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第二部
突然の別れ④(静留side)
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幹斗の家に帰る途中、静留は幹斗に一つお願いをした。
そして幹斗はそのお願いを快く聞いてくれ、今に至る。
「これを、こうやって。床を拭いてくれる?髪の毛とか、結構落ちてるから。」
「うん!」
静留は本当に何もできない。元々わかっていたことだが、東弥が入院して改めてそれを知って。
だからせめて何か手伝わせて欲しいと幹斗にお願いをしたのだった。
幹斗に手渡されたフローリング用のモップは、静留がピアノを弾いている横で東弥がかけているのを見たことがある。
静留は幹斗が見本で見せてくれた通り丁寧にモップをかけ、終わると幹斗はありがとうとお礼を言ってくれた。
「あとは、そうだな…。一緒にお昼ご飯作ろうか。」
「おひる…?」
「あっ、そういえばお昼ご飯食べないんだっけ?…でも、やっぱり一緒に作って食べよう。静留君の分は少なめにするから。」
「よろしく、おねがいします。」
静留は朝と夜の二回しか食事をしないため、お昼にご飯を食べる習慣がない。
けれど幹斗がそう言ってくれたので、その言葉に甘えることにした。
「…えっとね、これをこうやって包んで…。そうそう、上手。静留君器用だね。俺より綺麗だ。毎日指を使ってるからかな?」
包丁を使う操作などは全て幹斗がやってくれ、静留は四角い皮で餡を包む作業を手伝わせてもらう。
幹斗が教えてくれた通り餡を包んでいると彼が褒めてくれ、くすぐったい気持ちになった。
「じゃあ次は、レタスをこうやってちぎってくれる?俺の近くは油が跳ねるから、少し離れていてね。」
「うん。」
幹斗に言われた通りレタスをちぎっていく。
四苦八苦しながらもなんとかその作業を静留がこなしている間に、隣からぱちぱち、じゅっ、と耳に心地よい音がした。
「こんなもんかなー…。」
幹斗が独り言を呟く。
真剣に鍋の中を見る、その横顔をとても綺麗だと思った。
揚げ物を終えた幹斗が、静留の切ったレタスを洗って拭き、お皿の上に綺麗に並べていく。
彼が作っていたものの正体は春巻きで、彼はそれを半分に切ってレタスの上に乗せると、その間にミニトマトを並べた。
「きれい…。」
「そうかな?よかった。自分のためだけに揚げ物ってしたくないから、静留君がいてくれて嬉しいよ。さ、並べようか。」
2人でいただきますをして、静留は恐る恐るそれを口に含む。
「わっ…!!」
一口食べて熱さにびっくりして、そのあとは幹斗を真似して何度も息を吹きかけてから口に含んだ。
「美味しい?」
「うん!」
揚げたての春巻きはさくりとしていて、中の餡も美味しくて静留はほっぺたを押さえる。
ふと、幹斗がお昼のニュースを見たいからと言ってつけていたテレビのCMを見て、静留は箸を止め固まった。
それはcollarショップのCMだった。
「…あれ、静留君大丈夫?」
「う、うん…。」
うなずいたものの動揺を隠せず、箸から落ちた春巻きがそのまま取り皿の上に落ちた。
静留の様子があまりにもわかりやすかったのだろう。
幹斗が箸を止め、じっと静留を見つめる。
「俺で良ければ話を聞くよ。話したくないことなら無理にとは言わないけど。」
「あのね、…からーって、なに…?ぼく、さっき東弥さんのお母さんに、からーしてないっていわれた…。あとね、子どもができない、とか、あそび?とか…。」
静留の言葉を聞いて、幹斗はわずかに眉を潜めた。
何か言ってはいけないことだったのだろうか。
しかし静留がごめんなさいと言う前に、幹斗が口を開いた。
「あのね、静留君、よく聞いて。」
彼の真剣な声に、静留はこくりと唾を呑み込む。
きっと今からされる話は、大切なことなのだろう。
「…俺はすこしも否定しないよ。俺もそうだから。でも、男同士で付き合うってことは、少しだけ普通じゃないんだ。
女の人は、子供を産めるでしょう?でも俺たちは産めない。東弥に子どもができないってことは、東弥のお母さんはおばあちゃんになれないよね?だから、お母さんは静留君に、“子どもができない”、って言ったんだ。」
「そんな…。東弥さんが僕とつきあったら、お母さんがくるしい…?」
静留は泣きたくなった。
たしかに妊娠するのは女性だ。静留はお母さんになれない。
それが東弥の親を傷つけることになるなんて。
「うん。悲しいけど、そう言うことになる。それとね、collarは、これのことだよ。中学生で第二性の勉強はしたよね?
