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モスト・オブ・デンジャラス・ゲーム編
中村孝太郎の微笑
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島本偉彦はその日の仕事を終えて、先週末に買ったばかりの高級マンションに戻ったばかりであった。
偉彦はホテルのアメニティーセットのような清潔感溢れる身支度品が並ぶ、洗面台の前で偉彦は顔を拭う。
偉彦は目の前の鏡に映るやつれた老人の姿を見ながら、心の中で毒舌を吐く。
(可哀想に、おれは心の底から疲れ切っているんだな、元々おれはそんなに名の知れた宗教学者じゃあなかった。だけれど、宇宙究明学会に付いて書くようになってから、おれを知る人は着実に増えていった。このままおれは宇宙究明学会の太鼓持ちで人生を終わると思っていたんだがな……)
偉彦は少しばかり前に発生した、瀬戸大橋爆破未遂事件のことを思い出す。
あの事件以来、宇宙究明学会は大衆の敵となり、擁護する人間には容赦のない罵声が浴びせられた。
今日死亡した、天野文一という男にも彼のルックスにティベラート論に惹かれてしまった一定のファンもいたが、それ以上にアンチの数が上回っていた。
(匿名掲示板では天野くんの死を喜ぶ声さえあるんだ。天野が殺されたんだ。次は私かもしれない……)
島本偉彦は仕事場からマンションに帰る前に警察に呼び出された時の事を思い出す。
警察の話によれば、自分もかなりの恨みを買っているであろうから、ダークナイトなる人物やその模倣犯から命を狙われる可能性を示唆された。
偉彦は警察の主張を一蹴した。自分は今や宇宙究明学会を擁護していない、と。
だが、警察はそれでも護衛を付けると言って聞かない。
だから、止むを得ずに偉彦はそれを了承した。
マンションの外には護衛と思われる警察官が中世の時代において謁見の間を守る兵士のように2組に分かれて、偉彦の家の前に構えていた。
万全の姿勢である。偉彦は外で自分を守ってくれている警察官2人に心の中で感謝の念を送り、テレビを付けて、テレビの前に置いてあった簡易テーブルの上にあったビール缶を開ける。
プシュゥという缶の開ける音が聞こえた。偉彦はこの後に飲むビールの事を考えて、思わず口の周りを舌で舐め回してしまう。
ビールを舐め回していた時に、偉彦はたまたまテレビに映る時間を見てしまう。
今は深夜の午前一時。随分と遅くなったものだ。
そんな事を考えながら、缶ビールを一気に飲み干す。
偉彦が極上の幸せを味わっていた時だ。
突然、カチと何かが鳴る音が聞こえて、次の瞬間に偉彦は白色の閃光に包み込まれてしまった。
「まさかな、午前一時に最初の犯行を行うとは思わなかった」
孝太郎は公園のベンチに座りながら、手に持っていた携帯端末のニュース記事に視線を落とす。
そのニュース記事にはダークナイトにより、宇宙究明学会を擁護した宗教学者の島本偉彦が死亡したという旨が伝えられていた。
石川葵の仕業に違いないだろう。彼女は前日の夜に翌日に爆弾を使った"ゲーム"をする旨を孝太郎に伝えていたが、まさかこんなに早かったとは。
彼女が予定を早めたのだろうか。それとも彼女の仲間が朝になるのを待ちきれずに深夜のうちに犯行を行なったのだろうか。
それとも、単なる模倣犯なのだろうか。
いずれにしろ、このダークナイトなる匿名の犯人は匿名掲示板においては英雄扱いされていた。
被害者である筈の天野文一や島本偉彦を侮辱する意見も多い。
孝太郎は顔も名前も隠して安全なところから叩く人物に嫌悪を隠しきれない。
ダークナイトの標的が2329年における大衆の敵No.1とも言える宇宙究明学会とそれを擁護していた人間なのだ。
匿名掲示板の人たちからすれば賞賛に値する人物なのかもしれない。
孝太郎はそんなインターネットの流れに辟易して、携帯端末の電源を切る。
孝太郎はこの普段ならば、ちびっ子たちや学校前の小学生たちの絶好の遊び場になりうる小さな公園なのだが、今日ばかりは一人もいない。
