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タクシーキラー編
街に巣食う影ーその②
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「ともかくだッ!田山浩三郎こそが、この事件の最重要容疑者だと上の方に伝えてみるよッ!その上で捜査をするッ!」
波越警部はそう言うと、部屋を跡にして、先程会議の開かれていた場所へと戻るらしい。興奮しているのだろうか、荒い息を吐いている。
孝太郎はその様子を眺めながら、何を言うこともなく、ただ波越警部が去っていくのを黙って眺めている。
その様子に違和感を感じたのだろうか。絵里子は孝太郎の元に駆け寄り、
「どうしたのよ?孝ちゃん」と心配をしている様子を見せたが、孝太郎は、相変わらずドアを見つめ続けているのみ。
まるで、ひな祭りの雛人形にでもなったかのように一点を見つめ続けている。
「今回の事件ばかりは孝太郎さんもショックなんだろうよ、何せこの街を守っているつもりだったのにこの街の行方不明者の数にすら気付かなかったんだもん……しかも、自分の愛する街に殺人鬼がずっと住んでいたと言う事もほぼ確定しかけているんだ。茫然自失しているのも無理はないと思うけど……」
「違うッ!」
孝太郎はここで、先程までの何もかもを諦めかけたような表情を引っ込め、代わりに苦虫を噛み潰したかのような表情を見せて、叫ぶ。
「オレは……あの子にお父さんを見つけてあげるって約束したのにそれを守れなかったどころか、誘拐の件にも気が付かずに、ノンビリと昼飯のパンの話をしていたんだ。オレはバカだよ……」
最初は強く、次第に弱くなっていく孝太郎の言葉に聡子と明美の二人は沈黙していたようだが、絵里子のみは違ったようだ。
毅然とした表情で、弟に近付き、平手打ちを食らわせた。
「うっ」という悲鳴にも似た声を上げ、孝太郎は思わず殴られた右頬を撫でる。
「情けないわよッ!過去に世界を救ったあなたは何処に行ったの!?あなたがあのイタリアン・マフィアに習ったことはそんな後悔を覚える事だったの!?違うでしょ?まだ殺されたと決まったわけじゃあないわ、今からあなたの言う女の子が監禁されていると思われる場所に向かいましょう?田山浩三郎ならば、あの場所しか無いと思うけど」
孝太郎は覚悟を決めたようで、落ち着いた低い調子の声で、
「姉貴の言う通りだな、今回のオレ達の単独行動はオレが責任を持って処理する! 姉貴たちも準備してくれッ!」
孝太郎の決心に二人も心が折れたのだろう。黙って首を縦に振り、満面の笑顔を見せて、親指を立ててみせる。
孝太郎も二人に親指を立てて返す。
白籠市のアンタッチャブルの絆は完璧であった。
「この人殺しッ!あんたなんか、地獄に落ちればいいんだッ!」
女の子は不気味な蝋人形に囲まれ、更には目の前に自分の父親を殺した変質者がいるのにも関わらずに、強気な発言で浩三郎に向かって叫ぶ。
だが、浩三郎は女の子ーー美波を嘲笑いながら、
「フフ、地獄に落ちるのも悪くはないんだがね、まだまだ私は作りたい作品が山ほどあるんだよ、タクシー運転手のシリーズは作り飽きたしね、今度は女子高生シリーズを試してみようかなと思っていたんだ。そこで、キミに目を付けた訳だよ、何せ、マンションの前で誰か付けていないかをキョロキョロと確認しているような子だよ、一人暮らしの子だと判断するのは妥当だろ?最も、親と暮らしていようが、私は作りたい作品を作る時はどんな手を使っても作るけどね……」
田山はさらってきた人物を殺す時に使用するであろう、包丁を舐め回す。
まるで、テレビによく出てくる悪役のように。
「お、お、お、お前なんか人間じゃあない! お前は悪魔だッ!お父さんを返せッ!」
「おっと、これ以上喋らないでくれたまえ、作成する時の障害になってしまうからな」
浩三郎が道具を置くために使っているであろう長机から猿轡を取り出した時だ。
