75 / 195
第二章『共存と滅亡の狭間で』
22
しおりを挟む
修也にしてみれば彼らとは久し振りの再会だった。本来であれば積もる話などもあっただろう。
だが、相手は『感情』など持ち合わせていない冷徹なアンドロイド。修也との再会を喜び、思い出話を楽しむことなどありえないはずだ。
実際に初対面の悠介や麗俐とも少し会釈をしただけだった。車に乗っている間、少し自己紹介をする機会はあったものの、そこから雑談に発展することもなく、すぐに話は終わってしまった。
無言の空気が続く中でバスケットボール部に所属し、いじめられるまではカーストの最上位にいた悠介は気まずい空気に耐え切れなかったに違いない。
無理やり明るく振る舞い、楽しげな話題を口に出そうとしていた。
だが、その努力は虚しく空回りしていった。
悠介が何かを語るたびに車の中に悠介の声だけが虚しく反響していった。
気が付けば都内の中を車が入っていた。異星からやってきたというアンドロイドが国会議事堂やその周辺を不法に占領したこともあって警察や自衛隊の車両が大勢詰め掛けているのが見えた。
中には電磁砲やレーザー砲といった武器を積んだ戦闘車両の姿も見えた。
空の上を眺めると、ステレス飛行機などの姿を見えた。いざとなればあの飛行機で国会議事堂を破壊する算段であるのかもしれない。
大規模な数を動員したのは自衛隊だけではなかった。警察組織も常設の警察官ばかりではなく、機動隊や特殊部隊までも導入していたのだ。過去のどの事例を見渡しても、ここまでの数の警官や自衛官が動員されるような事態はなかったに違いない。
修也は慌ただしく国会議事堂へと詰め寄っていく警察車両や軍車両を見つめながらそんなことを考えていた。
当然厳戒態勢がひかれて道が塞がれ、修也たちを乗せた車も当然のように止められた。
だが、日本一の企業ということもあって修也たちを乗せた車はあっさりと通された。
クラウンの車はそのまま警察官や会社の警備を司るアンドロイドたちに守られ
たメトロポリス社の本社が見えてきた。
メトロポリス社の門を守るのはビームライフルを持った二体のアンドロイドたちだった。
単にビームライフルを構えているだけではなかった。体には迷彩柄の軍服に黒い防弾チョッキという100年程前の兵士のような姿をしていた。
これで頭の上にヘルメットでも被っていれば本当に100年ほど前の自衛隊員軍に見えたのだろうが、生憎なことにヘルメットだけは透明のフェイスアーマーが付いた現代式のものとなっていた。
軍隊マニアであるのならばそこにだけ唯一ケチを付けるだろう。
だが、修也も残りの家族も軍隊マニアではなかった。
本来であるのならばビームライフルは銃刀法違反に引っ掛かるところだが、メトロポリス社の力を使って法の抜け穴でもググって手に入れたに違いない。
そうでなければ有事の際に至極あっさりとビームライフルような武器を出せるわけがないのだ。
車を降りた修也がどこか呆気に取られたような目で見張りの兵士たちを見つめていると、ジョウジが修也の前に割り込むように現れた。
「私はメトロポリス社の社員、ジョウジです。こちらにいらっしゃるのは我が社の英雄、大津修也さんです」
ジョウジの言葉が見張りのアンドロイドたちに通じたのか、アンドロイドたちはビームライフルを引いて修也たちを会社の中へと通していった。
いつも通りの厳重なセキュリティをくぐり抜け、案内役となるジョウジを含む五人は社長室へと向かっていった。
社長室には既に神妙な顔をしたフレッドセンとマリーの姿が見えた。
「お疲れ様です。みなさま、本日はお休みのところをお呼びして誠に申し訳ございません。ですが、事情が事情のためお許し願えれば幸いです」
フレッドセンはそう言って懐から携帯端末を取り出していった。
