7 / 99
序章
侵略の第一歩
しおりを挟む
ゴブリン達はかつては略奪し、搾取をする側であった。少なくとも、先程まではそうであった。だが、現在の自分達はどうだろうか。少なくとも、略奪者たりえる存在からは転げ落ちている事は認めなくてはならないだろう。
ここに頭に草で作られた粗末な王冠を被ったリーダー格のゴブリンは考えなければならなかった。
自分達はこの地域に住むゴブリンの王として正当な権利を村に要求し、それを要求した村を攻撃しただけなのだ。
それなのに、彼の部下は今や殆どが全滅状態にあり、目の前には緑色の小さな小鬼の死体が散らばっている。
緑色の下半身をのみを粗末な葉で覆った小鬼は自分達の王に救いを求めたのだが、王はかつての部下が伸ばした手を右足で乱暴に蹴り、彼の救いを跳ね除けた。
それから、背中に下げていた大剣を鞘から取り出し、目の前の男に向ける。
だが、刀を向けられているというのに目の前の男は動じるどころか、眉一つ動かそうとしない。
それどころか、人差し指を手前に動かし、その刀で突いてみろと挑発する有様である。
ゴブリンの王はかつて冒険者から奪い取った剣を振り上げて、目の前の男に向かって斬りかかっていくが、男に挑むよりも前にゴブリンの王は全身から真っ赤な血を吹き流し、逆流した雨の日の川のように激しく赤色の液体を周囲に飛び散らしながら、地面に倒れていく。
地面の上に大の字で伸びながら、彼が愛用していた盗剣が落ちる音を聞き、体を切られたために生じた弊害により生み出された視界がボヤけ、物事の焦点が合わなくなるという現象に巻き込まれながらも、彼が目の前を見つめていると、彼の顔の上に美しい黄金の絹がかかった。
いや、これは絹ではない。髪だ。美しく手入れがされた金色の髪であった。
彼が髪に見惚れていると、金塊の如く眩しい輝きを放つ金色の髪の主が、彼の前に顔を近付けて、
「もしもーし?聞こえてますか?」
と、煽るような調子でゴブリンの王に生死を問いていた。
ゴブリンの王は体全体から生じた痛みのために、動く事が出来なかったのだが、彼に向かって尋ねた声は構わずに質問を続けていく。
「もしもし、鬼さん?聞こえていたら返事をしてくれませんか?あ、でも、生きていて、返事をするのが無理というのなら、そのまま聞いてもらうだけでも結構ですよ」
そう言うのと同時に長い金髪の女性は神を讃えるための歌を歌う天使のような透き通る声で話を続けていく。
「鬼さん?あなたはいわゆる魔界に属する勢力ですか?あ、先程も言った通り、答えなくても結構ですよ。生き残りの人にでも、残ったあなたの部下にでも聞きますので、それでも、首を動かせるくらいは余裕があったら、答えてくれたら嬉しいです」
長い金髪の髪の女性はそう言って彼女自身が手に持っていたサーベルを宙に掲げて、三日月の光で刃を照らさせ、床に倒れているゴブリン王の恐怖を煽っていく。
女性の言葉の無い脅迫に耐えかねたのか、ゴブリン王は震えながら、首を縦に動かす。
それを見て、女性は満面の笑みで、
「なんだ、最初からそう答えてくださればよろしいではありませんか?まだ息があるのが分かって嬉しいです!では、あなたにまだ息がある事も分かりましたので、本題に入らせていただきます!あなた達はいわゆる魔界と繋がりはありますか?ありませんか?イエスかノーかで答える単純な質問ですよ。早く答えてくださいな」
ゴブリンの王は太い首を懸命に横に動かす。そして、その行動が彼自身の生命の最後の輝きとなったのだろう。
ゴブリンの王は長い金髪の女性が次の問いに移る前に息絶えてしまう。
ここに、山に住むゴブリンの王は息絶え、過去、10年以上に渡って山の下の村に被害を与え続けたゴブリン一味は終焉を迎えたのであった。
「シャーロット、その男から聞き出せた事はあったのか?」
シリウスは村にあった羊を飼育する牧場の柵に背中を預け、腕を組みながら、ゴブリンの血で先端を染めたサーベルを持つ最愛の妹に聞きたかった事を聞き出せたのかを問う。
シャーロットは兄の質問に対し、首肯したものの顔色はあまり良くはなかった。
「ええ、彼らが魔界に属する勢力で無いのは分かりましたが、瀕死のために私のその問いに答えた瞬間に息絶えてしまいましたわ、軟弱ね」
シリウスは溜息を吐き、妹の仕留め方ならば仕方が無いようにも思えた。
彼の妹は透明人間になる魔法を有し、また素の強さもかつて、二人が所属していた帝国の竜騎兵隊という特殊部隊の中では他の隊員を圧倒する強さ、そして自分以外にはなびかない強い忠誠心があったが、そんな便利な妹にも一つの決定的な弱点があった。それは、彼女には兄である自分に害をなそうとする者に容赦をしないというものであった。
勿論、これは自身にも当てはまる時があるので、それを理由として彼女のこの行動を責めない訳にもいかないだろう。
そもそも、妹が自身に与えられた魔法を使用し、透明人間の状態で側に待機し、あの(少なくとも他のゴブリンよりは)身なりの良いゴブリンに何か訊けたのでは無いだろうか。
シリウスはそう思って、妹の行動を褒めた上で、次から注意をするように促す。
妹は頭を下げ、次から気を付けるようにしていると、二人の目の前に大量の緑色のの小鬼の首を下げた侍と忍者の姿が見えた。
侍と忍者は両手と腰に下げていた二人合わせて18程の首を二人の兄妹の前に捧げ、跪き成果を報告していく。
「頭領!お喜びくだされ!この降魔霊蔵は十体の小鬼の首を取って参りました!誠一郎より一体多いのです!どうか、私にもう一度あの地位をお与えくだされ!」
と、ここで霊蔵の言葉に対抗したのか、誠一郎も激しい声で、
「オレとて貴様に邪魔さえされなければ、今頃、貴様以上の首級を上げたものの、頭領!私こそがーー」
「私は小鬼どもの掃討も命じたが、他にも貴様らには生き残りの村人の探索を任せた筈だな?地獄転移でかつての私の優秀な部下を蘇らせるためには人間の体が必要な事は貴様らにも分かっておるであろう?なぜ、その任務を疎かにしたか?」
誠一郎はこの問いに対し、明確な答えを口には出せなかったが、傍の降魔霊蔵は誠一郎とは対照的に雄弁に自身の弁護を述べていく。
「申し訳ございまぬ。これも一重に小鬼狩りが楽しすぎた故かもしれませぬ。私はどのような罰でも受ける所存でございまする。目玉をほじくり出しましょうか?それとも、耳を剃り落としーー」
「もう良い。貴様の耳も目もいらぬわ、精々、その薄汚い舌でオレに媚を売り続けろ」
シリウスは草の上で平伏する忍び装束の男を見て、一瞥し、鼻を鳴らして地面を歩いていく。
シリウスが向かうのはオレンジ色の光が支配する荒廃した街。すなわち、このゴブリンによって襲われた街であった。
シリウスはかつての世界で自分達が滅した街の事を思い返す。
そして、街を滅ぼした時に感じたような何とも言えない喜びを胸の内に仕舞い込む。
最高の気分だと言っても良いのかもしれない。
シリウスはそう感じながら、街の方角へと向かっていく。
ここに頭に草で作られた粗末な王冠を被ったリーダー格のゴブリンは考えなければならなかった。
自分達はこの地域に住むゴブリンの王として正当な権利を村に要求し、それを要求した村を攻撃しただけなのだ。
それなのに、彼の部下は今や殆どが全滅状態にあり、目の前には緑色の小さな小鬼の死体が散らばっている。
緑色の下半身をのみを粗末な葉で覆った小鬼は自分達の王に救いを求めたのだが、王はかつての部下が伸ばした手を右足で乱暴に蹴り、彼の救いを跳ね除けた。
それから、背中に下げていた大剣を鞘から取り出し、目の前の男に向ける。
だが、刀を向けられているというのに目の前の男は動じるどころか、眉一つ動かそうとしない。
それどころか、人差し指を手前に動かし、その刀で突いてみろと挑発する有様である。
ゴブリンの王はかつて冒険者から奪い取った剣を振り上げて、目の前の男に向かって斬りかかっていくが、男に挑むよりも前にゴブリンの王は全身から真っ赤な血を吹き流し、逆流した雨の日の川のように激しく赤色の液体を周囲に飛び散らしながら、地面に倒れていく。
地面の上に大の字で伸びながら、彼が愛用していた盗剣が落ちる音を聞き、体を切られたために生じた弊害により生み出された視界がボヤけ、物事の焦点が合わなくなるという現象に巻き込まれながらも、彼が目の前を見つめていると、彼の顔の上に美しい黄金の絹がかかった。
いや、これは絹ではない。髪だ。美しく手入れがされた金色の髪であった。
彼が髪に見惚れていると、金塊の如く眩しい輝きを放つ金色の髪の主が、彼の前に顔を近付けて、
「もしもーし?聞こえてますか?」
と、煽るような調子でゴブリンの王に生死を問いていた。
ゴブリンの王は体全体から生じた痛みのために、動く事が出来なかったのだが、彼に向かって尋ねた声は構わずに質問を続けていく。
「もしもし、鬼さん?聞こえていたら返事をしてくれませんか?あ、でも、生きていて、返事をするのが無理というのなら、そのまま聞いてもらうだけでも結構ですよ」
そう言うのと同時に長い金髪の女性は神を讃えるための歌を歌う天使のような透き通る声で話を続けていく。
「鬼さん?あなたはいわゆる魔界に属する勢力ですか?あ、先程も言った通り、答えなくても結構ですよ。生き残りの人にでも、残ったあなたの部下にでも聞きますので、それでも、首を動かせるくらいは余裕があったら、答えてくれたら嬉しいです」
長い金髪の髪の女性はそう言って彼女自身が手に持っていたサーベルを宙に掲げて、三日月の光で刃を照らさせ、床に倒れているゴブリン王の恐怖を煽っていく。
女性の言葉の無い脅迫に耐えかねたのか、ゴブリン王は震えながら、首を縦に動かす。
それを見て、女性は満面の笑みで、
「なんだ、最初からそう答えてくださればよろしいではありませんか?まだ息があるのが分かって嬉しいです!では、あなたにまだ息がある事も分かりましたので、本題に入らせていただきます!あなた達はいわゆる魔界と繋がりはありますか?ありませんか?イエスかノーかで答える単純な質問ですよ。早く答えてくださいな」
ゴブリンの王は太い首を懸命に横に動かす。そして、その行動が彼自身の生命の最後の輝きとなったのだろう。
ゴブリンの王は長い金髪の女性が次の問いに移る前に息絶えてしまう。
ここに、山に住むゴブリンの王は息絶え、過去、10年以上に渡って山の下の村に被害を与え続けたゴブリン一味は終焉を迎えたのであった。
「シャーロット、その男から聞き出せた事はあったのか?」
シリウスは村にあった羊を飼育する牧場の柵に背中を預け、腕を組みながら、ゴブリンの血で先端を染めたサーベルを持つ最愛の妹に聞きたかった事を聞き出せたのかを問う。
シャーロットは兄の質問に対し、首肯したものの顔色はあまり良くはなかった。
「ええ、彼らが魔界に属する勢力で無いのは分かりましたが、瀕死のために私のその問いに答えた瞬間に息絶えてしまいましたわ、軟弱ね」
シリウスは溜息を吐き、妹の仕留め方ならば仕方が無いようにも思えた。
彼の妹は透明人間になる魔法を有し、また素の強さもかつて、二人が所属していた帝国の竜騎兵隊という特殊部隊の中では他の隊員を圧倒する強さ、そして自分以外にはなびかない強い忠誠心があったが、そんな便利な妹にも一つの決定的な弱点があった。それは、彼女には兄である自分に害をなそうとする者に容赦をしないというものであった。
勿論、これは自身にも当てはまる時があるので、それを理由として彼女のこの行動を責めない訳にもいかないだろう。
そもそも、妹が自身に与えられた魔法を使用し、透明人間の状態で側に待機し、あの(少なくとも他のゴブリンよりは)身なりの良いゴブリンに何か訊けたのでは無いだろうか。
シリウスはそう思って、妹の行動を褒めた上で、次から注意をするように促す。
妹は頭を下げ、次から気を付けるようにしていると、二人の目の前に大量の緑色のの小鬼の首を下げた侍と忍者の姿が見えた。
侍と忍者は両手と腰に下げていた二人合わせて18程の首を二人の兄妹の前に捧げ、跪き成果を報告していく。
「頭領!お喜びくだされ!この降魔霊蔵は十体の小鬼の首を取って参りました!誠一郎より一体多いのです!どうか、私にもう一度あの地位をお与えくだされ!」
と、ここで霊蔵の言葉に対抗したのか、誠一郎も激しい声で、
「オレとて貴様に邪魔さえされなければ、今頃、貴様以上の首級を上げたものの、頭領!私こそがーー」
「私は小鬼どもの掃討も命じたが、他にも貴様らには生き残りの村人の探索を任せた筈だな?地獄転移でかつての私の優秀な部下を蘇らせるためには人間の体が必要な事は貴様らにも分かっておるであろう?なぜ、その任務を疎かにしたか?」
誠一郎はこの問いに対し、明確な答えを口には出せなかったが、傍の降魔霊蔵は誠一郎とは対照的に雄弁に自身の弁護を述べていく。
「申し訳ございまぬ。これも一重に小鬼狩りが楽しすぎた故かもしれませぬ。私はどのような罰でも受ける所存でございまする。目玉をほじくり出しましょうか?それとも、耳を剃り落としーー」
「もう良い。貴様の耳も目もいらぬわ、精々、その薄汚い舌でオレに媚を売り続けろ」
シリウスは草の上で平伏する忍び装束の男を見て、一瞥し、鼻を鳴らして地面を歩いていく。
シリウスが向かうのはオレンジ色の光が支配する荒廃した街。すなわち、このゴブリンによって襲われた街であった。
シリウスはかつての世界で自分達が滅した街の事を思い返す。
そして、街を滅ぼした時に感じたような何とも言えない喜びを胸の内に仕舞い込む。
最高の気分だと言っても良いのかもしれない。
シリウスはそう感じながら、街の方角へと向かっていく。
0
お気に入りに追加
14
あなたにおすすめの小説
異世界でも男装標準装備~性別迷子とか普通だけど~
結城 朱煉
ファンタジー
日常から男装している木原祐樹(25歳)は
気が付くと真っ白い空間にいた
自称神という男性によると
部下によるミスが原因だった
元の世界に戻れないので
異世界に行って生きる事を決めました!
異世界に行って、自由気ままに、生きていきます
~☆~☆~☆~☆~☆
誤字脱字など、気を付けていますが、ありましたら教えて頂けると助かります!
また、感想を頂けると大喜びします
気が向いたら書き込んでやって下さい
~☆~☆~☆~☆~☆
カクヨム・小説家になろうでも公開しています
もしもシリーズ作りました<異世界でも男装標準装備~もしもシリーズ~>
もし、よろしければ読んであげて下さい
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
悪役令嬢の騎士
コムラサキ
ファンタジー
帝都の貧しい家庭に育った少年は、ある日を境に前世の記憶を取り戻す。
異世界に転生したが、戦争に巻き込まれて悲惨な最期を迎えてしまうようだ。
少年は前世の知識と、あたえられた特殊能力を使って生き延びようとする。
そのためには、まず〈悪役令嬢〉を救う必要がある。
少年は彼女の騎士になるため、この世界で生きていくことを決意する。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜
家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。
そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?!
しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...?
ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...?
不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。
拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。
小説家になろう様でも公開しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる