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第2話 愛液は花の香り
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◇◇◇◇
妖しげな森に突然連れて来られた僕は、とにかく愚痴るしかすることがなかった。なので、ひたすらにぐちぐちと文句を言っていた。
「ありえねーーー、何かの間違いだ。こんな世界絶対ありえねーー。分った、夢だな。夢に決まってる。」
「お兄ちゃん、いい加減諦めたら。」
「そうだ、ここはどう考えても異世界だ。こんな巨大な花は図鑑でも見たこともないぞ。それにしても、何時まで智也は裸でいるつもりだ?襲われたいのか?」
巨大な花を観察していた蓮が視線を僕に向けてそう言ったので、僕は顔を引きつらせながら口を開いた。
「襲うって誰にだよ。それより・・お前、そのマントを僕に貸す気は無いのか?」
「ない。これは、魔法使いの証だ」
「誰が決めたんだよ!!」
「お兄ちゃん、それより可愛い女の子になったねーーー。胸も大きいし、うらやましいにゃ。」
「うっ・・。」
妹が猫耳をぴくぴくさせながら僕の周りをぐるりと回って、可愛いと褒めてくれたがちっとも嬉しくない。
大体、妹も露出が激しすぎる。
猫柄のスクール水着に可愛い三毛猫の尻尾が付いている。小学生にこんなものを着せたら、ロリ男を喜ばせるだけだ。
いや・・・その前に、僕もかなり男に目をつけられそうな状態だ。
童顔に巨乳、すべすべの肌をしている。触ってみたが、胸は本物で揉むたびにピンクの乳首がぴんと立ってくる。
下半身にはあるべきものがなく、薄く茂みがあるだけだった。
確認の為に、股の間を触ってみたら、妙な襞が指に当たってそこを触っていると、なんだか体の芯がぞくぞくしてきた。
「おい・・智也。自慰行為はその辺にしておけ。人前でするのは下品だ。」
「誰が自慰行為じゃ、蓮。」
「じい行為ってなんでつかぁ?」
「モモは知らなくていいの。それより話し方がおかしいぞ。」
「智也・・・・太ももに愛液が垂れてきているぞ。」
「がぁあ!!」
気持ちいいと思っていたら、僕の股からとろとろと透明の体液が溢れてきていた。慌ててそれを手で拭ってなんとなく、臭いをかいでしまった。
いや・・決して変態ではなく。
その、なんとなくいい香りがしたから。童貞だから女との経験がないからわからないが、こんなにいい香りがするものなのか?
「智也、何を自分のものの臭いを嗅いでいるんだ。お前、変態か?」
「いや・・そうじゃなくて、なんか花のようないい香りがするんだよな。」
「まさか?以前になめたことがあるが花の香りはあり得ないだろ。」
ちっ、蓮の奴経験済みかよ。そんな事を思っていると、蓮が僕の股に鼻を近づけてきて、匂いを嗅ぎ始めた。
「なるほど、蜂蜜のような甘い花の香りがするな。興味深い。」
「モモも、お兄ちゃんの股のにおい嗅ぎたい!!」
「うわっ、よせ!!」
妹が僕の太ももにしがみ付いてきたので、僕は妹の尻尾を掴んで持ち上げた。
驚いたことに、猫ほどの重量しかなく妹はひょいと僕の手で地面から持ち上げられてしまった。
「なにするでしゅかぁーーーなぁーーー!!」
その時、突然森の茂みががさがさと音を立てて揺れたと思うと、ぬっと山賊風のもじゃ頭の男が三人現れた。
「おい、見てみろよこんな森の中に女がいるぞ!!」
「すげーー、裸の女がいるぞ。お、可愛い猫ちゃんもいるじゃねーか。」
「これは、神様が俺たちに与えた供物に違いないぞ。やっちまおうぜ。」
男たちは、蓮のことを無視して僕と妹を舐めるように見つめていた。僕は慌てて猫耳のモモを胸に抱き寄せる。
◆◆◆◆◆
妖しげな森に突然連れて来られた僕は、とにかく愚痴るしかすることがなかった。なので、ひたすらにぐちぐちと文句を言っていた。
「ありえねーーー、何かの間違いだ。こんな世界絶対ありえねーー。分った、夢だな。夢に決まってる。」
「お兄ちゃん、いい加減諦めたら。」
「そうだ、ここはどう考えても異世界だ。こんな巨大な花は図鑑でも見たこともないぞ。それにしても、何時まで智也は裸でいるつもりだ?襲われたいのか?」
巨大な花を観察していた蓮が視線を僕に向けてそう言ったので、僕は顔を引きつらせながら口を開いた。
「襲うって誰にだよ。それより・・お前、そのマントを僕に貸す気は無いのか?」
「ない。これは、魔法使いの証だ」
「誰が決めたんだよ!!」
「お兄ちゃん、それより可愛い女の子になったねーーー。胸も大きいし、うらやましいにゃ。」
「うっ・・。」
妹が猫耳をぴくぴくさせながら僕の周りをぐるりと回って、可愛いと褒めてくれたがちっとも嬉しくない。
大体、妹も露出が激しすぎる。
猫柄のスクール水着に可愛い三毛猫の尻尾が付いている。小学生にこんなものを着せたら、ロリ男を喜ばせるだけだ。
いや・・・その前に、僕もかなり男に目をつけられそうな状態だ。
童顔に巨乳、すべすべの肌をしている。触ってみたが、胸は本物で揉むたびにピンクの乳首がぴんと立ってくる。
下半身にはあるべきものがなく、薄く茂みがあるだけだった。
確認の為に、股の間を触ってみたら、妙な襞が指に当たってそこを触っていると、なんだか体の芯がぞくぞくしてきた。
「おい・・智也。自慰行為はその辺にしておけ。人前でするのは下品だ。」
「誰が自慰行為じゃ、蓮。」
「じい行為ってなんでつかぁ?」
「モモは知らなくていいの。それより話し方がおかしいぞ。」
「智也・・・・太ももに愛液が垂れてきているぞ。」
「がぁあ!!」
気持ちいいと思っていたら、僕の股からとろとろと透明の体液が溢れてきていた。慌ててそれを手で拭ってなんとなく、臭いをかいでしまった。
いや・・決して変態ではなく。
その、なんとなくいい香りがしたから。童貞だから女との経験がないからわからないが、こんなにいい香りがするものなのか?
「智也、何を自分のものの臭いを嗅いでいるんだ。お前、変態か?」
「いや・・そうじゃなくて、なんか花のようないい香りがするんだよな。」
「まさか?以前になめたことがあるが花の香りはあり得ないだろ。」
ちっ、蓮の奴経験済みかよ。そんな事を思っていると、蓮が僕の股に鼻を近づけてきて、匂いを嗅ぎ始めた。
「なるほど、蜂蜜のような甘い花の香りがするな。興味深い。」
「モモも、お兄ちゃんの股のにおい嗅ぎたい!!」
「うわっ、よせ!!」
妹が僕の太ももにしがみ付いてきたので、僕は妹の尻尾を掴んで持ち上げた。
驚いたことに、猫ほどの重量しかなく妹はひょいと僕の手で地面から持ち上げられてしまった。
「なにするでしゅかぁーーーなぁーーー!!」
その時、突然森の茂みががさがさと音を立てて揺れたと思うと、ぬっと山賊風のもじゃ頭の男が三人現れた。
「おい、見てみろよこんな森の中に女がいるぞ!!」
「すげーー、裸の女がいるぞ。お、可愛い猫ちゃんもいるじゃねーか。」
「これは、神様が俺たちに与えた供物に違いないぞ。やっちまおうぜ。」
男たちは、蓮のことを無視して僕と妹を舐めるように見つめていた。僕は慌てて猫耳のモモを胸に抱き寄せる。
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