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20.自然体験教室
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お昼を食べたらハイキング再開。
「ひなーっ!あたしたちもぉ出発だからまたねぇ!!」
遥加ちゃんと一緒にひなちゃんに挨拶。
ひなちゃんの班は今から食べ始めるみたいだった。
「早いなっ!気を付けて!!」
「うん!また後でね」
「ドッジボール楽しみだねぇ!」
ドッジボールの組分けは直前の発表らしくて、まだ誰と同じチームかは分からない。
ひなちゃんと一緒なら楽しそうだなぁって思ってる。
「ひなー!早く食べよーよ!」
私たちがいたせいか、高田さんたちがひなちゃんを呼んで
食事の邪魔しちゃって悪いことをしちゃったなって思ったんだけど……
「空気読めってカンジ」
「それな」
高田さんと木下さんが小声で言った言葉は
私にはバッチリ聞こえた。
誰が、を、明確に言わなかったけど
私と遥加ちゃんに向けた言葉……なんだろうね。
戻り道はみんな満腹過ぎて足取りは重かった。
山の中は結構蒸し暑くて……ジャージが暑い。
「女子たちは上脱げば?」
ケイくんも誠くんも半袖姿になっていたけど
私を含めて女の子は全員がジャージを着たまま。
「やだ!虫に刺されそうだし」
「日焼けするぅ!」
「虫と日焼け嫌だよね」
「私は半袖が苦手……」
女の子たちの嫌だ発言にケイくんは「めんどくさい」って言っていた。
「いいよねぇ男子って……みんな仲いいし、日焼けとか気にしないし、仲いいし……あたしも男子に生まれたかったなぁ」
私も過去に何回も男の子に生まれたかったって思ったなぁ……。
やけどの跡とか、男の子なら「可哀想」とか言われない気がしたんだもん。
「男子も色々あるよ?」
「そぉなの?」
「女子よりはドロドロしないけどな」
みんなの会話を聞きながら
ドッジボールでジャージを脱ぐかどうするか
私だけ、みんなとちょっと違うことを考えていた。
「ひなーっ!あたしたちもぉ出発だからまたねぇ!!」
遥加ちゃんと一緒にひなちゃんに挨拶。
ひなちゃんの班は今から食べ始めるみたいだった。
「早いなっ!気を付けて!!」
「うん!また後でね」
「ドッジボール楽しみだねぇ!」
ドッジボールの組分けは直前の発表らしくて、まだ誰と同じチームかは分からない。
ひなちゃんと一緒なら楽しそうだなぁって思ってる。
「ひなー!早く食べよーよ!」
私たちがいたせいか、高田さんたちがひなちゃんを呼んで
食事の邪魔しちゃって悪いことをしちゃったなって思ったんだけど……
「空気読めってカンジ」
「それな」
高田さんと木下さんが小声で言った言葉は
私にはバッチリ聞こえた。
誰が、を、明確に言わなかったけど
私と遥加ちゃんに向けた言葉……なんだろうね。
戻り道はみんな満腹過ぎて足取りは重かった。
山の中は結構蒸し暑くて……ジャージが暑い。
「女子たちは上脱げば?」
ケイくんも誠くんも半袖姿になっていたけど
私を含めて女の子は全員がジャージを着たまま。
「やだ!虫に刺されそうだし」
「日焼けするぅ!」
「虫と日焼け嫌だよね」
「私は半袖が苦手……」
女の子たちの嫌だ発言にケイくんは「めんどくさい」って言っていた。
「いいよねぇ男子って……みんな仲いいし、日焼けとか気にしないし、仲いいし……あたしも男子に生まれたかったなぁ」
私も過去に何回も男の子に生まれたかったって思ったなぁ……。
やけどの跡とか、男の子なら「可哀想」とか言われない気がしたんだもん。
「男子も色々あるよ?」
「そぉなの?」
「女子よりはドロドロしないけどな」
みんなの会話を聞きながら
ドッジボールでジャージを脱ぐかどうするか
私だけ、みんなとちょっと違うことを考えていた。
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