やはり、昨日の天野文一の"公開処刑"が影響して、学校などが家から一歩も出ないように言っているのだろうか。
孝太郎はそんな事を考えながら、再び誰もいない公園に目をやる。
ぼんやりと動かないブランコを眺めていると、携帯端末のバイブ音が鳴り響くのを確認する。
孝太郎は慌てて携帯端末を手に取る。
「もしもし?」
「おはよう。孝太郎くん……よく眠れたかしら?」
「やはり、お前か……石川葵ッ!」
孝太郎は憎悪を剥き出しにしながら、葵の電話に応答する。
「嫌だわ、そんなに怒らないで頂戴……あたしだって傷付いちゃうわよ」
「なら、お前の爆弾で死んだ島本さんや警察官2人やその家族はどれだけ傷付いたんだろうな?しかも、死んだ後もバッシングに晒されてな……」
「あたしに怒ってもしょうがないわよ。あれをやれと言ったのは、今のあたしの親玉だもの」
「お前の親玉の正体は三原青子だろ?」
「ピンポーン。よく分かったわね。だけれど、証拠がないわよ。ねえ仮にあたしを逮捕したとして、あたしが三原青子に唆されて、爆弾の製造方法を自由三つ葉葵党の裏組織に教えました、なんて証言しても警察は聞いてくれないわよ」
「おれがお前と三原が繋がっている、と……」
「そんなのダメよ。なんの証拠にもならないわ、あなたが変なことを言っている、と決めつけられて終わりでしょうね」
葵の言葉に孝太郎は思わずその後の言葉を詰まらせてしまう。
歯を噛み締めながら、この後に自分が喋る筈だった言葉を思い出そうとする。
だが、それは無理だろう。もう既に頭の中が真っ白になってしまっているのだから。
と、しばらく孝太郎の言葉が聞こえない事を疑問に思ったのだろうか。
葵が大きな声で、
「どうしたの!?」
「うっ、いやなんでもない……」
「そう、ならいいわ」
孝太郎はその後に話してくれるであろう重要な電話内容を聞き取るために無言であったが、葵も今度は分かっているのだろうか何も言わずに話を続ける。
「最初の暗号はピロシキとイワン雷帝よ」
葵はそれだけ言うと、携帯端末の電源を切る。
孝太郎は公園を出て、近くの駐車場に停めてあったパトカーに乗り込み、暗号の意味を考える。
まず、ピロシキはロシア伝統の軽食であり、食べる物に関連があると考えていいだろう。
次にくるのがイワン雷帝。彼に纏わる言葉として孝太郎は『殺戮』と『残虐』の二文字を思い浮かべる。
孝太郎は頭の中で殺戮と石川葵にゆかりのある土地を結びつける。
まず、松中市が思い浮かんだが、もう一つの暗号である『ピロシキ』と結びつかないので、孝太郎は除外する。
次に天野文一や島本偉彦の死亡現場を連想したが、上記の理由と同じ理由で除外。
孝太郎はここで、彼女が知っていて、尚且つ『ピロシキ』と言う言葉も関連があると思われる場所をようやく思い浮かべる。
「そうかッ!リトル・モスクワの……」
孝太郎はかつて自分を追っていた名の知れた追っ手クラーク・チャンドラーがヤクザの虐殺を行った場所へと向かう。
案の定、爆弾は荒れているカウンターの後ろに置いてあった。
形からして、恐らく有にこの周辺一帯ならば容易に吹き飛ばせるほどの爆弾であった。
孝太郎は爆破へのカウントダウンを刻む時計の後ろに見える、赤い色のコードと青い色のコードを発見する。
孝太郎は異空間の武器庫にたまたましまっていた、ハサミを使用して昨日言われた通りに赤い色のコードを切った。
孝太郎は一先ずは安心だな、と爆弾解除の際に無意識に出ていた汗を拭っていると、
「ほう、やはりあの女の言う通り、ここにいたな……」
白い髭を蓄えた老人が店に入ってきた。
「ッ、ボリス・レオニード」
「ほう、ワシの事を覚えていてくれたのか……」
「忘れるわけねーだろ、姉貴と他の仲間を病院に送った張本人なんだから」
「そうか、ならば今度はワシが直々にお前を地獄に送ってやろうッ!」
ボリスが再び光を放出する。孝太郎は咄嗟に目を防ぎ、メクラを防ぐが、ボリスはその隙を逃さない。
異空間の武器庫から、サーベルを持って孝太郎に襲い掛かってきた。
偉彦はホテルのアメニティーセットのような清潔感溢れる身支度品が並ぶ、洗面台の前で偉彦は顔を拭う。
偉彦は目の前の鏡に映るやつれた老人の姿を見ながら、心の中で毒舌を吐く。
(可哀想に、おれは心の底から疲れ切っているんだな、元々おれはそんなに名の知れた宗教学者じゃあなかった。だけれど、宇宙究明学会に付いて書くようになってから、おれを知る人は着実に増えていった。このままおれは宇宙究明学会の太鼓持ちで人生を終わると思っていたんだがな……)
偉彦は少しばかり前に発生した、瀬戸大橋爆破未遂事件のことを思い出す。
あの事件以来、宇宙究明学会は大衆の敵となり、擁護する人間には容赦のない罵声が浴びせられた。
今日死亡した、天野文一という男にも彼のルックスにティベラート論に惹かれてしまった一定のファンもいたが、それ以上にアンチの数が上回っていた。
(匿名掲示板では天野くんの死を喜ぶ声さえあるんだ。天野が殺されたんだ。次は私かもしれない……)
島本偉彦は仕事場からマンションに帰る前に警察に呼び出された時の事を思い出す。
警察の話によれば、自分もかなりの恨みを買っているであろうから、ダークナイトなる人物やその模倣犯から命を狙われる可能性を示唆された。
偉彦は警察の主張を一蹴した。自分は今や宇宙究明学会を擁護していない、と。
だが、警察はそれでも護衛を付けると言って聞かない。
だから、止むを得ずに偉彦はそれを了承した。
マンションの外には護衛と思われる警察官が中世の時代において謁見の間を守る兵士のように2組に分かれて、偉彦の家の前に構えていた。
万全の姿勢である。偉彦は外で自分を守ってくれている警察官2人に心の中で感謝の念を送り、テレビを付けて、テレビの前に置いてあった簡易テーブルの上にあったビール缶を開ける。
プシュゥという缶の開ける音が聞こえた。偉彦はこの後に飲むビールの事を考えて、思わず口の周りを舌で舐め回してしまう。
ビールを舐め回していた時に、偉彦はたまたまテレビに映る時間を見てしまう。
今は深夜の午前一時。随分と遅くなったものだ。
そんな事を考えながら、缶ビールを一気に飲み干す。
偉彦が極上の幸せを味わっていた時だ。
突然、カチと何かが鳴る音が聞こえて、次の瞬間に偉彦は白色の閃光に包み込まれてしまった。
「まさかな、午前一時に最初の犯行を行うとは思わなかった」
孝太郎は公園のベンチに座りながら、手に持っていた携帯端末のニュース記事に視線を落とす。
そのニュース記事にはダークナイトにより、宇宙究明学会を擁護した宗教学者の島本偉彦が死亡したという旨が伝えられていた。
石川葵の仕業に違いないだろう。彼女は前日の夜に翌日に爆弾を使った"ゲーム"をする旨を孝太郎に伝えていたが、まさかこんなに早かったとは。
彼女が予定を早めたのだろうか。それとも彼女の仲間が朝になるのを待ちきれずに深夜のうちに犯行を行なったのだろうか。
それとも、単なる模倣犯なのだろうか。
いずれにしろ、このダークナイトなる匿名の犯人は匿名掲示板においては英雄扱いされていた。
被害者である筈の天野文一や島本偉彦を侮辱する意見も多い。
孝太郎は顔も名前も隠して安全なところから叩く人物に嫌悪を隠しきれない。
ダークナイトの標的が2329年における大衆の敵No.1とも言える宇宙究明学会とそれを擁護していた人間なのだ。
匿名掲示板の人たちからすれば賞賛に値する人物なのかもしれない。
孝太郎はそんなインターネットの流れに辟易して、携帯端末の電源を切る。
孝太郎はこの普段ならば、ちびっ子たちや学校前の小学生たちの絶好の遊び場になりうる小さな公園なのだが、今日ばかりは一人もいない。
やはり、昨日の天野文一の"公開処刑"が影響して、学校などが家から一歩も出ないように言っているのだろうか。
孝太郎はそんな事を考えながら、再び誰もいない公園に目をやる。
ぼんやりと動かないブランコを眺めていると、携帯端末のバイブ音が鳴り響くのを確認する。
孝太郎は慌てて携帯端末を手に取る。
「もしもし?」
「おはよう。孝太郎くん……よく眠れたかしら?」
「やはり、お前か……石川葵ッ!」
孝太郎は憎悪を剥き出しにしながら、葵の電話に応答する。
「嫌だわ、そんなに怒らないで頂戴……あたしだって傷付いちゃうわよ」
「なら、お前の爆弾で死んだ島本さんや警察官2人やその家族はどれだけ傷付いたんだろうな?しかも、死んだ後もバッシングに晒されてな……」
「あたしに怒ってもしょうがないわよ。あれをやれと言ったのは、今のあたしの親玉だもの」
「お前の親玉の正体は三原青子だろ?」
「ピンポーン。よく分かったわね。だけれど、証拠がないわよ。ねえ仮にあたしを逮捕したとして、あたしが三原青子に唆されて、爆弾の製造方法を自由三つ葉葵党の裏組織に教えました、なんて証言しても警察は聞いてくれないわよ」
「おれがお前と三原が繋がっている、と……」
「そんなのダメよ。なんの証拠にもならないわ、あなたが変なことを言っている、と決めつけられて終わりでしょうね」
葵の言葉に孝太郎は思わずその後の言葉を詰まらせてしまう。
歯を噛み締めながら、この後に自分が喋る筈だった言葉を思い出そうとする。
だが、それは無理だろう。もう既に頭の中が真っ白になってしまっているのだから。
と、しばらく孝太郎の言葉が聞こえない事を疑問に思ったのだろうか。
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「どうしたの!?」
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「そう、ならいいわ」
孝太郎はその後に話してくれるであろう重要な電話内容を聞き取るために無言であったが、葵も今度は分かっているのだろうか何も言わずに話を続ける。
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葵はそれだけ言うと、携帯端末の電源を切る。
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まず、ピロシキはロシア伝統の軽食であり、食べる物に関連があると考えていいだろう。
次にくるのがイワン雷帝。彼に纏わる言葉として孝太郎は『殺戮』と『残虐』の二文字を思い浮かべる。
孝太郎は頭の中で殺戮と石川葵にゆかりのある土地を結びつける。
まず、松中市が思い浮かんだが、もう一つの暗号である『ピロシキ』と結びつかないので、孝太郎は除外する。
次に天野文一や島本偉彦の死亡現場を連想したが、上記の理由と同じ理由で除外。
孝太郎はここで、彼女が知っていて、尚且つ『ピロシキ』と言う言葉も関連があると思われる場所をようやく思い浮かべる。
「そうかッ!リトル・モスクワの……」
孝太郎はかつて自分を追っていた名の知れた追っ手クラーク・チャンドラーがヤクザの虐殺を行った場所へと向かう。
案の定、爆弾は荒れているカウンターの後ろに置いてあった。
形からして、恐らく有にこの周辺一帯ならば容易に吹き飛ばせるほどの爆弾であった。
孝太郎は爆破へのカウントダウンを刻む時計の後ろに見える、赤い色のコードと青い色のコードを発見する。
孝太郎は異空間の武器庫にたまたましまっていた、ハサミを使用して昨日言われた通りに赤い色のコードを切った。
孝太郎は一先ずは安心だな、と爆弾解除の際に無意識に出ていた汗を拭っていると、
「ほう、やはりあの女の言う通り、ここにいたな……」
白い髭を蓄えた老人が店に入ってきた。
「ッ、ボリス・レオニード」
「ほう、ワシの事を覚えていてくれたのか……」
「忘れるわけねーだろ、姉貴と他の仲間を病院に送った張本人なんだから」
「そうか、ならば今度はワシが直々にお前を地獄に送ってやろうッ!」
ボリスが再び光を放出する。孝太郎は咄嗟に目を防ぎ、メクラを防ぐが、ボリスはその隙を逃さない。
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