ピンポーンという来訪者の音を告げるチャイムの音が鳴り響く。
浩三郎は面倒くさいと思いつつも、チャイムの音に従って、玄関にまで向かう。
玄関の扉を開けて、待ち構えていたのは、4人の男女であった。
浩三郎は首を傾げながら、男女の訪問に応じる。
「あの、財務省の方ですか?所得税についてのお話ならば、三日後に税理士と合わせて話す予定でしたけれど……」
「それが、上からの指示で少しばかり早まったんですよ! よければ、お話をしたいので、上がらせて頂けませんか?」
四人の男女の中でも一番大人しそうで、一番穏やかそうな丸渕の眼鏡の女性に心が折れてしまったのであろう。
浩三郎は四人を自宅の応接間にまで案内する。
四人は黒色の革張りのソファーに腰を下ろすように指示され、それからその場で待つように指示を出される。
恐らく、台所でコーヒーやら紅茶やらを淹れるのだろう。
四人が2、3分程待った後に浩三郎はお盆の上にコーヒーカップを5つ携えて現れる。
「お待たせ致しました。それではお話にまいりましょうか」
浩三郎は笑顔で言ってのける。
それからの話し合いは本当に所得税についての話であるかのように進んでいく。
この件は白籠市のアンタッチャブルの会計係ーー倉本明美が元財務省所属であった事が大きかっただろう。
現に30分ほど話し合いを続けていたが、ボロが出る事は一度もなかった。
だが、運はそう長くは続かないらしく、
「おや、あなた方は少しもコーヒーに手を付けていないようで……ご遠慮なさらずにお飲みになってくださいな」
と、ここで浩三郎がお盆の上に目を落とし、
「あっ、これは失礼致しました。私とした事が冷めたコーヒーを飲ませるところでしたな、それにミルクや砂糖を用意するのも忘れてしまったようだ。すぐにお取り替え致しますよ」
浩三郎はお盆を携えて、台所へと戻っていく。
浩三郎が部屋から退出するのを見届けて、4人はヒソヒソとした声で、話し合いを続ける。
「もしかしたら、本当はあたし達の事について勘付いているんじゃあないですか?あたし達を嘲笑うために、ワザと財務省の人に対応するかのような応答をしているのかも……」
明美の可能性は恐るべきものであったが、可能性としは十分すぎるほど高いものであった。
4人がお互いに顔を見合わせて、話を続けていた、まさにその時だ。
扉がゆっくりと開かれる。開かれた扉の向こう側にはコーヒーの入ったティーセットを載せたお盆を持った浩三郎が笑顔で立っており、営業スマイルともいうべき作り笑顔で、
「お茶をお持ちしましたよ」
「ありがとうございます」
孝太郎は自分たちの先程の秘密会議が聞かれてはしまいかと、肝を冷やしたが、内面はどうであれ、外面は先程と同様の営業スマイルを貼り付けているのだから、今のところは大丈夫だと判断するべきであろう。
孝太郎も負けず劣らずの微笑を浮かべて、
「ワザワザこちらのためにコーヒーを入れ直していただいて、本当にありがとうございます」
「いえいえ、少し雑談がしたいと思いまして、その時にコーヒーも一緒に飲ませて頂こうと思い、お持ちしたのですよ」
浩三郎は4人を座らせているソファーの長机を挟んだ向こう側のソファーに腰を掛けて、穏やかな口調で話を切り出す。
「そう言えば、宇宙究明学会の特集を見ましたか?石川葵以外の幹部は全て教団による犯行を否定してるとか……」
「そうなんですね、恐ろしい限りだ」
「ええ、昌原にはそれなりのカリスマ性があったという事でしょうね、少し前の月岡源三郎……彼も怖い人間だったな、いつ自分の家に来るのか鳥肌が立ちましたよ」
浩三郎は次々と自分たちに関連のある事件の犯人について述べていく。
そして、もう一度宇宙究明学会についての話題を持ち出した時だ、孝太郎の耳に微かではあるが、助けてと助けを求める言葉が聞こえてくる。
孝太郎は目の前の男を睨みつけ、いざとなればいつでも戦闘にかかれるように準備をする。
愛する街を蝕む殺人鬼には不意打ちでも生温いくらいかもしれない。
