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第4章起業しましょう。そうしましょう
188・ラプラスの悩み
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「しかし勝ったのはいいですが、
キースさんものすごく傷ついてましたよ」
魔王の試練が終わった帰り道、
私はエドナにそう言った。
「いいのよ。
あいつは本当に何でも、
自分の都合の良いようにしか受け取らないから、
はっきり言った方がいいの」
「何で都合良く受け取るんですか?」
「そりゃ聖眼持ちだからね。
生まれた時から周囲に特別扱いを受けて育ったから、
傲慢な性格になってしまったのよ。
自分が何も言わなくても、
聖眼持ちってだけで周囲からちやほやされるからね」
「うーんその気持ちは分かるような気もします」
「それにあいつ自身美形だからね。
自分が何も言わなくても、
女の子は勝手に自分を好きになってくれると思っているのよ。
だからあれぐらいはっきり言った方がいいのよ。
負い目に感じる必要はないわ。
今回のことは良い薬になったでしょうから」
うん、確かにあれぐらいはっきり言わないと、
伝わらないよなぁ。
天狗の鼻をへし折る良い機会だったかもしれない。
「ああ、そうだ。セツナ。
後でラプラスにお礼を伝えてもらえませんか。
あのゴーレムは、
実はかなり無理を言って作ってもらったものなんですよ」
そうフォルトゥーナが言った。
「分かった。じゃあお礼を伝えてきます。
先に帰っていてください。《転移》」
私は白のダンジョンまで転移する。
「おーこれはすごい」
白のダンジョンの前には長蛇の列が出来ていた。
しかもダンジョンの前では露店や屋台などが出来ていた。
私は早速列に並んだ。
そして30分後に無事入ることが出来た。
「セツナ来てくれたのね!」
そう満面の笑みでラプラスは言った。
「ゴーレムをありがとうございます。助かりました」
「いいえ、あれぐらい別にいいの。
セツナの頼みならダイナマイトを1000個ぐらい作ってもいいわ!」
「ハハハ、面白い冗談ですね」
「いやあれは絶対冗談じゃないぞ」
ガイがぼそりと何かを言っていたが聞こえなかった。
「それよりセツナあのリーアムとか言う男って何とかならないの」
「ああ、新しいギルドマスターのことですね」
「毎日来ては贈り物をしてくるわ。
変なポエムを送ってくるわ。
はっきり言ってかなり気持ち悪いの。
でもセツナの知っている人だから無視することも出来ないし、
かなり困っているのよ」
「うーん、リーアムさんは貴族ですから、
私から何かを言うことは出来ないと思います。
一応伯爵夫人には相談してみますが期待しないでください」
「分かったわ。まぁ死ぬわけじゃないし、我慢することにするわ」
「それよりいつも私が来るとすぐに来ますが、
何で分かるんですか?」
「ああ、このダンジョンには入った人が誰か鑑定魔法をかけているの。
鑑定をかけるとその人の名前とバイタルが分かるのよ」
「へぇ便利ですね」
「それよりセツナに相談したいことがあるのよ」
「何ですか」
「私この時代の文字が分からないの。
だから教えてくれない」
「はい、良いですよ」
そう言うと私は文字を書き、それぞれの発音の仕方と文字を教えた。
「ありがとう。全部覚えたわ」
「え、もうですか」
「機械だから一度見たことは忘れないのよ。
これで案内板を設置したり出来るわ」
「でもこの世界の人って識字率あんまり高くないので、
絵で伝える方がいいかもしれませんね」
「それもそうね。
でもまだ悩みはあってね。
ダンジョンの中で商売をしたいって言う人が居るのよ」
「商売?」
「でも伯爵夫人に聞いたら、
ダンジョンで商売をするのは前例がないことだと言われたのよ。
それに戦闘能力が無い人間が、
ダンジョンの中に入るのは危険過ぎるし、
もうどうしたらいいのか分からないの」
「ふむ、じゃあこうしたらどうですか。
まず商人達に特殊なカードを持たせます。
そのカードを持っていると魔物に襲われなくなります。
そしてそのカードを持ってダンジョンに入ると、
どの階層に行くか選べるんです。
そして全部の階層に商人が商売出来る小部屋を作って、
商売が出来るようにすればいいんです」
「なるほどでもそんなに、
便利なカードだと欲しがる人がいるんじゃないかしら」
「じゃあカードを持っていると、
魔物が何も落とさなくなって、
宝箱の中身も空になるようにしましょう。
あと防犯対策として、商人じゃない人がカードに触れたら、
警報がなるようにするんです。
これで盗まれる心配はありません」
「セツナ。ありがとう。セツナは私の救いの女神よ」
「それとお金を得る手段として、
商人が居る小部屋では、
素材やアイテムを売ることが出来るようにしたらいいと思います」
「それは名案だわ。
それともう1つ頼みたいことがあるのだけどいい?」
「え、何ですか?」
「あなたはコレーの町で、
ダンジョンをゴミ処理施設に改造したんでしょう?
