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ビッグ・ホース・レーシング編
最終レースの日ーその③
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「な、何なんだ!?あいつの攻撃は!?あんなのどうやってかわせって言うんだよ! 」
1人の仏頂面のいかにも無骨者と主張せんばかりの男が、馬の上で唸っている。
孝太郎はそいつに丁寧な説明をしてやる気も起きなかったので、彼の側を素通りしようと決めこめんだ。
と、その時に。
「おい、お前だよ。お前?」
仏頂面の男が、孝太郎の元にまで差し迫ってきたのだ。
「どうしたんですか?」
孝太郎はハァと深く溜息を吐いてから、男の質問に答えてやる事にした。
男を不快にさせたかもしれないが、色々と考え込んでいたのに、それを邪魔されて不快な気分に陥っていた、孝太郎の精一杯の抵抗でもあったので、隠そうとはしない。
男も不快には思ったのだろう。眉をしかめたものの、ここで戦えば疑問が晴れないだろうと考えて、行動を起こさない事を決めたらしい。
引きつった笑顔を浮かべながら、話を続ける。
「あいつの魔法だよ。どんな魔法を使ったんだ?あの野郎は……」
「恐らく、あらゆる物を自分の思う物に変えてしまう魔法……スライムでしょう」
スライム。それはヤン・ウィルソンの後に出現した魔法学者によって命名された名前である。
スライムという名前の通りに、その魔法は様々なものを魔法師の好きなものに変換させてしまうのだ。
最も、魔法師が指し示した物以上の大きさの物には変換させられないらしいが……。
逆に言えば、戦車と同様のサイズの物ならば、容易に戦車に変えられるという事である。
更に便利な事に、これを使う際には魔法師の指名したい物を宙に浮かすことができるのだ。
エミリオ・デニーロはこの便利な魔法を駆使して、ボルジア家における自分の地位を高めてきたのだろう。
孝太郎とすれば、まさに脅威とも言える能力。
まだ、レース会場だから良いものの、これが実戦の舞台ならば、彼はもっと恐ろしいものを出現させていたかもしれない。
そんな考えが起こると、孝太郎は中々落ち着けはしなかった。
「エミリオめッ!これでも喰らえ! 」
男の1人が、コインをエミリオに向かって投げ付けたが、エミリオはそのコインを自身の動体視力で回避したばかりではなく、在ろう事か、コインを掴み、そのコインを鋭い棘のついた首輪に変換したのだ。
鋭い棘の付いた首輪をエミリオは自身の後方を走っていた、馬目掛けて投げ付ける。
馬は痛みからか、騎手を放り出して、その場に倒れてしまう。
慌てて、会場のスタッフが騎手を助け起す様子を見て、エミリオはほくそ笑んだ。
「中々、やるじゃあ無いか……今回は私の出る幕も無いかもしれんな」
トニー・クレメンテは横の方で、エミリオの勝利を喜び、同時に自分たちの隣の席に座っていた、中部中央大学の競馬部の学生たちにあらんばかりの罵声を投げつけていた、近畿中央大学の競馬部の学生たちを侮蔑の目で睨みつける。
無論、トニーのその視線は学生たちには見えない。
だが、大半の学生が無意識のうちに背筋が凍る思いを感じたので、これ以上の応酬は辞めておく。
トニーは罵声合戦をやめた、学生たちにはもう目もむけずに、ひたすらエミリオの出ている最終レースにばかり目を向ける。
エミリオが3人目を落馬に追い込んだところを見届ける。
彼は将来、ボルジア家の魔法師としては一二を争う人材になり得るだろう。
トニーは先の楽しみな相手に希望に満ちた笑みを向けてやる。
当然、エミリオはそんなトニーの思いなどに気付くはずもなく、ひたすら走り続けている。
まるで、一昔前の西部劇に登場するガンマンのように。
トニーは自分でも悪く無い比喩表現だと考えて、ほくそ笑む。
今はワインでも飲みながら、優雅に鑑賞したい気分であった。
1人の選手が必死な顔で、孝太郎に追い縋ろうとしている。
エミリオが無理ならば、孝太郎を倒して妥協しようという算段だろう。
だが、そうは問屋がおろさない事を孝太郎は相手に知らしめてやる必要があった。
相手はまるで、カッターのような鋭さを誇る水を飛ばす。
その飛んできた、水を孝太郎は自分の右手を使い破壊する。
造作もない事である。
だが、相手は自慢の魔法が傷付けられた怒りもあるのだろう。
顔を真っ赤にしながら、今度は3度水のカッターを放つ。
孝太郎はその全てをことごとく破壊して、次にワザとスピードを落とす。
相手は孝太郎の脇腹に水のカッターをぶつけるつもりだったらしく、孝太郎の脇に最接近するが、孝太郎はカッターを放つ前の一瞬を見逃しはしない。
孝太郎は学生の馬を思いっきり蹴り付ける。
学生はその衝撃に耐えられずに落馬してしまう。
孝太郎は会場のスタッフに助け起こされる、学生を眺めながら、レースに集中する。
エミリオは再び、圧倒的な例の魔法で、学生の馬を攻撃して、学生を落馬させる。
これで、早くも会場に残っている騎手は3人になった。
エミリオは4度目の勝利に気を良くしながらも、背後から迫ってくるで在ろう男の事を考えて、気が滅入ってしまう。
痛くなった頭を抱えようと、馬の鞍を持つ手を左手に変えようとした、まさにその時。
「よう、エミリオ……悪いが、今回の勝者はオレだぜッ!」
仏頂面の男が現れて、エミリオの馬を思いっきり蹴り付ける。
いきなりの不意打ち。エミリオは慌てて両手で手綱を持って、なんとか落馬を免れるが、仏頂面の男は容赦しない。
再びエミリオの馬に蹴りを入れる。
エミリオの馬は雄叫びを上げる。
「くっ、不意打ちなんて……あなたにはプライドというものがないのですか!?」
エミリオは自分の隣を走る大男に向かって叫ぶが、男は無いと断言した。
「オレの大学を勝たせるためならば、オレは何でもするぜ……ましてや、世界的騎手が相手ならばよぉ~」
「……日本人はサムライの精神を持っていると聞いたんですが、別にそんな事は無かったようですね。これじゃあ、他の国と変わりませんよ! 」
これまで、数多のレースを勝ち抜いたエミリオのセリフには重みがあった。
だが、エミリオの言葉を聞いても、仏頂面の男は口元を歪めて笑うばかり。
「そうかよ、ならば期待させ過ぎて悪かったな、だけれど、お前はもう将棋やチェスでいう詰みに陥っているんだよォォォォ~!!! 」
仏頂面の男は自分の拳をエミリオに向かって放つ。
風の衝撃波が放たれ、エミリオはあまりの凄まじさにバランスが崩れかけてしまう。
エミリオは息を切らしながら、手綱を握り締め、次に芝生を浮かして、変換した芝生を男の馬に向かって放とうするが、男がそれを許さない。
エミリオとエミリオの馬に何発も風の衝撃波を叩き込む。
エミリオはもうダウンしようかと、諦めかけたその時に、会場内の白色の木製の柵に注目する。
木製の柵の一部柵全体から切り取り、それを浮かして、柵をレールガンに変換する。
エミリオは仏頂面の男に左の方向を向くように指示を出す。
仏頂面の男が左を振り向くと、
「れ、レールガンだと?」
「ぼくの魔法でね、これであなたを焼却してもよろしいんですが……あなたを殺したくは無いんです。ぼくまで失格になって、日本の警察にしょっ引かれちゃいますからね」
エミリオの満面の笑みに仏頂面の男はいつもの表情を引っ込めて、思わずに引きつった顔を浮かべてしまう。
「どうです?今から会場のスタッフにリタイアを申し入れますか?」
「こ、断る! オレはこんな場所で死ぬわけにはいかんからなッ!オレ、鮫島揚一には九州中央大学の……」
鮫島は何故、バランスが崩れたのか分からなかった。
だが、次の瞬間には理由を理解して、絶叫してしまう。
自分の足元が消え去っていたから……。
呆然としている揚一を見下ろしながら、エミリオは、
「そうでした、あなたに理由を教えておきましょうか、ぼくのレールガンのスコープであなたの馬だけに狙いを定めて、一瞬のうちにあなたの馬を消し去ったんです。あなたを殺すのはダメですからね、それに撃つのをやめれば、あなたは魔法で攻撃すると判断しましたから……」
