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一章〜ギルド設立を目指して〜
二十四話 バトルロイヤルの激闘⑧
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私は、アリアータ。
アリアータはバルテン王国では月の意味を持つ。
私は、アリアータと今は亡き両親につけてもらった。
しかし、亡き両親が生存中に私は月のように輝くことができなかった。
そしてまた、月のように輝いて、最強の剣豪になることが夢だった。
だが月は昇ることなく、ずっと何処か彷徨い続けて、気づいたら太陽の光を浴びることすら忘れただ真っ黒な球体へと変化していた。
月は太陽が居なければ輝けない。太陽は月を輝かせる為に存在している。
太陽は一生、私の前に現れないとばかり思っていた。
だけど現れた。リリーという、リーダー性に満ち溢れた謎の金髪少女に。
リリーは私に、夢を見せてくれた。夢は叶える為に見なさいと教えてくれた。
リリーは強い。戦いにおいても、精神面においても。
そして一番強いところは、ただひたすらに夢に向かって止まることを知らない猪突猛進であるところ。
決して振り向かないーー突っ走れば何処までも突っ走る。
決して止まらないーー止まる時は夢を叶え、新たな夢を見る時。
決して挫けないーー強敵が現れようと、負けず強気に敵を睨みつける。
決して……決して……一人で歩いていかない。私達を、仲間を引き連れていく。
そんなリリーに出会って、学んだことを吸収することは私にできているだろう。
首を横に振る結果だ。何もできていない。
私ができたのはその後ろ姿を見ているだけで限界。リリーは太陽になると言ってくれたが、しかし、どんどん離れていくのだ。
太陽と月は離れているが、それでも離れ過ぎというほどに離れていく。
手を伸ばした……でも、みんな、私から離れていく。
「ーーアリアータ。私達も始めよう」
「アルラーネ、私と戦っても意味無いと思うわよ」
「ああ、そのようだな。輝きのない月と戦う意味はなさそうだ。しかし、バトルロイヤルは何がなんでも勝者を決める戦いだーー輝かない月を、一緒の暗闇に閉じ込める!」
「……好きに、してちょうだい……。私なんて……私なんて…………」
私は涙を気づいたら流していた。
頬を伝い、地面を濡らしていく。
ーーアルラーネ、私を好きにしてよ……もう。
「ーー頑張るですよっ!! 頑張るですよっ!!」
「仲間が応援しているが? 」
「……仲間じゃ……」
「俺達は仲間とかそんな枠で収まらねえ!! 俺達は……もう四人で一人の家族だっ!! だからアリアータ、俺達が背を見ている、戦ええ!!」
後ろを振り返ると、シュートとネネが観客席一番手前の落下防止壁の上に立って私を見下ろしてくれていた。
二人は親指を立て、ニッと笑う。
私は何を求めていたのかーー正直分からない。
早くに亡くした両親か? 強い力なのか? 冒険者としての才能なのか? 仲間なのか?
今考えれば、私が求めていたのは、
「……か、家族」
「ーー! 魔力が増えているのか……」
足元を見ると、水色のオーラがメラメラと私を包み込んでいた。
全身の魔力が、私をまだ見ぬステージへと誘ってくれる気がする。
もう一度後ろを振り向く。
「アリアータ! リリーも戦ってんだ! お前の太陽になろうとしてんだ!」
「そうなのですよっ! だからアリアータさんは、輝くために戦うのですよお! 全力投球なのですよお!」
「……アリアータ」
二人の声の後に、アルラーネが私を呼んだ。
アルラーネに振り返ると、小さく口が動いた。唇の動きを追ったが、途中までしか分からなかった。
ーーすまなかった、本当はーーーー。
「ーー死ぬ気で来いアリアータッ!!」
「ーー!? 早いわよっ!」
「勝負に早いも遅いもないーー私達は今や、勝敗そのものなのだからなっ!?」
アルラーネが音速で私の目前へ移動してきて、発砲した。
運良く、反射的に手を動かしたら剣に当たってはくれたが気を少し抜けば殺される。
涙を拭い、アルラーネの次の攻撃に備える。
だが、思う。防御に出るとは、腰が引けているのではと。
私は、アルラーネを相手にやはりまだ心が着いて来れていないのではないかと。
攻撃は最大の防御と信じて、先手を打ちに出る私が、どうして防御態勢に入っている。
自分でも信じられない事態だった。
それはやはり、心が私は弱い。精神論ーー勝つと思えば勝てるを無視して、勝つと思っても勝てない場合がある。と、弱気な理論を唱えるのだ。
「ーーダメ……ダメ……。逃げたらダメ……逃げないで私!!」
「逃げているお前はやはり、可哀想にしか見えない。あの日もそうだったーーなっ!!」
「ーーっ!? ……っ! きゃああああ!!」
アルラーネが異空間移動して、私の背後に移動していた。
アルラーネは私の背に、二丁の銃を連射し、甘い出来の結界は簡単に壊され魔法弾が骨や肉を貫く様な激痛に襲われる。
声を出さずにはいられない痛み。
骨の髄に響き、内臓をえぐられる思い。
それでも立っている。私は剣を杖にして、立っていられる。
「前のお前なら、これで倒れていたはずだ」
「強くなったのよ、私はこれでも」
「……フッ。強く、か……なら、その強さを私にぶつけてみろ!」
「ーー痛みなんて吹き飛ばして倍にしてあげるわよ!」
痛みに耐えながら、私は剣を軸にアルラーネの弾を避けながら宙返りして正面を向く。
着地と同時に飛び掛り、剣を振り下ろす。
二丁の銃をクロスさせて、私の剣を受け止めたアルラーネに、蹴りを御見舞する。
アルラーネは蹴りで後方へ飛ぶが、ダメージは薄い様だ。
すぐに銃を構えて発砲してくる。
側転で何とか全弾交わすが、次の攻撃に移り難い。
近距離武器と遠距離武器では、やはり遠距離武器である銃のほうが戦闘力が上。この状況を打破する方法は、弾を受けながらも接近して一撃勝負へ持ち込むしかない。
「一つ教えてやろうアリアータ。何故私達三人の名前にアが入っているのかを」
「何よ急に」
「アは、一見普通の五十音に見えて実は一番意味深い一文字だ。アが名前に入っている人間は昔から、戦闘を好みまた、因縁深き関係を持つとされている。それが私とお前、そしてアルバータだ。アルバータは関係無い様に思うかもしれないが、お前のことを嫌っていてな。私が唯一自ら『クイーン』に誘った冒険者だからだ。だから、姉妹の仲とお前と私の仲に因縁をこじつけた。まあ、勝手も良いところだーーそして私達の仲は、こうなる運命にあると決まった因縁がある。分かるかアリアータ、私はお前を誘いそして追い出した。お前には私に恨みを持つ理由がしっかりとある。私もあるーーお前は、私を裏切るほどに弱いままだった。それが恨みだ、私を裏切ったその弱さが」
「あんたも……ただのこじつけでしょ」
「そうだな。だが、理由としては別に成り立たない訳でも無いはずだ」
「……じゃあ何? 私が強くなれば追い出されなかった?」
「いやーー追い出していたさ。私は……いや、何でもない。まあ、結果どうであれ、私達は名前で運命も決まっていた様なものだーーそんなことは関係ないのかもしれない。さあ、決着といこうか」
「勝手に話を終わらせないでよ……馬鹿なの?」
「……馬鹿はお前だけで十分だ、アリアータ」
アルラーネはまた私の背後に魔法陣で移動する。
やっと目が慣れ、一瞬しか現れない魔法陣を見ることができた。
私は素早く振り返り剣を構える。
だが、どうしたと思われたアルラーネはそこに居ない。
「だから言っただろ! 馬鹿はお前一人で十分だと!」
「ーーなっ!?」
「何度も背後に移動する訳がない。魔法陣に身を隠しただけで私は移動などしていない!」
背後から声がして、振り返った時にはもう私の目に向かって弾が飛んできていた。
弾は私の目の前で止まり、その時世界が止まったのかと思ったがそうではなく。
弾は光を放ち、気づいたときには爆発していた。
右手で目を隠すがそんなことをすれば手が吹き飛ぶ。
しかし、目を失うよりはマシだった。
「ーーああああああ!!」
目は無事でも、やはり体は無事で済まない。
肉を引き千切るような痛みと、炎で溶けそうになる痛みのダブル。
爆発に巻き込まれる痛みをこの時ーー私は初めて知った。
アリアータはバルテン王国では月の意味を持つ。
私は、アリアータと今は亡き両親につけてもらった。
しかし、亡き両親が生存中に私は月のように輝くことができなかった。
そしてまた、月のように輝いて、最強の剣豪になることが夢だった。
だが月は昇ることなく、ずっと何処か彷徨い続けて、気づいたら太陽の光を浴びることすら忘れただ真っ黒な球体へと変化していた。
月は太陽が居なければ輝けない。太陽は月を輝かせる為に存在している。
太陽は一生、私の前に現れないとばかり思っていた。
だけど現れた。リリーという、リーダー性に満ち溢れた謎の金髪少女に。
リリーは私に、夢を見せてくれた。夢は叶える為に見なさいと教えてくれた。
リリーは強い。戦いにおいても、精神面においても。
そして一番強いところは、ただひたすらに夢に向かって止まることを知らない猪突猛進であるところ。
決して振り向かないーー突っ走れば何処までも突っ走る。
決して止まらないーー止まる時は夢を叶え、新たな夢を見る時。
決して挫けないーー強敵が現れようと、負けず強気に敵を睨みつける。
決して……決して……一人で歩いていかない。私達を、仲間を引き連れていく。
そんなリリーに出会って、学んだことを吸収することは私にできているだろう。
首を横に振る結果だ。何もできていない。
私ができたのはその後ろ姿を見ているだけで限界。リリーは太陽になると言ってくれたが、しかし、どんどん離れていくのだ。
太陽と月は離れているが、それでも離れ過ぎというほどに離れていく。
手を伸ばした……でも、みんな、私から離れていく。
「ーーアリアータ。私達も始めよう」
「アルラーネ、私と戦っても意味無いと思うわよ」
「ああ、そのようだな。輝きのない月と戦う意味はなさそうだ。しかし、バトルロイヤルは何がなんでも勝者を決める戦いだーー輝かない月を、一緒の暗闇に閉じ込める!」
「……好きに、してちょうだい……。私なんて……私なんて…………」
私は涙を気づいたら流していた。
頬を伝い、地面を濡らしていく。
ーーアルラーネ、私を好きにしてよ……もう。
「ーー頑張るですよっ!! 頑張るですよっ!!」
「仲間が応援しているが? 」
「……仲間じゃ……」
「俺達は仲間とかそんな枠で収まらねえ!! 俺達は……もう四人で一人の家族だっ!! だからアリアータ、俺達が背を見ている、戦ええ!!」
後ろを振り返ると、シュートとネネが観客席一番手前の落下防止壁の上に立って私を見下ろしてくれていた。
二人は親指を立て、ニッと笑う。
私は何を求めていたのかーー正直分からない。
早くに亡くした両親か? 強い力なのか? 冒険者としての才能なのか? 仲間なのか?
今考えれば、私が求めていたのは、
「……か、家族」
「ーー! 魔力が増えているのか……」
足元を見ると、水色のオーラがメラメラと私を包み込んでいた。
全身の魔力が、私をまだ見ぬステージへと誘ってくれる気がする。
もう一度後ろを振り向く。
「アリアータ! リリーも戦ってんだ! お前の太陽になろうとしてんだ!」
「そうなのですよっ! だからアリアータさんは、輝くために戦うのですよお! 全力投球なのですよお!」
「……アリアータ」
二人の声の後に、アルラーネが私を呼んだ。
アルラーネに振り返ると、小さく口が動いた。唇の動きを追ったが、途中までしか分からなかった。
ーーすまなかった、本当はーーーー。
「ーー死ぬ気で来いアリアータッ!!」
「ーー!? 早いわよっ!」
「勝負に早いも遅いもないーー私達は今や、勝敗そのものなのだからなっ!?」
アルラーネが音速で私の目前へ移動してきて、発砲した。
運良く、反射的に手を動かしたら剣に当たってはくれたが気を少し抜けば殺される。
涙を拭い、アルラーネの次の攻撃に備える。
だが、思う。防御に出るとは、腰が引けているのではと。
私は、アルラーネを相手にやはりまだ心が着いて来れていないのではないかと。
