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第21話
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◆◆◆◆◆◆
蓮の優しさに触れて、今度は私から蓮の唇を奪っていた。軽く、優しいキス。そのキスを蓮が受けて私をぎゅっと抱きしめてくれた。
その時だった。
薔薇の垣根から咳払いが聞こえた。そして、寝込んでいたはずのメアリーとその背中にしがみ付いた猫モモが現れた。
「メアリー、モモ!!」
私が二人の名を呼ぶと、メアリーは憎憎しげに私を見て言い放った。
「ちょっと、アーサーお兄様に言い寄った挙句、レンにまで色目使ってんじゃないわよ。あんたのせいで、私は大事なペニスコレクションをお兄様に見られて悲しんでいるっていうのに、なにレンといちゃいちゃしているのよ。話は聞かせてもらったわ!!この城を出て行きたいなら出て行きなさいよ。でもね、この可愛い猫モモちゃんは手放さないからね。」
「なんによそれ。モモは、私の妹よ。一緒に連れて行くに決まっているでしょ!!」
「モモは、メアリー様と一緒にいるでしゅよー。ねー、メアリーしゃま。モモに、百合について教えてくれるんでしゅものにゃぁ?」
「そうよ、猫ちゃんはちゃんと調教しないとね。私が手取り足取り、気高き百合の世界について教えてあげるからね。さあ、モモ猫ベッドに行きましょうか。」
ちょっとまて。百合って何だ?
あれか?あれの事なのか??
「蓮、百合って・・・あれだよな?」
「高貴なガールズラブは一度嵌ると抜け出せないというぞ。モモちゃんのあそこにメアリーのベストコレクションペニス棒が打ち込まれたら、メロメロになっちゃうんじゃないの?」
「蓮、てめーー下品なこと言ってんじゃねえ!!」
私は蓮を殴り飛ばすと、メアリーに突進してモモを奪い取った。モモは嬉しそうに私に抱きついて来たが、その手に持っているものを見て私は顔面蒼白になった。
「そ・・それは、彫刻凸凹ペニス棒!!」
「ほほほっ、そうよ。猫モモちゃん用に細いものを至急作らせたの。一晩で造ったにしてはすばらしいできでしょ。職人の心意気を感じるわ。さあ・・モモ、舐めてごらん。」
モモは、メアリーに命じられりままに、ペニス棒を口にすっぽりとはめ込むとぺろぺろと舐め始めた。唾液がとろとろと棒の根元に落ちてくる。亀頭部分をちゅちゅっと吸い付くモモの小さな唇が、淡いピンクに染まる。
「くっ・・なんて可愛い、もといアブノーマルな世界なんだ。小学生が、ペニス棒なんて舐めちゃ駄目です。てめぇえー、メアリー。こんなアブノーマルモモを見せ付ける為にわざわざ、私を探していたのかよ。変態め!!」
私の吐き捨てた言葉に、メアリーがますます嫌な顔をする。
「変態とはなによ!私は、アーサーお兄様が、あんたたちの事を呼んでたから探しに来てあげたんじゃないの。カインが、婚姻の儀を王宮で行うからアーサーにも招待状が来たのよ。もちろん、王家の血を引く私にもね。なのに、一般庶民のトモヤやレンにも招待状が来たらしいのよね!!納得できないわ。お兄様は、トモヤを王宮に連れて行くか迷っていたようだけどね。」
カインからアーサーへの招待状?
アーサーが王宮に行くの?あの悲劇があった場所にアーサーが。
私はいてもたってもいられなくなって、アーサーのもとに走っていった。
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蓮の優しさに触れて、今度は私から蓮の唇を奪っていた。軽く、優しいキス。そのキスを蓮が受けて私をぎゅっと抱きしめてくれた。
その時だった。
薔薇の垣根から咳払いが聞こえた。そして、寝込んでいたはずのメアリーとその背中にしがみ付いた猫モモが現れた。
「メアリー、モモ!!」
私が二人の名を呼ぶと、メアリーは憎憎しげに私を見て言い放った。
「ちょっと、アーサーお兄様に言い寄った挙句、レンにまで色目使ってんじゃないわよ。あんたのせいで、私は大事なペニスコレクションをお兄様に見られて悲しんでいるっていうのに、なにレンといちゃいちゃしているのよ。話は聞かせてもらったわ!!この城を出て行きたいなら出て行きなさいよ。でもね、この可愛い猫モモちゃんは手放さないからね。」
「なんによそれ。モモは、私の妹よ。一緒に連れて行くに決まっているでしょ!!」
「モモは、メアリー様と一緒にいるでしゅよー。ねー、メアリーしゃま。モモに、百合について教えてくれるんでしゅものにゃぁ?」
「そうよ、猫ちゃんはちゃんと調教しないとね。私が手取り足取り、気高き百合の世界について教えてあげるからね。さあ、モモ猫ベッドに行きましょうか。」
ちょっとまて。百合って何だ?
あれか?あれの事なのか??
「蓮、百合って・・・あれだよな?」
「高貴なガールズラブは一度嵌ると抜け出せないというぞ。モモちゃんのあそこにメアリーのベストコレクションペニス棒が打ち込まれたら、メロメロになっちゃうんじゃないの?」
「蓮、てめーー下品なこと言ってんじゃねえ!!」
私は蓮を殴り飛ばすと、メアリーに突進してモモを奪い取った。モモは嬉しそうに私に抱きついて来たが、その手に持っているものを見て私は顔面蒼白になった。
「そ・・それは、彫刻凸凹ペニス棒!!」
「ほほほっ、そうよ。猫モモちゃん用に細いものを至急作らせたの。一晩で造ったにしてはすばらしいできでしょ。職人の心意気を感じるわ。さあ・・モモ、舐めてごらん。」
モモは、メアリーに命じられりままに、ペニス棒を口にすっぽりとはめ込むとぺろぺろと舐め始めた。唾液がとろとろと棒の根元に落ちてくる。亀頭部分をちゅちゅっと吸い付くモモの小さな唇が、淡いピンクに染まる。
「くっ・・なんて可愛い、もといアブノーマルな世界なんだ。小学生が、ペニス棒なんて舐めちゃ駄目です。てめぇえー、メアリー。こんなアブノーマルモモを見せ付ける為にわざわざ、私を探していたのかよ。変態め!!」
私の吐き捨てた言葉に、メアリーがますます嫌な顔をする。
「変態とはなによ!私は、アーサーお兄様が、あんたたちの事を呼んでたから探しに来てあげたんじゃないの。カインが、婚姻の儀を王宮で行うからアーサーにも招待状が来たのよ。もちろん、王家の血を引く私にもね。なのに、一般庶民のトモヤやレンにも招待状が来たらしいのよね!!納得できないわ。お兄様は、トモヤを王宮に連れて行くか迷っていたようだけどね。」
カインからアーサーへの招待状?
アーサーが王宮に行くの?あの悲劇があった場所にアーサーが。
私はいてもたってもいられなくなって、アーサーのもとに走っていった。
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