エスカラクエスト。冒険者ノアの大冒険

第２章 魔法士マミのいつでも食欲の秋がとまらない

（15話）魔法士マミを語る大賢者。そして、ついに🗿魔神の存在を…

魔法士マミを語る大賢者。そして、ついに🗿魔神の存在を☝指し示す天を指す一指ひとさし。いや、🌃闇夜浮かび上がった🌛お月さまそのものを…。

冒険者ノアは知っていた。📖どこで学んだかは忘れたが、🌛月がまったく欠けない満月を描かない🌛お月さまはないことに。

だけども、いつからだっただろう、そんな違和感を知ろうともせず封印した知識を持っていたことすら忘却の彼方へ忘れてしまっていた事への（ある意味）恐怖。

少し前の記憶をたどってみよう。
🍳料理長が別れ際に言っていた🗿探しものはすぐそばにあることを、今まで出会ったことのある🚲暴走少女、😺ネコ娘、🍌バナナの管理者、💃月夜の舞姫の視線の先にいつも🌛お月さまがいたことを…旅の思い出を振り返ってみるとそこにはいつも🌛お月さまがいた。

知っていたはずなのに、何故忘れてしまったことに恐怖しては発狂する冒険者ノア。そんな冒険者ノアの姿を黙って、横目で見続ける魔法士マミの詠唱は今も止まらない。🌃闇夜も一層深くなった丑三つ時。詠唱がついに終えて、🌛お月さまのオブジェを大賢者に譲り渡すこともなく、その場をあけての⏰数分後。

【天の声（あらため🗿魔神の声）】ふたたび、私を呼び出すだけの逸材いつざいが時をめぐり、旅をめぐって現れたのか？大賢者

という💬一方的な会話が🌛お月さまの方角から降り注ぐ。そして、🌛お月さまそのものが少しずつ角度を変え始めて、出てきた姿が🗿アゴのとっても大きな（全身黒タイツ姿の）女型めがたの巨人⁉とても🌏バナムーンの星におさまっているのが、馬鹿馬鹿しいくらいに巨大で🌛お月さまそのものが🗿魔神の顔だったのか？

と見た目の特徴を声を大にして、叫びたい。でも、それをやっちゃおしまい。その直後は生きた心地が全くしないほどの絶望感が想像出来るほどに、宮殿内部の人々に重くのし掛かる。

🗿魔神『とりあえず、🗿魔神の正体を知ってどうするつもりだ？冒険者ノア』とりあえず、収まりのいい🌛お月さまのオブジェに座り込もうとする🗿魔神。

それを支援サポートするために両手を掲げて、🌀旋風を巻き上げる大賢者、魔法士マミ。ふたりの魔力は互角なほどに左右にぶれることなく、🌛お月さまのオブジェの真上に🗿魔神がきれいに着地。🗿魔神が座ってちょうどよいサイズ。柔らさでいえば、人をダメにするクッション←

先ほどの🗿魔神の質問は、大賢者や魔法士マミをはじめとした🏢その場にいる全ての人々もそう思ったに違いない。しかしながら、その問いに出した冒険者ノアの答えは…『友だちになりたい』

しばらくの間🌏バナムーンそのものが、一瞬凍りついた。いろんな問題はさておき、冒険者ノアの求める友だちとは？いったい。

…続く