携帯端末には先ほど車から見えた完全封鎖された都内の光景や見たこともない宇宙服に簡易的な白色の装甲が付いた戦闘スーツに身を包んだ兵士たちと都内の警察官や自衛官が互いにレーザー光線や熱線を撃ち合っていく姿が見られた。
ただ、ラーガレット星のレーザーガンの方が地球のものよりもいささか質がいいらしい。倒される数はラーガレット星の兵士よりも警察官や自衛官たちの方が多かった。
「こ、こんなことが起きているなんて」
修也は思わず絶句した。目の前で広げられているのは古典的な宇宙人侵略者のSF映画に登場する一場面などではなく現実に起きていることなのだ。
悠介や麗俐も同じ顔をしていた。それを見たフレッドセンは携帯端末を自身の元に戻し、その映像を消した。
「お分かりいただけましたか? これは由々しき事態です。国防省も既に都内のみならず日本各地の有力企業に訴え掛け、官民一帯となってこの未曾有の危機を乗り越えようと訴えています」
「では、既に社長も我が社のアンドロイドや『ロトワング』の方を?」
「えぇ、既に政府の方には提供しております。なにせ日本が占領されることになったのは太平洋戦争における敗戦以来、実に100年ぶりのことですから」
その言葉だけで修也は今の異常事態を自覚できた。
太平洋戦争の相手はまだ同じ地球人だったが、今回の場合は別の惑星から攻め込んできた宇宙人なのだ。
占領され、負けた際にはどうなるのか想像もできなかった。
修也が神妙な顔を浮かべていた時だ。
「大津さん、そこでこの危機を乗り越える我々の銀の弾丸として白羽の矢があなたに立つことなったんです」
「な、なぜ私に?」
「大津さんはかつて惑星ベルでラーガレット星の方とお話をされたとジョウジさんから伺いました。しかもその際にあなたは無傷で帰されたことも。この事実を聞いた我が社の株主の方々があなたに目をつけましてね」
「は、はぁ」
「あなたに是非とも交渉役を引き受けてほしいとのご要望があったんですよ」
「こ、交渉役!? 私が!?」
修也は驚いたように自分自身を人差し指で差しながら問い掛けた。その表情は岩のように固くなっていた。
だが、それだけ驚いている修也に対して「嘘ですよ」などと言って安心させるどころか、フレッドセンは満足気な様子で首を縦に動かしていたのだ。
「ではどうして悠介と麗俐まで?」
「お二方は大津さんの護衛です。念の為に我が社の誇るパワードスーツを着用してご同行願います」
どうやら与えられた仕事は交渉役であったらしい。てっきりアクション映画に登場する主人公のように国会議事堂の中に侵入して占領した敵を倒すのだとばかり思っていたので三人はすっかりと拍子抜けしたようだった。
だが、三人の心構えなど気にしてはいられない。フレッドセンはすぐに三人に国会議事堂へと向かうように指示を出した。
ジョウジとカエデは三人を連れ出して国会議事堂へと向かっていった。
だが、国会議事堂の前には大量のアンドロイドたちが待ち構えている。
国会議事堂前を守るアンドロイドたちに「私たちは交渉役だ!」と持ちかけたとしても通してくれないことは明白である。
アンドロイドたちを倒して道を広げていくしかないだろう。
大津親子はそれぞれのカプセルトイを押し、各々の鎧を身に付けていった。
仮面を身に付けた三人の騎士がそれぞれビームソードを構えて国会議事堂へ至るまでの道の中へと突っ込んでいった。
当然そんなことをただ許すようなアンドロイドたちではない。
主人からの厳命を受けている立場だ。
修也たちが足を踏み入れるのと同時に無言でレーザーガンを構え、ブラスター・ライフルと呼ばれる強力な熱線を放射する銃を構えていった。
修也たちは近くにあった車の後ろに身を隠し、壮絶な撃ち合いを続けていった。
しかし三人ともメトロポリス社が開発した最新式の『ロトワング』を身につけている。
多少の熱線を受けても装甲は持ち堪え、見張りの兵士たちを次々と片付けていった。
あとは国会の中に侵入するだけである。修也たちは気合を入れていった。
だが、相手は『感情』など持ち合わせていない冷徹なアンドロイド。修也との再会を喜び、思い出話を楽しむことなどありえないはずだ。
実際に初対面の悠介や麗俐とも少し会釈をしただけだった。車に乗っている間、少し自己紹介をする機会はあったものの、そこから雑談に発展することもなく、すぐに話は終わってしまった。
無言の空気が続く中でバスケットボール部に所属し、いじめられるまではカーストの最上位にいた悠介は気まずい空気に耐え切れなかったに違いない。
無理やり明るく振る舞い、楽しげな話題を口に出そうとしていた。
だが、その努力は虚しく空回りしていった。
悠介が何かを語るたびに車の中に悠介の声だけが虚しく反響していった。
気が付けば都内の中を車が入っていた。異星からやってきたというアンドロイドが国会議事堂やその周辺を不法に占領したこともあって警察や自衛隊の車両が大勢詰め掛けているのが見えた。
中には電磁砲やレーザー砲といった武器を積んだ戦闘車両の姿も見えた。
空の上を眺めると、ステレス飛行機などの姿を見えた。いざとなればあの飛行機で国会議事堂を破壊する算段であるのかもしれない。
大規模な数を動員したのは自衛隊だけではなかった。警察組織も常設の警察官ばかりではなく、機動隊や特殊部隊までも導入していたのだ。過去のどの事例を見渡しても、ここまでの数の警官や自衛官が動員されるような事態はなかったに違いない。
修也は慌ただしく国会議事堂へと詰め寄っていく警察車両や軍車両を見つめながらそんなことを考えていた。
当然厳戒態勢がひかれて道が塞がれ、修也たちを乗せた車も当然のように止められた。
だが、日本一の企業ということもあって修也たちを乗せた車はあっさりと通された。
クラウンの車はそのまま警察官や会社の警備を司るアンドロイドたちに守られ
たメトロポリス社の本社が見えてきた。
メトロポリス社の門を守るのはビームライフルを持った二体のアンドロイドたちだった。
単にビームライフルを構えているだけではなかった。体には迷彩柄の軍服に黒い防弾チョッキという100年程前の兵士のような姿をしていた。
これで頭の上にヘルメットでも被っていれば本当に100年ほど前の自衛隊員軍に見えたのだろうが、生憎なことにヘルメットだけは透明のフェイスアーマーが付いた現代式のものとなっていた。
軍隊マニアであるのならばそこにだけ唯一ケチを付けるだろう。
だが、修也も残りの家族も軍隊マニアではなかった。
本来であるのならばビームライフルは銃刀法違反に引っ掛かるところだが、メトロポリス社の力を使って法の抜け穴でもググって手に入れたに違いない。
そうでなければ有事の際に至極あっさりとビームライフルような武器を出せるわけがないのだ。
車を降りた修也がどこか呆気に取られたような目で見張りの兵士たちを見つめていると、ジョウジが修也の前に割り込むように現れた。
「私はメトロポリス社の社員、ジョウジです。こちらにいらっしゃるのは我が社の英雄、大津修也さんです」
ジョウジの言葉が見張りのアンドロイドたちに通じたのか、アンドロイドたちはビームライフルを引いて修也たちを会社の中へと通していった。
いつも通りの厳重なセキュリティをくぐり抜け、案内役となるジョウジを含む五人は社長室へと向かっていった。
社長室には既に神妙な顔をしたフレッドセンとマリーの姿が見えた。
「お疲れ様です。みなさま、本日はお休みのところをお呼びして誠に申し訳ございません。ですが、事情が事情のためお許し願えれば幸いです」
フレッドセンはそう言って懐から携帯端末を取り出していった。
携帯端末には先ほど車から見えた完全封鎖された都内の光景や見たこともない宇宙服に簡易的な白色の装甲が付いた戦闘スーツに身を包んだ兵士たちと都内の警察官や自衛官が互いにレーザー光線や熱線を撃ち合っていく姿が見られた。
ただ、ラーガレット星のレーザーガンの方が地球のものよりもいささか質がいいらしい。倒される数はラーガレット星の兵士よりも警察官や自衛官たちの方が多かった。
「こ、こんなことが起きているなんて」
修也は思わず絶句した。目の前で広げられているのは古典的な宇宙人侵略者のSF映画に登場する一場面などではなく現実に起きていることなのだ。
悠介や麗俐も同じ顔をしていた。それを見たフレッドセンは携帯端末を自身の元に戻し、その映像を消した。
「お分かりいただけましたか? これは由々しき事態です。国防省も既に都内のみならず日本各地の有力企業に訴え掛け、官民一帯となってこの未曾有の危機を乗り越えようと訴えています」
「では、既に社長も我が社のアンドロイドや『ロトワング』の方を?」
「えぇ、既に政府の方には提供しております。なにせ日本が占領されることになったのは太平洋戦争における敗戦以来、実に100年ぶりのことですから」
その言葉だけで修也は今の異常事態を自覚できた。
太平洋戦争の相手はまだ同じ地球人だったが、今回の場合は別の惑星から攻め込んできた宇宙人なのだ。
占領され、負けた際にはどうなるのか想像もできなかった。
修也が神妙な顔を浮かべていた時だ。
「大津さん、そこでこの危機を乗り越える我々の銀の弾丸として白羽の矢があなたに立つことなったんです」
「な、なぜ私に?」
「大津さんはかつて惑星ベルでラーガレット星の方とお話をされたとジョウジさんから伺いました。しかもその際にあなたは無傷で帰されたことも。この事実を聞いた我が社の株主の方々があなたに目をつけましてね」
「は、はぁ」
「あなたに是非とも交渉役を引き受けてほしいとのご要望があったんですよ」
「こ、交渉役!? 私が!?」
修也は驚いたように自分自身を人差し指で差しながら問い掛けた。その表情は岩のように固くなっていた。
だが、それだけ驚いている修也に対して「嘘ですよ」などと言って安心させるどころか、フレッドセンは満足気な様子で首を縦に動かしていたのだ。
「ではどうして悠介と麗俐まで?」
「お二方は大津さんの護衛です。念の為に我が社の誇るパワードスーツを着用してご同行願います」
どうやら与えられた仕事は交渉役であったらしい。てっきりアクション映画に登場する主人公のように国会議事堂の中に侵入して占領した敵を倒すのだとばかり思っていたので三人はすっかりと拍子抜けしたようだった。
だが、三人の心構えなど気にしてはいられない。フレッドセンはすぐに三人に国会議事堂へと向かうように指示を出した。
ジョウジとカエデは三人を連れ出して国会議事堂へと向かっていった。
だが、国会議事堂の前には大量のアンドロイドたちが待ち構えている。
国会議事堂前を守るアンドロイドたちに「私たちは交渉役だ!」と持ちかけたとしても通してくれないことは明白である。
アンドロイドたちを倒して道を広げていくしかないだろう。
大津親子はそれぞれのカプセルトイを押し、各々の鎧を身に付けていった。
仮面を身に付けた三人の騎士がそれぞれビームソードを構えて国会議事堂へ至るまでの道の中へと突っ込んでいった。
当然そんなことをただ許すようなアンドロイドたちではない。
主人からの厳命を受けている立場だ。
修也たちが足を踏み入れるのと同時に無言でレーザーガンを構え、ブラスター・ライフルと呼ばれる強力な熱線を放射する銃を構えていった。
修也たちは近くにあった車の後ろに身を隠し、壮絶な撃ち合いを続けていった。
しかし三人ともメトロポリス社が開発した最新式の『ロトワング』を身につけている。
多少の熱線を受けても装甲は持ち堪え、見張りの兵士たちを次々と片付けていった。
あとは国会の中に侵入するだけである。修也たちは気合を入れていった。
0
お気に入りに追加
42
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
【新作】読切超短編集 1分で読める!!!
