女子ゲーの世界へ転生するも18禁のカテゴライズに動揺する私だよ。

第 1 日目

　わたしはこの世界で生き抜く、いや、純潔を守る為には、ある程度の予習が必要だと悟った。

　まずは情報の整理だ。わたしは運が良いのか悪いのか、なんだかヒロインっぽい。業界では『 ピンク 』と呼ばれている。それを物語るかのようにわたしの衣装など、装飾品がほぼほぼピンクで揃えられていた。そして、わたしのアレもそれはもう、可愛らしいピンクだ。

　前世のわたしがこんな格好をしていたら、すぐさま学生等がほぼ手にしてるであろう、スマホの高画質カメラで一斉激写され、たちまちＳＮＳで拡散の餌食にされていただろう。

　何故かパンツに特化したこの18禁ゲーム、わたしは、このゲームの世界で生き抜く為に装備されたパンツがどの様なモノかが気になった。わたしはわたし自身の勝負下着？を確認しようと、どこかのクイズ番組で答えブツを覆う布を捲まくり上げるかのようにスカートをたくし上げてパンツブツを凝視する。

「 …うん、履いてない… 」

　ぎゃ～、無理無理無理無理ほんと無理ー！いやいやいやいや、タイトルの『 ぱんつゃ～ 』のパンツどこ行ったぁ～？と、そんな荒れるわたしの羞恥心とは裏腹に、優しい風がたくし上げたスカート下の草原を爽やかに靡かせていた。