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ハッピーエンドで結の承
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「ほんとにもう、どれだけ泣いてるんだよ……昼になるかと思ったよ」
「あんらぁ、僕ちゃん。陰でこっそり貰い泣きしてた子の言葉とは思えないわねぇ」
「ちょ、バラさないでよ……ミズチ」
「おがあしゃまも、おじぇえざまも良がっだでずわー……ワダグジ感激でぢゅの……」
「ありがとう、マシュー。もう大丈夫だから貴女も泣き止んで」
「そうね、折角かわいい娘が帰って来たんですもの。そうだキース、朝食の用意は出来ていますか?」
「勿論です、奥様。厨房の者達がお嬢様の為に張り切って……張り切り過ぎてテーブルから溢れそうになってるので、出来れば早くご移動を……」
「あらあら、まぁまぁ……」
レイガルドとミズチ、マシューとフィアル、マリエルとキルヒアイス。6人の男女……もとい5人と一柱の会話は、そのまま賑やかに食卓へと移動した。
そこでも会話は弾み、大量の皿に載った大量の料理は消費出来るとは思えぬ量であったが、屋敷の者達総出席の立食パーティーに早変わりする事で、何とかその数を減らしていく最中……ミズチがフィアルへと問いかけた。
「随分スッキリした顔してるじゃない。そろそろ『あいつ』と向き合ってあげてもいいんじゃないの?」
「違うの、ミズチ……私に『シン』と会う資格なんてないの……私なんかじゃシンの傍にいる資格なんて」
「ああーん、もう暗ーーーーっっいわねえぇ!女の腐った様な事、言ってんじゃなーいわよぉッ!」
「私、女なんだけど……ミズチ?」
「よくって、フィアル!?『いい女』ってのは自分の価値を正しく理解して、少しだけ高く売る賢い女の事を言うのよ!安く見積もってるクセに、売りにも出さないとかアンタ何様よッ!?」
「大丈夫ですわ、オネェ。ワタクシが幾らでも買い占めますから!」
「マシュー!アンタもいい加減覚悟決めなさい!フィアルが戻って来たんだから、もう言い逃れは出来ないわよ!?」
「うっ……それはぁ……まぁ、お姉様の本当の妹になれる訳ですし……やぶさかでは無いのですが……」
「あらまぁ、やっぱアンタは肝が据わってるじゃない。どうなのよ、フィアル?妹になる小娘に差をつけられてるわよ?」
「小娘じゃありませんわっ!立派なレディですの!」
「そこでムキにならなかったら、次のステージを教えてあげたのにねぇ。やっぱ、まだマシューには早いわね」
「えっ?なんですのオネェ、『淑女への道~インストラクション・ワン~』の続きを伝授して貰えますの!?」
「……ミズチ、あんまりマシューに変な事を吹き込まないでね……」
「あんらぁー、失礼しちゃうわねぇ。アタシとアンタ達じゃ女としてのレベルが違うのよぉ。フィアルも知ればモテモテ街道まっしぐらの、究極にして至高のメソッドなんだからぁ!」
「そんな方法知らなくていいわよ……でも、そうよね。シンにこのまま知らない振りなんて出来る訳ないよね……」
「あんらぁ?予想外の方向から覚悟が決まったみたいね?アンタのその後ろ向きでも前に進もうとする姿勢……アタシは好きよ。大丈夫、言いたいこと言いなさい。それを受け止める器量の無い奴なんか、こっちからお断りすればいいだけなんだから」
「そうですわ、お姉様!オネエが違うのはレベルじゃなくて性別ですもの!そんなの気にするだけ些細な事ですわっ!」
「あんらぁ!いいこと言うじゃないの!細かい事をグチグチ引きずるなんて人生損してるわよぉ!……でもマシューは後でお仕置きね」
「しょんなぁ……オネエェェ……」
本当にミズチとマシューは仲が良い。フィアルがシンから神器を授けられていなければ、ミズチがマシューへと授けていたんじゃなかろうかと思える程に。
そうだ……何も恐れる事は無い。自分は嫌われて当然の事を言って、嫌われて当然の事をした。子供の我が儘で……だからシンに嫌われていたとしても、それは当然の罪。罪には罰を受けねばならない。例え、オロチが、カガチが、フウが許してくれたとしてもだ。そのどれもが大事な約束なら、残るのは順番だけだから……
「それじゃあミズチ……お願いしていい?」
「モチロン、OKよぉ。シンリュウと代わるわよん……って、あらっ?」
「どうしたの?」
