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モードラー家当主の頼み事

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モードラー家当主マーレは、セバスからの手紙に大声を上げた。

「なんだって、レオール王太子殿下がなんでもすると言った! こーしちゃいれない、いますぐに頼み事を書くわ!」

「おい、マーレ。余り求めすぎると2人に嫌われるぞ」

「わかってるって、リル」

「わかっていないだろう!」

「大丈夫、わかってるって!」

スケッチブックを出して、楽しそうに要求を書くマーレを、リルはいぶかしげに眺めていた。

(そうだ、このポーズなんてどう?)









次の日、返信が返ってきた。

「モードラー家当主からの要求はこれなんだな……まじか、当主だけしか見ないんだろうな」

「はい、そのように聞いております」

モードラー家当主からの、返信の手紙を見た後から、頬を赤くしたセバス。

「このカメラとか言う奴に、このスケッチブックに書いてあるポーズを取るんだな……」

返信の手紙と一緒に送られてきたカメラと、デザイン画が描かれたスケッチブック。

「なぜ? キスとか閨の絵ばかりなんだ?」

「すみません、当主の趣味です」

「趣味か――世話になっているから……俺はいいがセバスは?」

「照れますが、いいです」

「仕方ねぇ、俺が『なんでも』って言ったんだ、やるか」

三脚にカメラをセットした。後はセバスとの閨を服を着たまま撮るだけだ。

「セバス、舌を出せ」

「はい、レオール様……あっ、あぁんっ!」

「なんだ? 撮られる方が興奮するのか?」

すでにガチガチに勃つ、セバスの熱杭に手を這わせた「やっ!」小さく声を上げてビクッと体をしならせたセバス。もうスラックスの中は、先走りで杭の先端はとろとろだな。

「ふうん、あっ……ああっ」

「……はぁ、はぁ」

(やべぇ、エロい。一瞬、カメラで撮られていることを忘れていた……)

 スラックス越しにお互いの熱杭をすり合わせたると、グチュと音が聞こえた。セバスも俺も興奮して先走りで杭はぬるぬるでベトベトだ。

「レオール様、もう無理です。はぁあっ、射精きたい!」

足を擦り寄せて、涙ぐみ、苦しそうなセバスの声と表情。

コスコスと遠慮しながらも腰を揺らして、スラックス越しに俺の熱杭に擦り合わせてきた。それが合図となり、獣となった俺はセバスの唇に噛み付き、舌をねじ込んだ。

「ん、んんっ……レオール、さま、まっ……てぇ」

俺の胸を押して、キスを止めようとする。

「なぜ止める? 我慢していた俺を煽ったのはお前だ、ガチガチで射精きたい。セバス、お前もだろう?」

 はい、と小さく呟い頷き、俺の耳に囁く声で「お風呂場でお願いします」と、真っ赤な顔で言った。

(また忘れていた、そうだ俺たちはカメラに撮られている最中だった……セバスが言っていた、何秒間に5回シャッターがおりると)

「くそっ、撮ってしまったのは仕方がない、風呂場に行くぞセバス!」

「ひゃぁん、レオール様ぁ!」

セバスをお姫様抱っこをして風呂場に駆け込んだ。脱衣所で服を脱ぐ時間すらもどかしいが。勢いよく脱ぎ捨てた。シャワー室に駆け込み、先走りてぬるぬるなお互いの熱杭を握った。

グチュっ、グチュっとぬるぬる液がいらないくらいに、とろとろな互いの杭を握り激しく上下に擦る。

「あ、あっ、あぁ……イクっ!」

「俺も、ぐっ!」

その後も興奮した俺たちは勃起は止まらず、今度はぬるぬる液を足して、俺たちは3回もシャワー室で熱杭を擦り合わせた。

「ふぅっ、ふうっ……っ」

「はぁ、はぁ、ヤベェな、カメラに撮れれていると思うだけで、変に興奮した」

「わ、私もです。レオール様」

イッて頬を赤らめ色っぽい、セバスの頬にキスを落とし、ちゅっと唇にキスした。


 シャワー室を綺麗にして、リビングのソファーで寛ぐ。

「……なぁセバス。カメラで撮ったやつは消せないよな……それに送られてきた、スケッチブックのデザイン画とはかなり違うだろうが、アレをモードラー家当主に渡してくれ」

「えっ、いいのですか?」

「服は着ていたんだし、いいよ」









モードラー家マーレの元にカメラが帰ってきた。マーレはすぐに寝室で、魔法を使い写真を紙に現像した。

「なっ!」

そこに写されていた2人の絡み。スケッチブックに描いたこととは違う、濃厚な閨ごと!

「き、きゃぁ、セバスがぁ!」

レオール王太子殿下とセバスのキス、濃厚なキスとスラックス越しに反り勃つ2つの熱杭。

セバスの反り勃つ杭に這わせる、レオール王太子殿下の手のひらと指先。「あっ!」と感じて声を上げたことがわかるエロく、悩ましげなセバスの表情。

(スケッチブックとは異なるけど。これは、これでありぃぃぃい!)

前世、大好きだったゲームキャラ。幸せそうにレオール王太子殿下に抱かれるセバス。

(我、人生最高! まじ最高! セバスいや、2人に幸せになって欲しい。いや、私が全力でサポートして幸せにする! 本当に悔いなしや!)

きゃー、きゃー寝室で騒ぎすぎたのだろう、僕はの恋人のリルが入ってきた。

「どうした? マーレ?」

僕は他の人には見せないと言った約束を守り、入ってきたリルより早く写真を魔法を隠した。

「な、なんでもない……」

「う、嘘だろ? そんなに頬を赤らめて、マーレ鼻血が出ているぞ?」

「こっ、これは! とてもえっちで、色っぽい、良い夢を見ていただけ!」

「そうか……冷やすものを取ってくる」

「ありがとう、リル」

ご、誤魔化せたかな?

(また後で、遮音の魔法をかけて、じっくり見よっと)
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