上 下
38 / 58
第4章外伝(⚠注意事項あり)真紅の弾丸が流星(おち)た近くで育った少女。そして、『謎の』が持つ意味

外伝(本編読んでから読むのがオススメ)第4-1話📝渓谷近くで育った少女の小さな物語

しおりを挟む
※外伝エピソードは(外伝以外の)本編メインストーリーを読み終えてから読むのを強くオススメ。
※話の演出上、今回の話では敢えて絵文字を控えています。

謎の美少女のの【過去エピソード】
第4-1話『渓谷近くで育った少女の小さな物語』
(謎の美少女ののが溶岩マグマのような真紅しんくのバイクに出会うまで、それ以降につながる物語)

それは、まだ謎の美少女が幼き、外の世界をまだ知らない無邪気な少女の頃。近くに渓谷が見える、名もなき村ほどのほどよく小さな集落に住んでいる頃。両親ともに集落の優しい数名の隣人さんたちとともに自給自足を中心とした、とても幸せな日々を過ごしていました。

ただし、そこに住む少女にとってみれば‥今の生活は、幸せなのかは(少女にとっての比較対象もなかったので)実感はほとんどなく、近い将来に振り返ってみて、それが幸せだったのかという認識を補う出来事に巻き込まれていく時代が‥もうまもなく、足元までせまっていました。


いつも同じように花つみを楽しんだり、食うことに夢中になったり、畑仕事や果樹園のお手伝いをしたり、暇を持て余すようなこともなく、少女にとって忙しい日々を両親ともに暮らしてました。そのため、外の世界への関心も(冒険者ノアのように抱くことも)微塵も持ち合わせずに、すくすくと育ちました。


まだ、周りから『美少女』として脚光を浴びるようになる容姿もなく、見た目と気持ちがともに幼いのはあいも変わらずに‥そういった意味での『美少女』として注目を浴びるようになるのも、美少女ののの全貌のほとんどを形づくっていくさまが現れ始めるのも、ほんの少し後になってからの話。そして、美少女の象徴的な真紅の弾丸も‥

…外伝はまだ続く。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい

白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。 私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。 「あの人、私が

貧乏男爵家の末っ子が眠り姫になるまでとその後

空月
恋愛
貧乏男爵家の末っ子・アルティアの婚約者は、何故か公爵家嫡男で非の打ち所のない男・キースである。 魔術学院の二年生に進学して少し経った頃、「君と俺とでは釣り合わないと思わないか」と言われる。 そのときは曖昧な笑みで流したアルティアだったが、その数日後、倒れて眠ったままの状態になってしまう。 すると、キースの態度が豹変して……?

【完結】生贄になった婚約者と間に合わなかった王子

ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
フィーは第二王子レイフの婚約者である。 しかし、仲が良かったのも今は昔。 レイフはフィーとのお茶会をすっぽかすようになり、夜会にエスコートしてくれたのはデビューの時だけだった。 いつしか、レイフはフィーに嫌われていると噂がながれるようになった。 それでも、フィーは信じていた。 レイフは魔法の研究に熱心なだけだと。 しかし、ある夜会で研究室の同僚をエスコートしている姿を見てこころが折れてしまう。 そして、フィーは国守樹の乙女になることを決意する。 国守樹の乙女、それは樹に喰らわれる生贄だった。

(完結)私は家政婦だったのですか?(全5話)

青空一夏
恋愛
夫の母親を5年介護していた私に子供はいない。お義母様が亡くなってすぐに夫に告げられた言葉は「わたしには6歳になる子供がいるんだよ。だから離婚してくれ」だった。 ありがちなテーマをさくっと書きたくて、短いお話しにしてみました。 さくっと因果応報物語です。ショートショートの全5話。1話ごとの字数には偏りがあります。3話目が多分1番長いかも。 青空異世界のゆるふわ設定ご都合主義です。現代的表現や現代的感覚、現代的機器など出てくる場合あります。貴族がいるヨーロッパ風の社会ですが、作者独自の世界です。

婚約破棄の後始末 ~息子よ、貴様何をしてくれってんだ! 

タヌキ汁
ファンタジー
 国一番の権勢を誇る公爵家の令嬢と政略結婚が決められていた王子。だが政略結婚を嫌がり、自分の好き相手と結婚する為に取り巻き達と共に、公爵令嬢に冤罪をかけ婚約破棄をしてしまう、それが国を揺るがすことになるとも思わずに。  これは馬鹿なことをやらかした息子を持つ父親達の嘆きの物語である。

【完結】20年後の真実

ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。 マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。 それから20年。 マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。 そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。 おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。 全4話書き上げ済み。

(完結)お姉様を選んだことを今更後悔しても遅いです!

青空一夏
恋愛
私はブロッサム・ビアス。ビアス候爵家の次女で、私の婚約者はフロイド・ターナー伯爵令息だった。結婚式を一ヶ月後に控え、私は仕上がってきたドレスをお父様達に見せていた。 すると、お母様達は思いがけない言葉を口にする。 「まぁ、素敵! そのドレスはお腹周りをカバーできて良いわね。コーデリアにぴったりよ」 「まだ、コーデリアのお腹は目立たないが、それなら大丈夫だろう」 なぜ、お姉様の名前がでてくるの? なんと、お姉様は私の婚約者の子供を妊娠していると言い出して、フロイドは私に婚約破棄をつきつけたのだった。 ※タグの追加や変更あるかもしれません。 ※因果応報的ざまぁのはず。 ※作者独自の世界のゆるふわ設定。 ※過去作のリメイク版です。過去作品は非公開にしました。 ※表紙は作者作成AIイラスト。ブロッサムのイメージイラストです。

処理中です...