に悪気はない。

思ったことを素直に言っただけ。


素直に……



素直すぎるだろ……馬鹿。



「ヤバいパーティで怖すぎって……」

レオンが笑いをこらえきれずフルフルと肩を震わせて、謝った。

謝らないといけないオーラをふたつ、私も感じたから。


笑いをこらえるレオンとキョトンとしてる桃華。

そして、ムッとしてるギルバートさんとランさん。


残りの私たちはなかなか気まずいよ。



「で?どうする?私としてはギルバートとモモカが一緒ならモモカは安心な気はするが……いいかな?ギルバート………フフッ」


エドガーは笑いながらギルバートさんに聞いていて

ギルバートさんは一応、了承していた。



「でもっ!私と一緒じゃダメなの!?」


ギルバートさんが行く先が一番危険そうで

なんでそこに桃華が行くの?


危険な場所に行って、アゲハみたいにいなくなったりしたら………


「私たちは今一緒にいたらお互いダメになりそうだもん。絶対にアゲハくんの事を考えちゃうし……特に空がヤバそうだから別々にいるべき!」


自信満々に言い切った桃華を説得するのは不可能だと感じた。

だって、的を得た発言なんだもん……。

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