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解放団初陣

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明朝、あたしは船着き場には船に乗り込み出航する姿を見ていた。

あたしを見掛けた人は口々に「勝ちましょう」と笑顔で声を掛けてくれた。


でも、その中で何人が生きて帰れるのか……そう思うとやっぱり複雑な気持ちになった。




「セシル殿がそんな顔してると兵士が不安になりますよ」


レイルの声に振り向いたら彼は笑顔で船を見ていた。



「兵士は皆、自由な世界を求めて戦うんです。今回の戦いに両者の死者はつきものですが、死ぬ気で戦わねば我らが望む世界は手に入りません」


「……でも、やっぱり人が死ぬのは嫌」


「セシル殿のそういう優しさに人は自然と集まり、そこで命を落としてもあなたに想われたら報われると私は思います。私が今回命を落としても、今のセシル殿の姿を見たら死して後悔なし……です」



レイルはそう言って船に乗り込んだ。



この戦いにアニエスは将を選抜して、その将の中にレイルもいる。


将は
セシル・アドレイ
レイ
クリック
クルー
クレイル
レイル
アベル
ゼシカ
キリュイ
テリィ
ミリィ
フッキ





歩兵隊
クルー
レイル
クレイル

騎馬隊
セシル・アドレイ
クリック
アベル

弓兵隊
レイ
ゼシカ
キリュイ
テリィ
フッキ

忍び
ミリィ



あたしの隊にアニエスが、レイの隊にレンゲがつくらしい。
レンゲもアニエスの策を預かったらしいが、あたしもまだ、アニエスの策は知らない。


本来ならゼシカやレイは弓より剣のが得意なのに弓兵隊の将なのもあたしにしたら不思議だった。

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