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side 蘇芳

4.安曇さんは、執着心が強いワンコから逃げれない

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「はぁ………、すおぅ。そこ、もっと………」

可愛いネコが、俺に組敷かれて淫らに啼く。過ぎる快楽にカリカリと背中に爪を立ててくるのが愛しくて堪らない。

俺の昂りを、甘く強請るように締め付けてくる後孔にググっとねじ込んでやると、嬉しそうに一際高く啼き声を上げた。

「ゃぁ……、お、く……。奥すぎ……ぁ……。や、あ、あ、ぁぁ……っ!それ、ヤバい………っ!は、ぁ……」

「…っ安曇さんは、ココ好きでしょ?嫌なの?止める?」

ゆるゆると腰を蠢かすと、安曇さんはふるりと身体を震わせて、恥ずかしそうに顔を背けた。ツンなネコは、お強請りするのが恥ずかしいらしい。

それなら………。

ゆっくりと昂りを引き抜き、浅い部分でくぽくぽと動かしてやる。前立腺をカリでしつこくイジめると、安曇さんは……………。

「ッッツツ!!?あっ、や、や、や……、や、だぁ…。ソコ、だめ……っ。ぁ、や、クる……っ、クるよぉ……すおぅ……っ」

艶と甘さを存分に含ませて、止めどなく嬌声を上げ始める。
追い詰めるように容赦なく腰を動かすと、プシっと音なき音がして俺の腹を温かく湿らせてきた。

「安曇さん、潮吹くの上手くなりましたね?気持ちいい?」

「……っ、は、ぁ……、ぁ、きもち、いー……」

わざと耳元で煽るように囁くと、彼はカクカクと小さく頷いた。そしてトロリと熟れた果実のように甘い瞳を俺に向けると、回らない舌で可愛く次の刺激を強請ってきた。

「すおー……。おく……、奥にも、ちょうだい?」

切なそうに呟き、ちろりと赤い舌で唇を舐める。そろりと腕を持ち上げると、柔らかなタッチで結合部分を指でなぞってきた。それだけで、俺のモノに血が集まって、更に硬く太くその存在を主張してしまう。

ホンっと俺を煽るのが上手いよね、この人。

期待されたなら、応えたくなるのがワンコの気質。
ぐいっと脚を持ち上げると、俺は最奥を目指して腰を容赦なく律動させ始めた。甘い痺れが腰に蠢く。

「っ、は……!安曇さん、最高……っ!良すぎて、腰、止まんない……っ」

「ん…ん、ぁ………、イイ、すおー……っ、ぁ……っ」

俺の飼い主は、ペットの事を良く理解してる。甘い啼き声も、淫らなお強請りも、何よりも強固なリードに成り得る事を知っているんだ。

あぁ、安曇さん。しっかりリードを握って離さないで。
そうしたら。

ーーーーそうしたら、俺も貴方をドロドロに甘やかしてあげるから。

うっそりと笑う。俺の裏の姿なんか知らなくていいから。ずっと俺だけのネコでいてね、安曇さん。

「…………………っ!!」

声もなく達した安曇さんの容赦ない締め付けに、俺も彼の中に白濁を撒き散らす。
可愛い、可愛い俺のネコ。これからも、こうやってたくさんマーキングしてあげる。
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