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第二部『共存と憎悪の狭間で』
リタ・フランシスの決意
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マイケル・スパルタニアによる反乱による死傷者は三桁を超えた。結果としてマイケルや魔族たちの動機はどうであれ、兵士や騎士たちの遺族。そしてアラム王国の王族や住民たちなどの人間たちは魔族に対する深い遺恨を残す羽目になってしまった。
それはマイケルが死に、反乱を起こした魔族たちが皆殺しになろうとも拭い切れるものではなかった。
このように事件の当事者たちに対して深い悔恨を残すことになったこの事件であったが、当事者たるアラム王国の住民たちの憎悪を刺激したのは城に各国の軍隊が解放のために入城した時でも王族の一人が落ち延びた魔族の手によって行方不明になってしまったことだろう。
行方不明となったのはアラム王国の自慢ともされるほどの美貌を持つルナ姫だった。
魔族によって花のように美しいルナ王女が誘拐されたことにより、彼の兄にして新たにアラム王国の国王となったリチャードは対魔族への憎悪の念を募らせていた。
「お、おのれッ! 野蛮な化け物どもめッ! 父上を殺したばかりではなく、我が妹まで奪うとは許せぬ……今後奴らを見つけ次第、その首を跳ね飛ばしてやるわッ! 」
リチャードの中にある沸々と燃えていく憎悪は誰にも止めることができなかった。
リチャードの中に沸き起こった怒りはマイケルの首を献上されても、反乱に加担した魔族のほぼ全員の首を届けられてもリチャードは玉座の上から立ち上がり、報告に訪れた近臣へとあたり散らしていた。
「そのようなことが何になるッ! 」
「も、申し訳ございませぬ」
近臣としては平身低頭でいるより他になかった。リチャードは苛立った様子で近臣に下がるように命令を下し、玉座の上に深く腰を掛けていく。
アラム王国は弱小王国であるのと同時に魔族をほとんど受け入れない閉鎖的な国であるということも知られている。
そのため他国の王族とは異なり、魔界からの技術を受けてはいない。そのため葉巻や紙巻き煙草といった優れた嗜好品で苛立ちを鎮めることもできなかった。
リチャードにできることといえば玉座の肘掛けを苛立ち紛れに人差し指でトントンと叩くことだけだった。
そんな風に国王や王族たちが鎮まった横で王の名代として指揮官を勤めていた諸侯やそれに追随していた騎士たちは城の広間で豪華な祝勝会を行っていた。
コクランたちもそこに参加していたが、どうも乗り気ではないように思えた。
というのも、騎士や諸侯たちの話す会話があまりにも胸が悪くなるようなことばかりだったからだ。
相手が同じ人であるのならばできなかったような悍ましい行動を彼らは得意げに語っていたのだ。
ジオは不快感を感じ、最初に退室した。ルイスも抗議の代わりだとばかりに使用していた鉄製のスプーンを地面の上に投げ捨て、部屋を後にした。
レイチェル自身も本当は退室したかったのだろうが、コクランがまだ残っているので残らなければならなかったのだろう。
彼女はコクランに仕えるメイド。主人に従うのみなのなのだ。そのことは分かっていた。分かってはいたものの、不愉快であることはどうしようもない。代わりに天井を眺めてこの不愉快な宴をぼんやりと過ごしていた。
不快なことは何か別のことを考えて忘れようとしていたのだろう。コクランもそれを知っていてか、何も言わずに手掴みで鶏の丸焼きを食していた。
前世ではこういった料理は刃物で切り分けてそれぞれに提供されていたものだが、今世ではまだナイフやフォークといった食器が生み出されていないばかりか、切って分けるという概念さえもあと百年は生み出されないに決まってる。
この世界の人間という種族は実に遅れている野蛮な種族だ。コクランは近くにあったナプキンで手を拭きながらこの世界の人間に対しての憎悪を高めていった。
いつになったらこの低水準な食文化が改善されるのだろうか。
苛立ちを胸に隠してコクランが次の食事に口を付けようとした時のことだ。大広間の扉が勢いよく開かれた。扉の向こう側には自ら命を懸けて侵入し、魔族たちに囚われていた哀れな少女、リタ・フランシスの姿が見えた。
彼女は不満げな顔で酒食にふける諸侯や兵士たちを見下ろした後で腕を組みながら言った。
「ねぇ、あんたたち、どうしてあんなことをしたの?」
リタの目からは憎悪が溢れ出ていた。
「あんなこと?」
動揺して固まる諸侯たちの代わりにコクランがリタへと問い掛けた。
「決まってるでしょ! さっきから扉で聞いてたんだよッ! あんたらがどうしょうもないことで競っていたのをねッ! 」
リタは腕を組み、諸侯たちを見下ろしながら何を話していたのかということを咎めていく。
リタは諸侯たちが自らの剣の試し斬りとして捕虜にした魔族達の首を並べ、その首を斬り落としていったことやその斬り落とした死体から装備を略奪したことなどを強い口調で糾弾していった。
しかし諸侯たちはそれに動じる様子を見せなかった。それどころか、糾弾する彼女をニヤニヤと笑いながら見下ろしていた。
「フフッ、何のことかと思えばそんなことか」
顎の下に短めの髭を生やした中年と思われる諸侯が下衆びた笑みを浮かべながら言った。
「そ、そんなこと!?」
「考えてもみろ、あいつらは人間ではないのだ。確かに貴様の言う『どうしようもないこと』というのは人間相手であるのならば咎められもするだろうが、相手は化け物どもだ。殺したところで何の咎めもないわ」
その言葉を聞いたリタは口元を一文字に結び、下唇を噛み締めていた。
握り拳をプルプルと震わせているのも確認できた。彼女が怒りの念を必死に抑えようとしているのが分かった。
レイチェルは初めてリタの姿を確認したが、ここまで器が広い少女だとは思わなかった。
感心した目で見つめていると、左手に肉を持った諸侯がしっしとリタを追い払う真似をしていた。まるで、犬か何かを追い払うような仕草だ。見ていて愉快になるものではない。レイチェルは密かに諸侯たちを睨み付けた。
そんなレイチェルの思いが伝わってきたのだろう。リタはレイチェルに温かい目を向けていた。
それから後で諸侯たちを強い目で睨み付けながら叫んだ。
「こんなことをして……あんたたちいつか後悔することになるよッ! 」
「後悔?何をだね?」
「あんたらが人の道を外れたことにさッ! 覚悟しなッ! そんな非道なことをする奴はいずれ手痛いしっぺ返しを受けて後悔する羽目になるんだよッ! 」
「ハッ、何を馬鹿なことを」
諸侯の男はリタの説教を受けてもなお後悔の念を持っていなかったどころか、平然と笑い飛ばしていたのである。
リタは大きな声を張り上げた後で扉を勢いよく閉めてその場を後にしたのだった。
廊下を足早に歩いていき、マイケルから自分に割り当てられた部屋に戻る道中に考え事をまとめていく。リタからすれば諸侯たちは悪意の塊のような人物ばかりだった。
好奇心で諸侯たちを見てみようと考えたのが間違いだった。あんな薄汚れた存在など見るのではなかった。
リタの中に後悔の念が湧き上がっていく。ただ、あのゴミどもの掃き溜めと言うような宴の中でも、唯一光る物が混じっているものが見えた。それは緑色のドレスを纏った若い女性だった。
もし、諸侯や他の人間たちによる不当な差別行動に対して抗議できるような人間が増えれば、自身の思い描く魔族と人間とが互いに共存できる世界がやってくるかもしれない。
リタの胸が躍った。明日には帰るつもりだったが、その時にいい土産ができてよかった。
鼻歌を歌いながら部屋を開けると、リタはそのままベッドの上で両手と両足を広げ、開放的な空気を味わったまま大きく深呼吸を行っていく。
新鮮な空気が入り込んでいく感覚が随分と心地が良いのだ。そのまま両目を閉じ、リタは夢の世界へと旅立っていった。
「もし、もし、起きてくださいまし」
リタはメイドだと思われる黒色のエプロンドレスを着た中年の女性に起こされた。
両目を擦りながらリタはその女性に問い掛ける。
「ねぇ、あのお姉さんは帰ったの?」
「あのお姉さん?」
「えっと、あの……人間の宴会に混じってた魔族の横にいた緑色のドレスを着たお姉さん! 」
「……あぁ、執行官助手の方ですか?あのお方ならば執行官の方と共に事務所の方へとお帰りになられましたよ」
「……そっか」
リタは悲しげな目でベッドを見つめていた。もし可能であったのならば彼女と話をしたかった。魔界執行官の助手だという彼女ならば偏見にも毒されることなく、優れた意見を述べてくれるだろう。
リタはほくほくとした気持ちで帰り支度を進めていく。自分は魔族に関わる立場にある。それならばまたどこかで会うこともあるだろう。
リタは荷物を詰め込んだトランクを持ってアレム王国の城を後にした。
リタはここで体験したことや見たことを世間な伝えよう。そしてその上で魔族との共存を叫ぼう。
そう心に決めていた。
それはマイケルが死に、反乱を起こした魔族たちが皆殺しになろうとも拭い切れるものではなかった。
このように事件の当事者たちに対して深い悔恨を残すことになったこの事件であったが、当事者たるアラム王国の住民たちの憎悪を刺激したのは城に各国の軍隊が解放のために入城した時でも王族の一人が落ち延びた魔族の手によって行方不明になってしまったことだろう。
行方不明となったのはアラム王国の自慢ともされるほどの美貌を持つルナ姫だった。
魔族によって花のように美しいルナ王女が誘拐されたことにより、彼の兄にして新たにアラム王国の国王となったリチャードは対魔族への憎悪の念を募らせていた。
「お、おのれッ! 野蛮な化け物どもめッ! 父上を殺したばかりではなく、我が妹まで奪うとは許せぬ……今後奴らを見つけ次第、その首を跳ね飛ばしてやるわッ! 」
リチャードの中にある沸々と燃えていく憎悪は誰にも止めることができなかった。
リチャードの中に沸き起こった怒りはマイケルの首を献上されても、反乱に加担した魔族のほぼ全員の首を届けられてもリチャードは玉座の上から立ち上がり、報告に訪れた近臣へとあたり散らしていた。
「そのようなことが何になるッ! 」
「も、申し訳ございませぬ」
近臣としては平身低頭でいるより他になかった。リチャードは苛立った様子で近臣に下がるように命令を下し、玉座の上に深く腰を掛けていく。
アラム王国は弱小王国であるのと同時に魔族をほとんど受け入れない閉鎖的な国であるということも知られている。
そのため他国の王族とは異なり、魔界からの技術を受けてはいない。そのため葉巻や紙巻き煙草といった優れた嗜好品で苛立ちを鎮めることもできなかった。
リチャードにできることといえば玉座の肘掛けを苛立ち紛れに人差し指でトントンと叩くことだけだった。
そんな風に国王や王族たちが鎮まった横で王の名代として指揮官を勤めていた諸侯やそれに追随していた騎士たちは城の広間で豪華な祝勝会を行っていた。
コクランたちもそこに参加していたが、どうも乗り気ではないように思えた。
というのも、騎士や諸侯たちの話す会話があまりにも胸が悪くなるようなことばかりだったからだ。
相手が同じ人であるのならばできなかったような悍ましい行動を彼らは得意げに語っていたのだ。
ジオは不快感を感じ、最初に退室した。ルイスも抗議の代わりだとばかりに使用していた鉄製のスプーンを地面の上に投げ捨て、部屋を後にした。
レイチェル自身も本当は退室したかったのだろうが、コクランがまだ残っているので残らなければならなかったのだろう。
彼女はコクランに仕えるメイド。主人に従うのみなのなのだ。そのことは分かっていた。分かってはいたものの、不愉快であることはどうしようもない。代わりに天井を眺めてこの不愉快な宴をぼんやりと過ごしていた。
不快なことは何か別のことを考えて忘れようとしていたのだろう。コクランもそれを知っていてか、何も言わずに手掴みで鶏の丸焼きを食していた。
前世ではこういった料理は刃物で切り分けてそれぞれに提供されていたものだが、今世ではまだナイフやフォークといった食器が生み出されていないばかりか、切って分けるという概念さえもあと百年は生み出されないに決まってる。
この世界の人間という種族は実に遅れている野蛮な種族だ。コクランは近くにあったナプキンで手を拭きながらこの世界の人間に対しての憎悪を高めていった。
いつになったらこの低水準な食文化が改善されるのだろうか。
苛立ちを胸に隠してコクランが次の食事に口を付けようとした時のことだ。大広間の扉が勢いよく開かれた。扉の向こう側には自ら命を懸けて侵入し、魔族たちに囚われていた哀れな少女、リタ・フランシスの姿が見えた。
彼女は不満げな顔で酒食にふける諸侯や兵士たちを見下ろした後で腕を組みながら言った。
「ねぇ、あんたたち、どうしてあんなことをしたの?」
リタの目からは憎悪が溢れ出ていた。
「あんなこと?」
動揺して固まる諸侯たちの代わりにコクランがリタへと問い掛けた。
「決まってるでしょ! さっきから扉で聞いてたんだよッ! あんたらがどうしょうもないことで競っていたのをねッ! 」
