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23.夏休みだけのアルバイト
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唯斗くんと一緒の帰り道。
ちょっと冷静になってきたら……「はい」って答えて良かったのかな?って、、不安になってきた。
「いい加減にやめろよ。
その急に優柔不断になるヤツ」
「いや……だって……若干勢いだったかもっていう後悔、、、」
「いーじゃん勢いだって。
やるって決めたならやる。それだけだろ?」
唯斗くんが正しいんだけどね……やっぱり不安はゼロじゃない。
もうすぐ家に着く頃、唯斗くんのポケットの中のスマホが鳴った。
「あ、美咲さんからLINE。
“来週はいつから来れるか心ちゃんに聞いて”って……
本人に聞けよ!LINE知ってるくせに、」
そう言って返信しないでポケットに再びねじ込まれたスマホ。
今の話を聞いた以上、私から連絡しなきゃだね。
「最初から一人なんてオチはないよね?」
「それはあるわけないって」
最初は誰かいてくれるなら安心かな?
人生ではじめてのアルバイト。
「……何が必要かな?
ノートとペンと、あとは……?
服装も、ドレスコードとか聞いてないけど……やっぱりちゃんとお化粧ないと駄目だよね?
あと、Tシャツとジャージみたいな格好はヤバイだろうし、スカートも掃除しにくいだろうし………
ねぇ、唯斗くん。先輩として教えて?」
思い付く疑問を全部口に出して
疑問を全て、唯斗くんに投げ掛けた。
「真面目か」って言って笑われたけど、お金もらって働く以上はルールは守らないといけないし、はじめが肝心だと思う。
「ドレスコードはないけど、薄着だと冷房きいてるから冷える。
だから、長袖の上着があればいいかもしんない。
あと、持ち物は……――――――」
唯斗くんは結局、私の疑問は全て答えてくれた。
来週から、本格的に(?)アルバイトを開始します!
ちょっと冷静になってきたら……「はい」って答えて良かったのかな?って、、不安になってきた。
「いい加減にやめろよ。
その急に優柔不断になるヤツ」
「いや……だって……若干勢いだったかもっていう後悔、、、」
「いーじゃん勢いだって。
やるって決めたならやる。それだけだろ?」
唯斗くんが正しいんだけどね……やっぱり不安はゼロじゃない。
もうすぐ家に着く頃、唯斗くんのポケットの中のスマホが鳴った。
「あ、美咲さんからLINE。
“来週はいつから来れるか心ちゃんに聞いて”って……
本人に聞けよ!LINE知ってるくせに、」
そう言って返信しないでポケットに再びねじ込まれたスマホ。
今の話を聞いた以上、私から連絡しなきゃだね。
「最初から一人なんてオチはないよね?」
「それはあるわけないって」
最初は誰かいてくれるなら安心かな?
人生ではじめてのアルバイト。
「……何が必要かな?
ノートとペンと、あとは……?
服装も、ドレスコードとか聞いてないけど……やっぱりちゃんとお化粧ないと駄目だよね?
あと、Tシャツとジャージみたいな格好はヤバイだろうし、スカートも掃除しにくいだろうし………
ねぇ、唯斗くん。先輩として教えて?」
思い付く疑問を全部口に出して
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「真面目か」って言って笑われたけど、お金もらって働く以上はルールは守らないといけないし、はじめが肝心だと思う。
「ドレスコードはないけど、薄着だと冷房きいてるから冷える。
だから、長袖の上着があればいいかもしんない。
あと、持ち物は……――――――」
唯斗くんは結局、私の疑問は全て答えてくれた。
来週から、本格的に(?)アルバイトを開始します!
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