静留君はSubで、東弥はDom。Subに、一緒にいる証としてDomが送るプレゼントのことなんだ。
きっとお母さんは、静留君がこれをしてなかったから、東弥が静留君に対して本気じゃないって勘違いしたんだと思う。」
幹斗が自分の首にかけられている紺色の首輪を示して言う。
さらに追い討ちをかけるような内容に、深く絶望した。
中学の頃、たしかに第二性検査という名前の血液検査をした。DomとSubについても、たしかにその時に聞かされた記憶が少し残っている。
collarが一緒にいる証だとしたら、東弥はいずれ静留から離れていくのだろうか。
無理もない。さっきの話だと、静留は男だから東弥の家族に迷惑をかけてしまう。
しかし気持ちが深い深い海の底に沈みかけたとき、幹斗が静留に“でもね”、と言った。
「…?」
静留は俯いていた顔を上げて首を傾げる。
「でも、静留君に東弥がcollarを渡せないのは、静留君と一緒にいられないからじゃないよ。collarをつけるのに普通は“claim”っていうのをするんだけど、それができなかったんだと思う。
そこですることは俺の口からは言えない。あとは、男同士で付き合うことへの障害だって、俺にはどうにもできない。
けどこれだけいわせて。
東弥は静留君のこと、とっても大切にしてる。2人のことは、2人でちゃんと話し合って決めよう?じゃないとすれ違って、余計に苦しむから。」
幹斗の言葉は、まるで自分がそういうことを経験したみたいに重く、意味をもって響いた。
そして静留もその言葉を聞いて、確かにその通りだと思った。“くれいむ”、のことはよくわからないけれど、東弥にとても大切にされていることは知っている。
だから決めた。
まずはなにも考えずに東弥が目を覚ますことを願おうと。
そして東弥が目を覚ましたら、その時に東弥と話をしようと。
静留には知らないことがたくさんあるから、とことん話そうとすれば本当にたくさんのことを教えてもらわなくてはならないけれど。
それと、もしも話し合った結果東弥と一緒に居られなくなっても、それを笑顔で受け入れると決めた。
これまで十分大切にしてもらったから。本当は東弥を西くんと呼んでいたときに、別れる覚悟をしていたのに。
「ありがとう、幹斗さん。東弥さんと、ちゃんとおはなしする。」
口に出すだけで随分勇気が要ったがなんとか言葉にすると、幹斗は優しく微笑んだ。
「うん。こちらこそありがとう。…東弥、早く起きるといいね。」
「うん。」
そして幹斗の手伝いをしながらその日を終え、次の日。
朝大学に行ってしまった幹斗が1時頃に息を切らせて帰ってきた。
「静留君、病院に行こう。東弥が目を覚ましたって。」
「ほんとう!?」
すぐにでも東弥に会いたかったのに、静留は玄関先で泣き崩れてしまった。
よかった。本当によかった。
東弥が目を覚ましてくれて、本当に嬉しい。
東弥がいない間何度も考えた。東弥がどこか遠いところに行ってしまったらどうしようかと。
だから、東弥が目覚めたら話し合おうと決めたことなどもまるっきり忘れて、その瞬間はただただ喜んで泣いた。
幹斗が静留の両手を握って、“よかったね”、と言って一緒に涙を流してくれる。
涙を拭いてふと見た空は、青く澄んでいて綺麗だった。
そして幹斗はそのお願いを快く聞いてくれ、今に至る。
「これを、こうやって。床を拭いてくれる?髪の毛とか、結構落ちてるから。」
「うん!」
静留は本当に何もできない。元々わかっていたことだが、東弥が入院して改めてそれを知って。
だからせめて何か手伝わせて欲しいと幹斗にお願いをしたのだった。
幹斗に手渡されたフローリング用のモップは、静留がピアノを弾いている横で東弥がかけているのを見たことがある。
静留は幹斗が見本で見せてくれた通り丁寧にモップをかけ、終わると幹斗はありがとうとお礼を言ってくれた。
「あとは、そうだな…。一緒にお昼ご飯作ろうか。」
「おひる…?」
「あっ、そういえばお昼ご飯食べないんだっけ?…でも、やっぱり一緒に作って食べよう。静留君の分は少なめにするから。」
「よろしく、おねがいします。」
静留は朝と夜の二回しか食事をしないため、お昼にご飯を食べる習慣がない。
けれど幹斗がそう言ってくれたので、その言葉に甘えることにした。
「…えっとね、これをこうやって包んで…。そうそう、上手。静留君器用だね。俺より綺麗だ。毎日指を使ってるからかな?」
包丁を使う操作などは全て幹斗がやってくれ、静留は四角い皮で餡を包む作業を手伝わせてもらう。
幹斗が教えてくれた通り餡を包んでいると彼が褒めてくれ、くすぐったい気持ちになった。
「じゃあ次は、レタスをこうやってちぎってくれる?俺の近くは油が跳ねるから、少し離れていてね。」
「うん。」
幹斗に言われた通りレタスをちぎっていく。
四苦八苦しながらもなんとかその作業を静留がこなしている間に、隣からぱちぱち、じゅっ、と耳に心地よい音がした。
「こんなもんかなー…。」
幹斗が独り言を呟く。
真剣に鍋の中を見る、その横顔をとても綺麗だと思った。
揚げ物を終えた幹斗が、静留の切ったレタスを洗って拭き、お皿の上に綺麗に並べていく。
彼が作っていたものの正体は春巻きで、彼はそれを半分に切ってレタスの上に乗せると、その間にミニトマトを並べた。
「きれい…。」
「そうかな?よかった。自分のためだけに揚げ物ってしたくないから、静留君がいてくれて嬉しいよ。さ、並べようか。」
2人でいただきますをして、静留は恐る恐るそれを口に含む。
「わっ…!!」
一口食べて熱さにびっくりして、そのあとは幹斗を真似して何度も息を吹きかけてから口に含んだ。
「美味しい?」
「うん!」
揚げたての春巻きはさくりとしていて、中の餡も美味しくて静留はほっぺたを押さえる。
ふと、幹斗がお昼のニュースを見たいからと言ってつけていたテレビのCMを見て、静留は箸を止め固まった。
それはcollarショップのCMだった。
「…あれ、静留君大丈夫?」
「う、うん…。」
うなずいたものの動揺を隠せず、箸から落ちた春巻きがそのまま取り皿の上に落ちた。
静留の様子があまりにもわかりやすかったのだろう。
幹斗が箸を止め、じっと静留を見つめる。
「俺で良ければ話を聞くよ。話したくないことなら無理にとは言わないけど。」
「あのね、…からーって、なに…?ぼく、さっき東弥さんのお母さんに、からーしてないっていわれた…。あとね、子どもができない、とか、あそび?とか…。」
静留の言葉を聞いて、幹斗はわずかに眉を潜めた。
何か言ってはいけないことだったのだろうか。
しかし静留がごめんなさいと言う前に、幹斗が口を開いた。
「あのね、静留君、よく聞いて。」
彼の真剣な声に、静留はこくりと唾を呑み込む。
きっと今からされる話は、大切なことなのだろう。
「…俺はすこしも否定しないよ。俺もそうだから。でも、男同士で付き合うってことは、少しだけ普通じゃないんだ。
女の人は、子供を産めるでしょう?でも俺たちは産めない。東弥に子どもができないってことは、東弥のお母さんはおばあちゃんになれないよね?だから、お母さんは静留君に、“子どもができない”、って言ったんだ。」
「そんな…。東弥さんが僕とつきあったら、お母さんがくるしい…?」
静留は泣きたくなった。
たしかに妊娠するのは女性だ。静留はお母さんになれない。
それが東弥の親を傷つけることになるなんて。
「うん。悲しいけど、そう言うことになる。それとね、collarは、これのことだよ。中学生で第二性の勉強はしたよね?
静留君はSubで、東弥はDom。Subに、一緒にいる証としてDomが送るプレゼントのことなんだ。
きっとお母さんは、静留君がこれをしてなかったから、東弥が静留君に対して本気じゃないって勘違いしたんだと思う。」
幹斗が自分の首にかけられている紺色の首輪を示して言う。
さらに追い討ちをかけるような内容に、深く絶望した。
中学の頃、たしかに第二性検査という名前の血液検査をした。DomとSubについても、たしかにその時に聞かされた記憶が少し残っている。
collarが一緒にいる証だとしたら、東弥はいずれ静留から離れていくのだろうか。
無理もない。さっきの話だと、静留は男だから東弥の家族に迷惑をかけてしまう。
しかし気持ちが深い深い海の底に沈みかけたとき、幹斗が静留に“でもね”、と言った。
「…?」
静留は俯いていた顔を上げて首を傾げる。
「でも、静留君に東弥がcollarを渡せないのは、静留君と一緒にいられないからじゃないよ。collarをつけるのに普通は“claim”っていうのをするんだけど、それができなかったんだと思う。
そこですることは俺の口からは言えない。あとは、男同士で付き合うことへの障害だって、俺にはどうにもできない。
けどこれだけいわせて。
東弥は静留君のこと、とっても大切にしてる。2人のことは、2人でちゃんと話し合って決めよう?じゃないとすれ違って、余計に苦しむから。」
幹斗の言葉は、まるで自分がそういうことを経験したみたいに重く、意味をもって響いた。
そして静留もその言葉を聞いて、確かにその通りだと思った。“くれいむ”、のことはよくわからないけれど、東弥にとても大切にされていることは知っている。
だから決めた。
まずはなにも考えずに東弥が目を覚ますことを願おうと。
そして東弥が目を覚ましたら、その時に東弥と話をしようと。
静留には知らないことがたくさんあるから、とことん話そうとすれば本当にたくさんのことを教えてもらわなくてはならないけれど。
それと、もしも話し合った結果東弥と一緒に居られなくなっても、それを笑顔で受け入れると決めた。
これまで十分大切にしてもらったから。本当は東弥を西くんと呼んでいたときに、別れる覚悟をしていたのに。
「ありがとう、幹斗さん。東弥さんと、ちゃんとおはなしする。」
口に出すだけで随分勇気が要ったがなんとか言葉にすると、幹斗は優しく微笑んだ。
「うん。こちらこそありがとう。…東弥、早く起きるといいね。」
「うん。」
そして幹斗の手伝いをしながらその日を終え、次の日。
朝大学に行ってしまった幹斗が1時頃に息を切らせて帰ってきた。
「静留君、病院に行こう。東弥が目を覚ましたって。」
「ほんとう!?」
すぐにでも東弥に会いたかったのに、静留は玄関先で泣き崩れてしまった。
よかった。本当によかった。
東弥が目を覚ましてくれて、本当に嬉しい。
東弥がいない間何度も考えた。東弥がどこか遠いところに行ってしまったらどうしようかと。
だから、東弥が目覚めたら話し合おうと決めたことなどもまるっきり忘れて、その瞬間はただただ喜んで泣いた。
幹斗が静留の両手を握って、“よかったね”、と言って一緒に涙を流してくれる。
涙を拭いてふと見た空は、青く澄んでいて綺麗だった。
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