エミリオの勝者の放つ独特のオーラに鮫島はただ圧倒されるばかりであった。
1人の仏頂面のいかにも無骨者と主張せんばかりの男が、馬の上で唸っている。
孝太郎はそいつに丁寧な説明をしてやる気も起きなかったので、彼の側を素通りしようと決めこめんだ。
と、その時に。
「おい、お前だよ。お前?」
仏頂面の男が、孝太郎の元にまで差し迫ってきたのだ。
「どうしたんですか?」
孝太郎はハァと深く溜息を吐いてから、男の質問に答えてやる事にした。
男を不快にさせたかもしれないが、色々と考え込んでいたのに、それを邪魔されて不快な気分に陥っていた、孝太郎の精一杯の抵抗でもあったので、隠そうとはしない。
男も不快には思ったのだろう。眉をしかめたものの、ここで戦えば疑問が晴れないだろうと考えて、行動を起こさない事を決めたらしい。
引きつった笑顔を浮かべながら、話を続ける。
「あいつの魔法だよ。どんな魔法を使ったんだ?あの野郎は……」
「恐らく、あらゆる物を自分の思う物に変えてしまう魔法……スライムでしょう」
スライム。それはヤン・ウィルソンの後に出現した魔法学者によって命名された名前である。
スライムという名前の通りに、その魔法は様々なものを魔法師の好きなものに変換させてしまうのだ。
最も、魔法師が指し示した物以上の大きさの物には変換させられないらしいが……。
逆に言えば、戦車と同様のサイズの物ならば、容易に戦車に変えられるという事である。
更に便利な事に、これを使う際には魔法師の指名したい物を宙に浮かすことができるのだ。
エミリオ・デニーロはこの便利な魔法を駆使して、ボルジア家における自分の地位を高めてきたのだろう。
孝太郎とすれば、まさに脅威とも言える能力。
まだ、レース会場だから良いものの、これが実戦の舞台ならば、彼はもっと恐ろしいものを出現させていたかもしれない。
そんな考えが起こると、孝太郎は中々落ち着けはしなかった。
「エミリオめッ!これでも喰らえ! 」
男の1人が、コインをエミリオに向かって投げ付けたが、エミリオはそのコインを自身の動体視力で回避したばかりではなく、在ろう事か、コインを掴み、そのコインを鋭い棘のついた首輪に変換したのだ。
鋭い棘の付いた首輪をエミリオは自身の後方を走っていた、馬目掛けて投げ付ける。
馬は痛みからか、騎手を放り出して、その場に倒れてしまう。
慌てて、会場のスタッフが騎手を助け起す様子を見て、エミリオはほくそ笑んだ。
「中々、やるじゃあ無いか……今回は私の出る幕も無いかもしれんな」
トニー・クレメンテは横の方で、エミリオの勝利を喜び、同時に自分たちの隣の席に座っていた、中部中央大学の競馬部の学生たちにあらんばかりの罵声を投げつけていた、近畿中央大学の競馬部の学生たちを侮蔑の目で睨みつける。
無論、トニーのその視線は学生たちには見えない。
だが、大半の学生が無意識のうちに背筋が凍る思いを感じたので、これ以上の応酬は辞めておく。
トニーは罵声合戦をやめた、学生たちにはもう目もむけずに、ひたすらエミリオの出ている最終レースにばかり目を向ける。
エミリオが3人目を落馬に追い込んだところを見届ける。
彼は将来、ボルジア家の魔法師としては一二を争う人材になり得るだろう。
トニーは先の楽しみな相手に希望に満ちた笑みを向けてやる。
当然、エミリオはそんなトニーの思いなどに気付くはずもなく、ひたすら走り続けている。
まるで、一昔前の西部劇に登場するガンマンのように。
トニーは自分でも悪く無い比喩表現だと考えて、ほくそ笑む。
今はワインでも飲みながら、優雅に鑑賞したい気分であった。
1人の選手が必死な顔で、孝太郎に追い縋ろうとしている。
エミリオが無理ならば、孝太郎を倒して妥協しようという算段だろう。
だが、そうは問屋がおろさない事を孝太郎は相手に知らしめてやる必要があった。
相手はまるで、カッターのような鋭さを誇る水を飛ばす。
その飛んできた、水を孝太郎は自分の右手を使い破壊する。
造作もない事である。
だが、相手は自慢の魔法が傷付けられた怒りもあるのだろう。
顔を真っ赤にしながら、今度は3度水のカッターを放つ。
孝太郎はその全てをことごとく破壊して、次にワザとスピードを落とす。
相手は孝太郎の脇腹に水のカッターをぶつけるつもりだったらしく、孝太郎の脇に最接近するが、孝太郎はカッターを放つ前の一瞬を見逃しはしない。
孝太郎は学生の馬を思いっきり蹴り付ける。
学生はその衝撃に耐えられずに落馬してしまう。
孝太郎は会場のスタッフに助け起こされる、学生を眺めながら、レースに集中する。
エミリオは再び、圧倒的な例の魔法で、学生の馬を攻撃して、学生を落馬させる。
これで、早くも会場に残っている騎手は3人になった。
エミリオは4度目の勝利に気を良くしながらも、背後から迫ってくるで在ろう男の事を考えて、気が滅入ってしまう。
痛くなった頭を抱えようと、馬の鞍を持つ手を左手に変えようとした、まさにその時。
「よう、エミリオ……悪いが、今回の勝者はオレだぜッ!」
仏頂面の男が現れて、エミリオの馬を思いっきり蹴り付ける。
いきなりの不意打ち。エミリオは慌てて両手で手綱を持って、なんとか落馬を免れるが、仏頂面の男は容赦しない。
再びエミリオの馬に蹴りを入れる。
エミリオの馬は雄叫びを上げる。
「くっ、不意打ちなんて……あなたにはプライドというものがないのですか!?」
エミリオは自分の隣を走る大男に向かって叫ぶが、男は無いと断言した。
「オレの大学を勝たせるためならば、オレは何でもするぜ……ましてや、世界的騎手が相手ならばよぉ~」
「……日本人はサムライの精神を持っていると聞いたんですが、別にそんな事は無かったようですね。これじゃあ、他の国と変わりませんよ! 」
これまで、数多のレースを勝ち抜いたエミリオのセリフには重みがあった。
だが、エミリオの言葉を聞いても、仏頂面の男は口元を歪めて笑うばかり。
「そうかよ、ならば期待させ過ぎて悪かったな、だけれど、お前はもう将棋やチェスでいう詰みに陥っているんだよォォォォ~!!! 」
仏頂面の男は自分の拳をエミリオに向かって放つ。
風の衝撃波が放たれ、エミリオはあまりの凄まじさにバランスが崩れかけてしまう。
エミリオは息を切らしながら、手綱を握り締め、次に芝生を浮かして、変換した芝生を男の馬に向かって放とうするが、男がそれを許さない。
エミリオとエミリオの馬に何発も風の衝撃波を叩き込む。
エミリオはもうダウンしようかと、諦めかけたその時に、会場内の白色の木製の柵に注目する。
木製の柵の一部柵全体から切り取り、それを浮かして、柵をレールガンに変換する。
エミリオは仏頂面の男に左の方向を向くように指示を出す。
仏頂面の男が左を振り向くと、
「れ、レールガンだと?」
「ぼくの魔法でね、これであなたを焼却してもよろしいんですが……あなたを殺したくは無いんです。ぼくまで失格になって、日本の警察にしょっ引かれちゃいますからね」
エミリオの満面の笑みに仏頂面の男はいつもの表情を引っ込めて、思わずに引きつった顔を浮かべてしまう。
「どうです?今から会場のスタッフにリタイアを申し入れますか?」
「こ、断る! オレはこんな場所で死ぬわけにはいかんからなッ!オレ、鮫島揚一には九州中央大学の……」
鮫島は何故、バランスが崩れたのか分からなかった。
だが、次の瞬間には理由を理解して、絶叫してしまう。
自分の足元が消え去っていたから……。
呆然としている揚一を見下ろしながら、エミリオは、
「そうでした、あなたに理由を教えておきましょうか、ぼくのレールガンのスコープであなたの馬だけに狙いを定めて、一瞬のうちにあなたの馬を消し去ったんです。あなたを殺すのはダメですからね、それに撃つのをやめれば、あなたは魔法で攻撃すると判断しましたから……」
エミリオの勝者の放つ独特のオーラに鮫島はただ圧倒されるばかりであった。
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