攻撃は最大の防御と信じて、先手を打ちに出る私が、どうして防御態勢に入っている。
自分でも信じられない事態だった。
それはやはり、心が私は弱い。精神論ーー勝つと思えば勝てるを無視して、勝つと思っても勝てない場合がある。と、弱気な理論を唱えるのだ。
「ーーダメ……ダメ……。逃げたらダメ……逃げないで私!!」
「逃げているお前はやはり、可哀想にしか見えない。あの日もそうだったーーなっ!!」
「ーーっ!? ……っ! きゃああああ!!」
アルラーネが異空間移動して、私の背後に移動していた。
アルラーネは私の背に、二丁の銃を連射し、甘い出来の結界は簡単に壊され魔法弾が骨や肉を貫く様な激痛に襲われる。
声を出さずにはいられない痛み。
骨の髄に響き、内臓をえぐられる思い。
それでも立っている。私は剣を杖にして、立っていられる。
「前のお前なら、これで倒れていたはずだ」
「強くなったのよ、私はこれでも」
「……フッ。強く、か……なら、その強さを私にぶつけてみろ!」
「ーー痛みなんて吹き飛ばして倍にしてあげるわよ!」
痛みに耐えながら、私は剣を軸にアルラーネの弾を避けながら宙返りして正面を向く。
着地と同時に飛び掛り、剣を振り下ろす。
二丁の銃をクロスさせて、私の剣を受け止めたアルラーネに、蹴りを御見舞する。
アルラーネは蹴りで後方へ飛ぶが、ダメージは薄い様だ。
すぐに銃を構えて発砲してくる。
側転で何とか全弾交わすが、次の攻撃に移り難い。
近距離武器と遠距離武器では、やはり遠距離武器である銃のほうが戦闘力が上。この状況を打破する方法は、弾を受けながらも接近して一撃勝負へ持ち込むしかない。
「一つ教えてやろうアリアータ。何故私達三人の名前にアが入っているのかを」
「何よ急に」
「アは、一見普通の五十音に見えて実は一番意味深い一文字だ。アが名前に入っている人間は昔から、戦闘を好みまた、因縁深き関係を持つとされている。それが私とお前、そしてアルバータだ。アルバータは関係無い様に思うかもしれないが、お前のことを嫌っていてな。私が唯一自ら『クイーン』に誘った冒険者だからだ。だから、姉妹の仲とお前と私の仲に因縁をこじつけた。まあ、勝手も良いところだーーそして私達の仲は、こうなる運命にあると決まった因縁がある。分かるかアリアータ、私はお前を誘いそして追い出した。お前には私に恨みを持つ理由がしっかりとある。私もあるーーお前は、私を裏切るほどに弱いままだった。それが恨みだ、私を裏切ったその弱さが」
「あんたも……ただのこじつけでしょ」
「そうだな。だが、理由としては別に成り立たない訳でも無いはずだ」
「……じゃあ何? 私が強くなれば追い出されなかった?」
「いやーー追い出していたさ。私は……いや、何でもない。まあ、結果どうであれ、私達は名前で運命も決まっていた様なものだーーそんなことは関係ないのかもしれない。さあ、決着といこうか」
「勝手に話を終わらせないでよ……馬鹿なの?」
「……馬鹿はお前だけで十分だ、アリアータ」
アルラーネはまた私の背後に魔法陣で移動する。
やっと目が慣れ、一瞬しか現れない魔法陣を見ることができた。
私は素早く振り返り剣を構える。
だが、どうしたと思われたアルラーネはそこに居ない。
「だから言っただろ! 馬鹿はお前一人で十分だと!」
「ーーなっ!?」
「何度も背後に移動する訳がない。魔法陣に身を隠しただけで私は移動などしていない!」
背後から声がして、振り返った時にはもう私の目に向かって弾が飛んできていた。
弾は私の目の前で止まり、その時世界が止まったのかと思ったがそうではなく。
弾は光を放ち、気づいたときには爆発していた。
右手で目を隠すがそんなことをすれば手が吹き飛ぶ。
しかし、目を失うよりはマシだった。
「ーーああああああ!!」
目は無事でも、やはり体は無事で済まない。
肉を引き千切るような痛みと、炎で溶けそうになる痛みのダブル。
爆発に巻き込まれる痛みをこの時ーー私は初めて知った。
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