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8人目
ドラゴン
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先頭に俺とシズク、真ん中に戦闘能力の低いメイラ、後ろにマサトとミレイという配置で胞子の中を行軍する。そんな『セーフゾーン』から出て、まだ五分ほどの頃。早速、魔物の姿が前方に見えた。
──ドラゴン、だ。
何かを喰らっているようで、こちらに背を向けて地面に頭を近づけている。あれはなんだ? グリ……フォンか!? 脚と脚の間からチラッと見えた真っ赤に染まる肉の欠片の、その翼と特徴的な頭部から俺は推測する。
視界の悪い状況だ、まだ俺とシズクしか気付いていない。まずは情報の共有だ、と俺は口を開く。
「全員、止まれ」
いつもよりやや語気を強めて、静かに俺が後ろに伝えればその緊張感が伝わったのか直ぐに全員が歩くのをやめた。
「……!?」
誰も何も言わないが、だからこそ前の巨大なドラゴンの姿に誰かが息を呑んだ音だけが聞こえる。
6層で遭遇したキングワーム、奴が地中から半身を出していた時の半分ぐらいのサイズ感だろうか。体高は20メートルはあるように見える。大きさではキングワームに劣ってはいるが、威圧感で言えば圧倒的にこちらの勝利だ。
「<鑑定>……パラサイトドラゴンか」
「カビが……生えてる?」
ミレイの言う通り、ドラゴン特有の艶に光る美しいはずの鱗は、薄茶色や焦げ茶色の綿のようなもので覆われていた。それらは全て菌類であるキノコなのだから、案外ミレイの言う「カビた」というのも正しい表現。
「寄生型の菌類に侵食された種だな。見た目こそ恐ろしいがドラゴンほどの知能も攻撃手段もない。慎重に対処すれば何とかなるだろうが、ここは迂回し──」
「三体同時でも?」
「──え?」
シズクの言葉に再び前を向けば、胞子煙の中、正面のパラサイトドラゴンの奥に、こちらを向いている同じ輪郭の影が見えた。さらに後ろからの地響きのような音、それに振り返ればもう一体、こちらは確実に俺たちを認識し、襲いかかろうとしているパラサイトドラゴンが居る。
「<武器召喚>」
「こんなだだっ広いとこは専門外なんだがね、ったく」
シズクの手には長剣が現れ、ミレイは太もものホルスターから銃を2丁両手に持つ。
「じゃあ私とリューロ、あとメイラの三人で前の二体を」
「後ろの一体はアタシとマサトね、了解!」
***
「<対象変更><隠密>」
俺はとりあえずシズクとメイラに<隠密>をかける。と、同時にシズクが地面を思い切り蹴る!
「<風蹴り>!」
「<結円>」
シズクが高速で宙を駆けるために胞子が舞う、その中でメイラは地面にしゃがみこんで手を地面にくっつけた。直後、真っ黒な手のひら大ほどの穴が現れる。
「それが例の?」
「えぇ、ここにスキルを打ち込めば、あのドラゴンの真下から出るわ!」
そう、メイラの持つ唯一の攻撃系スキルが<結円>だ。互いに能力を明かしあった時に言っていた通りだと、手が接触した部分とそこから半径50メートル以内に一つだけ小さなワープホールのようなものが作られる、だったか。
今回は前方のドラゴンの翼の下あたりに出口が作られたらしい。距離的にもそれが限界だったのだろう。
「<黒炎><爆雷>!」
遥か上空からシズクが、右手から大量の黒い炎、左手から一つの鋭い閃光を放つ雷玉を同時に、まだこちらに気付いてない食事中のパラサイトドラゴンへ降らせる。
「グォォォォオオオ!!!!」
「うるせぇ……! <水獄>!」
降り注ぐ<黒炎>の一つが、鱗の一端に接触した途端にドラゴンは鼓膜が破れるのではないかと心配になるほどの咆哮をあげる。
そんな中、片手で俺は自分の耳を抑えながらも、もう片方の手で魔人リンが使っていた水の拘束スキル<水獄>を<結円>に撃ち込む!
