55 / 263
蓮
9
しおりを挟む
「何が?いいなって思ったの?」
「みんな仲がいいところ」
そう言ってギャーギャー騒いでる麗香たちを見た
麗香が辰央とコウを巻き込んで、なんか四人で煩くなってる
俺はありさと話してるから巻き込まれなかったヤツ
「傍観してないで参加したら?」
「見てるだけでもじゅうぶん楽しいよ?」
「ありさってさ、ここに来るの楽しい?」
オブラートに包んだ言い方した方がいいのかもしれないけど、そーゆーの苦手だから辞めた
「うん、楽しい
トミさん優しいし、また来たいなって思える場所」
「トミさんとよく話すの?」
「わりと早くからいるからね
何て言うか……実のおばあちゃんよりおばあちゃんって感じ」
ありさの言う意味わかるなーって
トミさんは俺から見てもばーちゃんよりばーちゃん
まぁ何より
ありさが楽しいと思うならいーんじゃない?
でも本当は
ありさが楽しいの中にある寂しいが強かった事も
辰央が限界な事も
しーちゃんが悩んでいる事も
コウが俺を呼ぶ理由も
麗香の孤独も
みんながみんな
何かを隠して笑っていた
「みんな仲がいいところ」
そう言ってギャーギャー騒いでる麗香たちを見た
麗香が辰央とコウを巻き込んで、なんか四人で煩くなってる
俺はありさと話してるから巻き込まれなかったヤツ
「傍観してないで参加したら?」
「見てるだけでもじゅうぶん楽しいよ?」
「ありさってさ、ここに来るの楽しい?」
オブラートに包んだ言い方した方がいいのかもしれないけど、そーゆーの苦手だから辞めた
「うん、楽しい
トミさん優しいし、また来たいなって思える場所」
「トミさんとよく話すの?」
「わりと早くからいるからね
何て言うか……実のおばあちゃんよりおばあちゃんって感じ」
ありさの言う意味わかるなーって
トミさんは俺から見てもばーちゃんよりばーちゃん
まぁ何より
ありさが楽しいと思うならいーんじゃない?
でも本当は
ありさが楽しいの中にある寂しいが強かった事も
辰央が限界な事も
しーちゃんが悩んでいる事も
コウが俺を呼ぶ理由も
麗香の孤独も
みんながみんな
何かを隠して笑っていた
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説
【完結】忌み子と呼ばれた公爵令嬢
美原風香
恋愛
「ティアフレア・ローズ・フィーン嬢に使節団への同行を命じる」
かつて、忌み子と呼ばれた公爵令嬢がいた。
誰からも嫌われ、疎まれ、生まれてきたことすら祝福されなかった1人の令嬢が、王国から追放され帝国に行った。
そこで彼女はある1人の人物と出会う。
彼のおかげで冷え切った心は温められて、彼女は生まれて初めて心の底から笑みを浮かべた。
ーー蜂蜜みたい。
これは金色の瞳に魅せられた令嬢が幸せになる、そんなお話。
見習いシスター、フランチェスカは今日も自らのために祈る
通りすがりの冒険者
ライト文芸
高校2年の安藤次郎は不良たちにからまれ、逃げ出した先の教会でフランチェスカに出会う。
スペインからやってきた美少女はなんと、あのフランシスコ・ザビエルを先祖に持つ見習いシスター!?
ゲーマー&ロック好きのものぐさなフランチェスカが巻き起こす笑って泣けて、時にはラブコメあり、時には海外を舞台に大暴れ!
破天荒で型破りだけど人情味あふれる見習いシスターのドタバタコメディー!
夢の国警備員~殺気が駄々洩れだけどやっぱりメルヘンがお似合い~
鏡野ゆう
ライト文芸
日本のどこかにあるテーマパークの警備スタッフを中心とした日常。
イメージ的には、あそことあそことあそことあそこを足して、4で割らない感じの何でもありなテーマパークです(笑)
※第7回ライト文芸大賞で奨励賞をいただきました。ありがとうございます♪※
カクヨムでも公開中です。
イレカワリ〜キミを絶対守り抜く!〜
道化の桃
ライト文芸
ある朝、目が覚めたら、身体が入れ替わっていた……その相手は友達でも恋人でもなく、なんと一歳になったばかりの息子!「この子はあたしが絶対守る!」と決心したシンママ・ヒカルは、周囲に助けられながら、出会いと別れ、恋と友情、たくさんの小さな冒険を乗り越えて、ソラタと一緒に成長していく。いつの日か、そんなヒカルを守ってくれる存在は現れるのか?「イレカワリ体質」の親子を描く、ほっこりホームドラマ。
腹黒上司が実は激甘だった件について。
あさの紅茶
恋愛
私の上司、坪内さん。
彼はヤバいです。
サラサラヘアに甘いマスクで笑った顔はまさに王子様。
まわりからキャーキャー言われてるけど、仕事中の彼は腹黒悪魔だよ。
本当に厳しいんだから。
ことごとく女子を振って泣かせてきたくせに、ここにきて何故か私のことを好きだと言う。
マジで?
意味不明なんだけど。
めっちゃ意地悪なのに、かいま見える優しさにいつしか胸がぎゅっとなってしまうようになった。
素直に甘えたいとさえ思った。
だけど、私はその想いに応えられないよ。
どうしたらいいかわからない…。
**********
この作品は、他のサイトにも掲載しています。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる