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縁日の夜 レオールとセバス(下)

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「……俺を煽ったな」

「ふふっ、煽りました。キスしたい、その他もレオール様としたいです」

そう言われてはもう我慢できないが、ここでセバスを襲うわけにはいかない。
別荘まで戻るのも無理だな。

「セバス、こうなった責任は取れよ」

手を掴み自分の杭を触らせた。セバスのうっとりした表情、悩ましげに動く指先。


「くっ……ふうっ、気持ちいい」


「あぁ硬くて熱い、レオール様の熱杭……いますぐに欲しい」

「やるのは別荘に戻った明日だな、いまから向かうのはコテージの風呂場だ!」


「わぁっ、レオール様?」


セバスを持ち上げ肩に担いだ。
その時にわかる、セバスも限界のようだ。


「ククッ。なんだよ、涼しい顔してるくせにビンビンに勃っているじゃないか、それも先走りで濡れ濡れだな!」

「やっ、おやめてください、おろして……」


セバスは先程の威勢はなく、か細く声を上げた。


「やだねぇ。状況は一緒だったろ、セバス」

「そう、ですが……」

「煽られてこっちも限界なんだ、悪いが降ろす気はない。早くセバスの杭と擦り合わせたくて、射精きたくて仕方がない!」

「私もです。は、早くレオール様のと擦り合わせて、射精きたいです」


「お、おう!」


肩に担いでいたからセバスの顔は見えないが、恥ずかしそうに呟くセバス……。


(あ、あっぶねぇーいきなり、可愛いことを言うから、射精くとこだった)


「覚悟しろよ、今日は一回だけじゃ、止まらないからな」

「分かりました」









コテージの風呂場でシャワーは出しっぱなしで杭を擦り合わせていた。
もう何度、射精したかわからない。


「あっ、あぁん……もう、やだ……レオール様、許して」


ぬるぬる液とお互いに出したもので、ぬるぬるぐちゅぐちゅな杭と。
涙声のセバス。またそれがそそり欲情した。


「悪い……まだ、おさまらない。もう一回だけな」


コクっと頷くセバスの瞳に、頬にキスを落として、最後に唇を奪い。
舌をねじ込ませて、逃げるセバスの舌に己の舌を絡ませた。


「ふわぁ……んんっ、レオール様、レオールさぁまぁ……いっ、いく!」

「セバス……俺も、くっ」


射精って、ぐったり俺の方に体を預けるセバス。本当ならセバスの蕾に己の杭を捻じ込ませて犯したい。

こんなに精を吐いても、まだ、やりたい自分の性欲に苦笑いした。


「レオール様……明日は、もっと凄いのですよね」


「おまっ、やだとか言っておきながら、そうか……明日もまた遠慮なく犯してやる」

「……はい」


風呂場で少し休み、セバスがクリーンで綺麗にして、もう一度、2人で掃除をした。


「ふうっ、気持ちよかった」

どかっとソファーに座った。

「レオール様、果実水を飲みますか?」

「飲む、喉がカラカラだ。セバスもしっかり水分取れよ」

「分かっております」

ソファーに座り果実水を用意し始めたセバスを待っている。
別荘でもそうだがコテージの中は暑くなく、快適な温度魔法で保たれていた。

「セバス、少し暑いから涼しくしてくれる?」

「では、温度を調節いたしますね」


頼むとすぐセバスが魔法を使い、あたりが冷んやりして熱った体を冷やした。


「ありがとう、涼しい」

「そう言うのなら、甚平の前を閉めてください。そうしないと……噛み付きますよ」


(ふぅん、そうくるか……)


「別に、噛みたければ、いくらでも噛めばいいさ」

「えっ」

「どうぞ、遠慮するなよ」


冗談が、冗談じゃなくなり、後に引けなくなったセバス。


「では、遠慮なくさせていただきます」


ソファーに座る俺に跨り、首筋をガジガジ噛んだ。
俺は手持ちぶさで果実水を飲みながら甚平の中に手を忍び込ませて、セバスの乳首の先端を指先で摘んだ。


「んっ……あっ、乳首を摘まないでぇ……あんっ!」


「ほら、噛めよ。遠慮するな、セバス」

「いまは無理……あん、ンン!」


(この行為がどうなるのか、分かってやっているのかなセバスは?)


互いにズボンを押し上げた熱杭。
それに気付いたのか俺から離れようとしたがセバスの腰を捕まえて唇を奪う。


「あっ……ンンっ、レオール様!」

「そりゃ、俺も、お前も、お互いに触れば勃つだろう? ここで続きをやる、それとも風呂場にいくか?」

そう聞くと「風呂場で」と、言ったセバスを抱えて、もう一度、風呂に向かった。
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