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6. 誰にも気づかれないまま
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次の日のお昼過ぎ、学校の屋上でナツと一緒にご飯を食べ、先に食べ終えたノエルが立ち上がりうーんと背伸びをした
「今日も風が心地いいね」
「自分の魔術で風を起こして、そう言えるのノエルだけだよ」
「えー、みんなしないの?」
「わざわざはね。魔術を使って疲れたくないし、魔力が減っちゃうかもしれないもんね」
不満そうにノエルが魔術で起こした風を強める。その風で髪をなびかせながらモグモグと食べながらナツが答えると、隣に座り直したノエルが鞄を探り、パンを取りし食べはじめた
「知ってる?もうこの世界の殆どの人達の魔力が無くなっているって」
少し残っているお弁当のおかずを食べながら、ため息混じりにナツが言うと、それを聞かないように、パンを大きく口を開けかぶりついた
「原因もまだ分からないし、止める魔術も無いんだってさ。ノエルはまだ影響がなんだよね」
「……そうだね」
「いいなぁ。ノエルに結局一度も魔術で勝てないまま、私も魔力を失うのかな」
「そうかもね。でも怯えて魔術を使わないとあっという間に失うよ」
「分かってるよ」
ノエルの返事に少し不機嫌になりながら食べ終えたお弁当を片付けはじめる。鞄にお弁当をいれた時、出入り口の方でナツのクラスメイトの女子達がが手招きをしていた
「ナツー。ちょっと来てくれる?」
「ノエル、また後でね」
クラスメイト達に呼ばれ、急いで鞄を取りノエルき手を振ながら去っていったナツ。バタンと勢いよく入り口の扉が閉まると、パンを食べ終わっていたノエルが、ゆっくりと立ち上がりパンッとスカートを叩いた
「ナオの魔力はまだあんまり落ちてないはずだけど、気づかないなんてね」
困ったように笑いながら呟くノエルの前に、少し恥ずかしそうに微笑む青い髪の女の子が立っていた
「また会えて、とても嬉しいな。少しお話しも出来るといいな」
「今日も風が心地いいね」
「自分の魔術で風を起こして、そう言えるのノエルだけだよ」
「えー、みんなしないの?」
「わざわざはね。魔術を使って疲れたくないし、魔力が減っちゃうかもしれないもんね」
不満そうにノエルが魔術で起こした風を強める。その風で髪をなびかせながらモグモグと食べながらナツが答えると、隣に座り直したノエルが鞄を探り、パンを取りし食べはじめた
「知ってる?もうこの世界の殆どの人達の魔力が無くなっているって」
少し残っているお弁当のおかずを食べながら、ため息混じりにナツが言うと、それを聞かないように、パンを大きく口を開けかぶりついた
「原因もまだ分からないし、止める魔術も無いんだってさ。ノエルはまだ影響がなんだよね」
「……そうだね」
「いいなぁ。ノエルに結局一度も魔術で勝てないまま、私も魔力を失うのかな」
「そうかもね。でも怯えて魔術を使わないとあっという間に失うよ」
「分かってるよ」
ノエルの返事に少し不機嫌になりながら食べ終えたお弁当を片付けはじめる。鞄にお弁当をいれた時、出入り口の方でナツのクラスメイトの女子達がが手招きをしていた
「ナツー。ちょっと来てくれる?」
「ノエル、また後でね」
クラスメイト達に呼ばれ、急いで鞄を取りノエルき手を振ながら去っていったナツ。バタンと勢いよく入り口の扉が閉まると、パンを食べ終わっていたノエルが、ゆっくりと立ち上がりパンッとスカートを叩いた
「ナオの魔力はまだあんまり落ちてないはずだけど、気づかないなんてね」
困ったように笑いながら呟くノエルの前に、少し恥ずかしそうに微笑む青い髪の女の子が立っていた
「また会えて、とても嬉しいな。少しお話しも出来るといいな」
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