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90. 幸せになる歌を君にも
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「カリアさん、怒られてるかなぁ?」
リエルとメイナが、一緒のベットに入って怒られたことに落ち込みながらお喋り中
「悪いことしちゃったね」
メイナがリーリルを抱きしめて話している
「明日、謝らなきゃね」
リエルも、リーリルの頬っぺたをふにふに触って遊びながら話している
「ねぇメイナ。あのね、お母さんのね……」
ちょっと体を起こして、メイナの方を向くとリーリルを抱いたまま、眠っている
「メイナ、寝ちゃった」
ふぅ。と一息ついて、横になって昔の事を思い出す
「お母さんの子守唄……お兄ちゃん覚えてるかな?」
同じ頃、森深くの暗い小屋には、ちょっと合わない明るい鼻唄が聞こえてくる
「……ご機嫌だな」
今日も本を読みながら話し合う二人。楽しそうな鼻唄が、話しかけられて止まってしまう
「どうしてわかるの?」
今の気持ちを当てられて嬉しそうに、声の主の方に振り向く
「機嫌が良いと、いつもその歌を歌うからな」
本を読みながら答えてると、またさっきと同じ鼻唄が流れ始めた
「マリヤのお気に入りの歌さ。昔から歌っていんだよ」
「幸せな時、幸せになってほしい時に歌っていたんだ。二人の子守唄でもあったけどね」
「そうか、それは良い歌だな」
楽しそうに話す姿を、同じく楽しそうに聞いている
と
「ねぇ、カナメさんも何かなかったの?思い出の歌とか色々」
逆に質問されても答えることなく、ふふっと笑いながら立ち上がり、コップを持ってキッチンの方へと向かっていく
「まあ、あるけどな。秘密にしておこう」
コップにコーヒーを注ぎ入れながら、楽しそうに話していると
「えー?意地悪しないで、教えてよ」
楽しそうな声と共に、後ろからコップを渡されて、注ぎ入れていると、読んでいた本を取られて読まれていた
「お前に話すと茶化されるからな。俺ら親子の秘密だ」
コップを渡すついでに本を奪い取って、ベットに座り、また読み始めていく
「クリルとメイナは覚えているだろうか……」
ふと思い出した二人を愛しく思いながら、コーヒーを飲み進めていく
「でも、ノエルは覚えていると思うんだよねー」
イスに座って同じくコーヒーを飲みながら楽しそうに話している。薄暗くても笑顔で話しているのが見えている
「ほう、なぜわかる?」
先程より明るい声が、聞こえてきてに、読んでいた本をベットに置いて、そちらへ向くと、マリヤの写真を寂しくも笑顔で見ている姿があった
「毎日幸せって、いつも歌っていたからね」
リエルとメイナが、一緒のベットに入って怒られたことに落ち込みながらお喋り中
「悪いことしちゃったね」
メイナがリーリルを抱きしめて話している
「明日、謝らなきゃね」
リエルも、リーリルの頬っぺたをふにふに触って遊びながら話している
「ねぇメイナ。あのね、お母さんのね……」
ちょっと体を起こして、メイナの方を向くとリーリルを抱いたまま、眠っている
「メイナ、寝ちゃった」
ふぅ。と一息ついて、横になって昔の事を思い出す
「お母さんの子守唄……お兄ちゃん覚えてるかな?」
同じ頃、森深くの暗い小屋には、ちょっと合わない明るい鼻唄が聞こえてくる
「……ご機嫌だな」
今日も本を読みながら話し合う二人。楽しそうな鼻唄が、話しかけられて止まってしまう
「どうしてわかるの?」
今の気持ちを当てられて嬉しそうに、声の主の方に振り向く
「機嫌が良いと、いつもその歌を歌うからな」
本を読みながら答えてると、またさっきと同じ鼻唄が流れ始めた
「マリヤのお気に入りの歌さ。昔から歌っていんだよ」
「幸せな時、幸せになってほしい時に歌っていたんだ。二人の子守唄でもあったけどね」
「そうか、それは良い歌だな」
楽しそうに話す姿を、同じく楽しそうに聞いている
と
「ねぇ、カナメさんも何かなかったの?思い出の歌とか色々」
逆に質問されても答えることなく、ふふっと笑いながら立ち上がり、コップを持ってキッチンの方へと向かっていく
「まあ、あるけどな。秘密にしておこう」
コップにコーヒーを注ぎ入れながら、楽しそうに話していると
「えー?意地悪しないで、教えてよ」
楽しそうな声と共に、後ろからコップを渡されて、注ぎ入れていると、読んでいた本を取られて読まれていた
「お前に話すと茶化されるからな。俺ら親子の秘密だ」
コップを渡すついでに本を奪い取って、ベットに座り、また読み始めていく
「クリルとメイナは覚えているだろうか……」
ふと思い出した二人を愛しく思いながら、コーヒーを飲み進めていく
「でも、ノエルは覚えていると思うんだよねー」
イスに座って同じくコーヒーを飲みながら楽しそうに話している。薄暗くても笑顔で話しているのが見えている
「ほう、なぜわかる?」
先程より明るい声が、聞こえてきてに、読んでいた本をベットに置いて、そちらへ向くと、マリヤの写真を寂しくも笑顔で見ている姿があった
「毎日幸せって、いつも歌っていたからね」
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