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第15章 艦隊集結

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 SD一二九五年。
 惑星イリスに大規模な惑星内乱が勃発した。後にイリス正史に記される<イリス内乱>である。

 当時の聖王オーディン二世が崩御し、その長男であるアレキサンドル王子と、王弟ハミルトン公爵との聖王位争いは、惑星イリス全土を巻き込み、熾烈の一途をたどった。
 ハミルトン公爵派は、惑星イリスの第二衛星<ガダルカナル>を占拠し、イリス宮殿に対して、ハミルトン公爵の即位を認めなければ、F弾(中性子弾)による攻撃を敢行するとの声明を発した。イリス宮殿の十二選帝候をはじめとする重臣たちは、その脅迫に蒼白となり、アレキサンドル王子に王位継承を諦める様、進言をしたと言う。

「イリス聖王家千二百年の歴史を、軍事力によって汚そうとする者に屈してはなりません!」
 その時、若干十八歳の青年が叫んだ。
 アレキサンドル王子の長男であり、近衛隊長のアラン=アルファ=イリスであった。彼は二十名の特殊工作部隊を率いてガダルカナル軍事衛星に潜入し、その中枢コンピューターを破壊し、ハミルトン公爵を捕虜として凱旋したのである。

 この奇襲により、イリス内乱はアレキサンドル派の勝利に終わり、アレキサンドル王子はイリス聖王家第七十四代聖王オーディン三世として即位した。
 アランが率いた二十名の特殊部隊は<イシュタール>と呼ばれ、その勇名は惑星イリスに留まらず、GPS各星域に広く知れ渡った。


 SD一三〇六年九月。
 その<イシュタール>に緊急召集がかけられた。
「五人か……」
 アランは希望と失意とが混在した声で呟いた。約一ヶ月前のクーデターにより、二十名いた<イシュタール>の戦士たちは、大半が殺されるか捕虜となっていたのである。だが、逆に言えば、今ここにいる五人の戦士は精鋭と謳われた<イシュタール>の中でも、最も戦闘力が高い戦士たちであった。

 イシュタール隊隊長ジャック=アルバート。元GPS情報部特殊情報課のエージェントであり、Bクラスの能力を有するESPでもある。
 イシュタール隊副隊長エレナ=マクドリア。イシュタール隊の女性隊員マドンナであり、Aクラスの能力者である。
 他の三名の隊員も、何れ劣らぬ強力なESPであった。

「王子、ここにいる五人はあのクーデターの混乱から独自の力でイリス宮殿を脱出してきた精鋭です。ご心配には及びません」
 ジャックが、アランの失意を読み取って答えた。
「確かに、あの混乱を脱出してここにいることが、君たちの能力の高さを証明するものだろう。私でさえも、国王陛下、皇后陛下、そして、ロザンナの三人を護ることが出来なかった。私自身も一度は反乱軍に拉致されたのだ」

「しかし、王子は独力で脱出なさいました」
 エレナが崇高な眼差しでアランを見上げた。彼女にとって、アランは何物にも代え難い存在なのであった。
「だが、両陛下は反乱軍の凶刃にその尊きお命を断たれ、ロザンナはカレドール塔に幽閉されている。今回君たちを呼んだのは、私とともにカレドール塔に潜入し、ロザンナを救出して欲しいからだ」
 アランが確固たる意志を持って告げた。

「お断り申し上げます」
 エレナが真っ直ぐにアランを見据えながら告げた。
「何ッ……!」
「エレナ、どうして……?」
 ジャックをはじめとするイシュタール隊から、驚きの声があがった。彼らは、アラン王子の為に命を賭けるつもりであった。そして、彼ら誰もが、エレナのアランに対する愛情を知っていた。彼女こそは、他の人間全てを敵に廻しても、アランの為に死ぬことを辞さないことを……。そのエレナが、真っ先にアランの要望を拒否したのである。

「エレナ中尉、君は反対か? 確かにこの任務は生還率が低い危険な任務だが……」
 アランは失望をその瞳に浮かべた。
「王子、私は貴方のご要望であれば、生還率などを気にせず、どんな任務でも承る覚悟がございます」
 エレナの碧眼が、真っ直ぐにアランを見つめた。
「では、何故……」

「私が反対する理由は、危険だからではありません。今回の任務を、王子自らが指揮をとられるおつもりだからです。王子のおっしゃられる様に、今回の任務の生還率はゼロに等しい。だからこそ、王子が同行されると、私たちはロザンナ王女救出と王子の護衛という二つの難題を抱えなければなりません。それをたった五人のイシュタール隊で実行するのは不可能です」
「エレナ中尉……」
「王子は我々に『たとえ命を落としても、必ずロザンナ王女を救出しろ!』とご命令下さい。そのご命令であれば、命に代えても実行させて頂きます!」
 エレナが敬礼しながら言った。

「エレナ中尉、君の気持ちはありがたい。だが、私は王子としてではなく、一人の兄として妹を救出したいのだ……」
「王子……!」
 エレナの言葉を遮って、アランが威厳に満ちた声で告げた。
「イリス聖王家第一王位継承者として命じる。我が妹、ロザンナ王女を私とともに救出せよ! その目的を、我が生命より優先せよ! 私の護衛は不要である!」


 パルテノン星域。
 そこは銀河系を三分する勢力、銀河系監察宇宙局ギャラクシー・パトロール・システム宇宙平和連邦スペース・ホープ・リーグ自由惑星同盟フリー・プラネッツの三勢力が拮抗する星域である。銀河系の中心部から、約二百八十光年離れた場所に位置し、七つの宙域を持つ広大な星域であった。その一つであるクレアデス宙域は、SHLとGPSとの境界上にあり、そこにSHLが極秘に建設した、GPS方面機動要塞<パルテノン>が存在していた。

「こんなものを、いつの間に……」
 GPS宇宙軍第一艦隊旗艦<フェニックス>の第一艦橋で、ジム=ゼリュード上級大将が愕然と呟いた。「銀河の虎」と呼ばれ、数々の戦闘でその勇名を轟かせた彼にして、これほど巨大な機動要塞を眼にしたのは初めてであった。

「司令長官、あの要塞がニュートリノ砲並の兵器を搭載しているとすれば、あと一分ほどで要塞の射程距離に入ります。全艦に停止命令を……」
 <フェニックス>の艦長レオン=ロード大将が進言した。
「ニュートリノ砲……? まさか……」

 ニュートリノ砲は、第二次DNA戦争後の大混乱を収拾させる直接の原因となった亜空間砲<アルテミス>をモデルに、GPS兵器開発局が約十年の歳月をかけて開発した最新兵器であった。よって、GPSにおいても量産化はされておらず、この旗艦<フェニックス>の主砲としてただ一基、装備されているだけである。

 GPS兵器開発局は、ハイパー・ドライブH.D.時に発生するニュートリノ・エネルギーを、独自の技術で変換増幅し、従来の高出力レーザー砲のおよそ十倍の射程距離を有するエネルギー砲を開発したのであった。
 その破壊力は、数百光年彼方の惑星ゼランを、その衛星ごと消滅させた亜空間砲<アルテミス>の破壊力には遠く及ばないが、宇宙艦隊の一つ程度は一撃で消滅させることが可能であった。

「貴官は、敵がニュートリノ砲を有する可能性があると言うのか?」
 ゼリュードが隣りに立つレオン大将に訊ねた。
「いえ、ニュートリノ砲はGPSが独自で長い年月をかけて開発したものであり、その存在自体も極一部の者しか知りません。それが、SHLに存在するとは考えられません。しかし、我々がニュートリノ砲を開発したのと同様に、SHLもそれに準ずる新兵器を有している可能性は皆無ではないと推測します」
 レオンは数々の戦闘をゼリュードとともにくぐり抜けてきた歴戦の勇士であり、ゼリュードの信頼も厚い知将であった。

「貴官の意見は推論に過ぎないが、確かに用心に越したことはない。全艦に停止命令を出せ!」
 ゼリュードが即断した。その命令を受けて、GPS第一艦隊二百八十隻は、<パルテノン>要塞の一・三光時前で停艦した。
「ここで、第三艦隊、第七艦隊の合流を待つ。各員、B級戦闘態勢で待機せよ!」
 ゼリュードが続けて指令を発した。

「ゼリュード上級大将……」
 美しいアルトの声が、旗艦<フェニックス>の第一艦橋に響きわたった。
「何だね、アルピオン大佐」
 ゼリュードの鋭い視線が、金髪碧眼の女性を射抜くように見つめた。

 オクタヴィア=アルピオン。
 GPS特別犯罪課の司令長官であり、テアやジェシカをはじめとするSHスペシャル・ハンターの直属の上官である。彼女はGPS初代総帥ユーリ=フランコの護衛として、旗艦<フェニックス>に搭乗していた。

