136 / 136
136. 私達の微笑みと本を伝えに
しおりを挟む
ノエルの言葉を聞いてミコトが微笑み頷く。それを見たノエルも微笑むと、本がふわりと空を浮び、ゆっくりとページが開くと、ミコトが少し苦しそうに少し目を閉じた。それに気づいたノエルが、ミコトの体をぎゅっと抱きしめる
「大丈夫?魔力を全部使わないようにね」
こう言うノエルに返事をするように、ミコトが何度も頷く。その間にも、本の魔力が強くなり、ノエルも手を離しそうになってきたその時、本の中から足が現れた。それを見て、またミコトの体を強く抱きしめるノエル。その間に、本から一人の女の人が現れてきた
「あなたがユイさん?」
「ええ、あなたがノエルさんね」
本から現れたユイにノエルが微笑み話しかけると、ゆいもニコッと微笑み問いかける。そんな二人を見ながら、ミコトがユイの姿を見て、ふぅ。と安堵するようにため息をついた
「はい、ノエルといいます。ミコトがお世話になったみたいで」
「お世話なんて……。私達がちゃんと本を扱えなかったせいで、二人をこんなことに巻き込んで……」
「いえ、楽しかったですし、ユイさん達にも会えましたから」
楽しそうに話すノエルとユイの側でミコトがふと、ノア達のいる場所を見ると、ユイと同じように現生徒会長達の本から現れた、昔の生徒会長達を見て慌てふためいていた
「それで、魔力とか術とか大丈夫そうですか?お手伝いいりますか?」
「いえ、あなたの術で大分魔力が補えたから大丈夫よ」
ノエルとユイもノア達の様子を見てクスッと笑いながら話ていると、空に浮かんでいた本が、ユイの元に降りてきた
「さてと、みんなの本の用意も出来たみたいだし、もうお別れの時間ね。ちゃんとミコトちゃんの足元の本も持っていくから」
本を取りながらノエルに言うと、大きな本の側に移動すると、生徒会長達もユイの側に集まり大きな本や周りを見て頷いた
「ミコトちゃん、魔力を抑えて」
そうユイが言うと、ノエルがミコトから少し離れると、ミコトも生徒会長達の後を追ってきたノア達の隣にへと地面に降りた。すると、大きな本の上に、ユイ達が持っていた本が集まり、大きな光を放ちはじめた
「我らの術が……」
ユイ達の様子を見て、大人達が苛つきながら呟く。その声を聞いたクリスがクスクスと笑いながら話しかける
「まあ、最初から生徒達を使って、魔力と術の封印なんて無理だったということで諦めたらどうですか?」
「ここまで何年……」
クリスの言葉に声を荒らげ叫んでいると、小さな光が大人達の周りに次々と集まりはじめた
「先生達の魔力と使った術を返すみたいです。ユイさん達が持ってても意味ないですから」
ミコトの言葉に言い争っていた大人達が静まり返る。すると、小さな光が大人達の胸の中には入り、最後の一人に光が入ると、大きな本のパラパラとページがめくりはじめ、その中にまた生徒会長達の本が入りはじめた。本が全て中には入ると、パタンと本が閉じられ、ユイがミコトとノエルを見てニコッと微笑む。その笑顔を見て、ミコトが何かを言おうとした時、ノエルがぎゅっと優しく抱きしめた。本が再び開きはじめ、ユイ達がふわりと浮かび本の中に入りはじめた。その様子を寂しげに見ていると、すぐ最後の一人が本の中に入り終え、本の一番最後のページもめくられパタンと閉じられ、辺りが静かになった。残った本を見て息を飲むミコト達。すると、大きな本が少しずつ姿が消えはじめた
「……ユイさん」
と、ミコトが寂しげに呟いている間に本の姿は無くなり、狭くなっていたベランダが広くなった
「本が……」
全て無くなってしまった本に大人達が呆然と呟く。ミコトもユイ達が居なくなってしまい少しうつ向き、ノエルがまた優しく抱きしめていると、ナギがふと空を見上げ空を指差した
「あれ、なに?」
ナギの言葉にミコト達が指差す先を見た時、ノエルの頭にゴツンと何かが当たり、痛かったのかミコトを抱きしめていた手を離し後退りするその足元に、一冊の本が落ちていた
「何の魔力も感じない本……」
その本を触らずにミコトが不思議そうに見つめて呟いていると、また空から本が次々と降ってくる。その本から逃げるため数名の生徒会長達が家の中に避難する中、クリスが一冊の本を慎重に手に取り、フフッと微笑むと、大人達に本を見せた
「この本なら、もうわざわざ面倒な事をしなくても過去の術を残すことが出来ますね」
「いや、我々は……」
「やはり、すべての術や魔力を一つに纏めるなんて無理です。この本で諦めておきましょ」
そう言われて何も言えずまだ落ちてくる本を見つめる大人達。ミコト達も、頭に本が当たらないように手で守りながら空を見つめている
「それにしても、こんなにたくさんの本……」
「この本、どうするの?」
本が落ちるが止まりそうにない様子にミコトが呟く側でナギも困ったように呟くと、二人の声が聞こえたのか、クリスがノエルに持っていた本を渡し、ミコトにニコッと微笑みながら話しかけた
「お二人が預かっていてください。この本達の魔力や術が発動しないように、新たな建物を建てるまでは」
「ミコト、ノエル」
「ノア。ナギ達も来たんだ」
数日後、家のベランダにいたミコトとノエルに、ノアが声をかける。各学園から集められた先生達に挨拶をしつつ、あちらこちらに置かれた沢山の本を踏まないように気をつけながら二人の所まで歩いていく
「あれから本はどう?」
「良いことに変わらず」
ノアの質問にノエルがエヘヘと笑いながら答えていると、モカがミコトの服を引っ張った
「ねえミコト、本当にこの場所に保管庫を建てて良いの?」
「うん、いいの。学園に置けないし、本を動かすのも良くないからね」
「まあ、魔法に溢れたこの世界で完全な魔力がないって所は無いし、仕方ないのかも」
「お陰で本の保管庫もいつ完成するか分からないらしいけどね」
ノエルがノアの話にまた笑って言うと、ミコト達が苦笑いをしながら本がある方を見ると、本をどうするか話し合う先生達を見たノエルが突然パンッと手を叩いた
「さてと。私、出掛けてくる。ミコトも一緒に行こう」
「えっ、どこに行くの?」
急に言われて戸惑うミコトの手を引っ張って歩き出したノエル。その後ろをノア達も慌てて追いかけていく
「私達の学園。ユイさん達に会えそうな気がするんだよね」
そう言うと空を見上げたノエル。ミコトも空を見上げ微笑む。そんな二人をノア達もフフッと笑って見ていると、ミコトがノエルの手をぎゅっと繋ぎグイッと少し強く引っ張った
「しょうがないなぁ。それなら、一緒に行ってあげる。本も私達もこれからきっと大丈夫って伝えにいかないとね」
「大丈夫?魔力を全部使わないようにね」
こう言うノエルに返事をするように、ミコトが何度も頷く。その間にも、本の魔力が強くなり、ノエルも手を離しそうになってきたその時、本の中から足が現れた。それを見て、またミコトの体を強く抱きしめるノエル。その間に、本から一人の女の人が現れてきた
「あなたがユイさん?」
「ええ、あなたがノエルさんね」
本から現れたユイにノエルが微笑み話しかけると、ゆいもニコッと微笑み問いかける。そんな二人を見ながら、ミコトがユイの姿を見て、ふぅ。と安堵するようにため息をついた
「はい、ノエルといいます。ミコトがお世話になったみたいで」