超高圧で水が対象を囲むように動き続けることで対象を閉じ込める<水獄>だが、その速度を保つために大きさは限られる。今回の場合、ドラゴンが大きすぎるために、ただ片翼の付け根を固定するだけに留まった。
が、それで十分だ。
飛んで逃げようとしたドラゴンを数瞬足止めする。ただそれだけでその刹那後には、対象を焼き尽くすまで消えない炎と、鱗を肉を骨を全て焼き砕き貫通するほどの凄まじい威力を持った雷がドラゴンの背中に襲いかかった。
「ッグォォォォオオオ……!!!!!!」
断末魔のような咆哮、それをあげながらも簡単に、殆ど無抵抗に一匹のパラサイトドラゴンは沈んでいく。
俺が改めて、メイラが初めて、シズクの強さに呆気に取られていたその時、もう一匹のパラサイトドラゴンが翼を広げた。
「シズク、もう一匹gっ!?」
忠告を叫ぼうとした口が強制的に閉じられる。
ドラゴンの翼が地面に叩きつけられた瞬間、バンッ──という衝撃が全身を襲ったのだ。突如何かに殴られた!? と勘違いするほどの威力、だが直ぐにそれがただの風圧だと気付く。
その衝撃で俺とメイラは一気に後方へ飛ばされ、そして空中を駆けていたシズクは激しく揺られる。体勢をかろうじて維持できているが、あの乱流の中だ、少しでも気を抜けば地面に真っ逆さまだろう。
下に溜まっていた胞子は全て吹き飛ばされ、宙を舞っていた胞子も全て吹き飛ばされ、遥か上空の雲すらも吹き飛ばされ、そして太陽が初めて世界を照らす。
ただの力押しの暴力だが、恐ろしいほどの規模。理外と言わざるを得ないほどの豪風が起こしたまさしく天変地異に唖然としていれば、何か頬を焼くような太陽とは違う熱を感じた。
だからその熱源を見れば、死んだと思っていたドラゴンが、口を大きく開けて真上を向いていた。口の中には青白く光る熱源が見えている。どんどんと増す光と熱、その先にはシズクが。
──ブレスっ!? マズっ……!!
「シズク!!! くそっ聞こえてない!」
さっきの咆哮のせいだ。あれで完全に耳がやられてしまってる。それに今シズクは自身の体勢を元に戻すのに必死、気付くはずもない!
あのままではシズクが消し炭になってしまう。もはや悩んでいる時間は無かった。というか考えるよりも先に体が動いていた。
「<転……移>っ!!!!」
ブレスを吐こうとしているドラゴンとシズクの間、その空中に俺の体は突如放り投げられる。
初めての転移で視界がグラグラと揺れて酷く気分が悪い。更に突風に吹かれて、せっかく転移したというのに体が遠くへ吹き飛ばされそうになる。
が、そんなことは関係ない。既に最高点に到達したであろうブレスがまさに今、奴の口を離れた。つまり、なによりも早くドラゴンのブレスが俺に到達する。
「『代償成就』、『自動防御の腕輪』を犠牲に次のスキルを強化! そして、<封印>!!!!!」
俺はそれに向けて、父から受け継いだスキルを発動する。たった一つの巨大な箱、ユリウス陛下から頂いた超貴重なアイテムを犠牲になし得た最大級の<封印>、これで全てを受け止める!!
真っ黒な箱が下を向く俺の眼前に現れた、とほぼ同タイミングでブレスがその箱に衝突した。
「うおぉぉぉぉ!!!!!!!」
──熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い!!!!
「<治癒><治癒><治癒><治癒>!」
痛みを感じるよりも早く、先に熱だけが皮膚を越えて肉を直接焼く。全てが真っ黒な箱に入ってくが、その余波だけでも十分に人を死に至らしめる威力だ。だから、俺は同時に自分に全力で<治癒>を行使し続ける!
