145 / 342
CASE8 君がいない日々
2
しおりを挟む
エドガー・ジェス・シュナ・イブキ
ゼロ・ステファニー・ミレイ・アッシュ
ギルバート・ラン
レオン・ミオ・ルーラ
4つのグループに別れて、私はレオンと一緒。
ミレイとは、別々。
「アイリーンとモモカも私と一緒に…」
エドガーが二人の名前を出した時
桃華が勢いよく立ち上がった。
「ごめん、エドガーさんっ!!私はギルバートさんと一緒に行きたい!!!」
……えっ!?
なに言ってるの?
桃華はレジスタンスじゃない。
戦うのは怖いって言った人が
一番ヤバそうな場所に
行こうとしてる??
「モモカは危ないからアイリーンと一緒に…ねっ?」
エドガーが改めて言っても首を横に振った。
「私、ギルバートさんと一緒がいい。そうしたら手っ取り早く強くなれそうだし?この世界を色々知れそうだし?」
「桃華……急にどうしたの?」
すごく、桃華らしくない発言。
すごく、嫌な予感。
「私、レジスタンスになる!!」
………うん、やっぱりね。
はぁってタメ息をはいた私とは違って、みんな驚いた様子だった。
「ホラ!私ってやればできるタイプだし?」
って全く説明になってないけど……。
「まぁ真面目に答えるなら、私もこのままじゃいけないなぁって思ってね。色々あったから……自分にできることをしようって思ったの」
自分にできること……かぁ。
私って、何ができるのかな?
「で、私は死にたくないから強くならなきゃいけないでしょ?で、ギルバートさんたちのとこが色んな意味で成長できそうだし!」
「色々な意味で、とは一体……」
ランさんがボソッと言ったけど桃華には聞こえていた。
「一番ヤバそうな人たちといたら必然的に成長しそうじゃん?ランさんとギルバートさんと一緒って一番ヤバいパーティって感じじゃない?各自が怖すぎ!!」
……たぶん、、一ミリも桃華に悪気はない。
思ったことを素直に言っただけ。
素直に……
素直すぎるだろ……馬鹿。
「ヤバいパーティで怖すぎって……」
レオンが笑いをこらえきれずフルフルと肩を震わせて、謝った。
謝らないといけないオーラをふたつ、私も感じたから。
笑いをこらえるレオンとキョトンとしてる桃華。
そして、ムッとしてるギルバートさんとランさん。
残りの私たちはなかなか気まずいよ。
「で?どうする?私としてはギルバートとモモカが一緒ならモモカは安心な気はするが……いいかな?ギルバート………フフッ」
エドガーは笑いながらギルバートさんに聞いていて
ギルバートさんは一応、了承していた。
「でもっ!私と一緒じゃダメなの!?」
ギルバートさんが行く先が一番危険そうで
なんでそこに桃華が行くの?
危険な場所に行って、アゲハみたいにいなくなったりしたら………
「私たちは今一緒にいたらお互いダメになりそうだもん。絶対にアゲハくんの事を考えちゃうし……特に空がヤバそうだから別々にいるべき!」
自信満々に言い切った桃華を説得するのは不可能だと感じた。
だって、的を得た発言なんだもん……。
ゼロ・ステファニー・ミレイ・アッシュ
ギルバート・ラン
レオン・ミオ・ルーラ
4つのグループに別れて、私はレオンと一緒。
ミレイとは、別々。
「アイリーンとモモカも私と一緒に…」
エドガーが二人の名前を出した時
桃華が勢いよく立ち上がった。
「ごめん、エドガーさんっ!!私はギルバートさんと一緒に行きたい!!!」
……えっ!?
なに言ってるの?
桃華はレジスタンスじゃない。
戦うのは怖いって言った人が
一番ヤバそうな場所に
行こうとしてる??
「モモカは危ないからアイリーンと一緒に…ねっ?」
エドガーが改めて言っても首を横に振った。
「私、ギルバートさんと一緒がいい。そうしたら手っ取り早く強くなれそうだし?この世界を色々知れそうだし?」
「桃華……急にどうしたの?」
すごく、桃華らしくない発言。
すごく、嫌な予感。
「私、レジスタンスになる!!」
………うん、やっぱりね。
はぁってタメ息をはいた私とは違って、みんな驚いた様子だった。
「ホラ!私ってやればできるタイプだし?」
って全く説明になってないけど……。
「まぁ真面目に答えるなら、私もこのままじゃいけないなぁって思ってね。色々あったから……自分にできることをしようって思ったの」
自分にできること……かぁ。
私って、何ができるのかな?
