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二十五 初夜(前編) **エロ**

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  レオーン様はいつものシャツとズボンのラフな姿ではなく、初めて見るシルクのガウン姿だった。
 彼は私が身に付けたピンクと黒のレース、黒の紐パンのネグリジェ姿をじっくり見つめている。

 何も言ってくださらないの? 似合わない? ……もしや、私とは背丈に合わないネグリジェに呆れてしまったの? 不安が胸いっぱいに募る。


「レオーン様?」


 不安で彼の名前を呼んでしまった。彼はハッとした照れたような表情を浮かべる。

「すまない。余りにも可愛いチカの姿に見入ってしまい、呼ばれるまで声を出すことを忘れていたよ……」

 はぁっと熱い吐息を吐きレオーン様は、私の手を取りベッドに連れて行く。

 そして優しく肩に手を乗せて、ベッドに私を押し倒した。

「今日はゆっくりチカと話をしたり、お酒を嗜もうと思っていたのだが、私はすでに限界だ」


 その言葉の後に……


 激しく噛みつかれて吐息ごと彼に食べられた。
 強引なキスに息苦しくて口を開けば、容赦なく彼の舌が入り込んでくる。

「んっ、んん……っ!」

 口内を激しく犯されるキスにお腹の下がじゅくんと切なくなる。


「チカも舌を出して」


 おずおずと出した舌は絡め取られて、キスは濃厚に深くなる。クチュと唇が離れた唇の間に糸を引いた。

「はぁ、はぁ…」

「そんな格好で私を煽って、眠れなくなっても知らないからね」

 殆ど隠す布が少なく肌が透けるネグリジェ。それに興奮するレオーン様が嬉しい。

「ね、眠れなくてもいい……もっ、もっと、レオーン様を感じたい……の」

「なっ! 本当に君は……」

 その後の言葉は続かず、レオーン様の瞳に欲情がにじむ。頬に首筋にキスがすべり、主張する尖を口に含み飴玉のように舌で転がし、甘噛みした。


「いっ、ひやぁん……んんっ!」


 性急な感覚に襲われて、びっくんと体がベットの上で跳ねる。
 片方の指先で尖をつままれ、もう一つの尖は舌で転がされて喘ぎ声は止まらず。
 感じ過ぎて逃げようと体をよじる、それを逃がさないとレオーン様は舌と指先は私を追いかけた。

「チカの先端の実が美味しそうにほんのり赤くなった、もっと私に食べて欲しそうだ」

「やぁっ、あっ、あぁ……ん」

 舌と指先で弄ばれた乳首はじんじんとして、すでに股下は水浸し。
 雫は下着を通り越して足まで垂れ流しす。もどかしくて、触って欲しくて足を擦り合わせても。
 彼は気付いているはずなのに触れてくれない。

 あぁ早く……ここに触れて欲しい…花芽に触れて欲しくて熱だけが募る。


「はぁっ、レオーン様っ」


 触っての一言がいえず目で訴える私をみて、彼は瞳が細めた。

「私に触って欲しいところがあるのなら、口に出していいなさい。言わないと私はわからないよ」

 と、微笑みながら意地悪なことを言う。


「そっ、そんなぁ」


 困る私をみて不敵な笑みを浮かべると、赤く腫れた尖を甘噛みした。

「んっ、ひゃぁあっ、もう、かんじゃだめっ……!」

「瞳が潤んで、いつもより感じているね……チカのどこもかしこも私だけのもの、私もお前のものなんだから、遠慮はいらないんだよ」 

「えん…りょ?」

 レオーン様の言葉に私はおずおす足を広げて彼を誘った。

「さっ、触って……レオーン様、ここを。濡れて、しどしどなここを……さわ、っあぁっ、あん!」
 
「くっ!」

 グチュっと彼の熱い杭が下着の上を押しあげた。激しく、じゅくじゅくと彼が熱杭を動かすたびに、濡れた肉襞は卑猥な水の音を上げた。

「あっ、あぁぁあ、、あっ……!」

「下着から溢れるほど蜜が溢れて、愛芽はぷくり膨れて私を誘っている」

 親指で愛芽を押し上げ垂れた瞬間に、体が跳ね上がり、目の前が真っ白に……

「あぁぁあ、あっ、んんっ……!」

「いっ……くっ!」

 掠れた呻き声の後、レオーン様は私の下着に白濁を吐き、2人同時に達った。


 ♢

 
 静かな部屋に混ざる荒い吐息。
 彼は息を整えて、汗で濡れた前髪を乱暴にかきあげた。

「はぁ、まさか、挿れる前に達くなんてな……」

「はっ、はぁ……あっ、レオーン様ぁ⁉︎ んんっ!」

 下着の紐を解かれて、ぷっくり熟れた花芽を甘噛みされた。


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