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蓮
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「………あ」
思い出した
4月はじまってすぐ
今から1ヶ月以上前の会話
あれは、6月半ばにやる辰央の学校の文化祭の話をした日
「……蓮に相談がある」
「学祭の話?」
「うん……あのさ、実は、、、」
「待って!!
何となくだけど分かる
まー、なんだ、
見られたくない感じでもあり
知られたくない感じだろ?色々と
お節介かもしんないけど
なんてゆーか、、、仲間として放ってはおけないから
辰央が俺らに言うキッカケになればいいし
俺としては辰央には頼られたいかな?」
「俺は蓮に頼ってると思うけど?」
「いや!足りない!もっと頼ってー?」
「……そう言われると逆に難しいな」
あれはボッチだから見られたくないって相談かと思った
だから、学祭に行ってありのままの自分を見られて、みんなに自分を話す機会になればいいなって位に考えてた
そうしたらもっと辰央と俺らの距離が近づくなって思ったんだ
もしかして
あれはもっと重い相談だった?
仲間として放っておけないとかキザなセリフ言いながら
辰央が何も言えないようにしたのは俺かもしんない
俺があぁ言ったら辰央は話を変えた訳だし、、、
「蓮、どうした?」
「いや、、、
俺やらかしたかもしんない」
そう言って、
頭を抱えた俺
あれから辰央は普通だった……か?
GWは勉強忙しいって言ってほぼ来なかった
旅行の話も反対しなかった
普通のフリしたのかもしれない
無理させてたかもしれない
「辰央……が、何か言うタイミングを、、、
潰したの俺かも…しんない」
テーブルに頭を突っ伏したままそう言った
トミさんもコウも黙ったままだった
思い出した
4月はじまってすぐ
今から1ヶ月以上前の会話
あれは、6月半ばにやる辰央の学校の文化祭の話をした日
「……蓮に相談がある」
「学祭の話?」
「うん……あのさ、実は、、、」
「待って!!
何となくだけど分かる
まー、なんだ、
見られたくない感じでもあり
知られたくない感じだろ?色々と
お節介かもしんないけど
なんてゆーか、、、仲間として放ってはおけないから
辰央が俺らに言うキッカケになればいいし
俺としては辰央には頼られたいかな?」
「俺は蓮に頼ってると思うけど?」
「いや!足りない!もっと頼ってー?」
「……そう言われると逆に難しいな」
あれはボッチだから見られたくないって相談かと思った
だから、学祭に行ってありのままの自分を見られて、みんなに自分を話す機会になればいいなって位に考えてた
そうしたらもっと辰央と俺らの距離が近づくなって思ったんだ
もしかして
あれはもっと重い相談だった?
仲間として放っておけないとかキザなセリフ言いながら
辰央が何も言えないようにしたのは俺かもしんない
俺があぁ言ったら辰央は話を変えた訳だし、、、
「蓮、どうした?」
「いや、、、
俺やらかしたかもしんない」
そう言って、
頭を抱えた俺
あれから辰央は普通だった……か?
GWは勉強忙しいって言ってほぼ来なかった
旅行の話も反対しなかった
普通のフリしたのかもしれない
無理させてたかもしれない
「辰央……が、何か言うタイミングを、、、
潰したの俺かも…しんない」
テーブルに頭を突っ伏したままそう言った
トミさんもコウも黙ったままだった
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