「で、私は死にたくないから強くならなきゃいけないでしょ?で、ギルバートさんたちのとこが色んな意味で成長できそうだし!」
「色々な意味で、とは一体……」
ランさんがボソッと言ったけど桃華には聞こえていた。
「一番ヤバそうな人たちといたら必然的に成長しそうじゃん?ランさんとギルバートさんと一緒って一番ヤバいパーティって感じじゃない?各自が怖すぎ!!」
……たぶん、、一ミリも桃華に悪気はない。
思ったことを素直に言っただけ。
素直に……
素直すぎるだろ……馬鹿。
「ヤバいパーティで怖すぎって……」
レオンが笑いをこらえきれずフルフルと肩を震わせて、謝った。
謝らないといけないオーラをふたつ、私も感じたから。
笑いをこらえるレオンとキョトンとしてる桃華。
そして、ムッとしてるギルバートさんとランさん。
残りの私たちはなかなか気まずいよ。
「で?どうする?私としてはギルバートとモモカが一緒ならモモカは安心な気はするが……いいかな?ギルバート………フフッ」
エドガーは笑いながらギルバートさんに聞いていて
ギルバートさんは一応、了承していた。
「でもっ!私と一緒じゃダメなの!?」
ギルバートさんが行く先が一番危険そうで
なんでそこに桃華が行くの?
危険な場所に行って、アゲハみたいにいなくなったりしたら………
「私たちは今一緒にいたらお互いダメになりそうだもん。絶対にアゲハくんの事を考えちゃうし……特に空がヤバそうだから別々にいるべき!」
自信満々に言い切った桃華を説得するのは不可能だと感じた。
だって、的を得た発言なんだもん……。
0
お気に入りに追加
21
あなたにおすすめの小説
社畜探索者〜紅蓮の王と異界迷宮と配信者〜
代永 並木
ファンタジー
井坂蓮二、23歳 日々サービス残業を繰り返し連続出勤更新し続け精神が疲弊しても働き続ける社畜
ふと残業帰りにダンジョンと呼ばれる物を見つけた
ダンジョンとは10年ほど前に突如現れた謎の迷宮、魔物と呼ばれる存在が闊歩する危険なダンジョンの内部には科学では再現不可能とされるアイテムが眠っている
ダンジョンが現れた影響で人々の中に異能と呼ばれる力を得た者が現れた
夢か金か、探索者と呼ばれる人々が日々ダンジョンに挑んでいる
社畜の蓮二には関係の無い話であったが疲れ果てた蓮二は何をとち狂ったのか市販の剣(10万)を持ってダンジョンに潜り己の異能を解放する
それも3等級と呼ばれる探索者の最高峰が挑む高難易度のダンジョンに
偶然危機に瀕していた探索系配信者竜胆天音を助け社畜の傍ら配信の手伝いをする事に
配信者や異能者に出会いながら探索者として活躍していく
現2章
『Nightm@re』という異世界に召喚された学生達が学校間大戦とLevel上げで学校を発展させていく冒険譚。
なすか地上絵
ファンタジー
■概要
突然、『Nightm@re』という地球にそっくりな異世界に連れてこられた高校生たち。自分達の学校を自由に創り変えながら、生き残りをかけて戦う『学校間大戦』。友情あり恋愛ありのちょっぴり切ないダークファンタジー小説。※物語三章から一気にファンタジー要素が増えます。
*過去にエブリスタで書いた物語です。
*カテゴリーランキング最高3位
*HOT男性向け最高26位
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
終焉の謳い手~破壊の騎士と旋律の戦姫~
柚月 ひなた
ファンタジー
理想郷≪アルカディア≫と名付けられた世界。
世界は紛争や魔獣の出現など、多くの問題を抱え混沌としていた。
そんな世界で、破壊の力を宿す騎士ルーカスは、旋律の戦姫イリアと出会う。
彼女は歌で魔術の奇跡を体現する詠唱士≪コラール≫。過去にルーカスを絶望から救った恩人だ。
だが、再会したイリアは記憶喪失でルーカスを覚えていなかった。
原因は呪詛。記憶がない不安と呪詛に苦しむ彼女にルーカスは「この名に懸けて誓おう。君を助け、君の力になると——」と、騎士の誓いを贈り奮い立つ。
かくして、ルーカスとイリアは仲間達と共に様々な問題と陰謀に立ち向かって行くが、やがて逃れ得ぬ宿命を知り、選択を迫られる。
何を救う為、何を犠牲にするのか——。
これは剣と魔法、歌と愛で紡ぐ、終焉と救済の物語。
ダークでスイートなバトルロマンスファンタジー、開幕。
娼館で元夫と再会しました
無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。
しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。
連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。
「シーク様…」
どうして貴方がここに?
元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!
呪う一族の娘は呪われ壊れた家の元住人と共に
焼魚圭
ファンタジー
唐津 那雪、高校生、恋愛経験は特に無し。
メガネをかけたいかにもな非モテ少女。
そんな彼女はあるところで壊れた家を見つけ、魔力を感じた事で危機を感じて急いで家に帰って行った。
家に閉じこもるもそんな那雪を襲撃する人物、そしてその男を倒しに来た男、前原 一真と共に始める戦いの日々が幕を開ける!
※本作品はノベルアップ+にて掲載している紅魚 圭の作品の中の「魔導」のタグの付いた作品の設定や人物の名前などをある程度共有していますが、作品群としては全くの別物であります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる