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(石鹸とかは後でじっくり見るとして、魔導具をみよう)
と、覗いた棚におかれたフラスコの中には渦が巻いていた。その商品の注意書きは[風魔法を封じ込めています。フラスコを割らないようにお気を付けてください]と書かれている。
この、フラスコが割れたらどうなってしまうの? 風魔法が吹き荒れる……みたいかも。次の棚を覗くと、店先にもかかっていたお洒落なランタンが並んでいた。
なになに[火種が半永久に持ちます]火種が半永久に持つ。この魔導具ランタンがあれば、キャンドルランタンのロウソクを買わなくていいんだ。
値段は? え、12000ロラ⁉︎ た、高い。
私には買えない高価な代物だ……
次、次の棚を見ようと覗いた棚の商品に食いつく。『これであなたも魔法使い気分、一回だけライトの魔法が使える枝』たしか、ライト魔法は光の玉をだして、あたりを明るくする魔法だ。
ほかにも火の魔法、風魔法、水魔法、雷、どれも一回しか使えないけど……一本、100ロラ。
この値段なら私にも買えて、魔法使いの気分になれるなんて最高。
(この魔法の枝、全種類ほしい……あ、きょうは……)
子犬ちゃんの"飼い主さんを探す"だけと、決めたいたからお財布は持ってきていない。
次に来たとき買おう。たしかこの辺だったはず、と覗いたのはハーブ石鹸などが置かれ棚。
ーーううん、ハーブのいい香り。
この石鹸と化粧水、水仕事で手が荒れるからハンドクリームは欲しい。一つ、500リラか……これなら買える。
ほかにも何かないかなと探して、足元に"試供品"と書かれた、小さなハーブ石鹸などが入ったカゴをみつけた。
(試供品? え、おひとり様ひと商品3つまで? この可愛い花がらの紙袋に入れればいいの? やった、女将さんの分も貰おう)
紙袋にハーブ石鹸、化粧水、ハンドクリーム。髪が洗える液体? これってハーブシャンプーとオイル……貴族しか買えない高級ラベンダーの香油。
風邪薬、腹痛薬、頭痛薬……もいいの?
欲しいものを二つずつ袋にいれた。店の時計がボーン、ポーンボーン鐘を六回鳴らした。
もう、六時? 暗くなるまえに帰らないと。子犬ちゃんを迎えにカウンターに戻ると"ボソボソ"話し声が聞こえた。
ソッと物陰から覗くと、さっきはあんなに嫌がっていた子犬ちゃんが、魔法屋さんと仲がよさそうにしている。
「なあ……」
まさか、子犬ちゃんが言葉を話している?
もしかして、子犬ちゃんは先輩が話してくれた魔法使いが召喚した使い魔、召喚獣、テイムされたモンスター。怖いより、ワクワクが勝ちもっと近付いた。
「……国に……でただと?」
「……そう………国を……ってくれ」
(国に? ってくれ? 上手く聞こえないわ)
声が小さくて内容がはっきり聞こえない。
もう少し、もう少しだけとそばによった、すると、いきなり魔法屋さんは子犬ちゃんをグリグリ撫でまわす。
「………!」
「キュ?」
「おー、よしよし。子犬は僕が好きになったのか、よーし、よーし、いい子だな」
「キュー、キュー」
二人は話をやめて、レジカウンターで戯れはじめた。残念、私に聞かれたくない話をしていたのかな。もしかして魔法屋さんはも魔法を使って、子犬ちゃんがどこの魔法使いの子かを調べていたのかも。
(それは私にはできないから、魔法屋さんに任せるしなない)
私はなにも聞かなかった、元気にレジカウンターに戻る。
「楽しかった、子犬ちゃん遅くなるから帰ろうか?」
「キュン、キュン」
「そうだ魔法屋さん、ハーブ石鹸など試供品をいただきました。こんど来るときには買い物させていただきます」
と、紙袋を見せた。
魔法屋さんにほほ笑み。
「ハーブ石鹸、他のものは僕が店の奥で手作りしたものです。どれも自然のものを使用した肌に優しいものばかりですので、安全に使えます。またのご来店をお待ち致しますね」
「はい、子犬ちゃん帰ろう」
子犬ちゃんはレジカウンターから飛び降りて、私の足元に寄って来ってきた。抱っこしようとしたとに『キーン』と、前に聞こえた音が頭にひびいた。
と、覗いた棚におかれたフラスコの中には渦が巻いていた。その商品の注意書きは[風魔法を封じ込めています。フラスコを割らないようにお気を付けてください]と書かれている。
この、フラスコが割れたらどうなってしまうの? 風魔法が吹き荒れる……みたいかも。次の棚を覗くと、店先にもかかっていたお洒落なランタンが並んでいた。
なになに[火種が半永久に持ちます]火種が半永久に持つ。この魔導具ランタンがあれば、キャンドルランタンのロウソクを買わなくていいんだ。
値段は? え、12000ロラ⁉︎ た、高い。
私には買えない高価な代物だ……
次、次の棚を見ようと覗いた棚の商品に食いつく。『これであなたも魔法使い気分、一回だけライトの魔法が使える枝』たしか、ライト魔法は光の玉をだして、あたりを明るくする魔法だ。
ほかにも火の魔法、風魔法、水魔法、雷、どれも一回しか使えないけど……一本、100ロラ。
この値段なら私にも買えて、魔法使いの気分になれるなんて最高。
(この魔法の枝、全種類ほしい……あ、きょうは……)
子犬ちゃんの"飼い主さんを探す"だけと、決めたいたからお財布は持ってきていない。
次に来たとき買おう。たしかこの辺だったはず、と覗いたのはハーブ石鹸などが置かれ棚。
ーーううん、ハーブのいい香り。
この石鹸と化粧水、水仕事で手が荒れるからハンドクリームは欲しい。一つ、500リラか……これなら買える。
ほかにも何かないかなと探して、足元に"試供品"と書かれた、小さなハーブ石鹸などが入ったカゴをみつけた。
(試供品? え、おひとり様ひと商品3つまで? この可愛い花がらの紙袋に入れればいいの? やった、女将さんの分も貰おう)
紙袋にハーブ石鹸、化粧水、ハンドクリーム。髪が洗える液体? これってハーブシャンプーとオイル……貴族しか買えない高級ラベンダーの香油。
風邪薬、腹痛薬、頭痛薬……もいいの?
欲しいものを二つずつ袋にいれた。店の時計がボーン、ポーンボーン鐘を六回鳴らした。
もう、六時? 暗くなるまえに帰らないと。子犬ちゃんを迎えにカウンターに戻ると"ボソボソ"話し声が聞こえた。
ソッと物陰から覗くと、さっきはあんなに嫌がっていた子犬ちゃんが、魔法屋さんと仲がよさそうにしている。
「なあ……」
まさか、子犬ちゃんが言葉を話している?
もしかして、子犬ちゃんは先輩が話してくれた魔法使いが召喚した使い魔、召喚獣、テイムされたモンスター。怖いより、ワクワクが勝ちもっと近付いた。
「……国に……でただと?」
「……そう………国を……ってくれ」
(国に? ってくれ? 上手く聞こえないわ)
声が小さくて内容がはっきり聞こえない。
もう少し、もう少しだけとそばによった、すると、いきなり魔法屋さんは子犬ちゃんをグリグリ撫でまわす。
「………!」
「キュ?」
「おー、よしよし。子犬は僕が好きになったのか、よーし、よーし、いい子だな」
「キュー、キュー」
二人は話をやめて、レジカウンターで戯れはじめた。残念、私に聞かれたくない話をしていたのかな。もしかして魔法屋さんはも魔法を使って、子犬ちゃんがどこの魔法使いの子かを調べていたのかも。
(それは私にはできないから、魔法屋さんに任せるしなない)
私はなにも聞かなかった、元気にレジカウンターに戻る。
「楽しかった、子犬ちゃん遅くなるから帰ろうか?」
「キュン、キュン」
「そうだ魔法屋さん、ハーブ石鹸など試供品をいただきました。こんど来るときには買い物させていただきます」
と、紙袋を見せた。
魔法屋さんにほほ笑み。
「ハーブ石鹸、他のものは僕が店の奥で手作りしたものです。どれも自然のものを使用した肌に優しいものばかりですので、安全に使えます。またのご来店をお待ち致しますね」
「はい、子犬ちゃん帰ろう」
子犬ちゃんはレジカウンターから飛び降りて、私の足元に寄って来ってきた。抱っこしようとしたとに『キーン』と、前に聞こえた音が頭にひびいた。
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