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蓮
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別荘に戻ってからは日付が変わってもひたすらトランプ
「もう無理。寝る」
「あたしも。おやすみ」
「美容に悪そうだし!おやすみ!」
高校生組が最初に消えた
ありさは夜の仕事だから夜に強いらしくてまだ元気で
コウと俺は酒を片手にババ抜きしてる
「コウってババ抜きのセンスないな」
ババ抜きで連敗って信じらんねぇ……
「あ、店から電話だ」
ありさがそう言って部屋を離れてコウと二人
トランプをきっていた手を止めて俺をじっと見てきた
「今日、俺が変だって言ったヤツ、、、他の誰かもそう言った?」
突然、真顔で言ってくるから驚いた
実は気にしてたってコト?
「辰央は俺と同じ感じ方はした」
「そっか……じゃあ女の子にも変に思われたかもね」
そうため息混じりで言って、俯いたまましばらく動かなくて
コウは顔を上げずに言った
「いつか………蓮には必ず話すから」
絞り出すように言うからさ
そんな言いたくないなら言わないでも…って言おうとしたけど
そのタイミングでありさが戻ってきたから言えなくなった
「さぁ!続きやろうか!」
コウが明るくそう言うから
「どうせまたコウが負けるじゃん」
俺も明るく切り返した
「もう無理。寝る」
「あたしも。おやすみ」
「美容に悪そうだし!おやすみ!」
高校生組が最初に消えた
ありさは夜の仕事だから夜に強いらしくてまだ元気で
コウと俺は酒を片手にババ抜きしてる
「コウってババ抜きのセンスないな」
ババ抜きで連敗って信じらんねぇ……
「あ、店から電話だ」
ありさがそう言って部屋を離れてコウと二人
トランプをきっていた手を止めて俺をじっと見てきた
「今日、俺が変だって言ったヤツ、、、他の誰かもそう言った?」
突然、真顔で言ってくるから驚いた
実は気にしてたってコト?
「辰央は俺と同じ感じ方はした」
「そっか……じゃあ女の子にも変に思われたかもね」
そうため息混じりで言って、俯いたまましばらく動かなくて
コウは顔を上げずに言った
「いつか………蓮には必ず話すから」
絞り出すように言うからさ
そんな言いたくないなら言わないでも…って言おうとしたけど
そのタイミングでありさが戻ってきたから言えなくなった
「さぁ!続きやろうか!」
コウが明るくそう言うから
「どうせまたコウが負けるじゃん」
俺も明るく切り返した
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