孝太郎は目の前の男が自分たちの正体に気が付いていない訳はないと感じ(そうでなければ、このように自分たちにとっての関わりのある事件ばかり話さないだろう)
臨戦態勢に臨む。
波越警部はそう言うと、部屋を跡にして、先程会議の開かれていた場所へと戻るらしい。興奮しているのだろうか、荒い息を吐いている。
孝太郎はその様子を眺めながら、何を言うこともなく、ただ波越警部が去っていくのを黙って眺めている。
その様子に違和感を感じたのだろうか。絵里子は孝太郎の元に駆け寄り、
「どうしたのよ?孝ちゃん」と心配をしている様子を見せたが、孝太郎は、相変わらずドアを見つめ続けているのみ。
まるで、ひな祭りの雛人形にでもなったかのように一点を見つめ続けている。
「今回の事件ばかりは孝太郎さんもショックなんだろうよ、何せこの街を守っているつもりだったのにこの街の行方不明者の数にすら気付かなかったんだもん……しかも、自分の愛する街に殺人鬼がずっと住んでいたと言う事もほぼ確定しかけているんだ。茫然自失しているのも無理はないと思うけど……」
「違うッ!」
孝太郎はここで、先程までの何もかもを諦めかけたような表情を引っ込め、代わりに苦虫を噛み潰したかのような表情を見せて、叫ぶ。
「オレは……あの子にお父さんを見つけてあげるって約束したのにそれを守れなかったどころか、誘拐の件にも気が付かずに、ノンビリと昼飯のパンの話をしていたんだ。オレはバカだよ……」
最初は強く、次第に弱くなっていく孝太郎の言葉に聡子と明美の二人は沈黙していたようだが、絵里子のみは違ったようだ。
毅然とした表情で、弟に近付き、平手打ちを食らわせた。
「うっ」という悲鳴にも似た声を上げ、孝太郎は思わず殴られた右頬を撫でる。
「情けないわよッ!過去に世界を救ったあなたは何処に行ったの!?あなたがあのイタリアン・マフィアに習ったことはそんな後悔を覚える事だったの!?違うでしょ?まだ殺されたと決まったわけじゃあないわ、今からあなたの言う女の子が監禁されていると思われる場所に向かいましょう?田山浩三郎ならば、あの場所しか無いと思うけど」
孝太郎は覚悟を決めたようで、落ち着いた低い調子の声で、
「姉貴の言う通りだな、今回のオレ達の単独行動はオレが責任を持って処理する! 姉貴たちも準備してくれッ!」
孝太郎の決心に二人も心が折れたのだろう。黙って首を縦に振り、満面の笑顔を見せて、親指を立ててみせる。
孝太郎も二人に親指を立てて返す。
白籠市のアンタッチャブルの絆は完璧であった。
「この人殺しッ!あんたなんか、地獄に落ちればいいんだッ!」
女の子は不気味な蝋人形に囲まれ、更には目の前に自分の父親を殺した変質者がいるのにも関わらずに、強気な発言で浩三郎に向かって叫ぶ。
だが、浩三郎は女の子ーー美波を嘲笑いながら、
「フフ、地獄に落ちるのも悪くはないんだがね、まだまだ私は作りたい作品が山ほどあるんだよ、タクシー運転手のシリーズは作り飽きたしね、今度は女子高生シリーズを試してみようかなと思っていたんだ。そこで、キミに目を付けた訳だよ、何せ、マンションの前で誰か付けていないかをキョロキョロと確認しているような子だよ、一人暮らしの子だと判断するのは妥当だろ?最も、親と暮らしていようが、私は作りたい作品を作る時はどんな手を使っても作るけどね……」
田山はさらってきた人物を殺す時に使用するであろう、包丁を舐め回す。
まるで、テレビによく出てくる悪役のように。
「お、お、お、お前なんか人間じゃあない! お前は悪魔だッ!お父さんを返せッ!」
「おっと、これ以上喋らないでくれたまえ、作成する時の障害になってしまうからな」
浩三郎が道具を置くために使っているであろう長机から猿轡を取り出した時だ。
ピンポーンという来訪者の音を告げるチャイムの音が鳴り響く。
浩三郎は面倒くさいと思いつつも、チャイムの音に従って、玄関にまで向かう。
玄関の扉を開けて、待ち構えていたのは、4人の男女であった。
浩三郎は首を傾げながら、男女の訪問に応じる。