Grisly
現代文学
⭐︎登録お願いします。
1分で読める!読切超短編小説
新作短編小説は全てこちらに投稿。
⭐︎登録忘れずに!コメントお待ちしております。
【完結済み】VRゲームで遊んでいたら、謎の微笑み冒険者に捕獲されましたがイロイロおかしいです。<長編>
BBやっこ
SF
会社に、VRゲーム休があってゲームをしていた私。
自身の店でエンチャント付き魔道具の売れ行きもなかなか好調で。なかなか充実しているゲームライフ。
招待イベで魔術士として、冒険者の仕事を受けていた。『ミッションは王族を守れ』
同僚も招待され、大規模なイベントとなっていた。ランダムで配置された場所で敵を倒すお仕事だったのだが?
電脳神、カプセル。精神を異世界へ送るって映画の話ですか?!
法術装甲隊ダグフェロン 永遠に続く世紀末の国で 『修羅の国』での死闘
橋本 直
SF
その文明は出会うべきではなかった
その人との出会いは歓迎すべきものではなかった
これは悲しい『出会い』の物語
『特殊な部隊』と出会うことで青年にはある『宿命』がせおわされることになる
法術装甲隊ダグフェロン 第三部
遼州人の青年『神前誠(しんぜんまこと)』は法術の新たな可能性を追求する司法局の要請により『05式広域制圧砲』と言う新兵器の実験に駆り出される。その兵器は法術の特性を生かして敵を殺傷せずにその意識を奪うと言う兵器で、対ゲリラ戦等の『特殊な部隊』と呼ばれる司法局実働部隊に適した兵器だった。
一方、遼州系第二惑星の大国『甲武』では、国家の意思決定最高機関『殿上会』が開かれようとしていた。それに出席するために殿上貴族である『特殊な部隊』の部隊長、嵯峨惟基は甲武へと向かった。
その間隙を縫ったかのように『修羅の国』と呼ばれる紛争の巣窟、ベルルカン大陸のバルキスタン共和国で行われる予定だった選挙合意を反政府勢力が破棄し機動兵器を使った大規模攻勢に打って出て停戦合意が破綻したとの報が『特殊な部隊』に届く。
この停戦合意の破棄を理由に甲武とアメリカは合同で介入を企てようとしていた。その阻止のため、神前誠以下『特殊な部隊』の面々は輸送機でバルキスタン共和国へ向かった。切り札は『05式広域鎮圧砲』とそれを操る誠。『特殊な部隊』の制式シュツルム・パンツァー05式の機動性の無さが作戦を難しいものに変える。
そんな時間との戦いの中、『特殊な部隊』を見守る影があった。
『廃帝ハド』、『ビッグブラザー』、そしてネオナチ。
誠は反政府勢力の攻勢を『05式広域鎮圧砲』を使用して止めることが出来るのか?それとも……。
SFお仕事ギャグロマン小説。
銀河文芸部伝説~UFOに攫われてアンドロメダに連れて行かれたら寝ている間に銀河最強になっていました~
まきノ助
SF
高校の文芸部が夏キャンプ中にUFOに攫われてアンドロメダ星雲の大宇宙帝国に連れて行かれてしまうが、そこは魔物が支配する星と成っていた。
夢の骨
戸禮
SF
悪魔は人間に夢を問うた。人が渇望するその欲求を夢の世界で叶えるために。昏山羊の悪魔は人に与えた。巨額の富も、万夫不当の力も、英雄を超えた名声も全てが手に入る世界を作り出した。だからこそ、力を手にした存在は現実を攻撃した。夢を求めて、或いは夢を叶えたからこそ、暴走する者の発生は必然だった。そして、それを止める者が必要になった。悪魔の僕に対抗する人類の手立て、それは夢の中で悪夢と戦う"ボイジャー"と呼ばれる改造人間たちだった。これは、夢の中で渇望を満たす人間と、世界護るために命懸けで悪夢と戦う者たちの物語−
無限回廊/多重世界の旅人シリーズIII
りゅう
SF
突然多重世界に迷い込んだリュウは、別世界で知り合った仲間と協力して元居た世界に戻ることができた。だが、いつの間にか多重世界の魅力にとらわれている自分を発見する。そして、自ら多重世界に飛び込むのだが、そこで待っていたのは予想を覆す出来事だった。
表紙イラスト:AIアニメジェネレーターにて生成。
https://perchance.org/ai-anime-generator
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる