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岩の惑星ラックスフェルン
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「お疲れ様です。大津さん」
戦いを終えた修也をジョウジは丁寧な口調で労った。普段ならばここで修也もお礼の言葉を返すはずだ。
しかし今の修也は疲労で手一杯だった。修也はやっとの思いで『メトロイドスーツ』を解除し、それをカプセルの中へと収納していった。そして戦闘によって蓄積した疲労を抑えることはできず地面の上へと無惨にも倒れ込んだ。
「……これはいけない。誰か! 手を貸してくださいッ!」
ジョウジの呼び掛けを聞いて周りにいた兵士たちが集まっていった。
兵士たちは修也を自分の手で運び上げていくと、乗ってきた宇宙船の中へと運び込んでいった。四人がかりで丁寧に運んでいった修也は宇宙船の中に設けられた病室の中へと寝かされた。
病室というだけのことはあって中央に置いてあるベッドの上には清潔な白色のシーツが敷かれている。枕も掛け布団も先ほど消毒したばかりのように清潔だ。真っ白な床と壁は安心感さえ与えた。
地獄のような戦いから生還した修也は一度は目を覚ましたものの、安堵感から再びベッドの上で眠りについた。ゆっくりと寝息を立てていき、これまでの疲れを癒すかのように彼は眠りこけていた。
ようやく目を覚ましたのは半日後であったそうだ。眠っていたベッドの側にパイプ椅子に腰掛けてこちらを見つめていたカエデとジョウジからそう聞かされた際には思わず驚いたものだ。
余談ではあるが、この時に新しく総督に就任した実長な男との交渉が円滑に進んだそうだ。
今ではメトロポリス社から運んできたいくつかの娯楽品の他に復興に必要な物資、そして減った人口を補うために地球から新しい人を呼ぶための宣伝の約束と引き換えにルビー数トンを交換したらしい。あの巨大な一枚岩の上に停止している宇宙船の中に運んでいる最中であるそうだ。
「そ、そうでしたか、半日も眠っていたんですね。それから皆様、本当にお疲れ様でした」
「構いませんよ。私の役目はもともと交渉と通訳ですので。それよりもあなたが半日も眠っておられたお陰で出発は明日になりました。これで次の目的地であるラックスフェルンに行く日程が更にまた一日遅れることになります」
「す、すいません」
「私に謝ってもらっても仕方がありません。それよりも大津さんは体を治すことだけに集中してください」
ジョウジの言葉は心配から出たものではないということは冷徹な目でこちらを見下ろしている様子から見て取れた。
体が治らなければ次の目的地にいけないという計算から出たものなのだ。
人間そっくりに作られていたとしても所詮はアンドロイド。情などあるわけがなかった。
修也は苦笑しながら両目を閉じた。そしてまた寝息を立てて夢の世界へと旅立っていった。
たっぷりと眠ったこともあって翌日は心地良く目を覚ました修也であったが、一息を吐く暇もなく宇宙船の中へと乗り込んだ。
ジョウジは無線装置を操作して地球に居たフレッドセンと連絡を取り合っていた。
『そうでしたか。そんなことがあったのですね』
『はい、本当に申し訳ございません」
『時間が掛かってしまったことに関しては仕方がありません。ですが、次はなるべく余計なトラブルに首を突っ込むことなく、手短に交渉を済ませてくださいね』
「……はい。本当に申し訳ありません」
ジョウジはホログラフとして映る小さなフレッドセンに対して一礼を行った。
同時にフレッドセンの姿が消えていった。ホログラフのフレッドセンが消えると、しばらくの間は無言で次の惑星へ行くための準備を進めていたジョウジであったが、やがて次の惑星をスクリーンに映していった。
地球と同様に生命の息吹きの象徴ともいえる海の姿が見えたが、地球と異なるのは星の北と南に巨大な岩が設置されていることや巨大な大陸のところどころに緑が欠けているところだろう。
草木が生えていない分は岩ばかりの地帯が続いているそうだ。それ故にラックスフェルンは地球から岩の惑星だと呼ばれていた。
「あそこが我々の新しい目的地です。通常岩の惑星と呼ばれる星です」
「い、岩の惑星ですか?」
修也が困惑した様子で問い掛けた。
「はい。岩の惑星ラックスフェルンはポーラとは異なり、植民惑星ではありません。先住民の方が住まれており、地球の各国政府もインドネシアの北センチネル島のようにあくまでも放っておこうという考えで一致しております」
「そんな星に我々がお邪魔しても構わないのでしょうか?」
「もちろん本来ならばNGです。彼らの文化を壊すことになりますからね。ですが、社長の根回しによって彼らの文化を壊さない程度のものならば可能ということです」
「たとえば?」
「紙の皿などの土に埋めれば溶ける消耗品や食料などの消えてしまい歴史に残らないようなものです。もちろん、プラスチックの包装などは絶対に渡してはなりません。我々の手で破ってから直接手渡しすることになっています」