リタは腕を組み、諸侯たちを見下ろしながら何を話していたのかということを咎めていく。
リタは諸侯たちが自らの剣の試し斬りとして捕虜にした魔族達の首を並べ、その首を斬り落としていったことやその斬り落とした死体から装備を略奪したことなどを強い口調で糾弾していった。
しかし諸侯たちはそれに動じる様子を見せなかった。それどころか、糾弾する彼女をニヤニヤと笑いながら見下ろしていた。
「フフッ、何のことかと思えばそんなことか」
顎の下に短めの髭を生やした中年と思われる諸侯が下衆びた笑みを浮かべながら言った。
「そ、そんなこと!?」
「考えてもみろ、あいつらは人間ではないのだ。確かに貴様の言う『どうしようもないこと』というのは人間相手であるのならば咎められもするだろうが、相手は化け物どもだ。殺したところで何の咎めもないわ」
その言葉を聞いたリタは口元を一文字に結び、下唇を噛み締めていた。
握り拳をプルプルと震わせているのも確認できた。彼女が怒りの念を必死に抑えようとしているのが分かった。
レイチェルは初めてリタの姿を確認したが、ここまで器が広い少女だとは思わなかった。
感心した目で見つめていると、左手に肉を持った諸侯がしっしとリタを追い払う真似をしていた。まるで、犬か何かを追い払うような仕草だ。見ていて愉快になるものではない。レイチェルは密かに諸侯たちを睨み付けた。
そんなレイチェルの思いが伝わってきたのだろう。リタはレイチェルに温かい目を向けていた。
それから後で諸侯たちを強い目で睨み付けながら叫んだ。
「こんなことをして……あんたたちいつか後悔することになるよッ! 」
「後悔?何をだね?」
「あんたらが人の道を外れたことにさッ! 覚悟しなッ! そんな非道なことをする奴はいずれ手痛いしっぺ返しを受けて後悔する羽目になるんだよッ! 」
「ハッ、何を馬鹿なことを」
諸侯の男はリタの説教を受けてもなお後悔の念を持っていなかったどころか、平然と笑い飛ばしていたのである。
リタは大きな声を張り上げた後で扉を勢いよく閉めてその場を後にしたのだった。
廊下を足早に歩いていき、マイケルから自分に割り当てられた部屋に戻る道中に考え事をまとめていく。リタからすれば諸侯たちは悪意の塊のような人物ばかりだった。
好奇心で諸侯たちを見てみようと考えたのが間違いだった。あんな薄汚れた存在など見るのではなかった。
リタの中に後悔の念が湧き上がっていく。ただ、あのゴミどもの掃き溜めと言うような宴の中でも、唯一光る物が混じっているものが見えた。それは緑色のドレスを纏った若い女性だった。
もし、諸侯や他の人間たちによる不当な差別行動に対して抗議できるような人間が増えれば、自身の思い描く魔族と人間とが互いに共存できる世界がやってくるかもしれない。
リタの胸が躍った。明日には帰るつもりだったが、その時にいい土産ができてよかった。
鼻歌を歌いながら部屋を開けると、リタはそのままベッドの上で両手と両足を広げ、開放的な空気を味わったまま大きく深呼吸を行っていく。
新鮮な空気が入り込んでいく感覚が随分と心地が良いのだ。そのまま両目を閉じ、リタは夢の世界へと旅立っていった。
「もし、もし、起きてくださいまし」
リタはメイドだと思われる黒色のエプロンドレスを着た中年の女性に起こされた。
両目を擦りながらリタはその女性に問い掛ける。
「ねぇ、あのお姉さんは帰ったの?」
「あのお姉さん?」
「えっと、あの……人間の宴会に混じってた魔族の横にいた緑色のドレスを着たお姉さん! 」
「……あぁ、執行官助手の方ですか?あのお方ならば執行官の方と共に事務所の方へとお帰りになられましたよ」
「……そっか」
リタは悲しげな目でベッドを見つめていた。もし可能であったのならば彼女と話をしたかった。魔界執行官の助手だという彼女ならば偏見にも毒されることなく、優れた意見を述べてくれるだろう。
リタはほくほくとした気持ちで帰り支度を進めていく。自分は魔族に関わる立場にある。それならばまたどこかで会うこともあるだろう。
リタは荷物を詰め込んだトランクを持ってアレム王国の城を後にした。
リタはここで体験したことや見たことを世間な伝えよう。そしてその上で魔族との共存を叫ぼう。
そう心に決めていた。
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