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「どうかな?孕める男が婚姻しないで30歳を迎えると、娼館に強制収容されるだろ?何とか、それだけは阻止したいと、兄上は頑張ってくれているのだけれど・・神殿側としては、例外を認めたくないみたい」

ジークフリートは、僕の話にすぐに反応を示してくれた。

「なるほどな。例外を認めると、次々に裁判を起こされそうだからな。神殿としても必死だろ。だが、ミカエルの場合は、明らかに神殿側のミスだろ?その事まで否定しているのか?」

「そうではないみたい。神殿側はミスを認めて、金で解決したがっていると・・兄上から聞いた。まあ、兄上はその話を、速攻で蹴ったみたいだけどね」

「ミカエルが、娼館行き・・」

ジークフリートが居心地悪そうに呟いたので、思い付きで僕は聞いていた。

「ジークフリートは、13歳のプリプリお尻に魅力を感じないって言っていたよね?ひょっとして、娼館で年増のお尻にスリスリしているの、ジークフリート?」

「ギクッ」

ジークフリートは、わざわざ擬音を口にした。相変わらずだなぁ。


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