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二十六 初夜(後編)**エロ**

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「ひやぁあっ! ……ダメ、そこ、かんじ……すぎちゃう!」


 達したばかりな花芽は敏感なのか、刺激が強すぎて体をビクンと仰け反らした。

「でも、気持ちいいのだろう? こんなにも蜜が溢れてきた」

 じゅるっと水音を出して蜜を吸われる、それすら敏感になった身体は快感で喘ぐ口元は閉まらない。

「ふうっ、んんっ……」

「早くここに入りたい、とろとろに濡れたチカの肉壁を押し上げて、私のを埋め込みたい」

 ゴクリと喉を鳴らして興奮した声。でも、それはせず濡れぼそった蜜壺にくちゅっと指を差し込み、ゆっくり抜き差した。

「ひやぁあ、あっ、あぁああ……っ!」

 衝撃と違和感にギュッとレオーン様の指を締め付けてしまう。ゆっくり指を抜かれて差し込まれるたび、違和感のほかに気持ちいいと感じる。


「はっ……はぁ……んんっ」

「蜜壁がとろけて、指で感じるようになってきた、入れる指を増やすね」


 1本だった指が2本、3本へと増えていく、指から与えられる快感と親指で芽を擦られただけで、高まる、く、くる。

「いっ、いっちゃう、い、いっ……くうっ、ん!」

 体をのけらせて達した。

「はぁ、はぁ……」

「チカ、……いい?」

 どこか苦しそうなレオーン様の声にこくりと頷く。とろとろに溶けて蜜を垂らす密口に、熱いレオーン様の杭があてがわれる。

 ーーあぁ、熱い。

 熱杭が狭い膣口に少しずつ時間をかけて、抜き差しを繰り返して、肉壁を押し上げて先端がぐっと入り込む。

「いっ……やあぁ、いっ……っ」

「くっ、力を抜いてチカ……」

 想像していた以上の大きさと、張り裂けるような痛みが体に走り、レオーン様のを締め付けてしまう。

「あっ……あっ、はぁ、はぁ……」

 痛みて震える体を優しく撫でられ、キスをされて、残りをぐしゅっと押し込まれた。

「ひやぁあぁ……っんん!」

「ふうっ、全部入ったよ。チカのここが慣れるまで動かさないからね」

 膣の中に彼を感じる、好きな人と結ばれたんだと嬉しくて……私の瞳から涙が溢れた。
 そこにレオーン様のキスが目頭に頬に、唇に優しく降り続いた。

「んんっ……んっ、好き、レオーン様……大好き」

「私もだ愛しているよ、チカ……ふっ、くっ」

 目の前で眉をひそめて耐えるような表情。思っていたよりも衝撃と痛みだった、でも、レオーン様の辛そうな顔は見たくない。

「私は平気ですから……動いて」

 一瞬、開かれた瞳それが徐々に細まり、近付くとコツンとおでこにおでこが当たる。

「レオーン様?」

「我慢していたのに……まったく、チカは私に甘いな。ゆっくり動くから無理だったら言うんだよ」

 ゆるりと抜き差しはじめる肉杭。初めは痛みだった蜜壺は擦られるたびに蜜を垂らし、別のものに支配され始める。

 レオーン様の動きも溢れた密に滑りが良くなり、打ちつける強さ、激しさを増してゆく。

「んんっ……あ、はぁ、はあぁあ……あっ!」

「チカの中は気持ちいい。私のを離さないと絡み付いてくる。……すまない、止まることができそうにない」

 激しい叩きつけに、喘ぎ声は止まらず快感は上り詰める。レオーン様のがさらに大きくなり膣壁を擦る。
 
 達するときの前兆がきて、目の前がチカチカする。


「くうっ、ん……んんっ」


「襞が締まってきた、いくの? 一緒に達こう」

 下肢を広げられてレオーン様は激しく奥へ奥へと、熱杭は脈を打ち、私が達くのと同じに、奥にどくりと白濁を吐き出した。


「あぁぁ、あつっ……うっ……!」


 熱いレオーン様のを感じながら、徐々に意識が失われていく、なのに蜜壁は全てを飲み込もうとうねる。


「私を飲み込もうとうねる、チカの中はたまらない。これ以上は明日からの楽しみに取っておくかな」


 レオーンは眠ってしまったチカの頬を優しく撫でて、何度か腰を動かしてゆっくり引き抜いた。

 チカと自分の体を拭き、愛しいチカを腕に抱き締めて眠りにつく。
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