「私の部下に、AクラスのESPを有するSHが一名おります。彼にあの機動要塞への潜入を命じては如何かと……」
「ESPか……。しかし、ここからあの要塞まで一・三光時(約十四億キロメートル)あるのだぞ。そんな距離をテレポート出来るのかね?」
 ゼリュードは、ESPに対する偏見を捨て切れずにいた。彼には、二十年前の第二次DNA戦争に参戦し、DNAアンドロイド軍のESPに苦戦した記憶が今も生々しく残っていたのである。

「失礼ながら、上級大将はESPの能力を過小評価されております。私は部下の能力をAクラスと申し上げました。この能力を有するESPは、GPS管轄内に僅か七名しかおりません。彼らはその気になれば、数光年の恒星間テレポートが可能です」
「な、何ッ? 恒星間テレポートだと……?」
 ゼリュードをはじめとする第一艦橋にいる全員が息を呑んだ。
「化け物か? このGPS宇宙軍最速の戦艦である<フェニックス>でさえ、恒星間航行には数日かかるのだぞ!」
 レオンが思わず叫んだ。

「七名と言ったな……。では、テア=スクルト元少佐も、含んでいるのか?」
 ゼリュードが、動揺を抑制しながら訊ねた。
「いえ、彼女は別格です」
「別格……? どういう意味だ?」
「彼女……スクルト元少佐は、ΣナンバーのESPです」

「Σナンバー? 何だね、それは?」
「現在GPS、いえ、銀河系で確認されているESPのうち、Σナンバーの能力を持っているのは、彼女一人だけです」
「銀河系にただ一人……。それほど強力なESPなのかね?」
「強力……」
 オクタヴィアは、ゼリュードの問いに対して、戸惑いの表情を浮かべた。

「確かに強力ですが、Σナンバーの特徴はその能力が進化することなのです。通常のESPは、生まれてから死ぬまでその能力に変化はありません。しかし、Σナンバーは……」
「……」
 ゼリュードたち全員が、オクタヴィアの言葉を待った。彼らにとって、ESPとはその存在こそ知っているが、その能力についての知識はほとんど有していないのであった。

「Σナンバーは、ESPを使えば使う程、その能力が強大になっていくのです。テア=スクルト元少佐の能力は、GPS脱走時にはΣナンバー・ランクμでした。それを数値に直すことは不可能ですが、一例を挙げると……」
 オクタヴィアは故意に言葉を切った。彼女は、ゼリュード上級大将に、テアの能力に対する認識を改めさせたかったのである。そして、出来ることならば、彼女の能力を告げることで、彼女にかかる追跡の手を諦めさせたかったのである。

「スクルト元少佐の能力は……、惑星一つ、丸ごと破壊することが可能です!」
「……!」
「わ、惑星を……!」
「バ、バカな……!」
 凄まじい動揺の嵐が、<フェニックス>の第一艦橋を襲った。
「彼女を追いつめ、その能力を無限解放させる愚は、絶対に避けなければなりません! 彼女は、<銀河系最強の魔女>ブルー・ウィッチと呼ばれる女性です!」

青い魔女ブルー・ウィッチ……」
「<銀河系最強の魔女>……」
 第一艦橋にいる将官の全てが、口々にその名を呟いた。

「アルピオン大佐。それ以上、私の部下を怖がらせないでくれたまえ」
 突然、男が第一艦橋に入ってきた。ゼリュード上級大将をはじめ、全ての将官が一斉に敬礼した。
「申し訳ありません。怖がらせるつもりではありませんでしたが、フランコ総帥」
 オクタヴィアは敬礼しながら答えた。

「諸君らの任務は、スクルト元少佐を逮捕することではないはずだ。今回は、私とガーレンSHL副大統領との会談を護衛することのはずだが……。違ったかね、ゼリュード上級大将」
 GPS初代総帥ユーリ=フランコが訊ねた。
「はッ……!」
 ゼリュードが、我に返ったように状況を説明した。

「仰せの通りです、フランコ総帥。ロード大将の進言により、あの機動要塞にニュートリノ砲に準ずる射程距離を有した新兵器がある可能性を捨てきれず、この宙域で第三、第七艦隊の合流を待とうと思います。その間に、アルピオン大佐からESPを使っての要塞探索を進言されました」
 ゼリュードの言葉に、ユーリ=フランコはオクタヴィアを見つめて言った。

「アルピオン大佐、君の部下のESPレベルは……?」
「Aクラスが一名、Bクラスが二名です」
 ユーリ=フランコの問いに、オクタヴィアが即答した。
「Aクラス……。その者を、ここへ呼びたまえ」
「はい」
 オクタヴィアが答えると同時に、一人の男がESP波特有の光彩とともに、第一艦橋にテレポート・アウトしてきた。

「……!」
「な、何だッ!」
 将官たちの驚愕の視線が、男を包み込んだ。
「特別犯罪課特殊捜査官ジュリアス=グレーデル少尉です」
 オクタヴィアが微笑みを浮かべながら、テレポート・アウトしてきた男をユーリ=フランコに紹介した。

「ジュリアス=グレーデルであります」
 銀色の髪を短くクルーカットした男は、まだ少年と言っていいほど若かった。
「グレーデル少尉、君は何歳になる?」
 ユーリ=フランコが訊ねた。
「十六歳です。一ヶ月前、特殊訓練システムを終え、正規配属となりました」
「十六……?」
 ゼリュードが不満そうに呟いた。

「グレーデル少尉は、特別犯罪課特殊訓練システムを非常に優秀な成績で終えました。ESPとしての能力もAクラス・ランクβで、現在いるSHの中でもジェシカ=アンドロメダ大尉に次いで、二番目の能力です。近い将来、彼女とチームを組ませる予定です」
 オクタヴィアが、ゼリュードの不安を一蹴した。

「アンドロメダ大尉の活躍は、私の耳にも届いている。彼女のチームメイトとする程のESPならば、何の不安もあるまい」
 ユーリ=フランコが、オクタヴィアというよりも、ゼリュードをはじめとする将官たちに言った。
「ありがとうございます。ご期待に添う様、努力いたします」
 ジュリアスがユーリ=フランコに敬礼しながら告げた。

「グレーデル少尉、貴官に命令する。あの機動要塞に潜入し、その能力、特に攻撃能力を調査しろ。そして、出来ればあれがいつ、何の目的で建設されたのかも調査したまえ。期限は三日とする」
 ユーリ=フランコが命じた。
「……」
 ジュリアスは返答に窮した。

「どうしたの、グレーデル少尉?」
 オクタヴィアが驚いて訊ねた。
「申し訳ありません。私には出来かねます」
「何だと……? 貴様、上官、それもGPS総帥の命令に従えないと言うのか?」
 ロード大将が怒鳴った。

「お待ち下さい、ロード大将。ジュリアス、まさか、あの要塞には……?」
「はい、オクタヴィア司令……」
 オクタヴィアの疑問に、ジュリアスが答えた。
「あの要塞は、最新式のESPシールド(対ESP妨害装置)が設置されており、テレポートによる潜入を受け付けません」

「やはり……」
 オクタヴィアが呟く様に告げた。
「私は先程、あの要塞に対して<透視>を試みましたが、強力なシールドに阻まれて不可能でした」
 ジュリアスの能力は、オクタヴィアが太鼓判を押す程のものである。その彼にして、透視さえも出来ないということは、要塞自体が凄まじく強力なESPシールドに覆われていることを意味していた。

「ロード大将、先程も申し上げた様に、グレーデル少尉のESPは、Aクラスです。その彼にして、たかが透視さえも出来ないと言うことは、あの要塞は最新式の防衛システムを有していることを意味します。おそらく、GPSテラ星域機動要塞<グランド・キャニオン>並の防衛システム及び、戦闘力を有していると考えられます」
「何だと……?」

 <グランド・キャニオン>には、GPSギャラクシー・コンピューター・システムが設置されている為、その防衛システムはどんなESPでさえ、潜入不可能なほど何重にもブロックされていた。もっとも、オクタヴィアたちは、<銀河系最強の魔女>がそのブロックを破った事実を知らなかったが……。

「それが事実だとしたら、宇宙艦隊程度ではあの要塞に近づくことさえ不可能だぞ!」
 ロード大将が愕然として言った。
「艦長、要塞から凄まじい数の艦隊が……!」
 その時、ナビゲーターの絶叫が第一艦橋に響きわたった。
「何だとッ! 正確に報告しろ!」
 ゼリュードが怒鳴った。

「す、数千、いや、一万隻を超える艦隊が要塞から発進しました!」
「……!」
「い、一万だとッ……!」
 ゼリュードをはじめ、将官たち全てを凄まじい恐慌が襲った。
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