「あの、財務省の方ですか?所得税についてのお話ならば、三日後に税理士と合わせて話す予定でしたけれど……」
「それが、上からの指示で少しばかり早まったんですよ! よければ、お話をしたいので、上がらせて頂けませんか?」
四人の男女の中でも一番大人しそうで、一番穏やかそうな丸渕の眼鏡の女性に心が折れてしまったのであろう。
浩三郎は四人を自宅の応接間にまで案内する。
四人は黒色の革張りのソファーに腰を下ろすように指示され、それからその場で待つように指示を出される。
恐らく、台所でコーヒーやら紅茶やらを淹れるのだろう。
四人が2、3分程待った後に浩三郎はお盆の上にコーヒーカップを5つ携えて現れる。
「お待たせ致しました。それではお話にまいりましょうか」
浩三郎は笑顔で言ってのける。
それからの話し合いは本当に所得税についての話であるかのように進んでいく。
この件は白籠市のアンタッチャブルの会計係ーー倉本明美が元財務省所属であった事が大きかっただろう。
現に30分ほど話し合いを続けていたが、ボロが出る事は一度もなかった。
だが、運はそう長くは続かないらしく、
「おや、あなた方は少しもコーヒーに手を付けていないようで……ご遠慮なさらずにお飲みになってくださいな」
と、ここで浩三郎がお盆の上に目を落とし、
「あっ、これは失礼致しました。私とした事が冷めたコーヒーを飲ませるところでしたな、それにミルクや砂糖を用意するのも忘れてしまったようだ。すぐにお取り替え致しますよ」
浩三郎はお盆を携えて、台所へと戻っていく。
浩三郎が部屋から退出するのを見届けて、4人はヒソヒソとした声で、話し合いを続ける。
「もしかしたら、本当はあたし達の事について勘付いているんじゃあないですか?あたし達を嘲笑うために、ワザと財務省の人に対応するかのような応答をしているのかも……」
明美の可能性は恐るべきものであったが、可能性としは十分すぎるほど高いものであった。
4人がお互いに顔を見合わせて、話を続けていた、まさにその時だ。
扉がゆっくりと開かれる。開かれた扉の向こう側にはコーヒーの入ったティーセットを載せたお盆を持った浩三郎が笑顔で立っており、営業スマイルともいうべき作り笑顔で、
「お茶をお持ちしましたよ」
「ありがとうございます」
孝太郎は自分たちの先程の秘密会議が聞かれてはしまいかと、肝を冷やしたが、内面はどうであれ、外面は先程と同様の営業スマイルを貼り付けているのだから、今のところは大丈夫だと判断するべきであろう。
孝太郎も負けず劣らずの微笑を浮かべて、
「ワザワザこちらのためにコーヒーを入れ直していただいて、本当にありがとうございます」
「いえいえ、少し雑談がしたいと思いまして、その時にコーヒーも一緒に飲ませて頂こうと思い、お持ちしたのですよ」
浩三郎は4人を座らせているソファーの長机を挟んだ向こう側のソファーに腰を掛けて、穏やかな口調で話を切り出す。
「そう言えば、宇宙究明学会の特集を見ましたか?石川葵以外の幹部は全て教団による犯行を否定してるとか……」
「そうなんですね、恐ろしい限りだ」
「ええ、昌原にはそれなりのカリスマ性があったという事でしょうね、少し前の月岡源三郎……彼も怖い人間だったな、いつ自分の家に来るのか鳥肌が立ちましたよ」
浩三郎は次々と自分たちに関連のある事件の犯人について述べていく。
そして、もう一度宇宙究明学会についての話題を持ち出した時だ、孝太郎の耳に微かではあるが、助けてと助けを求める言葉が聞こえてくる。
孝太郎は目の前の男を睨みつけ、いざとなればいつでも戦闘にかかれるように準備をする。
愛する街を蝕む殺人鬼には不意打ちでも生温いくらいかもしれない。
孝太郎は目の前の男が自分たちの正体に気が付いていない訳はないと感じ(そうでなければ、このように自分たちにとっての関わりのある事件ばかり話さないだろう)
臨戦態勢に臨む。
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