「変ねぇ……アイツ、呼びかけに応えもしないわ。こないだまで『これでフィアルと……』とか『俺から逃げられると思うなよ、フィアル』とかブツブツ言ってたのにねぇ。タイミング悪いわぁ……」
「ちょっと!?ミズチ!?」
「今更これ位でビビってどうすんのよ?神々の盟約を破棄した割には小心者ねぇ」
呆れて笑うミズチだったが、フィアルにとっては洒落にならない……ヤマタノオロチである頭達は、皆フィアルと家族の様に接してくれる。オロチは祖父、カガチは兄、フウは妹、ミズチは……
「頼りになる美人な姉でしょ?」
「考えてる事を読まないで……」
……他にも大小差異はあれど、接し方は肉親へのそれに近い。だが、シンリュウは違う。完全に恋人へのそれなのだ……フィアルが結婚出来る歳になった時から、その症状は顕著だった。婚約者がいる事などお構い無しで……純潔を汚されるまでには及んでいないが、貴族令嬢としては……ある意味、純潔よりも守らなければいけない唇を奪われた事は……一度や二度ではない。その度にフィアルは、あれは家族とのキスだからノーカウントだと自分に言い聞かせたのであった。
そのシンリュウことシンが、フィアルでも聞いた事の無いような執念の言霊を上げていると言うのなら……
一体何を計画しているのか?フィアルは考えるだけで背中に悪寒が止まらなくなる。確かに罰を受けなければならないと覚悟は決めているが、何をされるのか恐怖しても仕方のない事である。結婚はしたが経験のないフィアルには……
「だーい丈夫よー、幾らアイツでもいきなり取って食ったりし……てきた所で、操を守る義務も、貞淑を誓う相手も居なくなったんだからぁ……」
「だったら私の目を見て言ってくれないかなぁ……」
あさっての方向に目を向けるミズチの頬に、冷や汗が通るのを眺めるフィアルの決意が、最早『風前の灯火』である。立ち止まらないとは心に決めたが、無理矢理進むのは良くないんじゃないかなぁ……何て考えが頭に過ぎる。
「あんらぁ!もう、フィアルったらぁ!アンタにお願いされた以上、アタシはキチンとやり遂げるわよぉ!オカマ舐めんじゃなーいわよぉーッ!」
気合い充分。掛け声と共にミズチの前に魔法陣が浮かび上がると、その中へと派手な振袖をなびかせながらミズチが腕を突っ込んだ。
「ちょっと!『ダイちゃん』起きなさい!アンタの出番よ……もう……」
そこから何かを引っ張り出そうとするが、何かは引っかかってビクともしない……それでも引き抜こうと必死なミズチの……
「オラァ!!出て来いやッ!!!」
野太い声がパーティー会場となった食堂に響き渡ったが、ミズチはそのまま消えていったので……誰もが誰も気まずい空気にはならないで済んだのであった。代わりに出現したのは……
「せからしかのぉ……そげん無理に起こさんでもよかろーもん……(うるさいですね、そんなに無理に起こさなくてもいいでしょう)」
アースカラーの髪色をした、天使のように愛らしい顔をした少年であった。着ている物は、だぼだぼの寝間着の様な白装束。年齢は10になったかならないかの辺りであろうか?ふっくらした唇からは似つかわしくない方言が聞こえてくるが……
「あっ、フィアルやん。ひさしかぶりやね(これはフィアル、お久しぶりですね)」
「久し振りね『ダイチ』、起こしてごめんね」
「よかよ……ああ、ハイハイそげんこつね。ちょっと待っとって、すぐにシンリュウば呼ぶけん(いいですよ。ああ、成る程そう言う事ですか。少々お待ち下さい、すぐにシンリュウへ連絡します)」
そんな違和感を無視して言葉を続ける少年の名は『蛇威地』。地を司る龍で、見た目は少年だが実際には悠久の時を生きてきた龍神の一柱である。彼には大地を操る能力の他に、ヤマタノオロチの中でも特別な能力があった。
「---『調停者』が命づる……顕現せよ、龍が頭シンリュウ---」
調停者……コーディネーターとも呼ぶそれは、文字通り八つの頭に各々意志を宿すヤマタノオロチの調停を司る。その呼び掛けには、例え首領であっても拒否する事は出来ない。また、呼び出すのは実体ではなく精神体なので、使役者の負担にもならない優れた能力を持っている。
ダイチ自身は調停者である以上、己の意見を潜める為にも普段は寝て過ごしているので、召還にも滅多に出てくる事は無いのだが……ミズチの気合いの賜物である。
そのダイチが紡ぐ言の葉に合わせて、薄ぼんやりした光が寄り集まり人の形を成していく。実体では無いので少し透けて見えるが……その姿は5年前と変わらない。フィアルが別れた当時のままの、変わらないシンリュウ……シンの姿であった。
「あんらぁ、僕ちゃん。陰でこっそり貰い泣きしてた子の言葉とは思えないわねぇ」
「ちょ、バラさないでよ……ミズチ」
「おがあしゃまも、おじぇえざまも良がっだでずわー……ワダグジ感激でぢゅの……」
「ありがとう、マシュー。もう大丈夫だから貴女も泣き止んで」
「そうね、折角かわいい娘が帰って来たんですもの。そうだキース、朝食の用意は出来ていますか?」
「勿論です、奥様。厨房の者達がお嬢様の為に張り切って……張り切り過ぎてテーブルから溢れそうになってるので、出来れば早くご移動を……」
「あらあら、まぁまぁ……」
レイガルドとミズチ、マシューとフィアル、マリエルとキルヒアイス。6人の男女……もとい5人と一柱の会話は、そのまま賑やかに食卓へと移動した。
そこでも会話は弾み、大量の皿に載った大量の料理は消費出来るとは思えぬ量であったが、屋敷の者達総出席の立食パーティーに早変わりする事で、何とかその数を減らしていく最中……ミズチがフィアルへと問いかけた。
「随分スッキリした顔してるじゃない。そろそろ『あいつ』と向き合ってあげてもいいんじゃないの?」
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「ああーん、もう暗ーーーーっっいわねえぇ!女の腐った様な事、言ってんじゃなーいわよぉッ!」
「私、女なんだけど……ミズチ?」
「よくって、フィアル!?『いい女』ってのは自分の価値を正しく理解して、少しだけ高く売る賢い女の事を言うのよ!安く見積もってるクセに、売りにも出さないとかアンタ何様よッ!?」
「大丈夫ですわ、オネェ。ワタクシが幾らでも買い占めますから!」
「マシュー!アンタもいい加減覚悟決めなさい!フィアルが戻って来たんだから、もう言い逃れは出来ないわよ!?」
「うっ……それはぁ……まぁ、お姉様の本当の妹になれる訳ですし……やぶさかでは無いのですが……」
「あらまぁ、やっぱアンタは肝が据わってるじゃない。どうなのよ、フィアル?妹になる小娘に差をつけられてるわよ?」
「小娘じゃありませんわっ!立派なレディですの!」
「そこでムキにならなかったら、次のステージを教えてあげたのにねぇ。やっぱ、まだマシューには早いわね」
「えっ?なんですのオネェ、『淑女への道~インストラクション・ワン~』の続きを伝授して貰えますの!?」
「……ミズチ、あんまりマシューに変な事を吹き込まないでね……」
「あんらぁー、失礼しちゃうわねぇ。アタシとアンタ達じゃ女としてのレベルが違うのよぉ。フィアルも知ればモテモテ街道まっしぐらの、究極にして至高のメソッドなんだからぁ!」
「そんな方法知らなくていいわよ……でも、そうよね。シンにこのまま知らない振りなんて出来る訳ないよね……」
「あんらぁ?予想外の方向から覚悟が決まったみたいね?アンタのその後ろ向きでも前に進もうとする姿勢……アタシは好きよ。大丈夫、言いたいこと言いなさい。それを受け止める器量の無い奴なんか、こっちからお断りすればいいだけなんだから」
「そうですわ、お姉様!オネエが違うのはレベルじゃなくて性別ですもの!そんなの気にするだけ些細な事ですわっ!」
「あんらぁ!いいこと言うじゃないの!細かい事をグチグチ引きずるなんて人生損してるわよぉ!……でもマシューは後でお仕置きね」
「しょんなぁ……オネエェェ……」
本当にミズチとマシューは仲が良い。フィアルがシンから神器を授けられていなければ、ミズチがマシューへと授けていたんじゃなかろうかと思える程に。
そうだ……何も恐れる事は無い。自分は嫌われて当然の事を言って、嫌われて当然の事をした。子供の我が儘で……だからシンに嫌われていたとしても、それは当然の罪。罪には罰を受けねばならない。例え、オロチが、カガチが、フウが許してくれたとしてもだ。そのどれもが大事な約束なら、残るのは順番だけだから……
「それじゃあミズチ……お願いしていい?」
「モチロン、OKよぉ。シンリュウと代わるわよん……って、あらっ?」
「どうしたの?」
「変ねぇ……アイツ、呼びかけに応えもしないわ。こないだまで『これでフィアルと……』とか『俺から逃げられると思うなよ、フィアル』とかブツブツ言ってたのにねぇ。タイミング悪いわぁ……」
「ちょっと!?ミズチ!?」
「今更これ位でビビってどうすんのよ?神々の盟約を破棄した割には小心者ねぇ」
呆れて笑うミズチだったが、フィアルにとっては洒落にならない……ヤマタノオロチである頭達は、皆フィアルと家族の様に接してくれる。オロチは祖父、カガチは兄、フウは妹、ミズチは……
「頼りになる美人な姉でしょ?」
「考えてる事を読まないで……」
……他にも大小差異はあれど、接し方は肉親へのそれに近い。だが、シンリュウは違う。完全に恋人へのそれなのだ……フィアルが結婚出来る歳になった時から、その症状は顕著だった。婚約者がいる事などお構い無しで……純潔を汚されるまでには及んでいないが、貴族令嬢としては……ある意味、純潔よりも守らなければいけない唇を奪われた事は……一度や二度ではない。その度にフィアルは、あれは家族とのキスだからノーカウントだと自分に言い聞かせたのであった。
そのシンリュウことシンが、フィアルでも聞いた事の無いような執念の言霊を上げていると言うのなら……
一体何を計画しているのか?フィアルは考えるだけで背中に悪寒が止まらなくなる。確かに罰を受けなければならないと覚悟は決めているが、何をされるのか恐怖しても仕方のない事である。結婚はしたが経験のないフィアルには……
「だーい丈夫よー、幾らアイツでもいきなり取って食ったりし……てきた所で、操を守る義務も、貞淑を誓う相手も居なくなったんだからぁ……」
「だったら私の目を見て言ってくれないかなぁ……」
あさっての方向に目を向けるミズチの頬に、冷や汗が通るのを眺めるフィアルの決意が、最早『風前の灯火』である。立ち止まらないとは心に決めたが、無理矢理進むのは良くないんじゃないかなぁ……何て考えが頭に過ぎる。
「あんらぁ!もう、フィアルったらぁ!アンタにお願いされた以上、アタシはキチンとやり遂げるわよぉ!オカマ舐めんじゃなーいわよぉーッ!」
気合い充分。掛け声と共にミズチの前に魔法陣が浮かび上がると、その中へと派手な振袖をなびかせながらミズチが腕を突っ込んだ。
「ちょっと!『ダイちゃん』起きなさい!アンタの出番よ……もう……」
そこから何かを引っ張り出そうとするが、何かは引っかかってビクともしない……それでも引き抜こうと必死なミズチの……
「オラァ!!出て来いやッ!!!」
野太い声がパーティー会場となった食堂に響き渡ったが、ミズチはそのまま消えていったので……誰もが誰も気まずい空気にはならないで済んだのであった。代わりに出現したのは……
「せからしかのぉ……そげん無理に起こさんでもよかろーもん……(うるさいですね、そんなに無理に起こさなくてもいいでしょう)」
アースカラーの髪色をした、天使のように愛らしい顔をした少年であった。着ている物は、だぼだぼの寝間着の様な白装束。年齢は10になったかならないかの辺りであろうか?ふっくらした唇からは似つかわしくない方言が聞こえてくるが……
「あっ、フィアルやん。ひさしかぶりやね(これはフィアル、お久しぶりですね)」
「久し振りね『ダイチ』、起こしてごめんね」
「よかよ……ああ、ハイハイそげんこつね。ちょっと待っとって、すぐにシンリュウば呼ぶけん(いいですよ。ああ、成る程そう言う事ですか。少々お待ち下さい、すぐにシンリュウへ連絡します)」
そんな違和感を無視して言葉を続ける少年の名は『蛇威地』。地を司る龍で、見た目は少年だが実際には悠久の時を生きてきた龍神の一柱である。彼には大地を操る能力の他に、ヤマタノオロチの中でも特別な能力があった。
「---『調停者』が命づる……顕現せよ、龍が頭シンリュウ---」
調停者……コーディネーターとも呼ぶそれは、文字通り八つの頭に各々意志を宿すヤマタノオロチの調停を司る。その呼び掛けには、例え首領であっても拒否する事は出来ない。また、呼び出すのは実体ではなく精神体なので、使役者の負担にもならない優れた能力を持っている。
ダイチ自身は調停者である以上、己の意見を潜める為にも普段は寝て過ごしているので、召還にも滅多に出てくる事は無いのだが……ミズチの気合いの賜物である。
そのダイチが紡ぐ言の葉に合わせて、薄ぼんやりした光が寄り集まり人の形を成していく。実体では無いので少し透けて見えるが……その姿は5年前と変わらない。フィアルが別れた当時のままの、変わらないシンリュウ……シンの姿であった。
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