ここまで徹底していると本当にタイムトラベラーになったような心境だ。
歴史を勝手に変えてしまうというのは重罪であると古今東西のSF小説や漫画では言われているが、実際にそうなのかもしれない。
修也が運転席の上で唸っていると、宇宙船はラックスフェルンの中へと落ちていった。
ラックスフェルは地球と同等の重力があるらしく、ポーラの時と同様に凄まじい力で引っ張られることになった。
修也は恐怖心に駆られながらもなんとか座椅子のロックを掴んで叫ぶ声を押し留めた。
無事に宇宙船はラックスフェルンへと着陸したらしい。宇宙船の周りには一般の樹木よりも何倍も大きくて太い木が並んでいるのが見えた。どうやら二人は宇宙船を森の中心部に着陸させたらしい。
まだ椅子の上で恐怖心に駆られて頭を両手で抑える修也に対してジョウジとカエデの両名はアンドロイドというだけのこともあって宇宙船が引っ張られている間も眉一つ動かそうとしなかった。
人間であるのならばあり得ない行動である。宇宙船が着陸してもまだ椅子の上で震えていた修也とは対照的であった。
カエデは眉一つ変えずに冷静沈着に宇宙船の荷物部から圧縮された商品が詰め込まれたショルダーバッグを取り出していた。
二人はそんな修也を引っ張り上げてラックスフェルンの中へと降ろしたのだった。
用心のため修也は最初から用心のために『メトロイドスーツ』を着用して生活圏と思われる森の中を進むように指示を出された。
修也は『メトロイドスーツ』の兜からラックスフェルンの森の中を観測していた。
ラックスフェルンの森に生えている樹木は地球の樹木と比較しても分厚いものだった。
修也が知っている樹木の中で一番太いのは檜の木だ。修也が地球にある日本の東京都、町田に建てた一軒家の大黒柱は大工からの薦めで檜を使っている。
薦められた際に修也の家の建築を担当した大工から実際に映像を通して自然に生えている檜の木を見せてもらったが、檜の木は本当に太くて大黒柱にするには最適な木であったことはいうまでもない。
しかしこの惑星に生えている木々は一番細い木であったとしても映像で見た檜の木よりも三倍とは思えるほどの太さが特徴的だった。
加えて古い冒険映画に登場する木のように曲がった植物がどの木にも巻き付いていることが特徴的だ。
と、その時だ。修也に向かって動物のような鋭い牙を生やした植物が修也に向かって襲い掛かってきた。
すいません。本日は投稿可能です。ですが、ここ最近は不安定ですのでどこで途切れる可能性があるかもしれません。
改めてお詫びの言葉を述べさせていただきます。
戦いを終えた修也をジョウジは丁寧な口調で労った。普段ならばここで修也もお礼の言葉を返すはずだ。
しかし今の修也は疲労で手一杯だった。修也はやっとの思いで『メトロイドスーツ』を解除し、それをカプセルの中へと収納していった。そして戦闘によって蓄積した疲労を抑えることはできず地面の上へと無惨にも倒れ込んだ。
「……これはいけない。誰か! 手を貸してくださいッ!」
ジョウジの呼び掛けを聞いて周りにいた兵士たちが集まっていった。
兵士たちは修也を自分の手で運び上げていくと、乗ってきた宇宙船の中へと運び込んでいった。四人がかりで丁寧に運んでいった修也は宇宙船の中に設けられた病室の中へと寝かされた。
病室というだけのことはあって中央に置いてあるベッドの上には清潔な白色のシーツが敷かれている。枕も掛け布団も先ほど消毒したばかりのように清潔だ。真っ白な床と壁は安心感さえ与えた。
地獄のような戦いから生還した修也は一度は目を覚ましたものの、安堵感から再びベッドの上で眠りについた。ゆっくりと寝息を立てていき、これまでの疲れを癒すかのように彼は眠りこけていた。
ようやく目を覚ましたのは半日後であったそうだ。眠っていたベッドの側にパイプ椅子に腰掛けてこちらを見つめていたカエデとジョウジからそう聞かされた際には思わず驚いたものだ。
余談ではあるが、この時に新しく総督に就任した実長な男との交渉が円滑に進んだそうだ。
今ではメトロポリス社から運んできたいくつかの娯楽品の他に復興に必要な物資、そして減った人口を補うために地球から新しい人を呼ぶための宣伝の約束と引き換えにルビー数トンを交換したらしい。あの巨大な一枚岩の上に停止している宇宙船の中に運んでいる最中であるそうだ。
「そ、そうでしたか、半日も眠っていたんですね。それから皆様、本当にお疲れ様でした」
「構いませんよ。私の役目はもともと交渉と通訳ですので。それよりもあなたが半日も眠っておられたお陰で出発は明日になりました。これで次の目的地であるラックスフェルンに行く日程が更にまた一日遅れることになります」
「す、すいません」
「私に謝ってもらっても仕方がありません。それよりも大津さんは体を治すことだけに集中してください」
ジョウジの言葉は心配から出たものではないということは冷徹な目でこちらを見下ろしている様子から見て取れた。
体が治らなければ次の目的地にいけないという計算から出たものなのだ。
人間そっくりに作られていたとしても所詮はアンドロイド。情などあるわけがなかった。
修也は苦笑しながら両目を閉じた。そしてまた寝息を立てて夢の世界へと旅立っていった。
たっぷりと眠ったこともあって翌日は心地良く目を覚ました修也であったが、一息を吐く暇もなく宇宙船の中へと乗り込んだ。
ジョウジは無線装置を操作して地球に居たフレッドセンと連絡を取り合っていた。
『そうでしたか。そんなことがあったのですね』
『はい、本当に申し訳ございません」
『時間が掛かってしまったことに関しては仕方がありません。ですが、次はなるべく余計なトラブルに首を突っ込むことなく、手短に交渉を済ませてくださいね』
「……はい。本当に申し訳ありません」
ジョウジはホログラフとして映る小さなフレッドセンに対して一礼を行った。
同時にフレッドセンの姿が消えていった。ホログラフのフレッドセンが消えると、しばらくの間は無言で次の惑星へ行くための準備を進めていたジョウジであったが、やがて次の惑星をスクリーンに映していった。
地球と同様に生命の息吹きの象徴ともいえる海の姿が見えたが、地球と異なるのは星の北と南に巨大な岩が設置されていることや巨大な大陸のところどころに緑が欠けているところだろう。
草木が生えていない分は岩ばかりの地帯が続いているそうだ。それ故にラックスフェルンは地球から岩の惑星だと呼ばれていた。
「あそこが我々の新しい目的地です。通常岩の惑星と呼ばれる星です」
「い、岩の惑星ですか?」
修也が困惑した様子で問い掛けた。
「はい。岩の惑星ラックスフェルンはポーラとは異なり、植民惑星ではありません。先住民の方が住まれており、地球の各国政府もインドネシアの北センチネル島のようにあくまでも放っておこうという考えで一致しております」
「そんな星に我々がお邪魔しても構わないのでしょうか?」
「もちろん本来ならばNGです。彼らの文化を壊すことになりますからね。ですが、社長の根回しによって彼らの文化を壊さない程度のものならば可能ということです」
「たとえば?」
「紙の皿などの土に埋めれば溶ける消耗品や食料などの消えてしまい歴史に残らないようなものです。もちろん、プラスチックの包装などは絶対に渡してはなりません。我々の手で破ってから直接手渡しすることになっています」
ここまで徹底していると本当にタイムトラベラーになったような心境だ。
歴史を勝手に変えてしまうというのは重罪であると古今東西のSF小説や漫画では言われているが、実際にそうなのかもしれない。
修也が運転席の上で唸っていると、宇宙船はラックスフェルンの中へと落ちていった。
ラックスフェルは地球と同等の重力があるらしく、ポーラの時と同様に凄まじい力で引っ張られることになった。
修也は恐怖心に駆られながらもなんとか座椅子のロックを掴んで叫ぶ声を押し留めた。
無事に宇宙船はラックスフェルンへと着陸したらしい。宇宙船の周りには一般の樹木よりも何倍も大きくて太い木が並んでいるのが見えた。どうやら二人は宇宙船を森の中心部に着陸させたらしい。
まだ椅子の上で恐怖心に駆られて頭を両手で抑える修也に対してジョウジとカエデの両名はアンドロイドというだけのこともあって宇宙船が引っ張られている間も眉一つ動かそうとしなかった。
人間であるのならばあり得ない行動である。宇宙船が着陸してもまだ椅子の上で震えていた修也とは対照的であった。
カエデは眉一つ変えずに冷静沈着に宇宙船の荷物部から圧縮された商品が詰め込まれたショルダーバッグを取り出していた。
二人はそんな修也を引っ張り上げてラックスフェルンの中へと降ろしたのだった。
用心のため修也は最初から用心のために『メトロイドスーツ』を着用して生活圏と思われる森の中を進むように指示を出された。
修也は『メトロイドスーツ』の兜からラックスフェルンの森の中を観測していた。
ラックスフェルンの森に生えている樹木は地球の樹木と比較しても分厚いものだった。
修也が知っている樹木の中で一番太いのは檜の木だ。修也が地球にある日本の東京都、町田に建てた一軒家の大黒柱は大工からの薦めで檜を使っている。
薦められた際に修也の家の建築を担当した大工から実際に映像を通して自然に生えている檜の木を見せてもらったが、檜の木は本当に太くて大黒柱にするには最適な木であったことはいうまでもない。
しかしこの惑星に生えている木々は一番細い木であったとしても映像で見た檜の木よりも三倍とは思えるほどの太さが特徴的だった。
加えて古い冒険映画に登場する木のように曲がった植物がどの木にも巻き付いていることが特徴的だ。
と、その時だ。修也に向かって動物のような鋭い牙を生やした植物が修也に向かって襲い掛かってきた。
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改めてお詫びの言葉を述べさせていただきます。
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