「お世話なんて……。私達がちゃんと本を扱えなかったせいで、二人をこんなことに巻き込んで……」
「いえ、楽しかったですし、ユイさん達にも会えましたから」
楽しそうに話すノエルとユイの側でミコトがふと、ノア達のいる場所を見ると、ユイと同じように現生徒会長達の本から現れた、昔の生徒会長達を見て慌てふためいていた
「それで、魔力とか術とか大丈夫そうですか?お手伝いいりますか?」
「いえ、あなたの術で大分魔力が補えたから大丈夫よ」
ノエルとユイもノア達の様子を見てクスッと笑いながら話ていると、空に浮かんでいた本が、ユイの元に降りてきた
「さてと、みんなの本の用意も出来たみたいだし、もうお別れの時間ね。ちゃんとミコトちゃんの足元の本も持っていくから」
本を取りながらノエルに言うと、大きな本の側に移動すると、生徒会長達もユイの側に集まり大きな本や周りを見て頷いた
「ミコトちゃん、魔力を抑えて」
そうユイが言うと、ノエルがミコトから少し離れると、ミコトも生徒会長達の後を追ってきたノア達の隣にへと地面に降りた。すると、大きな本の上に、ユイ達が持っていた本が集まり、大きな光を放ちはじめた
「我らの術が……」
ユイ達の様子を見て、大人達が苛つきながら呟く。その声を聞いたクリスがクスクスと笑いながら話しかける
「まあ、最初から生徒達を使って、魔力と術の封印なんて無理だったということで諦めたらどうですか?」
「ここまで何年……」
クリスの言葉に声を荒らげ叫んでいると、小さな光が大人達の周りに次々と集まりはじめた
「先生達の魔力と使った術を返すみたいです。ユイさん達が持ってても意味ないですから」
ミコトの言葉に言い争っていた大人達が静まり返る。すると、小さな光が大人達の胸の中には入り、最後の一人に光が入ると、大きな本のパラパラとページがめくりはじめ、その中にまた生徒会長達の本が入りはじめた。本が全て中には入ると、パタンと本が閉じられ、ユイがミコトとノエルを見てニコッと微笑む。その笑顔を見て、ミコトが何かを言おうとした時、ノエルがぎゅっと優しく抱きしめた。本が再び開きはじめ、ユイ達がふわりと浮かび本の中に入りはじめた。その様子を寂しげに見ていると、すぐ最後の一人が本の中に入り終え、本の一番最後のページもめくられパタンと閉じられ、辺りが静かになった。残った本を見て息を飲むミコト達。すると、大きな本が少しずつ姿が消えはじめた
「……ユイさん」
と、ミコトが寂しげに呟いている間に本の姿は無くなり、狭くなっていたベランダが広くなった
「本が……」
全て無くなってしまった本に大人達が呆然と呟く。ミコトもユイ達が居なくなってしまい少しうつ向き、ノエルがまた優しく抱きしめていると、ナギがふと空を見上げ空を指差した
「あれ、なに?」
ナギの言葉にミコト達が指差す先を見た時、ノエルの頭にゴツンと何かが当たり、痛かったのかミコトを抱きしめていた手を離し後退りするその足元に、一冊の本が落ちていた
「何の魔力も感じない本……」
その本を触らずにミコトが不思議そうに見つめて呟いていると、また空から本が次々と降ってくる。その本から逃げるため数名の生徒会長達が家の中に避難する中、クリスが一冊の本を慎重に手に取り、フフッと微笑むと、大人達に本を見せた
「この本なら、もうわざわざ面倒な事をしなくても過去の術を残すことが出来ますね」
「いや、我々は……」
「やはり、すべての術や魔力を一つに纏めるなんて無理です。この本で諦めておきましょ」
そう言われて何も言えずまだ落ちてくる本を見つめる大人達。ミコト達も、頭に本が当たらないように手で守りながら空を見つめている
「それにしても、こんなにたくさんの本……」
「この本、どうするの?」
本が落ちるが止まりそうにない様子にミコトが呟く側でナギも困ったように呟くと、二人の声が聞こえたのか、クリスがノエルに持っていた本を渡し、ミコトにニコッと微笑みながら話しかけた
「お二人が預かっていてください。この本達の魔力や術が発動しないように、新たな建物を建てるまでは」
「ミコト、ノエル」
「ノア。ナギ達も来たんだ」
数日後、家のベランダにいたミコトとノエルに、ノアが声をかける。各学園から集められた先生達に挨拶をしつつ、あちらこちらに置かれた沢山の本を踏まないように気をつけながら二人の所まで歩いていく
「あれから本はどう?」
「良いことに変わらず」
ノアの質問にノエルがエヘヘと笑いながら答えていると、モカがミコトの服を引っ張った
「ねえミコト、本当にこの場所に保管庫を建てて良いの?」
「うん、いいの。学園に置けないし、本を動かすのも良くないからね」
「まあ、魔法に溢れたこの世界で完全な魔力がないって所は無いし、仕方ないのかも」
「お陰で本の保管庫もいつ完成するか分からないらしいけどね」
ノエルがノアの話にまた笑って言うと、ミコト達が苦笑いをしながら本がある方を見ると、本をどうするか話し合う先生達を見たノエルが突然パンッと手を叩いた
「さてと。私、出掛けてくる。ミコトも一緒に行こう」
「えっ、どこに行くの?」
急に言われて戸惑うミコトの手を引っ張って歩き出したノエル。その後ろをノア達も慌てて追いかけていく
「私達の学園。ユイさん達に会えそうな気がするんだよね」
そう言うと空を見上げたノエル。ミコトも空を見上げ微笑む。そんな二人をノア達もフフッと笑って見ていると、ミコトがノエルの手をぎゅっと繋ぎグイッと少し強く引っ張った
「しょうがないなぁ。それなら、一緒に行ってあげる。本も私達もこれからきっと大丈夫って伝えにいかないとね」
0
お気に入りに追加
1
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
旦那様に離婚を突きつけられて身を引きましたが妊娠していました。
ゆらゆらぎ
恋愛
ある日、平民出身である侯爵夫人カトリーナは辺境へ行って二ヶ月間会っていない夫、ランドロフから執事を通して離縁届を突きつけられる。元の身分の差を考え気持ちを残しながらも大人しく身を引いたカトリーナ。
実家に戻り、兄の隣国行きについていくことになったが隣国アスファルタ王国に向かう旅の途中、急激に体調を崩したカトリーナは医師の診察を受けることに。
殿下には既に奥様がいらっしゃる様なので私は消える事にします
Karamimi
恋愛
公爵令嬢のアナスタシアは、毒を盛られて3年間眠り続けていた。そして3年後目を覚ますと、婚約者で王太子のルイスは親友のマルモットと結婚していた。さらに自分を毒殺した犯人は、家族以上に信頼していた、専属メイドのリーナだと聞かされる。
真実を知ったアナスタシアは、深いショックを受ける。追い打ちをかける様に、家族からは役立たずと罵られ、ルイスからは側室として迎える準備をしていると告げられた。
そして輿入れ前日、マルモットから恐ろしい真実を聞かされたアナスタシアは、生きる希望を失い、着の身着のまま屋敷から逃げ出したのだが…
7万文字くらいのお話です。
よろしくお願いいたしますm(__)m
私、幸せじゃないから離婚しまーす。…え? 本当の娘だと思っているから我慢して? お義母さま、ボケたのですか? 私たち元から他人です!
天田れおぽん
恋愛
ある日、ふと幸せじゃないと気付いてしまったメリー・トレンドア伯爵夫人は、実家であるコンサバティ侯爵家に侍女キャメロンを連れて帰ってしまう。
焦った夫は実家に迎えに行くが、事情を知った両親に追い返されて離婚が成立してしまう。
一方、コンサバティ侯爵家を継ぐ予定であった弟夫婦は、メリーの扱いを間違えて追い出されてしまう。
コンサバティ侯爵家を継ぐことになったメリーを元夫と弟夫婦が結託して邪魔しようとするも、侍女キャメロンが立ちふさがる。
メリーを守ろうとしたキャメロンは呪いが解けてTS。
男になったキャメロンとメリーは結婚してコンサバティ侯爵家を継ぐことになる。
トレンドア伯爵家は爵位を取り上げられて破滅。
弟夫婦はコンサバティ侯爵家を追放されてしまう。
※変な話です。(笑)
あなたの子ですが、内緒で育てます
椿蛍
恋愛
「本当にあなたの子ですか?」
突然現れた浮気相手、私の夫である国王陛下の子を身籠っているという。
夫、王妃の座、全て奪われ冷遇される日々――王宮から、追われた私のお腹には陛下の子が宿っていた。
私は強くなることを決意する。
「この子は私が育てます!」
お腹にいる子供は王の子。
王の子だけが不思議な力を持つ。
私は育った子供を連れて王宮へ戻る。
――そして、私を追い出したことを後悔してください。
※夫の後悔、浮気相手と虐げられからのざまあ
※他サイト様でも掲載しております。
※hotランキング1位&エールありがとうございます!
妹しか愛していない母親への仕返しに「わたくしはお母様が男に無理矢理に犯されてできた子」だと言ってやった。
ラララキヲ
ファンタジー
「貴女は次期当主なのだから」
そう言われて長女のアリーチェは育った。どれだけ寂しくてもどれだけツラくても、自分がこのエルカダ侯爵家を継がなければいけないのだからと我慢して頑張った。
長女と違って次女のルナリアは自由に育てられた。両親に愛され、勉強だって無理してしなくてもいいと甘やかされていた。
アリーチェはそれを羨ましいと思ったが、自分が長女で次期当主だから仕方がないと納得していて我慢した。
しかしアリーチェが18歳の時。
アリーチェの婚約者と恋仲になったルナリアを、両親は許し、二人を祝福しながら『次期当主をルナリアにする』と言い出したのだ。
それにはもうアリーチェは我慢ができなかった。
父は元々自分たち(子供)には無関心で、アリーチェに厳し過ぎる教育をしてきたのは母親だった。『次期当主だから』とあんなに言ってきた癖に、それを簡単に覆した母親をアリーチェは許せなかった。
そして両親はアリーチェを次期当主から下ろしておいて、アリーチェをルナリアの補佐に付けようとした。
そのどこまてもアリーチェの人格を否定する考え方にアリーチェの心は死んだ。
──自分を愛してくれないならこちらもあなたたちを愛さない──
アリーチェは行動を起こした。
もうあなたたちに情はない。
─────
◇これは『ざまぁ』の話です。
◇テンプレ [妹贔屓母]
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾もあるかも。
◇なろうにも上げてます。
※HOTランキング〔2位〕(4/19)☆ファンタジーランキング〔1位〕☆入り、ありがとうございます!!
愛されない皇妃~最強の母になります!~
椿蛍
ファンタジー
愛されない皇妃『ユリアナ』
やがて、皇帝に愛される寵妃『クリスティナ』にすべてを奪われる運命にある。
夫も子どもも――そして、皇妃の地位。
最後は嫉妬に狂いクリスティナを殺そうとした罪によって処刑されてしまう。
けれど、そこからが問題だ。
皇帝一家は人々を虐げ、『悪逆皇帝一家』と呼ばれるようになる。
そして、最後は大魔女に悪い皇帝一家が討伐されて終わるのだけど……
皇帝一家を倒した大魔女。
大魔女の私が、皇妃になるなんて、どういうこと!?
※表紙は作成者様からお借りしてます。
※他サイト様に掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる