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みんなで楽しい夕食
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夕飯は全員で集まりすることにした。任せてくださいと言った従者。彼らはモンスターの肉を使いハンバーガーというものとを、俺たちに作ってくれるらしい。
「レオール王太子殿下、アーサー弟殿下、ミッシェル王女、この食べ物はハンバーガーと言ってモードラー当主のお墨付きです。今度、王都にこのハンバーガー、一号店がオープン致します。」
一枚の皿に丸いパンに挟んだ厚い2枚肉、ソース、チーズと野菜のハンバーガー、じゃがいもを細めのくし切りにして揚げたフライドポテト、鳥型モンスターの肉を塩胡椒、ハーブで味付けをして揚げたフライドチキン、果実水が長い食卓テーブルに並んだ。
「この前はアイスクリーム店とハンバーグ店、クレープ屋だったが、今度はハンバーガー店かモードラー公爵は発想力、想像力が豊富だな」
次々と目新しい食べ物、服、生活必需品、書物などを生み出して、田畑など平民の食も守るモードラー公爵には頭が上がらない。
「さぁ、出来立てのうちにお食べください」
「「いただきます」」
ハンバーガーを手に取りかじった。ハンバーグと同じく柔らかな肉、と溢れる肉汁このソースは初めての味だ。
「セバス、このハンバーガーは美味いぞ! このソースと肉、シャキシャキのレタス、キュウリ、トマトの相性が良い。去年食べたハンバーグとは違うのだな」
「レオーン様、ハンバーガーを一口かじったら肉汁が飛び出ました。これは私も初めて食べる味です!」
セバスも手を汚しても気にせず、ハンバーガーに夢中になってかぶりついていた。
「揚げたての芋うめぇ~ぞ! リュート食べてみろよ」
「うまっ、アーサー様が好きなポテトチップとは違い。外側はカリカリで中はほくほく、塩加減がちょうどいいです」
ぺろりと大きなハンバーガーを食べた2人は、付け合わせの揚げたてのじゃがいもを美味しそうに食べていた。
(カリカリ、ホクホクか)
「ハサハ、このフライドチキンって前に作ってくれた唐揚げとは違うのね。フライドチキンも、ハサハの作る料理も美味しから別荘にいるうちに太ってしまうわね」
「はい! でも、こんなに美味しいなんて。ミッシェル様、私は太ってもいいです! その分動きます!」
太ると言いながらも、フライドチキンにかぶりつく妹とメイド。
「2人はそんなに太っていないだろう?」
と俺が言えば。
「まあ、レオールお兄様! ドレスを綺麗に見せるには細くないといけないのですわ」
ミッシェルの話を聞いていたアーサーが茶々を入れた。
「綺麗にか? ……分かったぞ。あの一緒に来たジェダ王子の為に綺麗でいたいのか! はぁ良かった……俺のせいでミッシェルが男同士の恋愛にしか、興味がなくなったと思っていた」
「あれは趣味ですわ。私とこんなに趣味が合う方は他を探しても見つからないですもの」
頬を真っ赤にしたミッシェル。妹の恋か……しかし、趣味が合うということはいいが、男同士だよな。
ジェダ王子は男同士の物語は趣味として好きだが、恋愛対象は女性なんだな。
(少し、安心した)
「そういや、ミッシェルとジェダ王子は王都で開かれる小説と漫画のコンテストに作品を出すのだろう?」
「えぇ、私が物語を考えてジェダ王子が絵を描くのです」
「ジェダ王子は絵を描くのか」
「はい、お兄様。彼は将来、画家になりたいと言っていましたわ。でもこの国の漫画に触れてから、漫画に興味を持ち絵を描きたいとおっしゃってます。ハサハに相談をしましたら、モードラー公爵から道具を一式いただきましたわ」
漫画を描く道具か……
「描くのはいいが余り無理をするなよ」
「はい、お兄様!」
別荘での楽しい夕食は続いた。
「レオール王太子殿下、アーサー弟殿下、ミッシェル王女、この食べ物はハンバーガーと言ってモードラー当主のお墨付きです。今度、王都にこのハンバーガー、一号店がオープン致します。」
一枚の皿に丸いパンに挟んだ厚い2枚肉、ソース、チーズと野菜のハンバーガー、じゃがいもを細めのくし切りにして揚げたフライドポテト、鳥型モンスターの肉を塩胡椒、ハーブで味付けをして揚げたフライドチキン、果実水が長い食卓テーブルに並んだ。
「この前はアイスクリーム店とハンバーグ店、クレープ屋だったが、今度はハンバーガー店かモードラー公爵は発想力、想像力が豊富だな」
次々と目新しい食べ物、服、生活必需品、書物などを生み出して、田畑など平民の食も守るモードラー公爵には頭が上がらない。
「さぁ、出来立てのうちにお食べください」
「「いただきます」」
ハンバーガーを手に取りかじった。ハンバーグと同じく柔らかな肉、と溢れる肉汁このソースは初めての味だ。
「セバス、このハンバーガーは美味いぞ! このソースと肉、シャキシャキのレタス、キュウリ、トマトの相性が良い。去年食べたハンバーグとは違うのだな」
「レオーン様、ハンバーガーを一口かじったら肉汁が飛び出ました。これは私も初めて食べる味です!」
セバスも手を汚しても気にせず、ハンバーガーに夢中になってかぶりついていた。
「揚げたての芋うめぇ~ぞ! リュート食べてみろよ」
「うまっ、アーサー様が好きなポテトチップとは違い。外側はカリカリで中はほくほく、塩加減がちょうどいいです」
ぺろりと大きなハンバーガーを食べた2人は、付け合わせの揚げたてのじゃがいもを美味しそうに食べていた。
(カリカリ、ホクホクか)
「ハサハ、このフライドチキンって前に作ってくれた唐揚げとは違うのね。フライドチキンも、ハサハの作る料理も美味しから別荘にいるうちに太ってしまうわね」
「はい! でも、こんなに美味しいなんて。ミッシェル様、私は太ってもいいです! その分動きます!」
太ると言いながらも、フライドチキンにかぶりつく妹とメイド。
「2人はそんなに太っていないだろう?」
と俺が言えば。
「まあ、レオールお兄様! ドレスを綺麗に見せるには細くないといけないのですわ」
ミッシェルの話を聞いていたアーサーが茶々を入れた。
「綺麗にか? ……分かったぞ。あの一緒に来たジェダ王子の為に綺麗でいたいのか! はぁ良かった……俺のせいでミッシェルが男同士の恋愛にしか、興味がなくなったと思っていた」
「あれは趣味ですわ。私とこんなに趣味が合う方は他を探しても見つからないですもの」
頬を真っ赤にしたミッシェル。妹の恋か……しかし、趣味が合うということはいいが、男同士だよな。
ジェダ王子は男同士の物語は趣味として好きだが、恋愛対象は女性なんだな。
(少し、安心した)
「そういや、ミッシェルとジェダ王子は王都で開かれる小説と漫画のコンテストに作品を出すのだろう?」
「えぇ、私が物語を考えてジェダ王子が絵を描くのです」
「ジェダ王子は絵を描くのか」
「はい、お兄様。彼は将来、画家になりたいと言っていましたわ。でもこの国の漫画に触れてから、漫画に興味を持ち絵を描きたいとおっしゃってます。ハサハに相談をしましたら、モードラー公爵から道具を一式いただきましたわ」
漫画を描く道具か……
「描くのはいいが余り無理をするなよ」
「はい、お兄様!」
別荘での楽しい夕食は続いた。
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