そして、何分経ったのか、それとも何秒たったのか分からないが、体感では二十回ほど死を覚悟した時、唐突にふっと熱と光が消失した。代わりに箱の重さだけがずしりと伝わってくる。
「っはぁ……はぁっ、はぁっ」
防ぎきった……なんとか、本当にギリギリで。下を見れば、ブレスを放ったドラゴンは黒い炎に燃やされながら地面に突っ伏していた。それが本当に息絶えているのか、意識を失っているのは分からないが、ただ取り敢えず安心した。
そして安堵したからか、唐突に体の力が抜けていく。空中を自由落下していく。
「リューロ、後ろ!!!」
なにやらシズクが叫んでいる声が聞こえた。まるで水中に居るように声ですらもぼやけていたが、なんとか思考を回す。
──そうだ、ドラゴンはもう一体居たっけか……。
「……<開放>」
ほとんど意識のない中で、俺はブレスをもう一体に放った。
──ドラゴン、だ。
何かを喰らっているようで、こちらに背を向けて地面に頭を近づけている。あれはなんだ? グリ……フォンか!? 脚と脚の間からチラッと見えた真っ赤に染まる肉の欠片の、その翼と特徴的な頭部から俺は推測する。
視界の悪い状況だ、まだ俺とシズクしか気付いていない。まずは情報の共有だ、と俺は口を開く。
「全員、止まれ」
いつもよりやや語気を強めて、静かに俺が後ろに伝えればその緊張感が伝わったのか直ぐに全員が歩くのをやめた。
「……!?」
誰も何も言わないが、だからこそ前の巨大なドラゴンの姿に誰かが息を呑んだ音だけが聞こえる。
6層で遭遇したキングワーム、奴が地中から半身を出していた時の半分ぐらいのサイズ感だろうか。体高は20メートルはあるように見える。大きさではキングワームに劣ってはいるが、威圧感で言えば圧倒的にこちらの勝利だ。
「<鑑定>……パラサイトドラゴンか」
「カビが……生えてる?」
ミレイの言う通り、ドラゴン特有の艶に光る美しいはずの鱗は、薄茶色や焦げ茶色の綿のようなもので覆われていた。それらは全て菌類であるキノコなのだから、案外ミレイの言う「カビた」というのも正しい表現。
「寄生型の菌類に侵食された種だな。見た目こそ恐ろしいがドラゴンほどの知能も攻撃手段もない。慎重に対処すれば何とかなるだろうが、ここは迂回し──」
「三体同時でも?」
「──え?」
シズクの言葉に再び前を向けば、胞子煙の中、正面のパラサイトドラゴンの奥に、こちらを向いている同じ輪郭の影が見えた。さらに後ろからの地響きのような音、それに振り返ればもう一体、こちらは確実に俺たちを認識し、襲いかかろうとしているパラサイトドラゴンが居る。
「<武器召喚>」
「こんなだだっ広いとこは専門外なんだがね、ったく」
シズクの手には長剣が現れ、ミレイは太もものホルスターから銃を2丁両手に持つ。
「じゃあ私とリューロ、あとメイラの三人で前の二体を」
「後ろの一体はアタシとマサトね、了解!」
***
「<対象変更><隠密>」
俺はとりあえずシズクとメイラに<隠密>をかける。と、同時にシズクが地面を思い切り蹴る!
「<風蹴り>!」
「<結円>」
シズクが高速で宙を駆けるために胞子が舞う、その中でメイラは地面にしゃがみこんで手を地面にくっつけた。直後、真っ黒な手のひら大ほどの穴が現れる。
「それが例の?」
「えぇ、ここにスキルを打ち込めば、あのドラゴンの真下から出るわ!」
そう、メイラの持つ唯一の攻撃系スキルが<結円>だ。互いに能力を明かしあった時に言っていた通りだと、手が接触した部分とそこから半径50メートル以内に一つだけ小さなワープホールのようなものが作られる、だったか。
今回は前方のドラゴンの翼の下あたりに出口が作られたらしい。距離的にもそれが限界だったのだろう。
「<黒炎><爆雷>!」
遥か上空からシズクが、右手から大量の黒い炎、左手から一つの鋭い閃光を放つ雷玉を同時に、まだこちらに気付いてない食事中のパラサイトドラゴンへ降らせる。
「グォォォォオオオ!!!!」
「うるせぇ……! <水獄>!」
降り注ぐ<黒炎>の一つが、鱗の一端に接触した途端にドラゴンは鼓膜が破れるのではないかと心配になるほどの咆哮をあげる。
そんな中、片手で俺は自分の耳を抑えながらも、もう片方の手で魔人リンが使っていた水の拘束スキル<水獄>を<結円>に撃ち込む!
超高圧で水が対象を囲むように動き続けることで対象を閉じ込める<水獄>だが、その速度を保つために大きさは限られる。今回の場合、ドラゴンが大きすぎるために、ただ片翼の付け根を固定するだけに留まった。
が、それで十分だ。
飛んで逃げようとしたドラゴンを数瞬足止めする。ただそれだけでその刹那後には、対象を焼き尽くすまで消えない炎と、鱗を肉を骨を全て焼き砕き貫通するほどの凄まじい威力を持った雷がドラゴンの背中に襲いかかった。
「ッグォォォォオオオ……!!!!!!」
断末魔のような咆哮、それをあげながらも簡単に、殆ど無抵抗に一匹のパラサイトドラゴンは沈んでいく。
俺が改めて、メイラが初めて、シズクの強さに呆気に取られていたその時、もう一匹のパラサイトドラゴンが翼を広げた。
「シズク、もう一匹gっ!?」
忠告を叫ぼうとした口が強制的に閉じられる。
ドラゴンの翼が地面に叩きつけられた瞬間、バンッ──という衝撃が全身を襲ったのだ。突如何かに殴られた!? と勘違いするほどの威力、だが直ぐにそれがただの風圧だと気付く。
その衝撃で俺とメイラは一気に後方へ飛ばされ、そして空中を駆けていたシズクは激しく揺られる。体勢をかろうじて維持できているが、あの乱流の中だ、少しでも気を抜けば地面に真っ逆さまだろう。
下に溜まっていた胞子は全て吹き飛ばされ、宙を舞っていた胞子も全て吹き飛ばされ、遥か上空の雲すらも吹き飛ばされ、そして太陽が初めて世界を照らす。
ただの力押しの暴力だが、恐ろしいほどの規模。理外と言わざるを得ないほどの豪風が起こしたまさしく天変地異に唖然としていれば、何か頬を焼くような太陽とは違う熱を感じた。
だからその熱源を見れば、死んだと思っていたドラゴンが、口を大きく開けて真上を向いていた。口の中には青白く光る熱源が見えている。どんどんと増す光と熱、その先にはシズクが。
──ブレスっ!? マズっ……!!
「シズク!!! くそっ聞こえてない!」
さっきの咆哮のせいだ。あれで完全に耳がやられてしまってる。それに今シズクは自身の体勢を元に戻すのに必死、気付くはずもない!
あのままではシズクが消し炭になってしまう。もはや悩んでいる時間は無かった。というか考えるよりも先に体が動いていた。
「<転……移>っ!!!!」
ブレスを吐こうとしているドラゴンとシズクの間、その空中に俺の体は突如放り投げられる。
初めての転移で視界がグラグラと揺れて酷く気分が悪い。更に突風に吹かれて、せっかく転移したというのに体が遠くへ吹き飛ばされそうになる。
が、そんなことは関係ない。既に最高点に到達したであろうブレスがまさに今、奴の口を離れた。つまり、なによりも早くドラゴンのブレスが俺に到達する。
「『代償成就』、『自動防御の腕輪』を犠牲に次のスキルを強化! そして、<封印>!!!!!」
俺はそれに向けて、父から受け継いだスキルを発動する。たった一つの巨大な箱、ユリウス陛下から頂いた超貴重なアイテムを犠牲になし得た最大級の<封印>、これで全てを受け止める!!
真っ黒な箱が下を向く俺の眼前に現れた、とほぼ同タイミングでブレスがその箱に衝突した。
「うおぉぉぉぉ!!!!!!!」
──熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い!!!!
「<治癒><治癒><治癒><治癒>!」
痛みを感じるよりも早く、先に熱だけが皮膚を越えて肉を直接焼く。全てが真っ黒な箱に入ってくが、その余波だけでも十分に人を死に至らしめる威力だ。だから、俺は同時に自分に全力で<治癒>を行使し続ける!
そして、何分経ったのか、それとも何秒たったのか分からないが、体感では二十回ほど死を覚悟した時、唐突にふっと熱と光が消失した。代わりに箱の重さだけがずしりと伝わってくる。
「っはぁ……はぁっ、はぁっ」
防ぎきった……なんとか、本当にギリギリで。下を見れば、ブレスを放ったドラゴンは黒い炎に燃やされながら地面に突っ伏していた。それが本当に息絶えているのか、意識を失っているのは分からないが、ただ取り敢えず安心した。
そして安堵したからか、唐突に体の力が抜けていく。空中を自由落下していく。
「リューロ、後ろ!!!」
なにやらシズクが叫んでいる声が聞こえた。まるで水中に居るように声ですらもぼやけていたが、なんとか思考を回す。
──そうだ、ドラゴンはもう一体居たっけか……。
「……<開放>」
ほとんど意識のない中で、俺はブレスをもう一体に放った。
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