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第11話 遂に処女喪失?
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◆◆◆◆◆◆
アーサーが私の首筋に熱いキスを落とした瞬間、不意に蓮の言葉を思い出した。
『アーサーを愛してセックスしろよ。そうすれば、元の世界に戻れるかもしれない』
って、ちょっとまって!
このままいっちゃうと‥‥私、処女消失しちゃうかも。でも、まだ心の準備が!アーサーはそりゃいい男だけど、ちょっと前まで私は男だったんだよ?
おちんちんありの男だったんだよ!
「ちょ、アーサー。いやぁ、まって‥‥っあっ、んぁっ!!」
アーサーが私の胸の谷間に唇を移し、肌をきつく吸って紅い痕を残す。彼は私の胸を両手で揉みこみながら、顔を谷間に埋めると私に囁いた。
「トモヤ、感じやすい体をしているな。乳首が布越しでも立ってるのがわかる」
「嘘っ!?やだ、そんなこと言わないでよ。」
私は頬を真っ赤にして、アーサーに抗議した。アーサーはくくっと笑いながら、布越しにピンと立った乳首を摘むと口に含んだ。
布越しの愛撫だというのに、私は涙目になって体の奥がじんじんするのを感じた。その熱は下半身へと移動して、股の間を濡らしていく。
私は恥ずかしくて、愛液が出たことに気づかれまいとした。でも、甘い香りがスカートの中からもれ出る。アーサーはその甘い香りに気が付き嬉しそうに微笑んだ。
「うっ‥‥やっ、恥ずかしい‥」
私は恥ずかしくて両手で顔を覆った。アーサーはその手を掴むと左右に開けて、真っ赤な私の顔を覗き込む。そして、アーサーが強引に唇を奪った。
「ふっ‥‥‥ん、んっ‥‥」
くちゅりと、アーサーの舌が私の咥内を犯す。その度に胸が高鳴り彼が唇を解放した時に、思わず甘い吐息を漏らしていた。
「はぁ‥‥‥ぁあ、アーサー」
「トモヤ‥‥‥可愛いな」
あぁ、わたし。
完全に今夜‥‥処女を喪失しちゃう。
もしかしたら、これで一気に元の世界に戻れたりして。そうなったら、アーサーともお別れなのかな。
えっ、何この感傷的気分?
ひょっとして、私ってばアーサーに惚れちゃったとか?『愛する人』にいきなり出逢っちゃったって事なの!?
しかも、セックス目前!!
「すまない‥‥‥トモヤ。」
すまない事なんてないよ。遠慮せずに、ずこっとやっちゃって。こっちは元男なんだから大丈夫。ここまできたら男は性欲を止められないよね?
「いいのよ、アーサー」
突っ込んでも許してあげる。
あ~、私って寛大。
「疲れて‥‥ペニスが勃起しない。さっき、魔法使いとの契約に力を使い過ぎて‥‥性根尽き果てたようだ。レンのやつ、この事が分ってて‥‥俺にトモヤをあっさり預けたんだな。駄目だ、疲れた。眠い。トモヤ‥‥このままお前の胸で眠らせてくれ。」
「えっ。ええええぇ゙ぇ!?」
アーサーはそう言ったきり、私の胸の谷間に顔を埋めると、とても幸せそうな顔で眠りに付いた。
嘘だろっと思った私はアーサーの頭を叩いたり耳をひっぱたりした。だが、反応はない。完全に熟睡している。
「嘘でしょぉ。私の覚悟を返せ!」
私は泣きべそをかきながら、男を胸に抱いたままベッドに横たわる。
虚しい。
それでも元男ゆえに、疲れてペニスが勃起しない時があることを知っている。だから、アーサーを責めることもできない。でも、自分だけで体を熱くして、自分だけ感じて、股が愛液でべたべたしてる。
あまりに情けない状態。
そんな時だった。アーサーの部屋の扉がノックもなしに開いて、妹のモモが猫のごとくすばやく入ってきて、そのままベッドに乗り込んできた。しかも、その姿が‥‥。
「モモぉおおおーーーー!!どうして裸なんだ。水着はどうした。ま、まさか、ロリ男に襲われたのか!?うわぁあああ。モモーーーー!!」
私は胸で眠るアーサーを蹴飛ばして妹を抱きしめると、涙ながらに叫んでいた。
◆◆◆◆◆◆
アーサーが私の首筋に熱いキスを落とした瞬間、不意に蓮の言葉を思い出した。
『アーサーを愛してセックスしろよ。そうすれば、元の世界に戻れるかもしれない』
って、ちょっとまって!
このままいっちゃうと‥‥私、処女消失しちゃうかも。でも、まだ心の準備が!アーサーはそりゃいい男だけど、ちょっと前まで私は男だったんだよ?
おちんちんありの男だったんだよ!
「ちょ、アーサー。いやぁ、まって‥‥っあっ、んぁっ!!」
アーサーが私の胸の谷間に唇を移し、肌をきつく吸って紅い痕を残す。彼は私の胸を両手で揉みこみながら、顔を谷間に埋めると私に囁いた。
「トモヤ、感じやすい体をしているな。乳首が布越しでも立ってるのがわかる」
「嘘っ!?やだ、そんなこと言わないでよ。」
私は頬を真っ赤にして、アーサーに抗議した。アーサーはくくっと笑いながら、布越しにピンと立った乳首を摘むと口に含んだ。
布越しの愛撫だというのに、私は涙目になって体の奥がじんじんするのを感じた。その熱は下半身へと移動して、股の間を濡らしていく。
私は恥ずかしくて、愛液が出たことに気づかれまいとした。でも、甘い香りがスカートの中からもれ出る。アーサーはその甘い香りに気が付き嬉しそうに微笑んだ。
「うっ‥‥やっ、恥ずかしい‥」
私は恥ずかしくて両手で顔を覆った。アーサーはその手を掴むと左右に開けて、真っ赤な私の顔を覗き込む。そして、アーサーが強引に唇を奪った。
「ふっ‥‥‥ん、んっ‥‥」
くちゅりと、アーサーの舌が私の咥内を犯す。その度に胸が高鳴り彼が唇を解放した時に、思わず甘い吐息を漏らしていた。
「はぁ‥‥‥ぁあ、アーサー」
「トモヤ‥‥‥可愛いな」
あぁ、わたし。
完全に今夜‥‥処女を喪失しちゃう。
もしかしたら、これで一気に元の世界に戻れたりして。そうなったら、アーサーともお別れなのかな。
えっ、何この感傷的気分?
ひょっとして、私ってばアーサーに惚れちゃったとか?『愛する人』にいきなり出逢っちゃったって事なの!?
しかも、セックス目前!!
「すまない‥‥‥トモヤ。」
すまない事なんてないよ。遠慮せずに、ずこっとやっちゃって。こっちは元男なんだから大丈夫。ここまできたら男は性欲を止められないよね?
「いいのよ、アーサー」
突っ込んでも許してあげる。
あ~、私って寛大。
「疲れて‥‥ペニスが勃起しない。さっき、魔法使いとの契約に力を使い過ぎて‥‥性根尽き果てたようだ。レンのやつ、この事が分ってて‥‥俺にトモヤをあっさり預けたんだな。駄目だ、疲れた。眠い。トモヤ‥‥このままお前の胸で眠らせてくれ。」
「えっ。ええええぇ゙ぇ!?」
アーサーはそう言ったきり、私の胸の谷間に顔を埋めると、とても幸せそうな顔で眠りに付いた。
嘘だろっと思った私はアーサーの頭を叩いたり耳をひっぱたりした。だが、反応はない。完全に熟睡している。
「嘘でしょぉ。私の覚悟を返せ!」
私は泣きべそをかきながら、男を胸に抱いたままベッドに横たわる。
虚しい。
それでも元男ゆえに、疲れてペニスが勃起しない時があることを知っている。だから、アーサーを責めることもできない。でも、自分だけで体を熱くして、自分だけ感じて、股が愛液でべたべたしてる。
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そんな時だった。アーサーの部屋の扉がノックもなしに開いて、妹のモモが猫のごとくすばやく入ってきて、そのままベッドに乗り込んできた。しかも、その姿が‥‥。
「モモぉおおおーーーー!!どうして裸なんだ。水着はどうした。ま、まさか、ロリ男に襲われたのか!?うわぁあああ。モモーーーー!!」
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