龍の国(プロローグ)seazon1

序の舞20

何か困った事など一年に一回見える方に聞いてもらっていた

憑依はしないが、耳元に囁かれたり
心の中に声がきこえてくるらしい

子供の頃、お参りの時間が退屈だった

退屈そうにしてると
その後のお説教が大変だった

ある日、帰り道
家の近くで背後から車が来た

普通なら止まって過ぎるのを待つのだが
私の背中にまたいつもの氷水が流れた

『やばい‼️
　　　にげなきゃ』

鐘🔔がガンガン鳴いてる
背中には氷水、、、

私は家の門から家のドアまで走って振り返った

目が悪いので見えなかったが
うちの前の道路に車を止めて出てきて私に向かって自慰行為をしていた

私は足がすくんで動けなかった

ありったけの力で

『金龍様　助けて』

ありったけの気持ちで願った

ドンッ‼️

家のドアが開いた

私は金縛りがとれたように

『助けて』

と母に言った

すぐに母は私を部屋に連れて入った

私を車で連れていって襲おうとした彼は
私の門から家のドアには入れなかった

かれは、白い液体を道路に撒き散らし
去って行った

門には結界が張られていた

そして、私はこの事があってから
金龍様を信じるようになった、、