51 / 97
1章 王都ルーデリー 出会い編
1‐xx 番外編 ミーシャとナツキ
しおりを挟む
最近ナツキは明るくなった。
「こんな服、似合いますか?」
「とっても似合ってるよ!
ナツキはスタイルがいいんだからもっとおしゃれもしたほうが良いよ!」
絶対カズ君と出会ってからだ…
「そうですか?
ありがとうございます…」
ナツキから服を見に行こうなんて提案、昔なら絶対にありえなかった。
「ね、ナツキさ…
カズ君の事好きなの?」
普通に聞いただけなのに、目を泳がせるナツキ。
私の聞き方が悪いのだろうか。
「そっ、そんな事無いぞ!
もちろん、尊敬はしてるが!」
話の逸らし方も、いつものナツキならもっとうまくやると思う。
男に欠片すらも興味を見せなかったナツキだが、ここまで深くかかわる男子が初めてなのか、とっても深入りしてる気がする。
それとも他に原因があるのだろうか?
「とにかく!
私は異常無いので心配しないでください。」
カズ君が悪い人だとは思っていないけど、私がいない短時間にナツキを惚れさせる力を持ってるとも思えない。
気になる。
「私達仲間だよね?」
上目遣いでナツキにおねだりする。
ナツキは「コレ」が弱点だ!
「本当に隠し事はないのです!」
照れながら語気を強めるナツキだが、何度か繰り返すと陥落する。
ーーーーーーーーー
「ですから!
お、しっこ…
を飲んでから、少しカズ殿を意識してしまう、というか…」
ナツキはたぶん正直に話していると思うけど、おしっこを飲んだから意識するって…
そんな言い訳しなくてもいいのに!
「私は応援するよ!」
どんな理由であれ、ナツキが好きになったのなら全力応援だよ!
「もし一夫一妻なら急いだほうがいいよ!」
この国の法律では婚姻関係にうるさくないけど、他種族国家である以上、種族によっては一夫一妻制なので、早めに決着を付けたほうがいい。
「カズ殿の世界の話では、人それぞれのように語っていたので、焦らなくてもいいと思うのですが…」
ナツキは少し消極的だ!
「でも!
もしシーク族に目をつけられたら厄介だよ!」
シーク族とは、強い遺伝子の雄や雌を他種族から迎え、シーク族と種族内で交配さて強化しようとする、血統主義の種族だ。
聖水という貴重なスキル持ちなら、狙われる可能性は十分ある。
「確かに…
シーク族は厄介ですね…」
ナツキも理解してくれたようだが…
「しかし、カズ殿のスキルは秘匿するので、あまり心配しないでも…」
あまり事を急ぎたくないのか、消極的だ。
「どうなっても知らないんだから!」
この時はまだ、ナツキとカズ君がここまで進んでいるって分からなかったんだもの…
「こんな服、似合いますか?」
「とっても似合ってるよ!
ナツキはスタイルがいいんだからもっとおしゃれもしたほうが良いよ!」
絶対カズ君と出会ってからだ…
「そうですか?
ありがとうございます…」
ナツキから服を見に行こうなんて提案、昔なら絶対にありえなかった。
「ね、ナツキさ…
カズ君の事好きなの?」
普通に聞いただけなのに、目を泳がせるナツキ。
私の聞き方が悪いのだろうか。
「そっ、そんな事無いぞ!
もちろん、尊敬はしてるが!」
話の逸らし方も、いつものナツキならもっとうまくやると思う。
男に欠片すらも興味を見せなかったナツキだが、ここまで深くかかわる男子が初めてなのか、とっても深入りしてる気がする。
それとも他に原因があるのだろうか?
「とにかく!
私は異常無いので心配しないでください。」
カズ君が悪い人だとは思っていないけど、私がいない短時間にナツキを惚れさせる力を持ってるとも思えない。
気になる。
「私達仲間だよね?」
上目遣いでナツキにおねだりする。
ナツキは「コレ」が弱点だ!
「本当に隠し事はないのです!」
照れながら語気を強めるナツキだが、何度か繰り返すと陥落する。
ーーーーーーーーー
「ですから!
お、しっこ…
を飲んでから、少しカズ殿を意識してしまう、というか…」
ナツキはたぶん正直に話していると思うけど、おしっこを飲んだから意識するって…
そんな言い訳しなくてもいいのに!
「私は応援するよ!」
どんな理由であれ、ナツキが好きになったのなら全力応援だよ!
「もし一夫一妻なら急いだほうがいいよ!」
この国の法律では婚姻関係にうるさくないけど、他種族国家である以上、種族によっては一夫一妻制なので、早めに決着を付けたほうがいい。
「カズ殿の世界の話では、人それぞれのように語っていたので、焦らなくてもいいと思うのですが…」
ナツキは少し消極的だ!
「でも!
もしシーク族に目をつけられたら厄介だよ!」
シーク族とは、強い遺伝子の雄や雌を他種族から迎え、シーク族と種族内で交配さて強化しようとする、血統主義の種族だ。
聖水という貴重なスキル持ちなら、狙われる可能性は十分ある。
「確かに…
シーク族は厄介ですね…」
ナツキも理解してくれたようだが…
「しかし、カズ殿のスキルは秘匿するので、あまり心配しないでも…」
あまり事を急ぎたくないのか、消極的だ。
「どうなっても知らないんだから!」
この時はまだ、ナツキとカズ君がここまで進んでいるって分からなかったんだもの…
0
お気に入りに追加
230
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
周りの女子に自分のおしっこを転送できる能力を得たので女子のお漏らしを堪能しようと思います
赤髪命
大衆娯楽
中学二年生の杉本 翔は、ある日突然、女神と名乗る女性から、女子に自分のおしっこを転送する能力を貰った。
「これで女子のお漏らし見放題じゃねーか!」
果たして上手くいくのだろうか。
※雑ですが許してください(笑)
ヒューマンテイム ~人間を奴隷化するスキルを使って、俺は王妃の体を手に入れる~
三浦裕
ファンタジー
【ヒューマンテイム】
人間を洗脳し、意のままに操るスキル。
非常に希少なスキルで、使い手は史上3人程度しか存在しない。
「ヒューマンテイムの力を使えば、俺はどんな人間だって意のままに操れる。あの美しい王妃に、ベッドで腰を振らせる事だって」
禁断のスキル【ヒューマンテイム】の力に目覚めた少年リュートは、その力を立身出世のために悪用する。
商人を操って富を得たり、
領主を操って権力を手にしたり、
貴族の女を操って、次々子を産ませたり。
リュートの最終目標は『王妃の胎に子種を仕込み、自らの子孫を王にする事』
王家に近づくためには、出世を重ねて国の英雄にまで上り詰める必要がある。
邪悪なスキルで王家乗っ取りを目指すリュートの、ダーク成り上がり譚!
校外学習の帰りに渋滞に巻き込まれた女子高生たちが集団お漏らしする話
赤髪命
大衆娯楽
※この作品は「校外学習の帰りに渋滞に巻き込まれた女子高生たちが小さな公園のトイレをみんなで使う話」のifバージョンとして、もっと渋滞がひどくトイレ休憩云々の前に高速道路上でバスが立ち往生していた場合を描く公式2次創作です。
前作との文体、文章量の違いはありますがその分キャラクターを濃く描いていくのでお楽しみ下さい。(評判が良ければ彼女たちの日常編もいずれ連載するかもです)
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる