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第1章過去と前世と贖罪と
設定資料集
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作品の多大なネタバレがあります。
話を全部読んでから読むことをおすすめします。
◆メインキャラクター設定◆
【セツナ・カイドウ】
【年齢】17才(物語開始時)。 【種族】人間。
【属性】火、水、風、地、闇、無。
【誕生日】7月6日。 【身長】146センチ。
【好きなもの】料理、お菓子作り 【嫌いなもの】幽霊、虫。
【趣味】料理、お菓子作り。
【一人称】私 【二人称】あなた 【口調】常に敬語
【容姿】髪は首筋までの黒髪で、
瞳の色ははっきりとした金色
(といっても普段は幻惑魔法で色を変えている)。
自他共に認める童顔で、17才だがまず年齢通りに見てもらえない。
人によっては9才ぐらいに見えることもある。
本人は童顔以外は至って普通と思っているが、
周りの人間は普通に可愛いと思っている人が多い。
体は小柄で華奢。弱そうに見える。
【詳細】
◆ある日突然、異世界に来てしまい、
地獄行きを回避する措置として、現世に蘇る。
基本的に楽観的かつ、前向きな性格。
だが内心では自分に対して、少し自信がないところがある。
基本的に気分の落差が激しく、すぐ明るくなったり暗くなったりする。
またかなりうっかりしていて、たまに信じられないドジすることがある。
ちなみにインドア派。押しの強い人間は苦手。
◆料理が得意でお菓子作りが趣味。
◆お化けが大の苦手。ホラー映画とか絶対見ない。
◆恋愛面では劇的に鈍く。基本的に自分に魅力がないと思っているので、
ハンクやジャンなど、
数々の男性に好意を持たれているが、全く気がついていない。
だが一度恋心を自覚すれば、
暴走するのではないかとエドナから指摘されている。
◆日本に居た時は母と2人暮らしで、
父親は5才の時に膵臓癌で亡くなってしまったため、家には居ない。
そのため一番身近な家族が母親だった。
母は仕事でいつも忙しいが関係は良好だった。
その母親と強制的に引き離されてしまっため、
一刻も早く元の世界に帰りたいと思っている。
◆祖母祖父は他界しており、
唯一生きている母方の祖母が認知症になり、老人ホームに入っている。
◆死ぬ前のことをあまり覚えておらず、自分の身に何があったのか知らない。
といっても本人も特に思い出す努力はしておらず、あまり気にしていない。
◆中学生の時いじめにあって、不登校になった事がある。
◆学校での成績は普通。
ただし科学と数学の成績がクラスの中でもぶっちぎりで悪く、
テストでもいつもワーストの常連だった
覚えようとしても、
こんなことを覚えて何の役に立つんだろうと虚しさが先立ってしまい。
やる気も無かった。
◆よからぬ事を考えているとぐふふと笑う癖がある。
◆皇帝に酷いことをされたので男性は少し苦手。
◆実は軍師としての才能があるが、
本人はそれを発揮しないことを望んでいる。
孫子の兵法も知っている。
◆基本的に誰に対しても敬語。
これはヒョウム国での影響で、
そのせいで正しい食事の作法なども身についている。
日本にいた時はため口などが多かった。
◆男性経験はヒョウム国に居た時もない。
◆体は魔力で動いているため、
急激に魔法を使うと肉体の方にかなり負担がかかってしまう。
◆地獄神はセツナに対して何も言っていなかったが、
実はセツナが最初にこの世界に来て、もう100年以上経っている。
ある日いきなり異世界に来た。
異世界に来てからは、とある寒村に身を寄せるが、
元の世界に帰りたいがために、
村人に自分が異世界人だということを伝えてしまう。
その事が皇帝の耳に入り、村は滅ぼされ、皇帝の元に連れて行かれ、
何年も、監禁されて過ごす。
その後軍師としての才能を皇帝に見いだされ、
数々の戦場で勝利を収めるが、カルマ転移の術を受けたことで、
不幸な出来事が起こるようになり、祟り姫と呼ばれるようになる。
極めつけに病気になったことで皇帝から離され、幽閉される。
そんな中、村の生き残りであるアーウィンが助けにきてくれるが、
彼が殺されたことにより、絶望し、アーウィンの後を追うように自殺した。
◆死ぬ前はこの世界に来て18年6ヶ月は経過している。
しかも地下牢には12年以上も閉じ込められていた。
◆死んでからは、地獄神に生き返りを提案されるが、1度は断る。
だがヒョウム国での記憶を全て封じることを条件に、
生き返ることを承諾する。
そのためセツナは自分が記憶を失ったのは、
死んだ時のショックが強すぎて、記憶を失ったと思っているが、
実際は彼女自身が地獄神に頼んだため、そうなっている。
その影響で以前の自分と違和感のある行動をしても、
違和感を感じないようにするまじないがかかっている。
ふとした拍子に何か思い出してもすぐ忘れてしまうのはそのせい。
だが魂がカルマ転移の術で一度崩壊寸前にまでなったので、
精神的にかなり不安定。
実際にもう100年という月日が経っているため、
今セツナがどれだけ努力したところで、
元の世界に帰る事は事実上不可能。
それどころか母親の顔さえ忘れてしまっている。
この記憶は一章のラストで全部思い出す。
【作者語り】最初に考えていた話は、
主人公がもう異世界に来てしまっていて、
何年か経っているというものでした。
当初考えていた設定は今の話とまるで別物で、
異世界人というのは強い魔力を持っていて、
定期的にこちらの世界に渡ってくるという設定でした。
主人公は強い魔力を持っているが故に、
魔法によって操り人形にされてしまって、
そのまま使用者の言うままに、暗殺者として働いていたために
莫大なカルマを背負ってしまい、
死後、地獄神から操られていたのに地獄に行くのは可哀想だから、
生き返って善行を積みなさいと言われて、
善行を積む旅に出るという話でした。
しかし、これを小説としてすると、
設定が分かりにくい上に、ややこしいし、説明しずらいので、
あえなくボツに。
そしてどうせやるなら異世界に来て数年経っているよりも、
来たばかりの方が状況として説明しやすいのでは?
と思い今の形になりました。
といってもまぁ…暗殺者だったということにすると、
主人公が暗いキャラクターになりそうなので、それもボツに。
強い魔力を持っていたのに、
魔法で操られたというのも何だかおかしいので、これもボツに。
どうせやるなら被害者だったという側面を強調させた方が良いので、
酷い過去を持っているということにしたのですけど、
それだとまた暗いキャラになりそうなので、
そこの部分の記憶は無いということにしました。
まぁといっても基本的に監禁されて18年は経っているので、
それを全部、封じるとなるとなかなか難しいので、
定期的にフラッシュバックが起きるということにしました。
よくセツナが物語の中で、母親に会いたいと言っていますが、
あれもいわゆるフラッシュバックです。
牢獄に閉じ込められている間、
母親の元に帰ることだけを夢見ていたので、
それが定期的に表れてしまうわけです。
ちなみにセツナという名前ですが、
これは最初は男にするか女にするか決まって居なかったので、
男でも女でもある名前の方の方が、
後で変更しなくて済むかなと思って付けました。
まぁテキトーですね(^_^;)
事実上、最強系主人公なわけですけど、絶対に悪用出来ないというリスクに加え、
常に監視されている、魔力を持て余している、世間知らず、
本人が精神的に隙が多い性格をしているなどなど、
あんまり最強だと感じさせにくいですね。
ですがその方が個人的には書きやすいんです。
主人公が何でもできて、万能系のキャラになっちゃうと、
もうそれ以上、話が膨らませられないんです。
だから弱点を多くしつつ、
それを別のキャラで補った方が個人的にやりやすいです。
まぁその結果感情移入しにくい主人公になってしまったことは、
大きな反省点ですね。
まぁ全ての人に好かれるのはもう無理なのでこういうキャラでもういいです。
【地獄神アビス】
【年齢】不明(数十億歳は超えてる) 【種族】神。
【属性】火、水、風、地、闇、無。
【誕生日】不明 【身長】152センチ。
【好きなもの】観察しがいのある人間 【嫌いなもの】強欲な人間
【趣味】セツナ観察。
【一人称】ボク 【二人称】君 【口調】~だよ。
【容姿】短い銀髪に金色の瞳。容姿は絶世の美少年で、
銀色の宝石がはめ込まれた杖を持ち、
頭には王冠をかぶり、王座に腰掛けていることが多い。
【詳細】
◆セツナを生き返らせた張本人。
セツナが持っている膨大な魔力もスキルも、元は彼が与えたもの。
イデアが誕生した頃から存在している最古の神で、
一度本気で人間を滅ぼそうとしたことがある
地上では簡単に名前を言うことができない程、恐れられ、畏怖されている。
◆地獄の神であるにも関わらず、何故かセツナに対しては親切。
そして貴重な情報をホイホイ教えたりするので、
セツナから何か裏があるのでは…と勘ぐられている。
◆地獄の神であるが本来は闇を司る神様。
闇は性質が穏やかであるため、本来は温厚な性格なのだが、
一度本気で人間を滅ぼしかけたこともあって、
その名を呼ぶ事も出来ない程、
地上では恐れられている。
神殿の教義には人間がまた腐敗すれば、
彼がまた人間を滅ぼすと言われているが、本人にはその気は全くない
◆地獄の支配者、統べる冠を持つ者、
魔神、金眼の魔術王、破壊神などなど数多くの呼び名がある。
◆何故か地上では、頭が3つあり、角が6つ生え、腕が8本あり、
筋肉隆々の巨人として描かれることが多い
◆過去の失敗から人間のように感情に支配される事はない。
また怒った事は一度しかないらしい
◆元々の名は暗黒神アビスだったが、
地獄を管理するようになって地獄神に変えた。
◆基本的に放任主義で地獄の管理も、普段は地獄の神々に任せている。
自身が口を出すことは滅多になく、
地獄の神々が対処出来ない事態になった時のみ動く。
◆元々は女神として生きていた時もあったが、現在は少年の姿をしている。
性別に関しては男性というより中性より。
◆神としてはトップクラスに強い力を持つ。
その力は途方もなく、簡単に世界を滅ぼせてしまう程の実力を持つ。
(娘のベアトリクスからは、
神々全員が束になってかかったところで勝てないと言われる程)
本来であれば実力的に彼の方が最高神に相応しいのだが、
権力に興味がないので、
今は地獄の管理をするに留まっている。
◆かつて世界を滅ぼしかけた事もあって、
天上界の神々からは距離を置かれている。
交渉役にはベアトリクスがやる事が多い。
◆別の世界に干渉することはできるが、
その世界がどんな世界なのかはわからないらしい。
異世界人が来る理由も最高の力を持っている彼でも原理は不明らしい。
◆未来を見ることもできるが、起こりえる未来が複数あるため、
可能性の高いものを当てる事が出来る。
遠くの未来になるほど曖昧になり、近くになるほど鮮明になるらしい。
未来というのは川の流れのようなもので、そこになだれ込んでしまったら、
もうその流れを変えることが出来ないらしい。
◆持ってる杖の中にセツナの魂が少し入っている。
これによりいつでも魔力供給ができる。
◆消滅しかけた魂を元に戻すには、アビスでなければ難しいらしい。
◆溶岩の中で寝泊まりしている。
◆女性にはもてるが、本人は女性にあまり興味がなく、
それが地獄の神々の悩みの種。
【作者語り】
アビスはとりあえず設定だけなら、セツナより先に出来たキャラです。
セツナは上記で語った通り、
一回キャラ設定を見直したので、彼の方が先だったんですが、
実は初期設定では女性でした。
なんでかというと、地獄の神様を作ろうと思った時、
主人公をサポートするなら閻魔大王みたいな怖い感じより、
優しい感じの方がいいかなと思って、女キャラにしたんですけど、
セツナ側の設定を固めるうちに、
これは女性じゃなくて少年にした方がいいのでは?と思って変えました。
なんでかというと、
主人公も女性、仲間キャラも女性、さらにサポートキャラも女性だと、
ちょっと女キャラ多すぎるだろうと思いまして、
男性にすることにしました。
といってもあんまり恋愛要素は入れたくなかったので、
成人男性ではなく、少年にしました。
そしたら外見が少女のセツナとは絵的に映えるかなーと思ったんですけど、
小説だからあんまり意味なかったですね(笑)
といっても実は神様なんで、地獄神には性別がありません。
なんでかというと姿が自在に変えられるからです。
これは神々のすべてが共通して言えることです。
と言ってもみんな中身が男性よりだったり、女性よりだったりして、
どちらかの姿をとっていることが多いですが、
地獄神はどちらかというと中性です。
というか性に関してあまりこだわりがありません。
少年の姿をとっているのも、この方が話しやすいからです。
特に深い意味はありません。
あと彼は常にセツナを監視していますが、
これはセツナが道を誤らないかどうか警戒してるせいです。
過去にアビスが力を与えた人間(タロウ=ヤマダ)が、
その能力を使って多くの人を虐殺したので、
そういうことがないように監視しています。
ちなみに監視している間に地獄の管理はどうなっているかというと、
これは別に地獄の仕事を放棄しているわけでありません。
…まぁ本編でこれを説明するのは、
かなり先になりそうなので今ここで言っておきますが、
神というのは実は分身することができます。
分身しても特に本体というものはありません。分身したすべてが本体です。
離れていても分身同士はどこで何をやっているのか把握することができます。
基本的に神々のすべてが使えるわけではありませんが、
地獄神クラスともなると、10000体以上は分身することができます。
基本的に地獄の管理は全部分身してやっているので、
そのうちの一体がセツナを監視しているに過ぎません。
なので彼はちゃんと地獄の管理はやってます。
それでもかなりハードな仕事なので、
今では部下に大部分を押しつ…任せていますが…。
【エドナ・オーウェン】
【年齢】20 【種族】人間。
【属性】火。
【誕生日】11月26日 【身長】171センチ
【好きなもの】食べること 【嫌いなもの】傲慢な男
【趣味】読書、体を鍛えること。
【一人称】私 【二人称】あなた 【口調】~わ、~わよ。
【容姿】腰まである赤い髪、緑色の瞳。肌の色は白。
西洋人な顔立ちをしている。
容姿はかなりの美人、スタイルもいいが、
体に魔物にやられた傷などがいくつかある
(魔族討伐後、それらの傷は全て消える)。
胸はそこそこある。
服はローブを着る事が多く、つばの広いとんがり帽子を被っている。
腰にはベルトポーチを付けている。
魔族討伐後、右目が金色になる。
【詳細】
◆女性の冒険者。
基本的に冷静かつ、現実的な性格。
長年冒険者として生死を見てきているので、
時には非情とも思える判断を下すことが出来る。
基本的にどんなことがあっても投げ出さない性格。
常識に囚われた頑固な性格だが、
セツナの非常識ぶりを見て考え方を変えた。
また滅多なことで人間を信用しないが、何故かセツナには甘い。
◆かなりの努力家で、身につけたスキルも全て努力によるもの。
◆冷静な性格だが意外にもキレやすい。
キレても理詰めで説得することが多いので、
あんまりキレてる感はない方。
◆痩せの大食いでかなり食べる方。
◆冒険者をやって七年が経つ。
◆今までに三十回以上遭難した事があり、
数ヶ月は森の中に居た事もある。
そのため薬草やキノコ類に詳しく、採取の仕事も得意。
◆各地を色々と旅をしているがバーン王国から出た事はない。
◆セツナの母親に雰囲気が似てるが、
これは転生前に意図的に地獄神が似せたもの。
◆極度の方向音痴で、慣れていない道はまともに着いたためしがない。
(道さえ覚えれば迷うことはないが、それでもたまに迷う)
◆また酒癖が非常に悪く、
飲むと記憶を無くすことが多いので、滅多に飲まない。
◆何度も死にそうな目にあったため、あまり物欲がない。
また恐怖のコントロールも上手。
◆基本的に形から入る方。
◆男には何度もトラブルに巻き込まれたため、警戒心が半端ない。
基本的に体目当ての男は全て叩きのめしてきた。
◆今までに色々な人間とチームを組んできたが、
女性差別からほとんど長続きしなかった。
◆手先がかなり不器用で、家事炊事洗濯料理裁縫などは苦手で出来ない。
◆基本的にどんな武器でも扱う事ができる。弓も使える。
◆時間を計るための日時計が使える。
方角を知るために星座の知識がある。
◆基本的に他人にはあまり興味はない。
◆女性差別を長年受けてきたため、
女性である事に深いコンプレックスを持っている。
◆元々は大変才能のある剣士だったが、
魔物のせいで右手に大怪我を負ってしまい剣士から、魔法使いに転身した。
剣士だった時も簡単な魔法は使えたが、
別に戦闘に特化したものではなかったため、
1から勉強し直して、今みたいな形になった。
◆性行為には深いトラウマがあるので無理。また性欲も薄い方。
◆冒険者は死がつきものなので、
万が一の時のため遺書を鞄の中にいつも入れている。
◆実は密かにベアトリクスから目をかけられている。
本人は知らないが臨死体験した時に出会っている。
◆寝る時は全裸だが、これはエドナだけでなく多くの人がそう。
◆霊感はあるが幽霊が何を言っているかわからないらしい。
◆母親とは瓜二つと言っていい程そっくり。
そのことに深いコンプレックスを持っている。
◆何故か変な男に好かれやすい。
◆元は貴族の生まれだが、両親の愛情を受けずに育つ。
母は他界しており、後妻となった女を本当の母と思っていた。
本当は母と使用人との不倫の末に生まれた。本当の母は自殺している。
そういう事情を知らなかったため、
両親に愛される弟に嫉妬し、怪我をさせたことで8歳の時に勘当される。
その後はほとんどホームレス状態だったが、
二度と家には帰らないと決めていたため、
家に帰ることはなかった。
ホームレス時代に男に騙されて暴行されたことがある。
そのトラウマのせいで性行為には深いトラウマがあり出来ない。
そういう経緯もあってか、
子供の頃の記憶は曖昧で覚えていない部分がある。
男に冷たいのも過去のトラウマのせいでもある。
暴行された事で強くなりたいと思うようになり、
独学で剣術の練習をするようになり、
その縁で剣術道場に通うようになる。
(ちなみにこの時にベアトリクスに身体強化の薬を盛られている。
そのせいでかなり強くなった)
だが愛情深く教えてくれた師範が亡くなったことで剣術道場を出る。
それからは魔物を倒して魔石を売ることで生計を立てていたが、
13歳になった時、冒険者になる。
◆冒険者になってからはそれなりに活躍していたが、
嫉妬した冒険者に襲撃され、暴行された事がきっかけで、町を出る。
その時のエドナはたくさんの裏切りと罵声を浴びてきたので、
かなり冷めた性格をしていた。
そんな時ステラという女性の冒険者に出会う。
最初は無視していたものの、
彼女の優しさに触れるうちに徐々に打ち解けていった。
だが仕事中運悪くドラゴンと遭遇し、ステラは死亡してしまう。
その時の彼女の言葉から、大陸一の冒険者になることを決意する。
(ちなみにドラゴンと遭遇して無事だった話が、
いつの間にか倒したと伝わってしまい。
竜殺しと間違って呼ばれるようになる)
◆そして16歳の時に王都では数年に1度、
優れた武闘家を決める武道会があるのだが、
エドナはそこの武器部門で準優勝を果たす。
(といっても決勝で出会った男に14回も再試合させられるはめになったので、
実際は優勝したも同然なのだが)
そのせいで当時はものすごい大騒ぎになった。
大会に出たせいで貴族から大した用もないのに呼び出されることが増えたり、
自分の実力にかみ合わない依頼を持ちかけらることも増えてしまう。
騎士団のメンツを潰してしまったので暗殺者を送られたこともある。
そしてアークデーモンの討伐を依頼される。
チームでアークデーモンの討伐をするため戦うが、
奇跡的に倒せたものの、右手と背中を負傷する。
そのため本人は武道会に出た時の事を大失敗だと思っている。
ちなみに全盛期はSランク冒険者に匹敵する力をもっていた。
ちなみにこの時は髪が短かった。
◆イージスの魔女という呼び名がある。
それは王都に暮らしていた時に勝手につけられたあだ名のようなものだ。
そしてそれは褒め称えるための称号では無い。
イージスと言うのは、剣の形をした武器のことだ。伝説上の存在で、
持つ者は最強の力を手に入れることができるとされている武器である。
だがイージスは諸刃の刃と言う言葉がこの国にはある。
その理由はイージスを手にした存在は最強になれるのだが、
その代償として人の心を失うからだ。
それはイージスが氷の力を持った剣であるせいだと言われている。
氷の力を持つ故に、手にしたものは心まで凍りついてしまうのだ。
つまり、外見は美しく実力も並外れて強いが、
中身は冷徹極まりなく、他人には無関心。
そう言う意味で、
揶揄されて付けられたあだ名であると本人は思っているが、
実際はイージスは最強の剣であるため、
褒め称える目的でも呼ばれてもいる。
◆実はアーウィンの生まれ変わり、
セツナを指導し導くために生まれた。
女性に生まれたのはセツナの母に似せるため、
セツナが心を許す相手に似せられた。
本来であれば王子と結婚し、セツナを助けるはずだったが、
父親がエドナを勘当したことにより不可能になった。
ちなみにセツナを導く他にレイラを殺すことも彼女の使命の一つだった。
◆全盛期には数々の伝説を残しており、
ヒドラやオークの群れを倒したり、
アークデーモンと相打ちになったこともある。
クラーケン討伐にも参加したことがある。
本人曰くほとんど罠を使って倒し、自分1人の力で倒したわけではない上に、
たくさんの偶然が積み重なって上手くいったことらしく、
だが噂では正面きって倒したことになっており、
噂に尾ひれが付きまくっている。
◆一度死んで復活してからは、セツナの魔力で生きる存在となる。
その影響でセツナからは離れられない体となるが、
本人は大して気にしていない。
復活の際に送られる魔力の影響で右目が金色になっている。
地獄神の加護の加護を受けている状態らしい。
◆魔族を倒した功績のおかげでAランクに昇進した。
【作者語り】
もう世界観の説明をさせるためだけに生み出したようなキャラですね。
とりあえず主人公の相棒ポジションのキャラを作ろうと思って、
意気込んだのは良いのですが、そこに大きな落とし穴がありました。
実はこの話、20話ぐらい一気に書いたはいいものの、
一度丸ごと書き直したんです。
その理由としては、物語の設定を練って居なかったのと、
エドナのキャラが定まっていなかったからです。
とりあえず、主人公であるセツナは異世界についての知識が全くありません。
手帳と言う道具はありますが、それで全てを説明するのは限界があります。
(というか地獄神は神なので、人間の常識について基本的な事は知っていても、
詳しいことについては、よく分かっていないところがあります。
作中で色々説明不足なところがあるのはそのため(^_^;))
だからそれはこうじゃないよー、それはおかしいよーと、
常識人的なポジションで説明してくれるキャラが必要だったんですが…。
その説明役のキャラがどうしてセツナを助けたいのか?関わりたいのか?
それが今ひとつ動機として弱かったんです。
だから一度エドナのキャラを練ってから、書き直そうと思ったんですけど、
これがなかなか上手くいかなくて…本当に苦労しました。
今も上手くできているのか自信はありません。
初期設定では、当初は貴族じゃなくて、平民の生まれでしたが、
魔物の襲撃で家族を失い、
その時に顔に傷を負っていて髪でその傷を隠しているというものでしたが、
ただ、女性が顔に傷があるのはちょっとかわいそうかなと思ったのと、
エドナはセツナとの対比に、かなり美人ってことにしておきたかったので、
これはボツにしました。
で、新たに考えたのが、今の設定に近い。貴族の生まれだったけど、
家族の愛情を受けられなくて、
最終的には家出して冒険者になるというものでした。
しかしそこでいろいろと不幸な設定を入れたら、
逆に暗い感じのキャラになっちゃって、
そうなるとセツナに全く絡んでくれなくなって、
これには本当に困りました。
なんで私が作ったキャラなのに、思い通りに動いてくれないんだと、
どうしたらいいのかわからなくて、本当に悩みました。
しばらくはその路線で行っていたのですが、
最終的にはボツにしました。
それからしばらくいろいろ構成を練っていたんですが、
どれもしっくりこなくって、
キャラがもう本当に本当に分からなくなって、
迷走し続けた結果、もう最初の感じの設定に戻そうと思って、
それに不幸設定を色々足して、今の感じのキャラになりました。
いや本当に、ここの結論に行き着くなら、
全部書き直す必要は無かったんじゃないのかと思うかもしれませんが。
私は基本的に設定を練ってから小説を書きません。
大筋を決めてから、細かい部分を書いてから決めていくので、
書き直すことがしょっちゅうあります。
(学習能力が無いとも言う(^_^;))
で書いているうちに、
セツナ側もエドナを信用する動機がちょっと弱いかなと思って、
セツナの母親に似ている、前世から縁がある等の設定を入れました。
あと当初描いていた時はこの2人は最初は宿で出会う予定でした。
それを馬車の中に変更したのは、
その方がより深くセツナの印象に残るかと思ってのことでした。
結果的にその方が宿で再会した時にスムーズに会話ができますし、
まぁそっちの方がいいかなと思ってそうしました。
ちなみに昔剣士だったというのは、
後から思いついた設定です。完全に後付けです。
なんでそうしたのかというと、
3人目の仲間キャラは回復系の魔法使いにしようと思っていたので、
セツナも魔法使い、エドナも魔法使い、3人目も魔法使いともなると、
これはちょっとバランスが悪いだろうと思ってのことです。
なんにせよ。書くのにかなり苦労したキャラですが、
その分思い入れも深く、
セツナ、アビスに次ぐ、お気に入りキャラですね。
まぁその割には色々と不幸なんですけど(^_^;)
どうも私は悲惨な過去を持ってるキャラが好きみたいで、
気に入ったキャラを作るとだいだい不幸属性が付きまとうことが多いです(汗)。
まぁセツナはその最たる例ですね…。
ちなみに一度死んで生き返りますが、
これは創作や神話でも、死者蘇生って失敗することが多いからです。
だから円満に成功するパターンだと珍しいかなって思って生き返らせました。
まぁその程度の理由です。特に深い理由はありません。
【ガイ】
【年齢】76歳 【種族】妖精 【属性】風
【誕生日】忘れた 【身長】12センチ。
【好きなもの】外の世界 【嫌いなもの】特になし 【趣味】散歩
【一人称】俺 【二人称】お前 【口調】~だぜ
【容姿】短い黄緑色の髪に、緑色の瞳、
サイズは手のひらサイズで、背中にトンボみたいな羽が生えている。
【詳細】セツナに勝手についてきた妖精。
妖精の里で暮らしていたが、外の世界からの憧れから、セツナの仲間になる。
◆基本的に明るく物事を引きずらない性格だが、
空気が読めるため、普段の会話では他の人間がいる時は黙っている。
軽そうに見えて、約束はちゃんと守る性格。
◆セツナから隠密と消音魔法の込められた魔道具を渡されており、
それにより他の人間は姿が見えないし声も聞こえない。
ガイの意思で自由に解除出来る。
何かあればセツナに位置を知らせる機能もある。
◆セツナのことはタロウの子孫だと思っていたが、
そうじゃないと知った今でもセツナと共に居ることを選んだ。
【作者語り】
実を言うと当初書いた時は仲間になる予定はありませんでした。
でも書いてるうちに仲間になったら面白いだろうなと思って仲間にしました。
元気が取り柄のキャラですが空気は読めるので、
人の多い所では黙っています。
そのため空気化しやすく、作者である私も時々存在を忘れます(^_^;)。
まぁ男性的な視点と年長者として意見をくれる貴重なキャラですね。
【ハンク】
【年齢】17歳 【種族】人間 【属性】火
【誕生日】6月6日 【身長】182センチ
【好きなもの】肉 【嫌いなもの】豆類 【趣味】特になし
【一人称】俺 【二人称】お前 【口調】~だ
【容姿】短い茶髪に青い瞳。容姿は整っている方だが目つきは悪い。
怒ると修羅みたいな顔になる。
◆ギルドでも札付きの問題児で、カッとなるとすぐ暴力に走る。
そのせいでギルドの中でも嫌われ者で、孤立している。
◆Cランク冒険者。
◆父親は生まれた時に死んでいる。
母親は医者から見捨てられた不治の病で母親を救うために冒険者になった。
◆幼い頃は孤児院で預けられていたため、サラとは面識がある。
◆聖月草の件でセツナに恋心を抱くようになったが、
上記の性格のせいで伝わらないどころか、むしろ嫌われている。
◆母親が病弱なため幼い頃は孤児院で育つ。(そのためサラと交流がある)
◆基本的に感情表現が下手くそ。
【作者語り】
実は最初の予定では仲間になる予定でした。
ですが書いててこういう男は今ひとつ好きになれないのでボツにしました。
ハンクはセツナのことが好きですが、
不器用なので全く伝わっていないどころかむしろ嫌われています。
個人的に彼は片思いしてる方が面白いかなと思っています。
それと私は恋愛物を書くのが苦手なので、
二人が付き合うことは今後一切ありません。
【幻月神ベアトリクス】
【年齢】不明(一万年以上生きてる) 【種族】神
【属性】火、水、風、地、闇、無。
【誕生日】不明 【身長】168センチ
【好きなもの】甘いもの 【嫌いなもの】傲慢な男 【趣味】子育て
【一人称】私 【二人称】あなた 【口調】~です。
【容姿】妖艶な雰囲気をしている。
姿は彼女の気分でコロコロ変わるが、
基本的に腰まである黒髪に金色の瞳をした美女の姿をとる事が多い。
【詳細】
◆アビスの娘で部下。
◆月を司る女神で、魔法の神でもあり、
多産の女神でもある。民間に広く信仰されている神でもある。
地獄の上層にある冥府の管理者。
七王の頂点に立つ存在。地獄神の右腕的存在である。
◆女性と子供の守護者で、それに仇なす者に罰を与える神でもある。
◆子供の数は千人を超えるらしい。
◆姿をコロコロ変えるため、地上の人間からは姿無き月と呼ばれることが多い。
◆基本的に温厚な性格をしているが、怒らすと怖い。
◆アビスから病的と呼ばれる程、子供好き。
◆嫌いなものは女性に暴力を振ったり、酷い目に合わせる男。
◆基本的に新月の日か月食の間しか地上に出ることが出来ない。
◆地獄の神々の中でも、珍しい特異体質の持ち主。
月の満ち欠けに力が多大な影響を受けてしまう。
満月になればなるほど強くなっていくけど、
新月になればなるほど弱くなってしまう。
そして新月の日はただの人間と同じぐらいに弱くなってしまうらしい
その体質を利用してよく地上に訪れる。
◆彼女は冥府の女王とはいっても実際にはアビスの部下ではあるため、
実際のところの彼女の役職は、中間管理職といっても良い。
◆実は地獄神アビスの娘。女性の姿を取って居た頃のアビスが生んだ子供。
人間と神の間に生まれ、アデルとは双子の姉妹である。
【作者語り】実は当初の設定はアビスに好意を抱き、
セツナに嫉妬しているという設定でした。
まぁ俗に言うヤンデレですね。
それだったんですが、ちょっと暗いので、ボツにしました。
わりとお茶目な性格で、よく地上に遊びに行きます。
まぁ新月の日にしか地上に出られないわけですが、
私が日程とかぼかしているので、
実際に新月でない日に現れたりするかもしれませんが、
大目に見てください。
ちなみに名前が長い上に複雑なので、
ベアトリスクという誤字があるかもしれません。
こんな複雑な名前を付けたことを少し後悔してます(^_^;)
◆サブキャラクター◆
【イザベラ】
◆ギルドの受付嬢、竹を割ったようなさっぱりとした性格をしている
詮索好きのジャンと違って、あまり他人の過去は聞かない主義。
ただし人の生死に関しては非常にドライ。
◆長めの茶髪に青い瞳をしている。
【作者語り】実はキャラに関しては最初から全くぶれていません。
エドナと同じく書きやすいキャラですね。
実は密かにギルドマスターのことが好きなんですが、これは秘密です。
【アレック(ギルドマスター)】
◆アアルのギルドのギルドマスター。
◆男尊女卑が当たり前の世界で珍しく、女性でも軽んじない性格。
基本的には男女平等だと思っている。
七人兄弟の長男で、父親が酒を飲んでは暴力を振るうような人間だったため、
その反発から今のような性格になった。
苦労しているため弱い立場の人間の気持ちがよくわかる。
◆数々の死線をくぐり抜けており、そのため常に冷静。
◆屈強そうな見た目とは違い、大の料理好きで、菓子もよく作る。
◆セツナのことを評価しており、実力を認めている。
◆セツナのことは嬢ちゃんと呼ぶ。
◆怪我で冒険者の仕事が出来なくなった時に、
マティルダからギルドマスターにならないかと誘われた。
そのためマティルダとは交流があり、彼女が真の領主であることを知っている。
◆葉巻は吸うがイザベラが吸うとうるさいので普段は禁煙している。
◆オールバックの黒髪に、片目には刀傷のような傷跡があり、眼帯をしている。
右足の先がなく義足をしている。
【作者語り】本編でヒョウム国の人がセツナを助けるために、
生まれ変わっていると言いましたが、
ギルドマスターもその一人です。
といっても記憶は継承していないので、
セツナを助けたいという気持ちは無意識下で働いています。
ちなみに前世では女性でした。
【ジャン】
◆ギルドに所属する男性。セツナに好意を持っている。
◆人懐っこくて、好奇心旺盛でガンガンと話しかけてくる。
◆ギルドに入って二年経つ
◆昔は王都に出稼ぎに行っていたので、エドナのことは知ってる。
◆体は大柄で、髪の色は緑、肌の色は褐色。
【作者語り】こういう詮索好きのキャラもいるだろうと思って作りました。
それ以上でもそれ以下でもないですね。
【ワーナー】
ギルドで会計士として働いているメガネをかけた中年男性。
普段は奥の作業室にこもっていることが多い。
【作者語り】実は既婚者です。愛妻家だったりします。
【サラ・リース】
◆神殿に仕える修道女
優しく、柔らかな女性だがお金にはがめつい。
セツナにシスターというあだ名を心の中でつけられている。
◆教会に勤める神官補佐で、主に神官のサポートをする仕事をしている。
光属性持ちではないので、回復魔法は使えないが、
孤児院の経営や、子供達の面倒などは彼女がしている。
◆基本的に聖眼持ちであるセツナには敬っている。
◆平凡な顔立ちをしている。
◆元々は貴族の生まれだが、信仰心に目覚め、修道女となった。
【作者語り】ギルドマスターと同じくヒョウム国の前世を持っています。
といってもその記憶はないので、本人に自覚はありません。
実は元は貴族の生まれでしたが、
その生活を捨てて修道女になった過去があります。
【ティファニー】
手の平サイズだが、威厳ある妖精の女王。
◆若そうな外見だが300歳は越えている。
妖精の中では一番の長生き。
◆セツナをタロウ=ヤマダの子孫だと思い込んでいる。
◆金髪碧眼で、髪の長さは腰まである。
【作者語り】妖精のリーダーっていったら、
なんとなく女王って気がしたので女にしました。
基本的に保守的で頭が固いです。
【ステラ】かつてのエドナと親しかった冒険者の女性。
ドラゴンの炎により命を落とす。
◆家族を養うために冒険者になったが、その実力はかなり弱い。
魔物によって住んでいた村を失う。
【作者語り】おそらくエドナにとって初めての友人だったかもしれません。
亡くなってしまいますが、残念ながらこの世界ではよくあることです。
【タロウ=ヤマダ】
伝説の魔法使いで、ギルドで唯一のSSSランク冒険者。
今から数百前に、世界各地を放浪し、さまざまな国にその伝説は残した。
バーン王国の建国にも携わったこともある。
◆今から数百年前の人物。
◆その能力の規格外ぶりといったら、
それはもう色々な伝説が残っている程。
例えばたった一人で百万の軍勢を追い払ったとか、
山ほどある大きさの魔物を倒したとか、
あまりに強すぎる彼と他の冒険者と区別させるために、
ギルドが特別にSSSランクを作った程、逸脱している。
◆ちなみにこの世界で魔法使いのイメージがとんがり帽子でローブ姿なのは、
彼がその格好をしていたため、
彼に憧れた他の魔法使いが彼のファッションを真似るようになり、
それで定着したと言われている。
◆妖精達はかつて人間に乱獲されて数を減らした過去があるが、
そんな彼らを哀れんで、このアリアドネの森に隠したのがタロウらしい。
ただし年数が経つにつれ、結界が劣化していた。
◆カルマ転移の術を見つけるなど新たな魔法概念をたくさん生み出した。
◆今より数百前にアビスが蘇らせた人間の一人。
◆考古学の知識を持っていた。
◆様々な魔法分野について研究をしていた。
◆地獄神曰く、タロウは好奇心旺盛な男で、
物の道理をわかっている男だった。
そして困った人を放っておけない心優しい人間だった。
だが謙虚さと自重が足りず、アビスに貰った能力をフルに使い、
後世では創作と言われる数々の伝説を作る。
だがそんな彼もエルフの妻と子供を殺されたことで、性格が豹変。
妻と子供を、アビスの力を借りずに自分の手で生き返らそうとした。
そして彼は禁術に手を出し、多くの人間をその実験台にした。
後世にタロウの晩年がどうなったのか伝わっていないのは、
その事実が歴史から抹消されたから。
彼は死後地獄に落ち、現在は刑期を終え、地上で別人として生きている。
【作者語り】第1のセツナみたいなキャラですが、
セツナとは設定が異なります。
悲惨な過去を持つセツナとは対象的に、
彼はそれほど悲惨な目には遭っていません。
ですがこの世界に来てすぐに死にました。
その後アビスと交渉し、復活を果たすことになります。
セツナとは違い、元は中年の男性でしたが、
復活の際に15歳ぐらいに若返ります。
ちなみにタロウ=ヤマダという名前は本名ではありません。
真名を言うと支配されると思っていたので、偽名を使っていました。
ひょんなことで得た竜の卵を自分で孵化し、竜の子供と旅をしていました。
セツナとは違い、地獄神から与えられた能力をフルに人前で使ったため、
後世では創作と言われる程の数多くの伝説を作ります。
その後、エルフの女性と出会い、彼女との間に子供が生まれますが、
妻と子供を殺された事で暗黒面に落ちます。
地獄神がエドナを生き返らせることを提案したのは、
タロウの時に家族を生き返らせなかったからです。
すでに故人ですが、これからも本編で意外なところで名前が出てきます。
実を言うと彼を主人公にした話を書こうかと思いましたが、
彼があまりに頭が良いので断念しました。
普通の人間なら書くのに苦労しないんですが、
私自身があんまり勉強してないので、
頭が良い人間は書くのは無理です(^_^;)
【マティルダ・フィールディング】
領主の妻であり、伯爵夫人。
珍しいもの好きとされているが、
それは旦那の趣味であり、彼女は関係ない。
◆この世界には珍しく、男口調で話す。また声も少し低い。
◆男に生まれていたら天下が取れていたかもしれないぐらい有能。
旦那の名を使って、バリバリ領主としての仕事をしている。
その実力は何の取り柄もなかった町を地方都市に発展させる程。
先見の明もあり、かなり頭が良い。
またメンタルも強いのであまり弱音を吐かない。
間違っている事は指摘せずにはいられない正義感が強い性格。
◆オリヴァーと違って、あまり人前に出てくることはない。
また貴族の集まりには出席することもあるが、
基本的にそれ以外の場には姿を見せない。
◆息子が一人いる。
◆実は結婚したくなかったらしいが、親の都合で仕方なく結婚した。
◆貴族にしては珍しく領民の立場が分かっている。
◆基本的に徹夜で仕事するのが多いため、目に隈がある。
◆37歳だが20代後半にも見える程若い。
漆黒のように黒い髪に、海のように深い色をした青の瞳をしている。美人。
◆子供ができるまでにかなり時間がかかったらしい。
◆意外にも占い好きで、かわいい物が好き。
趣味は占いと、恋愛小説を読むこと。
◆オリヴァーと出会った当初は軟禁されたりしたらしい。
第一印象も良くなかったがのちに和解する。
◆エドナに続きセツナの事情を知る者だが、
セツナに力を与えたのは幻月神ベアトリクスだと知らされている。
◆貧しい子供でも勉強出来るように学校を作ったこともある。
◆オリヴァーとは結婚して20年になる。
【作者語り】実は初期設定では男性でしたが、
ふとこれで女性なら面白いんじゃないかなと思って、女にしました。
気が強いマティルダとは対象的に、頼りない旦那を持つため苦労しています。
やたら偉そうですが、可愛い物好きという女性らしい面もあります。
わりとお気に入りのキャラで、
セツナの言ったことをすぐ実現してくれる便利なキャラでもあります。
【オリヴァー・フィールディング】
アアルの領主でマティルダの夫。
やり手と言われているがそれは全部妻のおかげ。
◆しっかり者のマティルダとは対照的に頼りない性格をしている。
◆王都では有名。
◆妻以外の女性には興味のかけらもない。
そのせいかよく名前を間違える。
◆淡い茶髪に緑色の瞳。年は40代ぐらいに見える。
容姿は平凡。
【作者語り】出来る妻とは対照的に頼りない性格をしています。
基本的にマティルダにベタ惚れで、
マティルダ以外の女性には興味の欠片もないため、
名前を頻繁に間違えます。
【アーウィン】
◆セツナの夢に出てくる謎の男。
◆エドナの前世。
◆狩人で獣を狩る事で生計をたてている。
◆セツナの初恋の相手だが本人は気づいていない。
◆幼い頃に両親を亡くしたので彼にとって姉の存在は大きい。
◆年は16歳で意外にもセツナより年下である。
◆実は大の方向音痴。
◆基本的に子供は恋愛対象には入らないらしい。
◆セツナを子供だと思っており、
セツナのことは本当の妹のように思っていた。
◆何者かに村を滅ぼされて以来、失意のまま各地を放浪していたが、
セツナの噂を聞き、彼女から真実を聞き、
セツナを助け出すことを決意する。
魔族が城の中に現れた混乱に乗じて、セツナを救い出すことに成功するが、
(その時に人を殺し、カルマを背負ってしまう。
また他にもセツナを助けるために後ろ暗いことをやっている)
その後、王国軍に殺されるが、死ぬ間際の最後の力で皇帝を殺し、
その後息を引き取る。
◆死後セツナを助けるために地獄神を説得する。
その後エドナとして生まれ変わるが、
生まれ変わる時に自分がどういう人間になるかは、
全て地獄神の采配に任せている。
◆髪の色は雪のように白く、長さは腰まであるのを後ろでくくっている。
瞳の色は深い青色。
【作者語り】セツナの夢にも度々出てきますが、
この物語のキーキャラクターです。
セツナのことは本当の妹のように思っていました。
そのためセツナに関しては恋愛感情は無く、
一連の行動はエドナの言った通り、義憤によるものでした。
彼が行動していなかったら、セツナは牢獄に囚われたままだったと思います。
そういう点ではセツナの恩人ですね。
セツナがこの世界の人間を憎まないのは、
彼が命をかけてセツナを助けだそうとしたからです。
彼が居なかったらセツナは異世界に住む人々を恨んでいたかもしれません。
そういう点ではセツナに最も影響を与えた人物ですね。
ひょっとしたら皇帝が居なかったら、
セツナとアーウィンが結婚する未来もあったかもしれません。
まぁ歴史にもしもはないので、あくまで仮定の話ですがね。
【レイラ(人間)】
◆アーウィンの姉。
◆セツナからはみどりちゃんと呼ばれていた。
◆15歳の時に結婚して、18歳の時に子供を産んだ。
20歳だが、子供が2人居るが、王国軍に殺される。
その後、奴隷として兵士達の相手をさせられるが、
憎悪から皇帝を殺そうとするが、すぐに殺され、その後魔族として復活を果たす。
◆腰まであるライトグリーンの髪をしていた。目の色は青色で、
ハリウッドスターも真っ青になるぐらいの美人。
【レイラ(魔族)】
◆アーウィンの姉。
現在は魔族となり、数々の国を滅ぼした。
殺した人間は何万人にもなる。
◆氷系の魔法を使い、広範囲に渡って雪を降らせることが可能。
都市機能が麻痺する程の雪を降らすことも出来る。
しかもこの雪はただの雪ではなく魔力を遮断し、
しかも溶けにくい性質を持っている。
◆高い再生能力を持っている。
◆本来は遠距離攻撃の方が得意だが、
アアルに来た当初はベアトリクスにより、能力を封じられていた。
といっても接近戦も得意で、素早い攻撃が得意。
◆基本的に陰湿な性格であるが、感情的で単純な性格をしている。
そのためエドナからフェイントが弱いと見抜かれている。
◆幽霊となった時、
王宮内の負の感情を吸収し、短い期間で魔族となる。
その後魔族となってヒョウム国を滅ぼし、
かつてはヒョウム国で潜伏していた。
ちなみに皇帝がもしセツナを追うのを諦めていたら、
レイラは倒されていた可能性が高いが、
皇帝が軍を連れてセツナを追いかけてしまったため、
軍の指揮が下がり、
さらに皇帝が死んだ事で軍が混乱してしまい。
その負の感情を吸収してしまい、強力な存在となる。
その後、ヒョウム国を滅ぼし、そこに住む人間を一人残らず殺した。
◆最初の80年はヒョウム国にずっと留まっていたが、
第一形態を手に入れてからというもの、
人としての意識がほとんど無くなってしまった。
レイラは執着していたヒョウム国から離れて徐々に南下していき、
そこで気まぐれに町や国を滅ぼしていった。
そして最終的には、ヒョウム国より遥か離れたバーン王国にやってきた。
◆第一形態は氷をまとっており、
皮膚は黒く、体全体はおうとつもなく、顔はのっぺらぼうで、
その手には氷の爪のようなものがあり、足にもそれがあった。
背中の部分に丸い巨大な氷のリングがあり、
そのリングの周りにつららのような無数の氷がより集まっている。
◆第二形態は高校生ぐらいの外見。
恐ろしいまでに美しく、
髪の色はライトグリーンで、目の色は赤で白目にあたる部分は黒い。
肌は雪のように白いが、両腕と両足だけが黒い皮膚をしている。
両手に氷でできた爪のようなものを持っており、
服は白いノースリーブのシャツに、スリットの入った白いスカート。
頭の部分には氷で作られたような二本の角がある。
◆第三形態になると容姿が中学生ぐらいなり、
手を覆っていた氷が無くなり、
頭にあった二本の角も小さくなっている。
【作者語り】実は魔族が攻めてくる事自体は決まっていましたが、
その魔族がセツナの過去に関係があるというのは、
当初決まっていませんでした。
そのため、本編で語られている設定は全て後付けです。
過去の話を書きながら、
つじつまを合わせるために過去の話に伏線を入れたりして、
大きく書き直しました。
しかし改めて見るとある意味、セツナ以上の被害者かもしれません。
残念ながら彼女は地獄に落ちることは決まっています。
ですが本人も反省しているため、
何らかの情状酌量の余地はあるかもしれません。
ちなみに私の大好きな東方プロジェクトにも、
レイラというキャラがいるんですが、
東方を意識して名前を付けたわけではありません。
外国人の名前の一覧に載っていた一覧から適当に名前を付けただけで、
特に深い意味はありません。
【シン七世・カンザキ・ヒョウム】
セツナにカルマを押しつけた張本人。ヒョウム国の皇帝。
◆とてつもなく頭が良く、
そして武術の才能もあり、賢者に匹敵する程の魔力を持っている。
それに学者気質だったので、様々な発明品も作っていた。
◆子供の頃からやってできない事はない程の神童で、
幼いうちから何故人は死ぬのか疑問に思い、研究に打ち込んできた。
◆その才能故に15の時に王位を継いで皇帝になった。
そのため次第に周囲の人間を見下すようになり、
かなりの恐怖政治を築いていた。
(それも反乱を起こされないために手を打っていた)
そもそも天才である自分と他の人間が同じ人間だとすら思ったことはなく、
人の命を軽んじるようになった。
◆王と側室である母の間に生まれたとされているが、
実際は母と兵士との間に生まれた人間であり、
彼に王族の血は流れていない。
その事実を知ると激高し、衝動的に母を殺してしまう。
それがきっかけで自分の出生の秘密を執拗に隠すようになり、
それから多くの人間を粛正するようになった
その際に本当の父も口封じに殺してしまう。
◆前世では意外にも多くの人間を助けていたが、
飛び抜けた才能を持ってしまったが故に悪へ落ちる結果となった。
◆基本的にあの世や神の存在は信じていない。
◆完璧に国を治めていたため、彼に反乱する者も居なかった。
◆側室の間に息子と娘を作っていた。
◆意外にもセツナに性的なことはしていない。
子供が出来ると面倒だからしなかったようだ。
◆現在は不老不死の体となり地獄の最深部で苦しんでいる。
その罪が許されることはなく、自由になるには星の終焉を待つしかない。
◆長い金髪に青い瞳をしている。
容姿はそれこそハリウッドスターに居てもおかしくないぐらいにイケメン。
【作者語り】実は一番表現するのが難しかったキャラです。
というのも彼を理解する上で独裁者というのが外せなかったんですが、
その独裁者が何を考えているのか分からなかったからです。
当然のように私には独裁者の知り合いはいませんので、
独裁者が何を考えているのか理解出来ませんでした。
しかし色々と独裁者について調べるうちに、
独裁者が人を苦しめる理由は、
自分に対するコンプレックスかなと思うようになり、
今の彼が出来ました。
並外れた天才ではあるものの、
王族の血は流れていないというアンバランスな設定は気に入っています。
そのおかげで、最低のクソ野郎仕上がって満足です。
ちなみにわりとどうでもいい裏設定ですが。
皇帝はあれだけカルマを積んでいたのに、
何で何事もなかったと言うと、
地獄神がちらりと本編で語っているんですが、
皇帝は前世では多くの人を助けてきました。
だからその善行によって、カルマが相殺されていたので、
結果的に本人には何事もありませんでした。
カルマを転移させる術は、
善行によって相殺されたカルマも引き継がれるため、
特に善行を積んでいないセツナには不幸なことが起こりました。
そしてまぁ読者の最大の疑問が、
セツナは皇帝に性的なことをされたの?
