79 / 263
ありさ
4
しおりを挟む
「志保、学校は休んだの?」
辰央みたいなこと……ないよね?
『ん?…あぁ、N女の創立記念日で休みだって』
想像と違くてホッとして水を飲んだ
「集合何時?」
『12時から1時くらいに“ラー麺MAN”に集合を考えてるよ』
ラー麺MANってめっちゃ近所のラーメン屋さんで
徒歩15分あれば着くけど、入ったことはない
『そこね、蓮の仕事先!蓮に会いにいこー?』
コウと志保とラーメン
私がみんなと出会ってもうすぐ2ヶ月
コウ・蓮・麗香とは普通に話せるようになったけど
辰央とは会話に困るし
志保は正直、苦手
良く言ってミステリアス、悪く言うと近づきがたい
けれど、きっと、いい人のはず
あの日
はじめてコウに会った日に
コウに色々なタイプの人と仲良く過ごせる世界を教えてもらった
教えてもらっただけじゃなくて、その世界に私を入れてくれた
だから、
見た目とか雰囲気とかで判断するのはやめようって決めたんだから
「……わかった、急いで支度する」
苦手だからと逃げないで向き合う
ちょうどいい機会かもしれない
辰央みたいなこと……ないよね?
『ん?…あぁ、N女の創立記念日で休みだって』
想像と違くてホッとして水を飲んだ
「集合何時?」
『12時から1時くらいに“ラー麺MAN”に集合を考えてるよ』
ラー麺MANってめっちゃ近所のラーメン屋さんで
徒歩15分あれば着くけど、入ったことはない
『そこね、蓮の仕事先!蓮に会いにいこー?』
コウと志保とラーメン
私がみんなと出会ってもうすぐ2ヶ月
コウ・蓮・麗香とは普通に話せるようになったけど
辰央とは会話に困るし
志保は正直、苦手
良く言ってミステリアス、悪く言うと近づきがたい
けれど、きっと、いい人のはず
あの日
はじめてコウに会った日に
コウに色々なタイプの人と仲良く過ごせる世界を教えてもらった
教えてもらっただけじゃなくて、その世界に私を入れてくれた
だから、
見た目とか雰囲気とかで判断するのはやめようって決めたんだから
「……わかった、急いで支度する」
苦手だからと逃げないで向き合う
ちょうどいい機会かもしれない
0
お気に入りに追加
10
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる