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57. うつ向いて思うこと
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「ノエルじゃなくて、ノアを生徒会長って呼ぶの?なんで?」
「さっき、手続きが終わったみたいでね、今日からもうアードルド学園の生徒じゃないの」
ミコトの言葉にサクナがフフっと笑って答えた
「じゃあ、まさか」
「そう、ノア生徒会長の学園の生徒になったの。ノアさん、今から宜しくね」
「なんで……」
ノアに挨拶するサクナに、ミコトが言葉に詰まり戸惑っているとノエルがポツリと呟いた
「ナギが……」
「そう、そのナギっていう子が誘ってくれたの。私の学園なら生徒会長になれるっていうからね」
ノエルの言葉を聞いてサクナがそう言うと、ミコトが不安そうな顔をしてノアの方に振り向いた
「ノア、サクナさんの話し本当?」
と、話しかけてもノアは返事をせず、ノエルとミコトに顔を見られないように少しうつ向いてた
「でもサクナさん、ナギに誘われても、今すぐ生徒会長なんてなれないし、本にも選ばれるかなんて分かんないよ」
と、ノエルが少し呆れたように、またサクナに話しかけた
「それは分かっている。でも生徒会長としてその本を使う魅力に負けてるの。ノエルさんだって分かるでしょ」
「まぁ、サクナさんの気持ちは分かるよ。私はこの本の魅惑の魔法には、かからなかったけどね」
サクナの言葉に、本を手に持ち、はぁ。とため息混じりにそう返事をするノエルを、またフフっと微笑むサクナ。そんな二人の会話を聞きつつ、ミコトがまだうつ向いているノアの肩にそっと触れた
「ところで、ノアの本を狙うってことは、今から対戦する予定?」
ノアとミコトの様子を一瞬見た後、ノエルがサクナに問いかけると、微笑んでいたサクナの表情が険しい顔に変わり、ノエル達三人の顔を見渡すと、くるりと三人から背を向け少し歩くと、ノエルの方に少し振り向き質問に答えた
「その予定だったけど、止めておくわ。また今度ね」
「さっき、手続きが終わったみたいでね、今日からもうアードルド学園の生徒じゃないの」
ミコトの言葉にサクナがフフっと笑って答えた
「じゃあ、まさか」
「そう、ノア生徒会長の学園の生徒になったの。ノアさん、今から宜しくね」
「なんで……」
ノアに挨拶するサクナに、ミコトが言葉に詰まり戸惑っているとノエルがポツリと呟いた
「ナギが……」
「そう、そのナギっていう子が誘ってくれたの。私の学園なら生徒会長になれるっていうからね」
ノエルの言葉を聞いてサクナがそう言うと、ミコトが不安そうな顔をしてノアの方に振り向いた
「ノア、サクナさんの話し本当?」
と、話しかけてもノアは返事をせず、ノエルとミコトに顔を見られないように少しうつ向いてた
「でもサクナさん、ナギに誘われても、今すぐ生徒会長なんてなれないし、本にも選ばれるかなんて分かんないよ」
と、ノエルが少し呆れたように、またサクナに話しかけた
「それは分かっている。でも生徒会長としてその本を使う魅力に負けてるの。ノエルさんだって分かるでしょ」
「まぁ、サクナさんの気持ちは分かるよ。私はこの本の魅惑の魔法には、かからなかったけどね」
サクナの言葉に、本を手に持ち、はぁ。とため息混じりにそう返事をするノエルを、またフフっと微笑むサクナ。そんな二人の会話を聞きつつ、ミコトがまだうつ向いているノアの肩にそっと触れた
「ところで、ノアの本を狙うってことは、今から対戦する予定?」
ノアとミコトの様子を一瞬見た後、ノエルがサクナに問いかけると、微笑んでいたサクナの表情が険しい顔に変わり、ノエル達三人の顔を見渡すと、くるりと三人から背を向け少し歩くと、ノエルの方に少し振り向き質問に答えた
「その予定だったけど、止めておくわ。また今度ね」
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