あれと同じ物を作ってくれって言われているの。
だから改造するための魔力をくれない?」
「分かりました。いいですよ」
そうして私は魔力をダンジョンに注入した。
「ありがとう。本当にそれしか言えないけど、ありがとう。
これで白のダンジョンにゴミ処理施設が出来たわ」
ラプラスがそう穏やかな笑みを浮かべていった。
最初に比べると大分笑うようになったな。
「じゃあ、早速ダンジョンを改造するわ。
改造するついでにダンジョンを少し広くして、
ベッドとトイレの数も増やしておくわ。
あとシャワールームも作るわ」
「それは良いですね」
そうしてダンジョンはまた生まれ変わり、
前より少し広くなった。
ベッドもトイレの数も増えたので冒険者からは喜ばれた。
特にシャワールームの設置は喜ばれた。
そしてダンジョンが変わったことに一番喜んだのは商人だ。
ダンジョンの中で新鮮な野菜や肉や果物を売ると、
飛ぶように売れたらしい。
基本的にそれまでダンジョンには、
長持ちする干し肉ぐらいしか持ち込めなかったので、
栄養が偏ることが多かったからだ。
それこそアアルの市場の2倍ぐらい高くても売れるので、
商人達は笑いが止まらないと言っていた。
そしてラプラスが文字が読めるようになったことで、
部屋の扉にどんな部屋か書かれるようになり、
休憩所ではダンジョンの注意事項を書いた冊子が置かれた。
そしてゴミ処理施設だが、
通常のダンジョンの入り口の隣に、
ゴミ処理施設へ続く入り口が新たに作られ、
アアルにあるゴミは全てダンジョンで処理されることになった。
そんな感じでまた生まれ変わったダンジョンは、
ますます賑わい、ダンジョン目当ての冒険者がやってくることになるのだが、
それはまた別の話だ
キースさんものすごく傷ついてましたよ」
魔王の試練が終わった帰り道、
私はエドナにそう言った。
「いいのよ。
あいつは本当に何でも、
自分の都合の良いようにしか受け取らないから、
はっきり言った方がいいの」
「何で都合良く受け取るんですか?」
「そりゃ聖眼持ちだからね。
生まれた時から周囲に特別扱いを受けて育ったから、
傲慢な性格になってしまったのよ。
自分が何も言わなくても、
聖眼持ちってだけで周囲からちやほやされるからね」
「うーんその気持ちは分かるような気もします」
「それにあいつ自身美形だからね。
自分が何も言わなくても、
女の子は勝手に自分を好きになってくれると思っているのよ。
だからあれぐらいはっきり言った方がいいのよ。
負い目に感じる必要はないわ。
今回のことは良い薬になったでしょうから」
うん、確かにあれぐらいはっきり言わないと、
伝わらないよなぁ。
天狗の鼻をへし折る良い機会だったかもしれない。
「ああ、そうだ。セツナ。
後でラプラスにお礼を伝えてもらえませんか。
あのゴーレムは、
実はかなり無理を言って作ってもらったものなんですよ」
そうフォルトゥーナが言った。
「分かった。じゃあお礼を伝えてきます。
先に帰っていてください。《転移》」
私は白のダンジョンまで転移する。
「おーこれはすごい」
白のダンジョンの前には長蛇の列が出来ていた。
しかもダンジョンの前では露店や屋台などが出来ていた。
私は早速列に並んだ。
そして30分後に無事入ることが出来た。
「セツナ来てくれたのね!」
そう満面の笑みでラプラスは言った。
「ゴーレムをありがとうございます。助かりました」
「いいえ、あれぐらい別にいいの。
セツナの頼みならダイナマイトを1000個ぐらい作ってもいいわ!」
「ハハハ、面白い冗談ですね」
「いやあれは絶対冗談じゃないぞ」
ガイがぼそりと何かを言っていたが聞こえなかった。
「それよりセツナあのリーアムとか言う男って何とかならないの」
「ああ、新しいギルドマスターのことですね」
「毎日来ては贈り物をしてくるわ。
変なポエムを送ってくるわ。
はっきり言ってかなり気持ち悪いの。
でもセツナの知っている人だから無視することも出来ないし、
かなり困っているのよ」
「うーん、リーアムさんは貴族ですから、
私から何かを言うことは出来ないと思います。
一応伯爵夫人には相談してみますが期待しないでください」
「分かったわ。まぁ死ぬわけじゃないし、我慢することにするわ」
「それよりいつも私が来るとすぐに来ますが、
何で分かるんですか?」
「ああ、このダンジョンには入った人が誰か鑑定魔法をかけているの。
鑑定をかけるとその人の名前とバイタルが分かるのよ」
「へぇ便利ですね」
「それよりセツナに相談したいことがあるのよ」
「何ですか」
「私この時代の文字が分からないの。
だから教えてくれない」
「はい、良いですよ」
そう言うと私は文字を書き、それぞれの発音の仕方と文字を教えた。
「ありがとう。全部覚えたわ」
「え、もうですか」
「機械だから一度見たことは忘れないのよ。
これで案内板を設置したり出来るわ」
「でもこの世界の人って識字率あんまり高くないので、
絵で伝える方がいいかもしれませんね」
「それもそうね。
でもまだ悩みはあってね。
ダンジョンの中で商売をしたいって言う人が居るのよ」
「商売?」
「でも伯爵夫人に聞いたら、
ダンジョンで商売をするのは前例がないことだと言われたのよ。
それに戦闘能力が無い人間が、
ダンジョンの中に入るのは危険過ぎるし、
もうどうしたらいいのか分からないの」
「ふむ、じゃあこうしたらどうですか。
まず商人達に特殊なカードを持たせます。
そのカードを持っていると魔物に襲われなくなります。
そしてそのカードを持ってダンジョンに入ると、
どの階層に行くか選べるんです。
そして全部の階層に商人が商売出来る小部屋を作って、
商売が出来るようにすればいいんです」
「なるほどでもそんなに、
便利なカードだと欲しがる人がいるんじゃないかしら」
「じゃあカードを持っていると、
魔物が何も落とさなくなって、
宝箱の中身も空になるようにしましょう。
あと防犯対策として、商人じゃない人がカードに触れたら、
警報がなるようにするんです。
これで盗まれる心配はありません」
「セツナ。ありがとう。セツナは私の救いの女神よ」
「それとお金を得る手段として、
商人が居る小部屋では、
素材やアイテムを売ることが出来るようにしたらいいと思います」
「それは名案だわ。
それともう1つ頼みたいことがあるのだけどいい?」
「え、何ですか?」
「あなたはコレーの町で、
ダンジョンをゴミ処理施設に改造したんでしょう?
あれと同じ物を作ってくれって言われているの。
だから改造するための魔力をくれない?」
「分かりました。いいですよ」
そうして私は魔力をダンジョンに注入した。
「ありがとう。本当にそれしか言えないけど、ありがとう。
これで白のダンジョンにゴミ処理施設が出来たわ」
ラプラスがそう穏やかな笑みを浮かべていった。
最初に比べると大分笑うようになったな。
「じゃあ、早速ダンジョンを改造するわ。
改造するついでにダンジョンを少し広くして、
ベッドとトイレの数も増やしておくわ。
あとシャワールームも作るわ」
「それは良いですね」
そうしてダンジョンはまた生まれ変わり、
前より少し広くなった。
ベッドもトイレの数も増えたので冒険者からは喜ばれた。
特にシャワールームの設置は喜ばれた。
そしてダンジョンが変わったことに一番喜んだのは商人だ。
ダンジョンの中で新鮮な野菜や肉や果物を売ると、
飛ぶように売れたらしい。
基本的にそれまでダンジョンには、
長持ちする干し肉ぐらいしか持ち込めなかったので、
栄養が偏ることが多かったからだ。
それこそアアルの市場の2倍ぐらい高くても売れるので、
商人達は笑いが止まらないと言っていた。
そしてラプラスが文字が読めるようになったことで、
部屋の扉にどんな部屋か書かれるようになり、
休憩所ではダンジョンの注意事項を書いた冊子が置かれた。
そしてゴミ処理施設だが、
通常のダンジョンの入り口の隣に、
ゴミ処理施設へ続く入り口が新たに作られ、
アアルにあるゴミは全てダンジョンで処理されることになった。
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