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第1章過去と前世と贖罪と

33・偏屈村長

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「女は家庭に入り、子供を産み育てるのが務めじゃ。
貴様らのような人間がこの村に出入りすると、
良くない影響を与える。
さっさと出て行け! 顔も見とうない!」

――――どうして。こんなこと言われないといけないのだろう。
私達をただ頼まれて、食料を配達しに来ただけだ。
それなのにどうしてこんな冷たいことを言われないといけないのだろうか。

「あ、あの、
食料を配達したらすぐにこの村から出て行きます…だから」
「バイタが、人に意見出来る立場と思ってか」

バイタ? 何かの動物のことかな?
だがそれは侮蔑するための言葉だったらしく、
エドナが不愉快そうに顔をしかめた。

「何を想像しているのか知りませんが、
私達はたった2人でここまで来ました。
あなたの想像している事は何一つ起こりえません」

エドナは丁寧にそう説明したが、
村長は鼻で笑っただけだった。

「女だけでここまで来ただと?
ギルドの質も落ちたものじゃな。
こんな女1人と、子供を向かわせるなど…」
「セツナはれっきとした17才で、大人です。
それに彼女は空間術が使えます。外見だけで侮るのは早計ですよ」

エドナがきっぱりとそう言うと、村長は驚いた顔をしたが、
やがて嘲るような表情を浮かべた。

「まったく理解出来んことじゃ、女が冒険者をやるなど…」
「何か問題でも?」
「素直に男と結婚して、家庭に入れば幸福なものを、
わざわざ死ぬような職業を選ぶなど、まったくもって理解しがたい」
「あなたに他人の幸福を決める権利があるとでも?」

エドナは感情がこもっていない瞳で、村長を見る。
気がつけば私達の周りにはたくさんの村人が集まっていた。
しかしみんな村長を止めることはせず、
ただ不安そうに私達を見ているだけだった。
その様子から、この村長が村の中で権力を持っていることが伺えた。
どうしよう――こういう時、どうしたらいいんだろうか。
頭の中では止めた方がいいという事は分かっているのに、
どうやったらいいのかまるで分からない。
こんな風に剥き出しの敵意を向けられる経験は私はあまりしたことがない。
だがエドナはそんな経験は何度もしているのか、
ため息をつくとはっきりと言葉を出した。

「…どちらにせよ。
私達はこの村に長居をするつもりはありません。
食料をここに置き次第、ここを出て行きます。
あなたもそれでいいでしょう」
「…ふん、こっちとて貴様らのような者などに居て欲しくもないわ。
用が済んだら、さっさと出て行け」
「そしてもらいます。セツナ。食料を出してくれない?」
「あ、はい…」

そう言われたので、
私がアイテムボックスから荷物を取り出そうとした時だった。

「そうか、わかったぞ」

何かを納得したような表情で村長はエドナを見る。

「お前が冒険者をやっているのは、それしか能がないからじゃろう?」
「何を言って…」
「それとも――キズモノだから嫁の貰い手もないのか」

その時、エドナは驚愕したような表情を浮かべ、
後ろに1歩後ろに下がった。

「……――ッ」

エドナは何かを言いかけて、やがて口を閉ざした。
左手でとんがり帽子の鍔に触れると、それを深く被った。

「あなたには関係がないことよ…」

その声は僅かばかり震えていた。帽子に触れる手も震えている。

「ふざけないでください!!」

私は気がついたら叫んでいた。

「あなたにエドナさんの何が分かるんですか!!
彼女のことをよく知らないのに悪く言うのは止めてくださいっ!」
「セツナッ」

咎めるようにエドナが何か言ったが、
それすら関係ないぐらいに頭に血が上っていた。

「そもそも私達があなたに何をしたんですか!?
何か不愉快にさせることがありましたら謝りますけど、
それすらも無いのなら、間違っているのはあなたの方です!」

だが私がそう言っても、村長は鼻で笑っただけだった。

「間違ってる? 間違ってるのはお主らの方じゃよ。
成人しているにもか関わらず、
結婚もしていないお主らの方が異端じゃ」
「結婚していないことがそんなに悪いことなんですか」
「家庭に入るのは女の勤めじゃ、
それすらもしていない人間が男に意見出来る方がおかしいじゃろう」

――こんなに酷いとは。

この世界には男尊女卑が浸透している。
それは知っていたけど、
こうして面と向かって言われれば衝撃を受ける。
昔の女性が苦労した理由がよく分かった気がした。
こんな風に女だからと、一方的に価値観を押し付けられ、
それにはみ出して生きている私達は異端者だと言われる。
こんなことが正しいはずがあるわけない。

「そんな事を信じて何になるんですか。
あなたは自分の奥さんにも、子供にもそんな態度で接しているんですか」
「それの何が悪い。女は男よりも劣っているのじゃ。
国を治めるにしても男の方が上手くいく、
畑仕事をするにも、狩りをするにしても男の力が必要じゃ。
その一方で女はどうだ。女が出来ることなどたかが知れている。
せいぜい飯を作り、子供育てる程度のことしか出来ぬじゃろう。
全くもって男に適う道理がないじゃろうに」

何言ってんだこいつ。国は女性が治めた方が平和になるんだぞ。
自衛隊だって、議員だって、会社だって、
女性の細かな視点がないと、組織としてやっていけない。
それに力仕事は確かに男性の仕事だけど、
家事をしてくれる人が居ないと何も出来ないのは男も同じじゃないか。
…ん? 待てよ。同じということはつまり…。

「…具体的に女性はどういう風に男性より劣っているんですか?」
「まず力じゃ、そして考えることも男より劣っている。
男の介助なしでは1人で生きられぬ。
さらに言えば女は愚図で間抜けじゃ、
男の方がよっぽど賢い生き物じゃ」

私は周りを見渡す。当然村人の中にも女性は居るが、
これだけ言われているにも関わらず、
村人は村長を止めるどころか、
何か言いたげに目線を寄越すだけで、何も言わない。
ただ内心では腹立たしく思っているのか、
拳を握りしめ、じっと歯を食いしばって耐えている人もいた。
やっぱりこの村長は村の中では権力を持っているのだろう。
だからこんな風に言われても、村人はただ耐えるしかなかったのかもしれない。
逆らってしまったら、小さな村のことだから村八分にされるのかもしれないし、
だから我慢するしかなく、それが結果として村長を増長させてしまった。

「なるほどあなたの意見はよく分かりました。
確かに女性は男性より劣っているかもしれません」

私はにっこりと笑みを浮かべてそう言った。
村長が勝ち誇ったような笑みを浮かべた。

「本当に、あなたのお母様は何も出来ないお馬鹿さんだったんですね」

そう言った瞬間、周囲がざわめく音がした。
村長の顔が怒りで一気に赤くなり、
エドナが驚愕したように目を見開く。

「だってそうでしょう。
女という事は、
あなたを産んだお母様のことも含まれないとおかしいじゃないですか。
いやー、すごいですねー。
お腹を痛めて必死の思いで、
自分を産んで育ててくれた母親をそこまで貶められるなんて、
私なら絶対に出来ませんよー。
あなた男性としてよりも、人間としてどうかしてるんじゃないですか?」

私が皮肉まじりにそう言うと、村長はさらに怒りで赤くなった。
そして何かを言おうとして、口を開き、
実際にどう反論していいのか思いつかなかったのか、
口をパクパクさせるだけだった。

「で、出て行けー!!」

やっと絞り出せたらしい言葉に私は苦笑する。

「言われなくても出て行きますよ。
こんな村、頼まれたって出て行きます」

そう言うと、私はアイテムボックスから荷物を取り出す。
あらかじめ一気に取り出せるように、
まとめてあるので出すこと自体苦労しない。

「あとこの受け取り証明書にサインをしてください」

私がそう紙を差し出すと、
村長は書きなぐるようにサインを書いた。
運搬依頼には必ず依頼主に証明書を書いてもらわないといけない。
だが返された紙を見ると、
字がごちゃごちゃでかなり読みづらかった。

「うわ、汚い字」

私が思わずそう言うと、
火に油を注いだのか、村長が杖でこちらに殴りかかろうとしてきた。
うわー、言葉で適わないなら暴力かよ。最低だなこいつ。
私がそう思い、体を守るための魔法を発動しようとした時だった。

ぶぅんとそんな羽音を立てて、それは村長の頭に落下した。

「は、蜂だっ」

村人の1人が、驚いたように悲鳴を上げた。

それにびっくりしたのか、村長が体を動かした。
その時、蜂の巣も頭からずり落ち、
よりによって村長の襟の中に入ってしまった。
村長が悲鳴を上げながら、蜂の巣を取ろうとするが、
それが逆に良くなかったのか、
蜂の巣は逆に村長の服の中に入ってしまった。
しかもそれで蜂を刺激してしまったのか、蜂達の総攻撃が始まった。

「ぎゃー!!! た、助けてくれー!!」

村長はそう言うが周りの村人達はオロオロするだけだった。
だが子供達の中には、村長を指さして大爆笑している子供も居る。
私も気の毒だと思ったが、笑いがこみ上げてくるのが抑えられなかった。

「じゃ、これで失礼しますね。行きましょう、エドナさん」
「え、ええ…」

私の言葉で我に返ったのか、エドナがそう言う。
そうして私達は村の外に出た。



「……あなたに言いたいことがあるんだけど言ってもいい?」

村を出て、しばらく歩いているとエドナがそう口を開いた。

「何ですか?」
「…私は今、ものすごく笑いたい」

てっきり咎める言葉だと思ったけど、
まさかの言葉に私は目を丸くした。

「笑えばいいじゃないですか」
「…ふ、くく、あはははははっ!
何あれっ、めちゃくちゃおかしかったんだけどっ!!
あなたって本当に天才ね!
あんな風に言い返すなんて! それに村長のあの顔見た!?
助けてくれーって、
あのみっともない姿っていったらもう、…ゴホ、ゴホっ」

エドナは私の背中をバンバン叩きながらそう言った。
普段とのギャップに戸惑っていると、
やがて笑いすぎて、喉が詰まったのかエドナは咳込んだ。

「どうぞ」

私はアイテムボックスから水筒を取り出すと、
それをエドナに渡した。
エドナはそれを流し込むような勢いで飲むと、
感心したように私を見た。

「ふぅ…あなたってすごいわね。あんな風に言い返せるなんて」
「だって女性を馬鹿にするって事は、
自分の母親も馬鹿にするってことじゃないですか。
それに気が付いていない時点でおかしいですよ」

そう言うとエドナは関心したように私を見た。

「すごいわね。普通そんなこと思いつかないと思うけど」
「そうですか?」
「私があんな風に言われても多分泣き寝入りしていたでしょうね。
あなたみたいに上手く反論することは出来なかったかもしれない。
いいえ、言い返すことすら諦めて、
そういうものだと割り切っていたかもしれない」


――そうか。私は当たり前のように男女平等の世界で育ったから、
男尊女卑は間違ってるって、知っている。
でもエドナは男尊女卑の世界で育ったから、そういうものだと諦めているんだ。

「男性は女性よりも強い、ですか。
でも私は男性も女性も平等だと思いますけどね」
「え?」

驚愕したようにエドナは私を見た

「男性と女性は体の作りも違いますし、頭の構造も違います。
でもだから何かが劣っているということでもないし、
違う価値観を持っているからこそ、
気付けることがたくさんあると思うんです」
「…そんなこと言う人、初めて見たわ」
「そうですか?
男性は女性より、
腕力の意味では勝っていますが、意外に繊細なんですよ。
でも女性は男性より、図太いんです。これを強いと言う人も居ますが、
私はただ男性と頭の構造が違うだけだと、私は思います」
「頭の構造が違う?」
「だって男性って、女性に比べたら神経が繊細なんです。
少年の心を持っているとも言われますし、
ロマンチストで、変な物を収集する人も多いみたいですし」
「変な物?」
「人形とか、おもちゃとか、時計とか、骨董品とか」
「ああ、そういうのを集めるのが好きな人は知ってるわ。
集めてるのは石だったけど、
私には何が良いのやらさっぱり分からなくて」
「それが女性の考え方ですよ。女性は男性より現実的で、
ほとんどの場合、
男性が趣味で集めている物に魅力を感じないんです。
むしろ邪魔とか、
お金がかかるから止めて欲しいと思っていることも多いんです。
まれに同じ趣味を持つ女性も居ますが、そういうのは少ないですね」
「そうね。道ばたや河原の石なんかの何がいいのやら、
私にはさっぱり分からないわ」

石って宝石かと思ったけど、ただの石かよ。
そりゃ私も何が良いのか分からんわ。

「それならまだ良い方ですよ。お金がかかる収集品だったら、
家が火の車になろうと、借金しようと買っちゃう男性も居ますからね。
それで離婚する人も多いんです」

実際テレビでそういう人の話をしていたからな。
中学生だった時、
私は短い期間だったけど不登校になっていた時があった。
そんな時にテレビをつけると、
お昼の番組でそういうドロドロしたのがやっていたのだ。
だから男性と付き合った経験は無いけど、知識だけはかなりある。

「そもそも男性と女性は脳の作りが違うんです。
男性は理論的で、女性は感情的な事を、
考えたり読み取ったりすることが得意だと言われています。
これを見て、女性は感情を優先するから、
男性より劣っていると言っている人も居ますが、
実際には男性では考えつかない解決法を女性が見出すことも多いんですよ。
感情を読み取ることが男性より長けていますからね。
男性では気づかない、細かなことに気づいたりすることも多いんですよ。
半面、男性は女性より感情を読み取ることが苦手なので、
女性が思っている以上に鈍感だったりするんです。
だから女性と男性は、
永遠に分かり合えることが出来ない生き物とも言われています」
「…あなた」

エドナは驚愕したような顔で私を見た。

「どこでそんな知識を知ったの?」

あ、アホかー!!
この世界が中世文明だということを忘れてたー!!
どうしようこんなこと、この世界の人が知っているのおかしいよな。
そもそも脳の構造自体、最近の研究でようやく分かったことだし、
この世界の人が脳の構造を理解しているとは思えない。
というか脳って言われて分かんないかもしれない。

「あー、ヒョウム国で、
そういう事を研究している学者に会ったことがあるんですよ」
「そう…」

苦しい言い訳だったが、
幸いにしてエドナはそれ以上追及してくることは無かった。
ここがエドナの良いところだよな。
変に詮索してこないから、こっちが楽だ。

「やっぱり似ている…」

その時エドナは考えるようにそうつぶやいた。

「え?」
「いえ、なんでもないわ…。
それよりあの村長が村人に八つ当たりでもしなければいいけどね」
「え? あの村長が?」
「プライドが高い人間ていうのは、たとえそれが本当のことであっても、
考えを改める事は滅多にないわ。
だって人間の価値観って、そんな急には変えられるものじゃないもの。
あの村長だって、きっと最初からあんな感じではなかったでしょうけど、
子供の頃に植え付けられた価値観が、
そういう性格に変えてしまったんでしょうね。
他人が言って、直るならもうとっくに直っているでしょうし、
もう死ぬまであの性格なんじゃないの」

それはなんというか村人が気の毒な気がした。
あの村長って、村ではなかなかの権力を持っているみたいだし、
かわいそうだけど、
村人や村長の家族はずっとあの人に支配されたままなのだろうか。
それを考えると例え蜂に刺されて痛い思いをしても、
同情出来ない気がした。

「なんだか気の毒な話ですね」
「ふぅ、ただいま」

その時、村の方角から飛んできたガイが私の肩に止まった。

「ただいまって、
さっきから姿が見えないと思っていたらどこ行ってたんですか?」
「ちょっと一仕事してきた」
「一仕事って…まさかあの蜂の巣はあなたの仕業ですか?」

よく考えると、村長の立っていた部分は、
別に木とか蜂の巣が出来てそうな建物は無かった。
と言う事はガイがそれをやったというのなら辻褄が合う。

「だってあんな風に馬鹿にされて、平気な方がおかしいだろう」
「…あのですね。そんな事をしたら駄目ですよ。
蜂って2回刺されると死ぬんですよ」
「え、そうなのか?」
「ちょっと待って、それなら私は何度も死んでるわよ」
「え、蜂に刺されたことってあるんですか」
「だって魔物と戦うために、
どうしても森とか林とかに入るじゃない。
その時にうっかり巣を落としてしまって、
ひどい目に遭った事は何度もあるわよ」
「そうなんですか」
「それに毒蛇にも噛まれたことがあるし、蠍にも刺されたこともあるし、
正直に言って蜂ぐらいで何が問題なのか分からないわ」

よく生きてたな。エドナさん…。
想像以上にタフな人だった。
えっと、蜂は2度刺されたらやばいって、
聞いたことがあるけど、効かない人もいるってことかな。
それともこの世界の人々が蜂に対する抵抗力が強いのだろうか。
そりゃ現代人は野の物に触れることが少なくなっているから、
免疫力が落ちているみたいだし、
それに比べると、この世界の人々は普通に土に触れることが多いから、
元の世界の人よりも免疫力が強いのかもしれない。
だから蜂に刺されたくらいでは、びくともしないのかもしれない。

「じゃあの村長はそれで死ぬ事はないんですね」
「だと思うわ。せいぜい刺された部分が酷く腫れるぐらいでしょう」

よかった。それで死んだらガイの責任になるからな。
まぁ顔が腫れる程の事なら、大した事にはならないだろう。

「じゃあ、帰りましょうか」
「そうね。予想以上に早く着いてしまったけど、
その言い訳を考えるのがまた大変ね」
「じゃあ帰りはゆっくり帰りましょうよ。
時間はいっぱいありますし」

そうして、私達は村を後にした。


◆◆◆

一応村長は生きてます。
ただしばらく酷い腫れになるでしょう。
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