子供はいたの? でしょう。
意外にも二人の間には子供はいません。
というか性的なことそのものがされていません。
というのも異世界人との間に生まれた子供というのは、
必ず魔力ゼロで生まれてくるからです。
タロウはこのことをノートに書いていたので、
皇帝はこのことを知っていました。
魔力ゼロの子供なんて作っても何のメリットなんてないし、
別にセツナと無理に関係を持たなくても、
側室はいっぱいいましたからね。
そういうわけで二人の間には子供はいません。
最初は関係を持っていたということにしようと思いましたが、
それはあまりに可哀想なので、匂わせるだけにしておきました。
まぁ今現在彼は地獄に落ちたわけですが、
彼が地獄から解放されるには、
星の終焉…つまり星が寿命を迎える数十億年先まで待つしかないです。
体感時間も恐ろしく長いので、
永遠に等しい時間を地獄で過ごすでしょう。ざまぁ。
【ロディ】
本名はロデリック。今年で12歳になる。
よくロディという愛称で呼ばれる。
◆自宅の埃っぽい書庫が好きでよくそこに居る。
外で遊ぶよりも書庫にこもって本を読んでいる方が好きで、
放っておけばそれこそ1日中でも本を読んでいる。
学校に行っても同世代の友達もほとんど作らず、
授業中でもそっちのけで本を読んでいるぐらいだ。
あまりの偏屈ぶりに、
教師もどう教育したらいいのか分からないと愚痴をこぼす程偏屈。
◆ロディの母親は冒険者で
それも優れた冒険者でほとんどの時間を旅をして過ごしている。
そのため滅多なことで帰って来ず、
ここ5年程は全くと言っていい程、音信不通。
そのため母親と同じ冒険者は嫌い。
◆生まれ育った町で迷子になる程の方向音痴。
◆家は築何十年と建つぼろ屋。
◆エドナの意識が戻った今は、二つの意識が統合する形で落ち着いたらしい。
◆短い水色の髪に、茶色の瞳。中肉中背で、少し小柄。
◆実はエドナの生まれ変わり。
エドナとは違い今回の人生は自分で選んだらしい。
【作者語り】
エドナの生まれ変わりの少年です。
前世の記憶を取り戻しますが本編でも語っていた通り、
ロディの意識とエドナの意識は、
次第に融合していくことで落ち着くと思います。
その後エドナというかロディは性別の違いにかなり戸惑いそうですが、
まぁ何とかなるでしょう。
【モニカ】
タロウの再来とも言われる大賢者。
優れた魔力を持ち、
それこそ賢者の中でも最上級と噂される魔法使いでもあり、
そして神に愛された者の証明である聖眼持ちだ。
さらに世界で唯一のSSSランク冒険者でもあり、
今までに幾多の魔族を葬り去ってきた、
魔族殺し(デーモンスレイヤー)でもある。
そしてその実力を買われて、宮廷魔法使いの役職についている。
◆優れた技術保持者でもあり、世界中で様々な産業革命を起こす。
それによりこの世界の技術は30年は進んだと言われている。
さらに国の制度に戸籍制度、医療保険、義務教育などを導入し、
それまで貴族優先だった社会は徐々に民意優先のものになっている。
そしてそれまで蔑ろにされていた女性の権利、人権問題などに果敢に挑み、
そのおかげかあってか、
その前までははびこっていた男尊女卑も今は男女平等にシフトしつつある。
ちなみにこれらを起こしたのは全てエドナのため。
◆このバーン王国においても、絶大的な権力を持っている。
世間的には優れた人格者であると知られているが、
抜けている部分が多々ある。
魔物退治や、魔族を倒しても決して報酬は受け取らないことで有名。
◆商売にも手を広げておりかなりのお金持ち。
◆有名のわりにはその出自すらは謎に包まれている。
出身国も不明、両親も不明、過去に何をやっていたかも不明。
不明尽くしで非常に謎が多い人物だが、彼女を慕う人間は多い。
◆かつての名はセツナ・カイドウだったが、今はモニカと名乗っている。
エドナが死んで30年間、ずっと彼女の生まれ変わりを探していた。
その一途な思いが愛となり、30年前とは変化している。
◆生体魔法と呼ばれる回復魔法の上位魔法が使えるようになっている。
この魔法を使うには人体の構造を深く熟知している必要がある。
火、水、風、地、闇、無の6属性を持つモニカでも、
習得には10年以上かかった。
恐ろしい程の集中力を使うので、
世界中探しても生体魔法が使えるのは、モニカ1人だけだらしい。
エドナを失った時に何も出来なかった悔しさからこの魔法を身につけた。
そのためエドナが生存している本編では、
セツナがこの魔法を編み出す可能性は低いとされる。
◆腰まである長い黒髪に、鮮やかな金色の瞳をしている。
実年齢よりかなり若く、20代ぐらいにしか見えない。
大人の女性であるにも関わらず、
どこかあどけなさが残るその顔はどこか守ってあげたくなるような、
庇護欲をかき立てられる顔をしている。
それと対照的に女性らしい豊満な体型をしている。
よく紫色のとんがり帽子をかぶっている。
それもサイズがかなり大きく、頭どころか首すらもすっぽりと覆えるサイズ。
着ているローブも紫を基調としたものだった。
そのデザインもファッションも洗練されていてどこか品がある。
【作者語り】
セツナの未来の姿…という訳では実はありません。
生体魔法で体をいじっているのでセツナが成長してもこの体型にはなりません。
豊満ですが太っているわけではありません。
出るとこは出て引っ込む所は引っ込んでいます。ボンキュボンです。
エドナに対して恋着を見せますが、それはまぁ30年の月日がそうさせたので、
エドナが生存している本編のセツナがこうなる事はありません。
ちなみに生体魔法もエドナが死んだ後、
同じ事が起きないように編み出したものなので、
エドナを生き返らせた本編でセツナが身につけることはないと思います。
まぁこれからロディに恋着するあまり、
ロディとの間に色々トラブルが起きそうですが、
それはまぁご想像に任せます。
◆その他大勢のキャラ◆
【カーヴァー】
セツナが最初に出会った男。
【クリフ】
神殿の神官。困っている人が居ると無償で治療して回る癖がある。
【テト】
ガイの友人の妖精。
【セバスチャン】
マティルダに仕える執事。かなり有能。
【マイク】
レッドテイルのメンバーの一人。
【モンタギュー】
レッドテイルのリーダー。
【ギデオン】
密かにセツナのことを案じていた将軍。
病弱な妻がと幼い娘が一人いる。
マティルダの前世。
【アイリーン】
ギデオンの妻。病弱。
オリヴァーの前世。
【ポーラ】
今年で10歳になる。ロディの妹。
【慈悲神アデル】
◆アビスの娘。今から1万年前、人間の手で殺された。
◆アビスが女性形態の時に産んだ子。
またベアトリクスとは双子の姉妹。
【光輝神ヴォイス】
アビスと対を成す光の神。
現在は眠りについている
【天空神スカイ】
ヴォイスの息子。現在天上界を支配している。
雷鳴神ヘレンとは夫婦だが、
頻繁に浮気するためよく彼女を怒らせている。
象徴する色は青。
【婚礼神ヘレン】天空神スカイとは夫婦。
夫が浮気する度によく雷を落としている。
象徴する色は黄色。
【煉鬼神グレンカエン】
体が非常に大きく、赤い肌をしており、
赤色の髪には二本の角がある。
そして口にも日本の牙があり、服は腰布1枚だけだった。
セツナが見ればおそらく赤鬼を連想する姿。
七王の中で最も罪に苛烈と言われる男。
◆鍛冶が得意で、鍛冶の神様。
◆セツナの件には当初地獄行きを主張していた。
【霊導神クリストファー】
◆七王の一人。
やせ細った体をした30代ぐらいの男の姿をしている。
髪の色は薄い緑色。頭には縦に長い帽子を被っており、
服は白いローブを着ている。
◆別名霊の先導者とも言われる神で、
迷える霊を成仏させる能力を持っている。
といっても特別な日以外は地上に赴くことができないので、
幽霊を成仏させるのは彼の信者が担っている。
◆セツナの件には何とかするべきだと主張していた。
【堕天神カミラ】
◆七王の一人。元は天上界の神として働いていたが、
とある事情で天上界を追われ、現在は冥府で働いている。
◆セツナの件には何とかするべきだと主張していた。
◆外見は20代ぐらいの女。
肩まで伸ばされた紫色の髪に、紫色の瞳。美人。
頭には天使の輪のような輪っかがあるが色は黒い
背中にはまるで堕天使のような黒い翼がある。
かなりスタイルが良く、胸はかなりでかい。
服は扇状的とも言える露出の高い服を着ることが多い。
【魔創神モルガン】
外見は12歳ぐらいの少女だ。
長い銀色の髪をリボンでくくってツインテールにしており、
服はフリルの付いた黒色のドレスを着ている。
セツナが見ればゴシックロリータだと思う衣装だ。
外見は幼くか弱い美少女だが、ベアトリクスを除けば、
7王のうちで最も強い力を持つ。
◆七王の一人。
◆ベアトリクスとは義理の親子である。
◆人体に精通している。
そのため人体生成を得意とし、
その技術は本来は無理な傷跡の再現も出来る程。
◆セツナの件には当初地獄行きを主張していた。
◆ダスティンのことはかなり嫌っている。
【黄砂神バクヤ】
外見は10代後半ぐらいの。男にも女にも見える。
明るい金色の髪に、褐色の肌をしている。
頭には砂漠の民がつけるようなターバンを付け、マントを羽織っている。
砂漠を守護する神の1人で、
七王のうち最も性格が温厚ともいわれるが、怒らせると最も怖いとも言われている。
◆セツナの件には何とかするべきだと主張していた。
【武雷神レジナルド】
青い毛に覆われた狼男のような姿をした男。
全身に毛が覆われており、服らしい服もほとんど身に付けていない。
武人であるため、常に一本の大剣を持っている。
元はただの人間だったが、
アビスにその実力を買われ、地獄の神となった。
◆七王の一人。
◆セツナの件には当初地獄行きを主張していた。
【造画神ダスティン】
◆芸術を司る神で、モルガンと並び、人体生成を得意とする。
仕事は早い方。そのためエドナの現在の肉体を作ったのも彼。
◆かつては天上界で芸術家として名をはせていたが、
女性の体の構造を知るために、湖で水浴びする女神の裸体を盗み見しまくり、
さらには体の構造を知るためだけに数百人の女神と関係を持ち、
それがばれてしまい、それは恐ろしい修羅場に発展した。
そうして天上界に居づらくなったので、
地獄に来て、今では地獄の神として神々の心を癒やす芸術品などを作っている。
そのためモルガンはよく思われていない。
◆同じく人体生成を得意とするモルガンとはよく比較される
◆外見は眼鏡をかけた20代ぐらいの男。
◆各話コメント◆
【1~10話】
一話を書いている時はこれほど長くなるとは思いませんでした。
誤字脱字がないように20回ぐらいはチェックしましたが、
変な誤字があったら教えてください。
◆五話でまた殺されてしまうとセツナは言っていますが、
これ自体は私のせいでまた人が殺されてしまうという意味です。
ちなみに平民に名字が無いのは、
私が名字を考えるのが面倒だったからです。
【11~20話】
12話で長々と頭を下げる事の意味について長々と語っていますが、
これは後々生き返ったエドナがする行為の説得力を増すためです。
【20~30話】
ここから初めてのボス戦があったりしますが、
結構書くのに苦労したシーンでもあります。
【30~40話】
33話でここで初めて男女差別を受けることになりますが、
あまり鬱っぽくならないように気をつけました。
ちなみに侮蔑するための言葉は何がいいのか迷い、
オリジナルの暴言にしようかなと思いましたが、結局日本語にしました。
◆35話で地獄神がアレがどうのと言っていますが、
アレとはエドナのことです。
予定より魔族がアアルに早く着きそうなので、
ベアトリクスに足止めを頼みました。
◆37話でアーウィンが取り戻せと言って居ますが、
これは記憶を取り戻せという意味です。
これ以上記憶の無い状態が続けば、
手遅れになるのでセツナの夢の中に現れたのです。
ここからエドナが誘拐されたり、物語がゆっくり加速していきます。
◆39話で地獄神があの男とは逆だなと言っていますが、
あの男とは皇帝のことです。
セツナは最強魔力が自分にふさわしくないと言ってますが、
もし皇帝なら最強魔力が自分の力なら、
自分にふさわしいと思っていたでしょう。
ちなみにありとあらゆるものを失った者というのは、
当然アーウィンのことです。
【40~50話】
伯爵夫人と出会ったり、
皇帝の話を聞いたり、謎だった出来事が解けて行きます。
◆40話でエドナが後悔したって、
過去に自分にそれができただろうかって言ってますが、
あれは我ながら良い言葉だなって思います(自画自賛)
エドナの過去ですがこれは書くのにかなり苦労しました。
かなり悲惨な過去ですが、
女性が冒険者をやるのはこれぐらい大変なことです。
◆42・5で地獄神がショックなことがあったと言ってますが、
この時にエドナが死ぬ未来を見てます。
◆49話でエドナが一番不幸になった人が、一番幸せにならないのなら、
何のために生きているのか分からないと言ってますが、
これは一番のこの作品のテーマだと思います。
【50話~60話】
地味に地獄のこととか魔族のこととか、謎が解けていきます。
ちなみに52話にアデルと地獄神のことを説明しようとしたんですが、
今のセツナとは関係ないので、バッサリ削りました。
アデルのことはまた別の機会にします。
【60~70話】
魔族が攻めてきたりして、大変な状況になっています。
地味に書くのに苦労したシーンです。
セツナの過去の話ですが改めて見ると悲惨以外の言葉が出てこないですね。
記憶を封じられていたとはいえ、よく今みたいな性格になったと思います。
【70~79話】
エドナとセツナとの関係など、この作品の謎が解けていきます。
◆75話で伯爵夫人が過去を後悔してもどうしようもないと言っていますが、
それでも人間って後悔しちゃいますよね。
なかなか難しい問題だと思います。
◆79話まで書きましたが、ここまで書くのに一年以上かかっています。
実はこの話はまだこの物語の序章でしかありません。
これから仲間が増えたりして物語が加速していきます。
【三世の正直編】
モニカのいきなりの告白に驚いた人も多いでしょうが、
私も書いてて驚きました。
もうね。キャラが完全に暴走しました。
当初は告白する予定はなかったんですが、
書いていたらなんかこうなりました(^_^;)
実をいうと最初考えていたのはロディが前世の記憶を取り戻し、
それでモニカも過去のトラウマから立ち直り、
二人は綺麗にお別れするというものでした。
それが書いてくるうちにモニカがいきなり求婚するわ。
ロディが王都に移り住むようになるわ。
予定とは大きく狂いました。
完全にキャラが暴走した結果です。
本当にどうしてこうなった。
キャラって本当に生き物なんだと改めて思いました。
恋愛要素はありませんと言いましたがあれは嘘ではなく、
本当に気がついたらこうなっていたので許してください。
【まとめ】
私が贖罪のセツナで伝えたいことは一つです。
それは異世界に行ったとしても、
幸せになれるかどうかは分からないということです。
異世界に憧れる人は多いと思いますが、
実際に異世界に行ったとしても、すぐ帰りたくなると思います。
だって中世ぐらいの文明なら、トイレは水洗じゃないかもしれないし、
水は井戸からくむのが当たり前で、お風呂はないかもしれませんし、
女性差別や人種差別が当たり前のようにあるかもしれません。
人間って一度便利な生活に慣れてしまうと、
もうその下の生活にはいけませんからね。
異世界は不便の連続だと思います。
それに異世界には親戚も友達も居ません。
頼れる人もおらず、たった一人で生きていかないといけません。
そんなの嫌ですよね。
だから私達のこの世界が一番素晴らしい世界かもしれません。
まぁこう言っている私も異世界小説は好きなんですが、
でも実際に家族を捨ててまで異世界に行きたいかと聞かれると、
嫌だったりします。
セツナは異世界に来たせいで不幸になりましたが、
そういう人の方が現実的に考えて多いと思います。
異世界に行くのは小説の中だけでいいと思います。
異世界が現実になったら、
現実ほど厳しいものはないですからね。
なんか異世界に憧れを持っている人の夢を壊したかもしれませんが、
以上が私の伝えたいことでした。
これからも贖罪のセツナは続いていくのでよろしくお願いします。
話を全部読んでから読むことをおすすめします。
◆メインキャラクター設定◆
【セツナ・カイドウ】
【年齢】17才(物語開始時)。 【種族】人間。
【属性】火、水、風、地、闇、無。
【誕生日】7月6日。 【身長】146センチ。
【好きなもの】料理、お菓子作り 【嫌いなもの】幽霊、虫。
【趣味】料理、お菓子作り。
【一人称】私 【二人称】あなた 【口調】常に敬語
【容姿】髪は首筋までの黒髪で、
瞳の色ははっきりとした金色
(といっても普段は幻惑魔法で色を変えている)。
自他共に認める童顔で、17才だがまず年齢通りに見てもらえない。
人によっては9才ぐらいに見えることもある。
本人は童顔以外は至って普通と思っているが、
周りの人間は普通に可愛いと思っている人が多い。
体は小柄で華奢。弱そうに見える。
【詳細】
◆ある日突然、異世界に来てしまい、
地獄行きを回避する措置として、現世に蘇る。
基本的に楽観的かつ、前向きな性格。
だが内心では自分に対して、少し自信がないところがある。
基本的に気分の落差が激しく、すぐ明るくなったり暗くなったりする。
またかなりうっかりしていて、たまに信じられないドジすることがある。
ちなみにインドア派。押しの強い人間は苦手。
◆料理が得意でお菓子作りが趣味。
◆お化けが大の苦手。ホラー映画とか絶対見ない。
◆恋愛面では劇的に鈍く。基本的に自分に魅力がないと思っているので、
ハンクやジャンなど、
数々の男性に好意を持たれているが、全く気がついていない。
だが一度恋心を自覚すれば、
暴走するのではないかとエドナから指摘されている。
◆日本に居た時は母と2人暮らしで、
父親は5才の時に膵臓癌で亡くなってしまったため、家には居ない。
そのため一番身近な家族が母親だった。
母は仕事でいつも忙しいが関係は良好だった。
その母親と強制的に引き離されてしまっため、
一刻も早く元の世界に帰りたいと思っている。
◆祖母祖父は他界しており、
唯一生きている母方の祖母が認知症になり、老人ホームに入っている。
◆死ぬ前のことをあまり覚えておらず、自分の身に何があったのか知らない。
といっても本人も特に思い出す努力はしておらず、あまり気にしていない。
◆中学生の時いじめにあって、不登校になった事がある。
◆学校での成績は普通。
ただし科学と数学の成績がクラスの中でもぶっちぎりで悪く、
テストでもいつもワーストの常連だった
覚えようとしても、
こんなことを覚えて何の役に立つんだろうと虚しさが先立ってしまい。
やる気も無かった。
◆よからぬ事を考えているとぐふふと笑う癖がある。
◆皇帝に酷いことをされたので男性は少し苦手。
◆実は軍師としての才能があるが、
本人はそれを発揮しないことを望んでいる。
孫子の兵法も知っている。
◆基本的に誰に対しても敬語。
これはヒョウム国での影響で、
そのせいで正しい食事の作法なども身についている。
日本にいた時はため口などが多かった。
◆男性経験はヒョウム国に居た時もない。
◆体は魔力で動いているため、
急激に魔法を使うと肉体の方にかなり負担がかかってしまう。
◆地獄神はセツナに対して何も言っていなかったが、
実はセツナが最初にこの世界に来て、もう100年以上経っている。
ある日いきなり異世界に来た。
異世界に来てからは、とある寒村に身を寄せるが、
元の世界に帰りたいがために、
村人に自分が異世界人だということを伝えてしまう。
その事が皇帝の耳に入り、村は滅ぼされ、皇帝の元に連れて行かれ、
何年も、監禁されて過ごす。
その後軍師としての才能を皇帝に見いだされ、
数々の戦場で勝利を収めるが、カルマ転移の術を受けたことで、
不幸な出来事が起こるようになり、祟り姫と呼ばれるようになる。
極めつけに病気になったことで皇帝から離され、幽閉される。
そんな中、村の生き残りであるアーウィンが助けにきてくれるが、
彼が殺されたことにより、絶望し、アーウィンの後を追うように自殺した。
◆死ぬ前はこの世界に来て18年6ヶ月は経過している。
しかも地下牢には12年以上も閉じ込められていた。
◆死んでからは、地獄神に生き返りを提案されるが、1度は断る。
だがヒョウム国での記憶を全て封じることを条件に、
生き返ることを承諾する。
そのためセツナは自分が記憶を失ったのは、
死んだ時のショックが強すぎて、記憶を失ったと思っているが、
実際は彼女自身が地獄神に頼んだため、そうなっている。
その影響で以前の自分と違和感のある行動をしても、
違和感を感じないようにするまじないがかかっている。
ふとした拍子に何か思い出してもすぐ忘れてしまうのはそのせい。
だが魂がカルマ転移の術で一度崩壊寸前にまでなったので、
精神的にかなり不安定。
実際にもう100年という月日が経っているため、
今セツナがどれだけ努力したところで、
元の世界に帰る事は事実上不可能。
それどころか母親の顔さえ忘れてしまっている。
この記憶は一章のラストで全部思い出す。
【作者語り】最初に考えていた話は、
主人公がもう異世界に来てしまっていて、
何年か経っているというものでした。
当初考えていた設定は今の話とまるで別物で、
異世界人というのは強い魔力を持っていて、
定期的にこちらの世界に渡ってくるという設定でした。
主人公は強い魔力を持っているが故に、
魔法によって操り人形にされてしまって、
そのまま使用者の言うままに、暗殺者として働いていたために
莫大なカルマを背負ってしまい、
死後、地獄神から操られていたのに地獄に行くのは可哀想だから、
生き返って善行を積みなさいと言われて、
善行を積む旅に出るという話でした。
しかし、これを小説としてすると、
設定が分かりにくい上に、ややこしいし、説明しずらいので、
あえなくボツに。
そしてどうせやるなら異世界に来て数年経っているよりも、
来たばかりの方が状況として説明しやすいのでは?
と思い今の形になりました。
といってもまぁ…暗殺者だったということにすると、
主人公が暗いキャラクターになりそうなので、それもボツに。
強い魔力を持っていたのに、
魔法で操られたというのも何だかおかしいので、これもボツに。
どうせやるなら被害者だったという側面を強調させた方が良いので、
酷い過去を持っているということにしたのですけど、
それだとまた暗いキャラになりそうなので、
そこの部分の記憶は無いということにしました。
まぁといっても基本的に監禁されて18年は経っているので、
それを全部、封じるとなるとなかなか難しいので、
定期的にフラッシュバックが起きるということにしました。
よくセツナが物語の中で、母親に会いたいと言っていますが、
あれもいわゆるフラッシュバックです。
牢獄に閉じ込められている間、
母親の元に帰ることだけを夢見ていたので、
それが定期的に表れてしまうわけです。
ちなみにセツナという名前ですが、
これは最初は男にするか女にするか決まって居なかったので、
男でも女でもある名前の方の方が、
後で変更しなくて済むかなと思って付けました。
まぁテキトーですね(^_^;)
事実上、最強系主人公なわけですけど、絶対に悪用出来ないというリスクに加え、
常に監視されている、魔力を持て余している、世間知らず、
本人が精神的に隙が多い性格をしているなどなど、
あんまり最強だと感じさせにくいですね。
ですがその方が個人的には書きやすいんです。
主人公が何でもできて、万能系のキャラになっちゃうと、
もうそれ以上、話が膨らませられないんです。
だから弱点を多くしつつ、
それを別のキャラで補った方が個人的にやりやすいです。
まぁその結果感情移入しにくい主人公になってしまったことは、
大きな反省点ですね。
まぁ全ての人に好かれるのはもう無理なのでこういうキャラでもういいです。
【地獄神アビス】
【年齢】不明(数十億歳は超えてる) 【種族】神。
【属性】火、水、風、地、闇、無。
【誕生日】不明 【身長】152センチ。
【好きなもの】観察しがいのある人間 【嫌いなもの】強欲な人間
【趣味】セツナ観察。
【一人称】ボク 【二人称】君 【口調】~だよ。
【容姿】短い銀髪に金色の瞳。容姿は絶世の美少年で、
銀色の宝石がはめ込まれた杖を持ち、
頭には王冠をかぶり、王座に腰掛けていることが多い。
【詳細】
◆セツナを生き返らせた張本人。
セツナが持っている膨大な魔力もスキルも、元は彼が与えたもの。
イデアが誕生した頃から存在している最古の神で、
一度本気で人間を滅ぼそうとしたことがある
地上では簡単に名前を言うことができない程、恐れられ、畏怖されている。
◆地獄の神であるにも関わらず、何故かセツナに対しては親切。
そして貴重な情報をホイホイ教えたりするので、
セツナから何か裏があるのでは…と勘ぐられている。
◆地獄の神であるが本来は闇を司る神様。
闇は性質が穏やかであるため、本来は温厚な性格なのだが、
一度本気で人間を滅ぼしかけたこともあって、
その名を呼ぶ事も出来ない程、
地上では恐れられている。
神殿の教義には人間がまた腐敗すれば、
彼がまた人間を滅ぼすと言われているが、本人にはその気は全くない
◆地獄の支配者、統べる冠を持つ者、
魔神、金眼の魔術王、破壊神などなど数多くの呼び名がある。
◆何故か地上では、頭が3つあり、角が6つ生え、腕が8本あり、
筋肉隆々の巨人として描かれることが多い
◆過去の失敗から人間のように感情に支配される事はない。
また怒った事は一度しかないらしい
◆元々の名は暗黒神アビスだったが、
地獄を管理するようになって地獄神に変えた。
◆基本的に放任主義で地獄の管理も、普段は地獄の神々に任せている。
自身が口を出すことは滅多になく、
地獄の神々が対処出来ない事態になった時のみ動く。
◆元々は女神として生きていた時もあったが、現在は少年の姿をしている。
性別に関しては男性というより中性より。
◆神としてはトップクラスに強い力を持つ。
その力は途方もなく、簡単に世界を滅ぼせてしまう程の実力を持つ。
(娘のベアトリクスからは、
神々全員が束になってかかったところで勝てないと言われる程)
本来であれば実力的に彼の方が最高神に相応しいのだが、
権力に興味がないので、
今は地獄の管理をするに留まっている。
◆かつて世界を滅ぼしかけた事もあって、
天上界の神々からは距離を置かれている。
交渉役にはベアトリクスがやる事が多い。
◆別の世界に干渉することはできるが、
その世界がどんな世界なのかはわからないらしい。
異世界人が来る理由も最高の力を持っている彼でも原理は不明らしい。
◆未来を見ることもできるが、起こりえる未来が複数あるため、
可能性の高いものを当てる事が出来る。
遠くの未来になるほど曖昧になり、近くになるほど鮮明になるらしい。
未来というのは川の流れのようなもので、そこになだれ込んでしまったら、
もうその流れを変えることが出来ないらしい。
◆持ってる杖の中にセツナの魂が少し入っている。
これによりいつでも魔力供給ができる。
◆消滅しかけた魂を元に戻すには、アビスでなければ難しいらしい。
◆溶岩の中で寝泊まりしている。
◆女性にはもてるが、本人は女性にあまり興味がなく、
それが地獄の神々の悩みの種。
【作者語り】
アビスはとりあえず設定だけなら、セツナより先に出来たキャラです。
セツナは上記で語った通り、
一回キャラ設定を見直したので、彼の方が先だったんですが、
実は初期設定では女性でした。
なんでかというと、地獄の神様を作ろうと思った時、
主人公をサポートするなら閻魔大王みたいな怖い感じより、
優しい感じの方がいいかなと思って、女キャラにしたんですけど、
セツナ側の設定を固めるうちに、
これは女性じゃなくて少年にした方がいいのでは?と思って変えました。
なんでかというと、
主人公も女性、仲間キャラも女性、さらにサポートキャラも女性だと、
ちょっと女キャラ多すぎるだろうと思いまして、
男性にすることにしました。
といってもあんまり恋愛要素は入れたくなかったので、
成人男性ではなく、少年にしました。
そしたら外見が少女のセツナとは絵的に映えるかなーと思ったんですけど、
小説だからあんまり意味なかったですね(笑)
といっても実は神様なんで、地獄神には性別がありません。
なんでかというと姿が自在に変えられるからです。
これは神々のすべてが共通して言えることです。
と言ってもみんな中身が男性よりだったり、女性よりだったりして、
どちらかの姿をとっていることが多いですが、
地獄神はどちらかというと中性です。
というか性に関してあまりこだわりがありません。
少年の姿をとっているのも、この方が話しやすいからです。
特に深い意味はありません。
あと彼は常にセツナを監視していますが、
これはセツナが道を誤らないかどうか警戒してるせいです。
過去にアビスが力を与えた人間(タロウ=ヤマダ)が、
その能力を使って多くの人を虐殺したので、
そういうことがないように監視しています。
ちなみに監視している間に地獄の管理はどうなっているかというと、
これは別に地獄の仕事を放棄しているわけでありません。
…まぁ本編でこれを説明するのは、
かなり先になりそうなので今ここで言っておきますが、
神というのは実は分身することができます。
分身しても特に本体というものはありません。分身したすべてが本体です。
離れていても分身同士はどこで何をやっているのか把握することができます。
基本的に神々のすべてが使えるわけではありませんが、
地獄神クラスともなると、10000体以上は分身することができます。
基本的に地獄の管理は全部分身してやっているので、
そのうちの一体がセツナを監視しているに過ぎません。
なので彼はちゃんと地獄の管理はやってます。
それでもかなりハードな仕事なので、
今では部下に大部分を押しつ…任せていますが…。
【エドナ・オーウェン】
【年齢】20 【種族】人間。
【属性】火。
【誕生日】11月26日 【身長】171センチ
【好きなもの】食べること 【嫌いなもの】傲慢な男
【趣味】読書、体を鍛えること。
【一人称】私 【二人称】あなた 【口調】~わ、~わよ。
【容姿】腰まである赤い髪、緑色の瞳。肌の色は白。
西洋人な顔立ちをしている。
容姿はかなりの美人、スタイルもいいが、
体に魔物にやられた傷などがいくつかある
(魔族討伐後、それらの傷は全て消える)。
胸はそこそこある。
服はローブを着る事が多く、つばの広いとんがり帽子を被っている。
腰にはベルトポーチを付けている。
魔族討伐後、右目が金色になる。
【詳細】
◆女性の冒険者。
基本的に冷静かつ、現実的な性格。
長年冒険者として生死を見てきているので、
時には非情とも思える判断を下すことが出来る。
基本的にどんなことがあっても投げ出さない性格。
常識に囚われた頑固な性格だが、
セツナの非常識ぶりを見て考え方を変えた。
また滅多なことで人間を信用しないが、何故かセツナには甘い。
◆かなりの努力家で、身につけたスキルも全て努力によるもの。
◆冷静な性格だが意外にもキレやすい。
キレても理詰めで説得することが多いので、
あんまりキレてる感はない方。
◆痩せの大食いでかなり食べる方。
◆冒険者をやって七年が経つ。
◆今までに三十回以上遭難した事があり、
数ヶ月は森の中に居た事もある。
そのため薬草やキノコ類に詳しく、採取の仕事も得意。
◆各地を色々と旅をしているがバーン王国から出た事はない。
◆セツナの母親に雰囲気が似てるが、
これは転生前に意図的に地獄神が似せたもの。
◆極度の方向音痴で、慣れていない道はまともに着いたためしがない。
(道さえ覚えれば迷うことはないが、それでもたまに迷う)
◆また酒癖が非常に悪く、
飲むと記憶を無くすことが多いので、滅多に飲まない。
◆何度も死にそうな目にあったため、あまり物欲がない。
また恐怖のコントロールも上手。
◆基本的に形から入る方。
◆男には何度もトラブルに巻き込まれたため、警戒心が半端ない。
基本的に体目当ての男は全て叩きのめしてきた。
◆今までに色々な人間とチームを組んできたが、
女性差別からほとんど長続きしなかった。
◆手先がかなり不器用で、家事炊事洗濯料理裁縫などは苦手で出来ない。
◆基本的にどんな武器でも扱う事ができる。弓も使える。
◆時間を計るための日時計が使える。
方角を知るために星座の知識がある。
◆基本的に他人にはあまり興味はない。
◆女性差別を長年受けてきたため、
女性である事に深いコンプレックスを持っている。
◆元々は大変才能のある剣士だったが、
魔物のせいで右手に大怪我を負ってしまい剣士から、魔法使いに転身した。
剣士だった時も簡単な魔法は使えたが、
別に戦闘に特化したものではなかったため、
1から勉強し直して、今みたいな形になった。
◆性行為には深いトラウマがあるので無理。また性欲も薄い方。
◆冒険者は死がつきものなので、
万が一の時のため遺書を鞄の中にいつも入れている。
◆実は密かにベアトリクスから目をかけられている。
本人は知らないが臨死体験した時に出会っている。
◆寝る時は全裸だが、これはエドナだけでなく多くの人がそう。
◆霊感はあるが幽霊が何を言っているかわからないらしい。
◆母親とは瓜二つと言っていい程そっくり。
そのことに深いコンプレックスを持っている。
◆何故か変な男に好かれやすい。
◆元は貴族の生まれだが、両親の愛情を受けずに育つ。
母は他界しており、後妻となった女を本当の母と思っていた。
本当は母と使用人との不倫の末に生まれた。本当の母は自殺している。
そういう事情を知らなかったため、
両親に愛される弟に嫉妬し、怪我をさせたことで8歳の時に勘当される。
その後はほとんどホームレス状態だったが、
二度と家には帰らないと決めていたため、
家に帰ることはなかった。
ホームレス時代に男に騙されて暴行されたことがある。
そのトラウマのせいで性行為には深いトラウマがあり出来ない。
そういう経緯もあってか、
子供の頃の記憶は曖昧で覚えていない部分がある。
男に冷たいのも過去のトラウマのせいでもある。
暴行された事で強くなりたいと思うようになり、
独学で剣術の練習をするようになり、
その縁で剣術道場に通うようになる。
(ちなみにこの時にベアトリクスに身体強化の薬を盛られている。
そのせいでかなり強くなった)
だが愛情深く教えてくれた師範が亡くなったことで剣術道場を出る。
それからは魔物を倒して魔石を売ることで生計を立てていたが、
13歳になった時、冒険者になる。
◆冒険者になってからはそれなりに活躍していたが、
嫉妬した冒険者に襲撃され、暴行された事がきっかけで、町を出る。
その時のエドナはたくさんの裏切りと罵声を浴びてきたので、
かなり冷めた性格をしていた。
そんな時ステラという女性の冒険者に出会う。
最初は無視していたものの、
彼女の優しさに触れるうちに徐々に打ち解けていった。
だが仕事中運悪くドラゴンと遭遇し、ステラは死亡してしまう。
その時の彼女の言葉から、大陸一の冒険者になることを決意する。
(ちなみにドラゴンと遭遇して無事だった話が、
いつの間にか倒したと伝わってしまい。
竜殺しと間違って呼ばれるようになる)
◆そして16歳の時に王都では数年に1度、
優れた武闘家を決める武道会があるのだが、
エドナはそこの武器部門で準優勝を果たす。
(といっても決勝で出会った男に14回も再試合させられるはめになったので、
実際は優勝したも同然なのだが)
そのせいで当時はものすごい大騒ぎになった。
大会に出たせいで貴族から大した用もないのに呼び出されることが増えたり、
自分の実力にかみ合わない依頼を持ちかけらることも増えてしまう。
騎士団のメンツを潰してしまったので暗殺者を送られたこともある。
そしてアークデーモンの討伐を依頼される。
チームでアークデーモンの討伐をするため戦うが、
奇跡的に倒せたものの、右手と背中を負傷する。
そのため本人は武道会に出た時の事を大失敗だと思っている。
ちなみに全盛期はSランク冒険者に匹敵する力をもっていた。
ちなみにこの時は髪が短かった。
◆イージスの魔女という呼び名がある。
それは王都に暮らしていた時に勝手につけられたあだ名のようなものだ。
そしてそれは褒め称えるための称号では無い。
イージスと言うのは、剣の形をした武器のことだ。伝説上の存在で、
持つ者は最強の力を手に入れることができるとされている武器である。
だがイージスは諸刃の刃と言う言葉がこの国にはある。
その理由はイージスを手にした存在は最強になれるのだが、
その代償として人の心を失うからだ。
それはイージスが氷の力を持った剣であるせいだと言われている。
氷の力を持つ故に、手にしたものは心まで凍りついてしまうのだ。
つまり、外見は美しく実力も並外れて強いが、
中身は冷徹極まりなく、他人には無関心。
そう言う意味で、
揶揄されて付けられたあだ名であると本人は思っているが、
実際はイージスは最強の剣であるため、
褒め称える目的でも呼ばれてもいる。
◆実はアーウィンの生まれ変わり、
セツナを指導し導くために生まれた。
女性に生まれたのはセツナの母に似せるため、
セツナが心を許す相手に似せられた。
本来であれば王子と結婚し、セツナを助けるはずだったが、
父親がエドナを勘当したことにより不可能になった。
ちなみにセツナを導く他にレイラを殺すことも彼女の使命の一つだった。
◆全盛期には数々の伝説を残しており、
ヒドラやオークの群れを倒したり、
アークデーモンと相打ちになったこともある。
クラーケン討伐にも参加したことがある。
本人曰くほとんど罠を使って倒し、自分1人の力で倒したわけではない上に、
たくさんの偶然が積み重なって上手くいったことらしく、
だが噂では正面きって倒したことになっており、
噂に尾ひれが付きまくっている。
◆一度死んで復活してからは、セツナの魔力で生きる存在となる。
その影響でセツナからは離れられない体となるが、
本人は大して気にしていない。
復活の際に送られる魔力の影響で右目が金色になっている。
地獄神の加護の加護を受けている状態らしい。
◆魔族を倒した功績のおかげでAランクに昇進した。
【作者語り】
もう世界観の説明をさせるためだけに生み出したようなキャラですね。
とりあえず主人公の相棒ポジションのキャラを作ろうと思って、
意気込んだのは良いのですが、そこに大きな落とし穴がありました。
実はこの話、20話ぐらい一気に書いたはいいものの、
一度丸ごと書き直したんです。
その理由としては、物語の設定を練って居なかったのと、
エドナのキャラが定まっていなかったからです。
とりあえず、主人公であるセツナは異世界についての知識が全くありません。
手帳と言う道具はありますが、それで全てを説明するのは限界があります。
(というか地獄神は神なので、人間の常識について基本的な事は知っていても、
詳しいことについては、よく分かっていないところがあります。
作中で色々説明不足なところがあるのはそのため(^_^;))
だからそれはこうじゃないよー、それはおかしいよーと、
常識人的なポジションで説明してくれるキャラが必要だったんですが…。
その説明役のキャラがどうしてセツナを助けたいのか?関わりたいのか?
それが今ひとつ動機として弱かったんです。
だから一度エドナのキャラを練ってから、書き直そうと思ったんですけど、
これがなかなか上手くいかなくて…本当に苦労しました。
今も上手くできているのか自信はありません。
初期設定では、当初は貴族じゃなくて、平民の生まれでしたが、
魔物の襲撃で家族を失い、
その時に顔に傷を負っていて髪でその傷を隠しているというものでしたが、
ただ、女性が顔に傷があるのはちょっとかわいそうかなと思ったのと、
エドナはセツナとの対比に、かなり美人ってことにしておきたかったので、
これはボツにしました。
で、新たに考えたのが、今の設定に近い。貴族の生まれだったけど、
家族の愛情を受けられなくて、
最終的には家出して冒険者になるというものでした。
しかしそこでいろいろと不幸な設定を入れたら、
逆に暗い感じのキャラになっちゃって、
そうなるとセツナに全く絡んでくれなくなって、
これには本当に困りました。
なんで私が作ったキャラなのに、思い通りに動いてくれないんだと、
どうしたらいいのかわからなくて、本当に悩みました。
しばらくはその路線で行っていたのですが、
最終的にはボツにしました。
それからしばらくいろいろ構成を練っていたんですが、
どれもしっくりこなくって、
キャラがもう本当に本当に分からなくなって、
迷走し続けた結果、もう最初の感じの設定に戻そうと思って、
それに不幸設定を色々足して、今の感じのキャラになりました。
いや本当に、ここの結論に行き着くなら、
全部書き直す必要は無かったんじゃないのかと思うかもしれませんが。
私は基本的に設定を練ってから小説を書きません。
大筋を決めてから、細かい部分を書いてから決めていくので、
書き直すことがしょっちゅうあります。
(学習能力が無いとも言う(^_^;))
で書いているうちに、
セツナ側もエドナを信用する動機がちょっと弱いかなと思って、
セツナの母親に似ている、前世から縁がある等の設定を入れました。
あと当初描いていた時はこの2人は最初は宿で出会う予定でした。
それを馬車の中に変更したのは、
その方がより深くセツナの印象に残るかと思ってのことでした。
結果的にその方が宿で再会した時にスムーズに会話ができますし、
まぁそっちの方がいいかなと思ってそうしました。
ちなみに昔剣士だったというのは、
後から思いついた設定です。完全に後付けです。
なんでそうしたのかというと、
3人目の仲間キャラは回復系の魔法使いにしようと思っていたので、
セツナも魔法使い、エドナも魔法使い、3人目も魔法使いともなると、
これはちょっとバランスが悪いだろうと思ってのことです。
なんにせよ。書くのにかなり苦労したキャラですが、
その分思い入れも深く、
セツナ、アビスに次ぐ、お気に入りキャラですね。
まぁその割には色々と不幸なんですけど(^_^;)
どうも私は悲惨な過去を持ってるキャラが好きみたいで、
気に入ったキャラを作るとだいだい不幸属性が付きまとうことが多いです(汗)。
まぁセツナはその最たる例ですね…。
ちなみに一度死んで生き返りますが、
これは創作や神話でも、死者蘇生って失敗することが多いからです。
だから円満に成功するパターンだと珍しいかなって思って生き返らせました。
まぁその程度の理由です。特に深い理由はありません。
【ガイ】
【年齢】76歳 【種族】妖精 【属性】風
【誕生日】忘れた 【身長】12センチ。
【好きなもの】外の世界 【嫌いなもの】特になし 【趣味】散歩
【一人称】俺 【二人称】お前 【口調】~だぜ
【容姿】短い黄緑色の髪に、緑色の瞳、
サイズは手のひらサイズで、背中にトンボみたいな羽が生えている。
【詳細】セツナに勝手についてきた妖精。
妖精の里で暮らしていたが、外の世界からの憧れから、セツナの仲間になる。
◆基本的に明るく物事を引きずらない性格だが、
空気が読めるため、普段の会話では他の人間がいる時は黙っている。
軽そうに見えて、約束はちゃんと守る性格。
◆セツナから隠密と消音魔法の込められた魔道具を渡されており、
それにより他の人間は姿が見えないし声も聞こえない。
ガイの意思で自由に解除出来る。
何かあればセツナに位置を知らせる機能もある。
◆セツナのことはタロウの子孫だと思っていたが、
そうじゃないと知った今でもセツナと共に居ることを選んだ。
【作者語り】
実を言うと当初書いた時は仲間になる予定はありませんでした。
でも書いてるうちに仲間になったら面白いだろうなと思って仲間にしました。
元気が取り柄のキャラですが空気は読めるので、
人の多い所では黙っています。
そのため空気化しやすく、作者である私も時々存在を忘れます(^_^;)。
まぁ男性的な視点と年長者として意見をくれる貴重なキャラですね。
【ハンク】
【年齢】17歳 【種族】人間 【属性】火
【誕生日】6月6日 【身長】182センチ
【好きなもの】肉 【嫌いなもの】豆類 【趣味】特になし
【一人称】俺 【二人称】お前 【口調】~だ
【容姿】短い茶髪に青い瞳。容姿は整っている方だが目つきは悪い。
怒ると修羅みたいな顔になる。
◆ギルドでも札付きの問題児で、カッとなるとすぐ暴力に走る。
そのせいでギルドの中でも嫌われ者で、孤立している。
◆Cランク冒険者。
◆父親は生まれた時に死んでいる。
母親は医者から見捨てられた不治の病で母親を救うために冒険者になった。
◆幼い頃は孤児院で預けられていたため、サラとは面識がある。
◆聖月草の件でセツナに恋心を抱くようになったが、
上記の性格のせいで伝わらないどころか、むしろ嫌われている。
◆母親が病弱なため幼い頃は孤児院で育つ。(そのためサラと交流がある)
◆基本的に感情表現が下手くそ。
【作者語り】
実は最初の予定では仲間になる予定でした。
ですが書いててこういう男は今ひとつ好きになれないのでボツにしました。
ハンクはセツナのことが好きですが、
不器用なので全く伝わっていないどころかむしろ嫌われています。
個人的に彼は片思いしてる方が面白いかなと思っています。
それと私は恋愛物を書くのが苦手なので、
二人が付き合うことは今後一切ありません。
【幻月神ベアトリクス】
【年齢】不明(一万年以上生きてる) 【種族】神
【属性】火、水、風、地、闇、無。
【誕生日】不明 【身長】168センチ
【好きなもの】甘いもの 【嫌いなもの】傲慢な男 【趣味】子育て
【一人称】私 【二人称】あなた 【口調】~です。
【容姿】妖艶な雰囲気をしている。
姿は彼女の気分でコロコロ変わるが、
基本的に腰まである黒髪に金色の瞳をした美女の姿をとる事が多い。
【詳細】
◆アビスの娘で部下。
◆月を司る女神で、魔法の神でもあり、
多産の女神でもある。民間に広く信仰されている神でもある。
地獄の上層にある冥府の管理者。
七王の頂点に立つ存在。地獄神の右腕的存在である。
◆女性と子供の守護者で、それに仇なす者に罰を与える神でもある。
◆子供の数は千人を超えるらしい。
◆姿をコロコロ変えるため、地上の人間からは姿無き月と呼ばれることが多い。
◆基本的に温厚な性格をしているが、怒らすと怖い。
◆アビスから病的と呼ばれる程、子供好き。
◆嫌いなものは女性に暴力を振ったり、酷い目に合わせる男。
◆基本的に新月の日か月食の間しか地上に出ることが出来ない。
◆地獄の神々の中でも、珍しい特異体質の持ち主。
月の満ち欠けに力が多大な影響を受けてしまう。
満月になればなるほど強くなっていくけど、
新月になればなるほど弱くなってしまう。
そして新月の日はただの人間と同じぐらいに弱くなってしまうらしい
その体質を利用してよく地上に訪れる。
◆彼女は冥府の女王とはいっても実際にはアビスの部下ではあるため、
実際のところの彼女の役職は、中間管理職といっても良い。
◆実は地獄神アビスの娘。女性の姿を取って居た頃のアビスが生んだ子供。
人間と神の間に生まれ、アデルとは双子の姉妹である。
【作者語り】実は当初の設定はアビスに好意を抱き、
セツナに嫉妬しているという設定でした。
まぁ俗に言うヤンデレですね。
それだったんですが、ちょっと暗いので、ボツにしました。
わりとお茶目な性格で、よく地上に遊びに行きます。
まぁ新月の日にしか地上に出られないわけですが、
私が日程とかぼかしているので、
実際に新月でない日に現れたりするかもしれませんが、
大目に見てください。
ちなみに名前が長い上に複雑なので、
ベアトリスクという誤字があるかもしれません。
こんな複雑な名前を付けたことを少し後悔してます(^_^;)
◆サブキャラクター◆
【イザベラ】
◆ギルドの受付嬢、竹を割ったようなさっぱりとした性格をしている
詮索好きのジャンと違って、あまり他人の過去は聞かない主義。
ただし人の生死に関しては非常にドライ。
◆長めの茶髪に青い瞳をしている。
【作者語り】実はキャラに関しては最初から全くぶれていません。
エドナと同じく書きやすいキャラですね。
実は密かにギルドマスターのことが好きなんですが、これは秘密です。
【アレック(ギルドマスター)】
◆アアルのギルドのギルドマスター。
◆男尊女卑が当たり前の世界で珍しく、女性でも軽んじない性格。
基本的には男女平等だと思っている。
七人兄弟の長男で、父親が酒を飲んでは暴力を振るうような人間だったため、
その反発から今のような性格になった。
苦労しているため弱い立場の人間の気持ちがよくわかる。
◆数々の死線をくぐり抜けており、そのため常に冷静。
◆屈強そうな見た目とは違い、大の料理好きで、菓子もよく作る。
◆セツナのことを評価しており、実力を認めている。
◆セツナのことは嬢ちゃんと呼ぶ。
◆怪我で冒険者の仕事が出来なくなった時に、
マティルダからギルドマスターにならないかと誘われた。
そのためマティルダとは交流があり、彼女が真の領主であることを知っている。
◆葉巻は吸うがイザベラが吸うとうるさいので普段は禁煙している。
◆オールバックの黒髪に、片目には刀傷のような傷跡があり、眼帯をしている。
右足の先がなく義足をしている。
【作者語り】本編でヒョウム国の人がセツナを助けるために、
生まれ変わっていると言いましたが、
ギルドマスターもその一人です。
といっても記憶は継承していないので、
セツナを助けたいという気持ちは無意識下で働いています。
ちなみに前世では女性でした。
【ジャン】
◆ギルドに所属する男性。セツナに好意を持っている。
◆人懐っこくて、好奇心旺盛でガンガンと話しかけてくる。
◆ギルドに入って二年経つ
◆昔は王都に出稼ぎに行っていたので、エドナのことは知ってる。
◆体は大柄で、髪の色は緑、肌の色は褐色。
【作者語り】こういう詮索好きのキャラもいるだろうと思って作りました。
それ以上でもそれ以下でもないですね。
【ワーナー】
ギルドで会計士として働いているメガネをかけた中年男性。
普段は奥の作業室にこもっていることが多い。
【作者語り】実は既婚者です。愛妻家だったりします。
【サラ・リース】
◆神殿に仕える修道女
優しく、柔らかな女性だがお金にはがめつい。
セツナにシスターというあだ名を心の中でつけられている。
◆教会に勤める神官補佐で、主に神官のサポートをする仕事をしている。
光属性持ちではないので、回復魔法は使えないが、
孤児院の経営や、子供達の面倒などは彼女がしている。
◆基本的に聖眼持ちであるセツナには敬っている。
◆平凡な顔立ちをしている。
◆元々は貴族の生まれだが、信仰心に目覚め、修道女となった。
【作者語り】ギルドマスターと同じくヒョウム国の前世を持っています。
といってもその記憶はないので、本人に自覚はありません。
実は元は貴族の生まれでしたが、
その生活を捨てて修道女になった過去があります。
【ティファニー】
手の平サイズだが、威厳ある妖精の女王。
◆若そうな外見だが300歳は越えている。
妖精の中では一番の長生き。
◆セツナをタロウ=ヤマダの子孫だと思い込んでいる。
◆金髪碧眼で、髪の長さは腰まである。
【作者語り】妖精のリーダーっていったら、
なんとなく女王って気がしたので女にしました。
基本的に保守的で頭が固いです。
【ステラ】かつてのエドナと親しかった冒険者の女性。
ドラゴンの炎により命を落とす。
◆家族を養うために冒険者になったが、その実力はかなり弱い。
魔物によって住んでいた村を失う。
【作者語り】おそらくエドナにとって初めての友人だったかもしれません。
亡くなってしまいますが、残念ながらこの世界ではよくあることです。
【タロウ=ヤマダ】
伝説の魔法使いで、ギルドで唯一のSSSランク冒険者。
今から数百前に、世界各地を放浪し、さまざまな国にその伝説は残した。
バーン王国の建国にも携わったこともある。
◆今から数百年前の人物。
◆その能力の規格外ぶりといったら、
それはもう色々な伝説が残っている程。
例えばたった一人で百万の軍勢を追い払ったとか、
山ほどある大きさの魔物を倒したとか、
あまりに強すぎる彼と他の冒険者と区別させるために、
ギルドが特別にSSSランクを作った程、逸脱している。
◆ちなみにこの世界で魔法使いのイメージがとんがり帽子でローブ姿なのは、
彼がその格好をしていたため、
彼に憧れた他の魔法使いが彼のファッションを真似るようになり、
それで定着したと言われている。
◆妖精達はかつて人間に乱獲されて数を減らした過去があるが、
そんな彼らを哀れんで、このアリアドネの森に隠したのがタロウらしい。
ただし年数が経つにつれ、結界が劣化していた。
◆カルマ転移の術を見つけるなど新たな魔法概念をたくさん生み出した。
◆今より数百前にアビスが蘇らせた人間の一人。
◆考古学の知識を持っていた。
◆様々な魔法分野について研究をしていた。
◆地獄神曰く、タロウは好奇心旺盛な男で、
物の道理をわかっている男だった。
そして困った人を放っておけない心優しい人間だった。
だが謙虚さと自重が足りず、アビスに貰った能力をフルに使い、
後世では創作と言われる数々の伝説を作る。
だがそんな彼もエルフの妻と子供を殺されたことで、性格が豹変。
妻と子供を、アビスの力を借りずに自分の手で生き返らそうとした。
そして彼は禁術に手を出し、多くの人間をその実験台にした。
後世にタロウの晩年がどうなったのか伝わっていないのは、
その事実が歴史から抹消されたから。
彼は死後地獄に落ち、現在は刑期を終え、地上で別人として生きている。
【作者語り】第1のセツナみたいなキャラですが、
セツナとは設定が異なります。
悲惨な過去を持つセツナとは対象的に、
彼はそれほど悲惨な目には遭っていません。
ですがこの世界に来てすぐに死にました。
その後アビスと交渉し、復活を果たすことになります。
セツナとは違い、元は中年の男性でしたが、
復活の際に15歳ぐらいに若返ります。
ちなみにタロウ=ヤマダという名前は本名ではありません。
真名を言うと支配されると思っていたので、偽名を使っていました。
ひょんなことで得た竜の卵を自分で孵化し、竜の子供と旅をしていました。
セツナとは違い、地獄神から与えられた能力をフルに人前で使ったため、
後世では創作と言われる程の数多くの伝説を作ります。
その後、エルフの女性と出会い、彼女との間に子供が生まれますが、
妻と子供を殺された事で暗黒面に落ちます。
地獄神がエドナを生き返らせることを提案したのは、
タロウの時に家族を生き返らせなかったからです。
すでに故人ですが、これからも本編で意外なところで名前が出てきます。
実を言うと彼を主人公にした話を書こうかと思いましたが、
彼があまりに頭が良いので断念しました。
普通の人間なら書くのに苦労しないんですが、
私自身があんまり勉強してないので、
頭が良い人間は書くのは無理です(^_^;)
【マティルダ・フィールディング】
領主の妻であり、伯爵夫人。
珍しいもの好きとされているが、
それは旦那の趣味であり、彼女は関係ない。
◆この世界には珍しく、男口調で話す。また声も少し低い。
◆男に生まれていたら天下が取れていたかもしれないぐらい有能。
旦那の名を使って、バリバリ領主としての仕事をしている。
その実力は何の取り柄もなかった町を地方都市に発展させる程。
先見の明もあり、かなり頭が良い。
またメンタルも強いのであまり弱音を吐かない。
間違っている事は指摘せずにはいられない正義感が強い性格。
◆オリヴァーと違って、あまり人前に出てくることはない。
また貴族の集まりには出席することもあるが、
基本的にそれ以外の場には姿を見せない。
◆息子が一人いる。
◆実は結婚したくなかったらしいが、親の都合で仕方なく結婚した。
◆貴族にしては珍しく領民の立場が分かっている。
◆基本的に徹夜で仕事するのが多いため、目に隈がある。
◆37歳だが20代後半にも見える程若い。
漆黒のように黒い髪に、海のように深い色をした青の瞳をしている。美人。
◆子供ができるまでにかなり時間がかかったらしい。
◆意外にも占い好きで、かわいい物が好き。
趣味は占いと、恋愛小説を読むこと。
◆オリヴァーと出会った当初は軟禁されたりしたらしい。
第一印象も良くなかったがのちに和解する。
◆エドナに続きセツナの事情を知る者だが、
セツナに力を与えたのは幻月神ベアトリクスだと知らされている。
◆貧しい子供でも勉強出来るように学校を作ったこともある。
◆オリヴァーとは結婚して20年になる。
【作者語り】実は初期設定では男性でしたが、
ふとこれで女性なら面白いんじゃないかなと思って、女にしました。
気が強いマティルダとは対象的に、頼りない旦那を持つため苦労しています。
やたら偉そうですが、可愛い物好きという女性らしい面もあります。
わりとお気に入りのキャラで、
セツナの言ったことをすぐ実現してくれる便利なキャラでもあります。
【オリヴァー・フィールディング】
アアルの領主でマティルダの夫。
やり手と言われているがそれは全部妻のおかげ。
◆しっかり者のマティルダとは対照的に頼りない性格をしている。
◆王都では有名。
◆妻以外の女性には興味のかけらもない。
そのせいかよく名前を間違える。
◆淡い茶髪に緑色の瞳。年は40代ぐらいに見える。
容姿は平凡。
【作者語り】出来る妻とは対照的に頼りない性格をしています。
基本的にマティルダにベタ惚れで、
マティルダ以外の女性には興味の欠片もないため、
名前を頻繁に間違えます。
【アーウィン】
◆セツナの夢に出てくる謎の男。
◆エドナの前世。
◆狩人で獣を狩る事で生計をたてている。
◆セツナの初恋の相手だが本人は気づいていない。
◆幼い頃に両親を亡くしたので彼にとって姉の存在は大きい。
◆年は16歳で意外にもセツナより年下である。
◆実は大の方向音痴。
◆基本的に子供は恋愛対象には入らないらしい。
◆セツナを子供だと思っており、
セツナのことは本当の妹のように思っていた。
◆何者かに村を滅ぼされて以来、失意のまま各地を放浪していたが、
セツナの噂を聞き、彼女から真実を聞き、
セツナを助け出すことを決意する。
魔族が城の中に現れた混乱に乗じて、セツナを救い出すことに成功するが、
(その時に人を殺し、カルマを背負ってしまう。
また他にもセツナを助けるために後ろ暗いことをやっている)
その後、王国軍に殺されるが、死ぬ間際の最後の力で皇帝を殺し、
その後息を引き取る。
◆死後セツナを助けるために地獄神を説得する。
その後エドナとして生まれ変わるが、
生まれ変わる時に自分がどういう人間になるかは、
全て地獄神の采配に任せている。
◆髪の色は雪のように白く、長さは腰まであるのを後ろでくくっている。
瞳の色は深い青色。
【作者語り】セツナの夢にも度々出てきますが、
この物語のキーキャラクターです。
セツナのことは本当の妹のように思っていました。
そのためセツナに関しては恋愛感情は無く、
一連の行動はエドナの言った通り、義憤によるものでした。
彼が行動していなかったら、セツナは牢獄に囚われたままだったと思います。
そういう点ではセツナの恩人ですね。
セツナがこの世界の人間を憎まないのは、
彼が命をかけてセツナを助けだそうとしたからです。
彼が居なかったらセツナは異世界に住む人々を恨んでいたかもしれません。
そういう点ではセツナに最も影響を与えた人物ですね。
ひょっとしたら皇帝が居なかったら、
セツナとアーウィンが結婚する未来もあったかもしれません。
まぁ歴史にもしもはないので、あくまで仮定の話ですがね。
【レイラ(人間)】
◆アーウィンの姉。
◆セツナからはみどりちゃんと呼ばれていた。
◆15歳の時に結婚して、18歳の時に子供を産んだ。
20歳だが、子供が2人居るが、王国軍に殺される。
その後、奴隷として兵士達の相手をさせられるが、
憎悪から皇帝を殺そうとするが、すぐに殺され、その後魔族として復活を果たす。
◆腰まであるライトグリーンの髪をしていた。目の色は青色で、
ハリウッドスターも真っ青になるぐらいの美人。
【レイラ(魔族)】
◆アーウィンの姉。
現在は魔族となり、数々の国を滅ぼした。
殺した人間は何万人にもなる。
◆氷系の魔法を使い、広範囲に渡って雪を降らせることが可能。
都市機能が麻痺する程の雪を降らすことも出来る。
しかもこの雪はただの雪ではなく魔力を遮断し、
しかも溶けにくい性質を持っている。
◆高い再生能力を持っている。
◆本来は遠距離攻撃の方が得意だが、
アアルに来た当初はベアトリクスにより、能力を封じられていた。
といっても接近戦も得意で、素早い攻撃が得意。
◆基本的に陰湿な性格であるが、感情的で単純な性格をしている。
そのためエドナからフェイントが弱いと見抜かれている。
◆幽霊となった時、
王宮内の負の感情を吸収し、短い期間で魔族となる。
その後魔族となってヒョウム国を滅ぼし、
かつてはヒョウム国で潜伏していた。
ちなみに皇帝がもしセツナを追うのを諦めていたら、
レイラは倒されていた可能性が高いが、
皇帝が軍を連れてセツナを追いかけてしまったため、
軍の指揮が下がり、
さらに皇帝が死んだ事で軍が混乱してしまい。
その負の感情を吸収してしまい、強力な存在となる。
その後、ヒョウム国を滅ぼし、そこに住む人間を一人残らず殺した。
◆最初の80年はヒョウム国にずっと留まっていたが、
第一形態を手に入れてからというもの、
人としての意識がほとんど無くなってしまった。
レイラは執着していたヒョウム国から離れて徐々に南下していき、
そこで気まぐれに町や国を滅ぼしていった。
そして最終的には、ヒョウム国より遥か離れたバーン王国にやってきた。
◆第一形態は氷をまとっており、
皮膚は黒く、体全体はおうとつもなく、顔はのっぺらぼうで、
その手には氷の爪のようなものがあり、足にもそれがあった。
背中の部分に丸い巨大な氷のリングがあり、
そのリングの周りにつららのような無数の氷がより集まっている。
◆第二形態は高校生ぐらいの外見。
恐ろしいまでに美しく、
髪の色はライトグリーンで、目の色は赤で白目にあたる部分は黒い。
肌は雪のように白いが、両腕と両足だけが黒い皮膚をしている。
両手に氷でできた爪のようなものを持っており、
服は白いノースリーブのシャツに、スリットの入った白いスカート。
頭の部分には氷で作られたような二本の角がある。
◆第三形態になると容姿が中学生ぐらいなり、
手を覆っていた氷が無くなり、
頭にあった二本の角も小さくなっている。
【作者語り】実は魔族が攻めてくる事自体は決まっていましたが、
その魔族がセツナの過去に関係があるというのは、
当初決まっていませんでした。
そのため、本編で語られている設定は全て後付けです。
過去の話を書きながら、
つじつまを合わせるために過去の話に伏線を入れたりして、
大きく書き直しました。
しかし改めて見るとある意味、セツナ以上の被害者かもしれません。
残念ながら彼女は地獄に落ちることは決まっています。
ですが本人も反省しているため、
何らかの情状酌量の余地はあるかもしれません。
ちなみに私の大好きな東方プロジェクトにも、
レイラというキャラがいるんですが、
東方を意識して名前を付けたわけではありません。
外国人の名前の一覧に載っていた一覧から適当に名前を付けただけで、
特に深い意味はありません。
【シン七世・カンザキ・ヒョウム】
セツナにカルマを押しつけた張本人。ヒョウム国の皇帝。
◆とてつもなく頭が良く、
そして武術の才能もあり、賢者に匹敵する程の魔力を持っている。
それに学者気質だったので、様々な発明品も作っていた。
◆子供の頃からやってできない事はない程の神童で、
幼いうちから何故人は死ぬのか疑問に思い、研究に打ち込んできた。
◆その才能故に15の時に王位を継いで皇帝になった。
そのため次第に周囲の人間を見下すようになり、
かなりの恐怖政治を築いていた。
(それも反乱を起こされないために手を打っていた)
そもそも天才である自分と他の人間が同じ人間だとすら思ったことはなく、
人の命を軽んじるようになった。
◆王と側室である母の間に生まれたとされているが、
実際は母と兵士との間に生まれた人間であり、
彼に王族の血は流れていない。
その事実を知ると激高し、衝動的に母を殺してしまう。
それがきっかけで自分の出生の秘密を執拗に隠すようになり、
それから多くの人間を粛正するようになった
その際に本当の父も口封じに殺してしまう。
◆前世では意外にも多くの人間を助けていたが、
飛び抜けた才能を持ってしまったが故に悪へ落ちる結果となった。
◆基本的にあの世や神の存在は信じていない。
◆完璧に国を治めていたため、彼に反乱する者も居なかった。
◆側室の間に息子と娘を作っていた。
◆意外にもセツナに性的なことはしていない。
子供が出来ると面倒だからしなかったようだ。
◆現在は不老不死の体となり地獄の最深部で苦しんでいる。
その罪が許されることはなく、自由になるには星の終焉を待つしかない。
◆長い金髪に青い瞳をしている。
容姿はそれこそハリウッドスターに居てもおかしくないぐらいにイケメン。
【作者語り】実は一番表現するのが難しかったキャラです。
というのも彼を理解する上で独裁者というのが外せなかったんですが、
その独裁者が何を考えているのか分からなかったからです。
当然のように私には独裁者の知り合いはいませんので、
独裁者が何を考えているのか理解出来ませんでした。
しかし色々と独裁者について調べるうちに、
独裁者が人を苦しめる理由は、
自分に対するコンプレックスかなと思うようになり、
今の彼が出来ました。
並外れた天才ではあるものの、
王族の血は流れていないというアンバランスな設定は気に入っています。
そのおかげで、最低のクソ野郎仕上がって満足です。
ちなみにわりとどうでもいい裏設定ですが。
皇帝はあれだけカルマを積んでいたのに、
何で何事もなかったと言うと、
地獄神がちらりと本編で語っているんですが、
皇帝は前世では多くの人を助けてきました。
だからその善行によって、カルマが相殺されていたので、
結果的に本人には何事もありませんでした。
カルマを転移させる術は、
善行によって相殺されたカルマも引き継がれるため、
特に善行を積んでいないセツナには不幸なことが起こりました。
そしてまぁ読者の最大の疑問が、
セツナは皇帝に性的なことをされたの?
子供はいたの? でしょう。
意外にも二人の間には子供はいません。
というか性的なことそのものがされていません。
というのも異世界人との間に生まれた子供というのは、
必ず魔力ゼロで生まれてくるからです。
タロウはこのことをノートに書いていたので、
皇帝はこのことを知っていました。
魔力ゼロの子供なんて作っても何のメリットなんてないし、
別にセツナと無理に関係を持たなくても、
側室はいっぱいいましたからね。
そういうわけで二人の間には子供はいません。
最初は関係を持っていたということにしようと思いましたが、
それはあまりに可哀想なので、匂わせるだけにしておきました。
まぁ今現在彼は地獄に落ちたわけですが、
彼が地獄から解放されるには、
星の終焉…つまり星が寿命を迎える数十億年先まで待つしかないです。
体感時間も恐ろしく長いので、
永遠に等しい時間を地獄で過ごすでしょう。ざまぁ。
【ロディ】
本名はロデリック。今年で12歳になる。
よくロディという愛称で呼ばれる。
◆自宅の埃っぽい書庫が好きでよくそこに居る。
外で遊ぶよりも書庫にこもって本を読んでいる方が好きで、
放っておけばそれこそ1日中でも本を読んでいる。
学校に行っても同世代の友達もほとんど作らず、
授業中でもそっちのけで本を読んでいるぐらいだ。
あまりの偏屈ぶりに、
教師もどう教育したらいいのか分からないと愚痴をこぼす程偏屈。
◆ロディの母親は冒険者で
それも優れた冒険者でほとんどの時間を旅をして過ごしている。
そのため滅多なことで帰って来ず、
ここ5年程は全くと言っていい程、音信不通。
そのため母親と同じ冒険者は嫌い。
◆生まれ育った町で迷子になる程の方向音痴。
◆家は築何十年と建つぼろ屋。
◆エドナの意識が戻った今は、二つの意識が統合する形で落ち着いたらしい。
◆短い水色の髪に、茶色の瞳。中肉中背で、少し小柄。
◆実はエドナの生まれ変わり。
エドナとは違い今回の人生は自分で選んだらしい。
【作者語り】
エドナの生まれ変わりの少年です。
前世の記憶を取り戻しますが本編でも語っていた通り、
ロディの意識とエドナの意識は、
次第に融合していくことで落ち着くと思います。
その後エドナというかロディは性別の違いにかなり戸惑いそうですが、
まぁ何とかなるでしょう。
【モニカ】
タロウの再来とも言われる大賢者。
優れた魔力を持ち、
それこそ賢者の中でも最上級と噂される魔法使いでもあり、
そして神に愛された者の証明である聖眼持ちだ。
さらに世界で唯一のSSSランク冒険者でもあり、
今までに幾多の魔族を葬り去ってきた、
魔族殺し(デーモンスレイヤー)でもある。
そしてその実力を買われて、宮廷魔法使いの役職についている。
◆優れた技術保持者でもあり、世界中で様々な産業革命を起こす。
それによりこの世界の技術は30年は進んだと言われている。
さらに国の制度に戸籍制度、医療保険、義務教育などを導入し、
それまで貴族優先だった社会は徐々に民意優先のものになっている。
そしてそれまで蔑ろにされていた女性の権利、人権問題などに果敢に挑み、
そのおかげかあってか、
その前までははびこっていた男尊女卑も今は男女平等にシフトしつつある。
ちなみにこれらを起こしたのは全てエドナのため。
◆このバーン王国においても、絶大的な権力を持っている。
世間的には優れた人格者であると知られているが、
抜けている部分が多々ある。
魔物退治や、魔族を倒しても決して報酬は受け取らないことで有名。
◆商売にも手を広げておりかなりのお金持ち。
◆有名のわりにはその出自すらは謎に包まれている。
出身国も不明、両親も不明、過去に何をやっていたかも不明。
不明尽くしで非常に謎が多い人物だが、彼女を慕う人間は多い。
◆かつての名はセツナ・カイドウだったが、今はモニカと名乗っている。
エドナが死んで30年間、ずっと彼女の生まれ変わりを探していた。
その一途な思いが愛となり、30年前とは変化している。
◆生体魔法と呼ばれる回復魔法の上位魔法が使えるようになっている。
この魔法を使うには人体の構造を深く熟知している必要がある。
火、水、風、地、闇、無の6属性を持つモニカでも、
習得には10年以上かかった。
恐ろしい程の集中力を使うので、
世界中探しても生体魔法が使えるのは、モニカ1人だけだらしい。
エドナを失った時に何も出来なかった悔しさからこの魔法を身につけた。
そのためエドナが生存している本編では、
セツナがこの魔法を編み出す可能性は低いとされる。
◆腰まである長い黒髪に、鮮やかな金色の瞳をしている。
実年齢よりかなり若く、20代ぐらいにしか見えない。
大人の女性であるにも関わらず、
どこかあどけなさが残るその顔はどこか守ってあげたくなるような、
庇護欲をかき立てられる顔をしている。
それと対照的に女性らしい豊満な体型をしている。
よく紫色のとんがり帽子をかぶっている。
それもサイズがかなり大きく、頭どころか首すらもすっぽりと覆えるサイズ。
着ているローブも紫を基調としたものだった。
そのデザインもファッションも洗練されていてどこか品がある。
【作者語り】
セツナの未来の姿…という訳では実はありません。
生体魔法で体をいじっているのでセツナが成長してもこの体型にはなりません。
豊満ですが太っているわけではありません。
出るとこは出て引っ込む所は引っ込んでいます。ボンキュボンです。
エドナに対して恋着を見せますが、それはまぁ30年の月日がそうさせたので、
エドナが生存している本編のセツナがこうなる事はありません。
ちなみに生体魔法もエドナが死んだ後、
同じ事が起きないように編み出したものなので、
エドナを生き返らせた本編でセツナが身につけることはないと思います。
まぁこれからロディに恋着するあまり、
ロディとの間に色々トラブルが起きそうですが、
それはまぁご想像に任せます。
◆その他大勢のキャラ◆
【カーヴァー】
セツナが最初に出会った男。
【クリフ】
神殿の神官。困っている人が居ると無償で治療して回る癖がある。
【テト】
ガイの友人の妖精。
【セバスチャン】
マティルダに仕える執事。かなり有能。
【マイク】
レッドテイルのメンバーの一人。
【モンタギュー】
レッドテイルのリーダー。
【ギデオン】
密かにセツナのことを案じていた将軍。
病弱な妻がと幼い娘が一人いる。
マティルダの前世。
【アイリーン】
ギデオンの妻。病弱。
オリヴァーの前世。
【ポーラ】
今年で10歳になる。ロディの妹。
【慈悲神アデル】
◆アビスの娘。今から1万年前、人間の手で殺された。
◆アビスが女性形態の時に産んだ子。
またベアトリクスとは双子の姉妹。
【光輝神ヴォイス】
アビスと対を成す光の神。
現在は眠りについている
【天空神スカイ】
ヴォイスの息子。現在天上界を支配している。
雷鳴神ヘレンとは夫婦だが、
頻繁に浮気するためよく彼女を怒らせている。
象徴する色は青。
【婚礼神ヘレン】天空神スカイとは夫婦。
夫が浮気する度によく雷を落としている。
象徴する色は黄色。
【煉鬼神グレンカエン】
体が非常に大きく、赤い肌をしており、
赤色の髪には二本の角がある。
そして口にも日本の牙があり、服は腰布1枚だけだった。
セツナが見ればおそらく赤鬼を連想する姿。
七王の中で最も罪に苛烈と言われる男。
◆鍛冶が得意で、鍛冶の神様。
◆セツナの件には当初地獄行きを主張していた。
【霊導神クリストファー】
◆七王の一人。
やせ細った体をした30代ぐらいの男の姿をしている。
髪の色は薄い緑色。頭には縦に長い帽子を被っており、
服は白いローブを着ている。
◆別名霊の先導者とも言われる神で、
迷える霊を成仏させる能力を持っている。
といっても特別な日以外は地上に赴くことができないので、
幽霊を成仏させるのは彼の信者が担っている。
◆セツナの件には何とかするべきだと主張していた。
【堕天神カミラ】
◆七王の一人。元は天上界の神として働いていたが、
とある事情で天上界を追われ、現在は冥府で働いている。
◆セツナの件には何とかするべきだと主張していた。
◆外見は20代ぐらいの女。
肩まで伸ばされた紫色の髪に、紫色の瞳。美人。
頭には天使の輪のような輪っかがあるが色は黒い
背中にはまるで堕天使のような黒い翼がある。
かなりスタイルが良く、胸はかなりでかい。
服は扇状的とも言える露出の高い服を着ることが多い。
【魔創神モルガン】
外見は12歳ぐらいの少女だ。
長い銀色の髪をリボンでくくってツインテールにしており、
服はフリルの付いた黒色のドレスを着ている。
セツナが見ればゴシックロリータだと思う衣装だ。
外見は幼くか弱い美少女だが、ベアトリクスを除けば、
7王のうちで最も強い力を持つ。
◆七王の一人。
◆ベアトリクスとは義理の親子である。
◆人体に精通している。
そのため人体生成を得意とし、
その技術は本来は無理な傷跡の再現も出来る程。
◆セツナの件には当初地獄行きを主張していた。
◆ダスティンのことはかなり嫌っている。
【黄砂神バクヤ】
外見は10代後半ぐらいの。男にも女にも見える。
明るい金色の髪に、褐色の肌をしている。
頭には砂漠の民がつけるようなターバンを付け、マントを羽織っている。
砂漠を守護する神の1人で、
七王のうち最も性格が温厚ともいわれるが、怒らせると最も怖いとも言われている。
◆セツナの件には何とかするべきだと主張していた。
【武雷神レジナルド】
青い毛に覆われた狼男のような姿をした男。
全身に毛が覆われており、服らしい服もほとんど身に付けていない。
武人であるため、常に一本の大剣を持っている。
元はただの人間だったが、
アビスにその実力を買われ、地獄の神となった。
◆七王の一人。
◆セツナの件には当初地獄行きを主張していた。
【造画神ダスティン】
◆芸術を司る神で、モルガンと並び、人体生成を得意とする。
仕事は早い方。そのためエドナの現在の肉体を作ったのも彼。
◆かつては天上界で芸術家として名をはせていたが、
女性の体の構造を知るために、湖で水浴びする女神の裸体を盗み見しまくり、
さらには体の構造を知るためだけに数百人の女神と関係を持ち、
それがばれてしまい、それは恐ろしい修羅場に発展した。
そうして天上界に居づらくなったので、
地獄に来て、今では地獄の神として神々の心を癒やす芸術品などを作っている。
そのためモルガンはよく思われていない。
◆同じく人体生成を得意とするモルガンとはよく比較される
◆外見は眼鏡をかけた20代ぐらいの男。
◆各話コメント◆
【1~10話】
一話を書いている時はこれほど長くなるとは思いませんでした。
誤字脱字がないように20回ぐらいはチェックしましたが、
変な誤字があったら教えてください。
◆五話でまた殺されてしまうとセツナは言っていますが、
これ自体は私のせいでまた人が殺されてしまうという意味です。
ちなみに平民に名字が無いのは、
私が名字を考えるのが面倒だったからです。
【11~20話】
12話で長々と頭を下げる事の意味について長々と語っていますが、
これは後々生き返ったエドナがする行為の説得力を増すためです。
【20~30話】
ここから初めてのボス戦があったりしますが、
結構書くのに苦労したシーンでもあります。
【30~40話】
33話でここで初めて男女差別を受けることになりますが、
あまり鬱っぽくならないように気をつけました。
ちなみに侮蔑するための言葉は何がいいのか迷い、
オリジナルの暴言にしようかなと思いましたが、結局日本語にしました。
◆35話で地獄神がアレがどうのと言っていますが、
アレとはエドナのことです。
予定より魔族がアアルに早く着きそうなので、
ベアトリクスに足止めを頼みました。
◆37話でアーウィンが取り戻せと言って居ますが、
これは記憶を取り戻せという意味です。
これ以上記憶の無い状態が続けば、
手遅れになるのでセツナの夢の中に現れたのです。
ここからエドナが誘拐されたり、物語がゆっくり加速していきます。
◆39話で地獄神があの男とは逆だなと言っていますが、
あの男とは皇帝のことです。
セツナは最強魔力が自分にふさわしくないと言ってますが、
もし皇帝なら最強魔力が自分の力なら、
自分にふさわしいと思っていたでしょう。
ちなみにありとあらゆるものを失った者というのは、
当然アーウィンのことです。
【40~50話】
伯爵夫人と出会ったり、
皇帝の話を聞いたり、謎だった出来事が解けて行きます。
◆40話でエドナが後悔したって、
過去に自分にそれができただろうかって言ってますが、
あれは我ながら良い言葉だなって思います(自画自賛)
エドナの過去ですがこれは書くのにかなり苦労しました。
かなり悲惨な過去ですが、
女性が冒険者をやるのはこれぐらい大変なことです。
◆42・5で地獄神がショックなことがあったと言ってますが、
この時にエドナが死ぬ未来を見てます。
◆49話でエドナが一番不幸になった人が、一番幸せにならないのなら、
何のために生きているのか分からないと言ってますが、
これは一番のこの作品のテーマだと思います。
【50話~60話】
地味に地獄のこととか魔族のこととか、謎が解けていきます。
ちなみに52話にアデルと地獄神のことを説明しようとしたんですが、
今のセツナとは関係ないので、バッサリ削りました。
アデルのことはまた別の機会にします。
【60~70話】
魔族が攻めてきたりして、大変な状況になっています。
地味に書くのに苦労したシーンです。
セツナの過去の話ですが改めて見ると悲惨以外の言葉が出てこないですね。
記憶を封じられていたとはいえ、よく今みたいな性格になったと思います。
【70~79話】
エドナとセツナとの関係など、この作品の謎が解けていきます。
◆75話で伯爵夫人が過去を後悔してもどうしようもないと言っていますが、
それでも人間って後悔しちゃいますよね。
なかなか難しい問題だと思います。
◆79話まで書きましたが、ここまで書くのに一年以上かかっています。
実はこの話はまだこの物語の序章でしかありません。
これから仲間が増えたりして物語が加速していきます。
【三世の正直編】
モニカのいきなりの告白に驚いた人も多いでしょうが、
私も書いてて驚きました。
もうね。キャラが完全に暴走しました。
当初は告白する予定はなかったんですが、
書いていたらなんかこうなりました(^_^;)
実をいうと最初考えていたのはロディが前世の記憶を取り戻し、
それでモニカも過去のトラウマから立ち直り、
二人は綺麗にお別れするというものでした。
それが書いてくるうちにモニカがいきなり求婚するわ。
ロディが王都に移り住むようになるわ。
予定とは大きく狂いました。
完全にキャラが暴走した結果です。
本当にどうしてこうなった。
キャラって本当に生き物なんだと改めて思いました。
恋愛要素はありませんと言いましたがあれは嘘ではなく、
本当に気がついたらこうなっていたので許してください。
【まとめ】
私が贖罪のセツナで伝えたいことは一つです。
それは異世界に行ったとしても、
幸せになれるかどうかは分からないということです。
異世界に憧れる人は多いと思いますが、
実際に異世界に行ったとしても、すぐ帰りたくなると思います。
だって中世ぐらいの文明なら、トイレは水洗じゃないかもしれないし、
水は井戸からくむのが当たり前で、お風呂はないかもしれませんし、
女性差別や人種差別が当たり前のようにあるかもしれません。
人間って一度便利な生活に慣れてしまうと、
もうその下の生活にはいけませんからね。
異世界は不便の連続だと思います。
それに異世界には親戚も友達も居ません。
頼れる人もおらず、たった一人で生きていかないといけません。
そんなの嫌ですよね。
だから私達のこの世界が一番素晴らしい世界かもしれません。
まぁこう言っている私も異世界小説は好きなんですが、
でも実際に家族を捨ててまで異世界に行きたいかと聞かれると、
嫌だったりします。
セツナは異世界に来たせいで不幸になりましたが、
そういう人の方が現実的に考えて多いと思います。
異世界に行くのは小説の中だけでいいと思います。
異世界が現実になったら、
現実ほど厳しいものはないですからね。
なんか異世界に憧れを持っている人の夢を壊したかもしれませんが、
以上が私の伝えたいことでした。
これからも贖罪のセツナは続いていくのでよろしくお願いします。
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