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第56話

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私は、成り行きからカインのあれを射精させることになった。自分から言い出したこともあり、いまさら冗談だったとも言い出せず私は覚悟を決めた。

「じゃあ、カインはベンチに座ってくれる?」
カインは命じられるままにベンチに座った。私はベンチから降りると、浴室の床に膝を付いて座った。座ってカインのペニスを見てみるとよりその大きさが強調されて見えて、私はちょっと焦ってしまって妙なことを口走ってしまった。

「うーー、私のペニスより大きいなぁ。ちくしょう!」
「・・・お前にペニスがあるとは思わなかったな。」
「あ、前世の話だから気にしないで。今は、ばっちり何も無いから。」
そういって、自分で下半身を指差してみた。カインが興味深そうに私の股をじろじろと見ている。その視線を感じて急に元男の意識が萎んでいって女の意識が浮上すうる。私は、顔を赤くしながら股を手で隠した。
「そ、そんなに見ないでよ。恥ずかしいでしょ!!」
「お前が股を指差したから見ただけだろ?へんな奴だな。」
「うっ。まあいいわ。さっさと、射精させちゃうから股を開いて。」

カインは面白そうな顔をして私の目の前で足を左右に大きく開いた。私は彼の太ももに手をかけると、彼のペニスに顔を近づけた。この大きなペニスが私の処女膜を破って膣内に入り込んでピストン運動をしたのだと思うと不思議だった。確かに、処女膜が破れた時は痛かったがその後は快感が痛みを上回っていたように思う。女のあそこって、結構柔軟性があるんだなと元男として半ば感心しつつカインのペニスに手を這わせた。僅かにカインが声を漏らせた。
私は、ゆっくりと彼のペニスを手で上下で擦りながらその動きを早くしたり遅くしたりした。カインの反応を見る為にちらっと彼の顔を見ると快感に濡れた目で私を見ていた。その視線を感じると、私の体内がずきんと熱くなるのを感じた。
カインのペニスを弄りながら私の体も感じ始めていた。膣の辺りがじくじくと痛むような快感があふれ出す。それが、花の蜜のような愛液となってあふれ出した。膣口の襞がべたべたしてきて、私はもじもじとしてしまった。

「トモヤ、俺が出す前にお前が出してどうするんだよ。」
「し、仕方ないでしょ。この体って・・・敏感すぎるんだもん!!」

カインが愛液の匂いを嗅ぎつけて茶化すように私をからかった。私は真っ赤な顔を隠すようにさらにカインの股に顔を沈めた。そして、彼のペニスに舌を這わせる。彼のペニスを手で擦りながら咥内に含みこむ。こわごわ先っぽだけを口に含み、亀頭の割れ目に舌を這わせた。
「はぁ・・・、気持ちいい。んっ・・はぁ。」
カインが気持ちよさそうに声を出す。私はカインの反応に満足しながらさらに口の中に深くペニスを含みこんだ。そして、じゅりじゅると唾液を零しながら咥内でペニスを上下させた。
これが結構苦しかったりする。息がしにくくて、頭がボーっとしてくる。私は息継ぎをする為に、口からペニスを抜き取った。
「はぁ・・、駄目だぁ。口でいかすのは結構苦しいかも。」
「おい、おい・・こんな途中でやめるなんて言わないでくれよ。」
「だって、本当に息苦しいんだもの。カインだけいい思いして、私だけ苦しいってずるいよ。」

「だったら、俺とセックスしないか?そうすれば、お前も気持ちいいだろ?」

カインの誘いに私は思わず固まってしまった。彼が優しく微笑み床に座り込んだ私に手を差し出す。私は、彼の手に自らの手を重ねながら口を開いていた。
「ねえ、セックスをする前に私の頼みごとを叶えるって約束してくれる?」
「ああ・・女ってやつは、ズルい生き物だな。こんな状態の男に頼みごとをすれば何でも叶えてもらえると思っているだろ?」
ペニスをぎんぎんにしたカインに私は願い事をしていた。

「牢獄塔に囚われている、『トモ』の祖母に会いたいの?会う許可をもらえる?」
「いきなり、あそこが萎えるような名前を口にする。何故会いたい?」
「カインの呪いを解く方法を聞きだす為だよ。」
「俺の為に?お前はよく分らない奴だな。俺が早く死ねばそれだけ早く側室の指輪の契約から解放されると言うのに。それに、祖母に会っても無理だろう。どんな拷問にも耐えた老女だ。お前が会っても、何も話さないだろう。」
「私は『トモ』に負けたくないの。それともう一つ、お願いを聞いて。」
「なんだ?お前がセックスしてくれるなら何でもかなえてやるぞ。宝石でも、ダイヤモンドでも・・・駄目だ、もう我慢できない。」

カインが私を抱き上げると、私の両脚を大きく割って彼の左右に開いた太ももに乗せ抱きしめた。私の乳房が彼の厚い胸板に押し付けられ、彼のペニスが私の太ももに押し付けられる。私は、彼の首の後ろで両手を組んで姿勢を安定させると口を開いた。

「もう一つのお願いも聞いてよね。」
「なんだ?早く言ってくれ。」

「以前に、あなたが王に就任したらアーサーを反逆の罪で投獄すると言っていたけど、そんなことはやめて。アーサーは、私の命の恩人なの・・・彼を殺さないで!!」

カインの目に情欲と嫉妬の色が入り混じる。彼は返事をせず無言のまま私の膣にペニスを押し付けると、ずぶりと膣内に猛った牡を突き込んだ。

「あっ、カイン・・・・はぁ、や。あっーーー!!」

熱いペニスが体内に挿入され、狭い膣を奥へ入り込んでいく。私はカインに抱きつきながら、涙目になりながら荒々しい挿入の衝撃に耐えた。

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