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○ブラコンなんかじゃない
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なんでモヤッとしたかわからないまま学校帰り
「それで?何を買うの?」
「可愛らしい飴……かな?
人へ贈ろうと思う」
お兄ちゃんに聞くと、ちょっと予想外の答えだった。
お兄ちゃんが……可愛い飴?
まさか………女の人への贈り物!!?
「へぇ、、どんな人に、あげるの?」
ちょっと動揺したけど、お兄ちゃんにはバレていないっぽい。
前を向いて歩いているから、ちょっと助かったよ。
「甘い物が好きな年下の子」
………女子、甘い物が好きだもんね。
しかし、まさか年下とは、、、
ちょっとショックな気がしながらも、飴の専門店に連れて行くと、お兄ちゃんの目の色が変わった。
そういえばお兄ちゃん……甘い物が大好きなんだもんね。
カラフルな飴の入った瓶を眺めながら楽しそうなお兄ちゃん
と
そんなお兄ちゃんをめちゃめちゃ見てる店員のお姉さん
と
付き添いの私。
お兄ちゃんは店員さんの視線とか気にしないで、2つの瓶を持ってレジに向かった。
***
「これは、雪乃に」
帰宅してからみんなの前で
お兄ちゃんがさっき買った飴を私にくれた……。
「私……に?」
「あぁ。雪乃には本当に世話になった。
だから、お礼という訳ではないが、雪乃に何かしないと気がすまなくて……」
お兄ちゃんから手渡された飴。
昔から、お兄ちゃんは私に甘い物をよくくれた………。
「………ありがとう、お兄ちゃん」
笑ってお礼を伝えたら
お兄ちゃんも笑った。
「雪乃の笑顔は誰よりも愛らしいな」
お兄ちゃんの言葉に健治さんたちがギョッとした顔をしていたけど
私は朝のモヤモヤが消えて、スッキリした気持ちだった。
「それで?何を買うの?」
「可愛らしい飴……かな?
人へ贈ろうと思う」
お兄ちゃんに聞くと、ちょっと予想外の答えだった。
お兄ちゃんが……可愛い飴?
まさか………女の人への贈り物!!?
「へぇ、、どんな人に、あげるの?」
ちょっと動揺したけど、お兄ちゃんにはバレていないっぽい。
前を向いて歩いているから、ちょっと助かったよ。
「甘い物が好きな年下の子」
………女子、甘い物が好きだもんね。
しかし、まさか年下とは、、、
ちょっとショックな気がしながらも、飴の専門店に連れて行くと、お兄ちゃんの目の色が変わった。
そういえばお兄ちゃん……甘い物が大好きなんだもんね。
カラフルな飴の入った瓶を眺めながら楽しそうなお兄ちゃん
と
そんなお兄ちゃんをめちゃめちゃ見てる店員のお姉さん
と
付き添いの私。
お兄ちゃんは店員さんの視線とか気にしないで、2つの瓶を持ってレジに向かった。
***
「これは、雪乃に」
帰宅してからみんなの前で
お兄ちゃんがさっき買った飴を私にくれた……。
「私……に?」
「あぁ。雪乃には本当に世話になった。
だから、お礼という訳ではないが、雪乃に何かしないと気がすまなくて……」
お兄ちゃんから手渡された飴。
昔から、お兄ちゃんは私に甘い物をよくくれた………。
「………ありがとう、お兄ちゃん」
笑ってお礼を伝えたら
お兄ちゃんも笑った。
「雪乃の笑顔は誰よりも愛らしいな」
お兄ちゃんの言葉に健治さんたちがギョッとした顔をしていたけど
私は朝のモヤモヤが消えて、スッキリした気持ちだった。
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