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第4部 皇帝の帰還
最終決戦
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ヴィトは孝太郎と手を繋ぐと、自らも空中浮遊魔法を使用して、ドラゴンへと向かって行く。
ドラゴンのゴツゴツとした鱗でできた背中に登り、マルヌスと対峙する。
「まさか登ってくるとはな」
「裏切り者め、全部テメェが裏で糸を引いていやがったのか……」
マルヌスは相変わらずの満面の笑みで答える。
「そうだよ、スメウルグ様を復活させるために、帝国正教会を利用させてもらった。あいつらは本当に便利な駒だったよ、おれこそが、スメウルグ様の忠実なる腹心だと言うのに……」
途中まではいやに明るく喋っていたのに、最後は苦虫を噛み潰したような声であった事から、余程、スメウルグを自分の手で復活させたかったに違いない。
「竜王を利用して、何をするつもりだったんだ?上手くいけば、自分がこちらの世界の王になれるとでも?」
孝太郎の職務質問のような態度の質問にマルヌスは黙って首を横に振る。
「いいや、私はスメウルグ様に尽くすだけ……スメウルグ様さえいれば、私は何もいらないのだ」
そこまで強張っていたマルヌスの表情が和らぐ。
「とにかく、スメウルグ様の世界統一を邪魔する貴様らには死んでもらおうッ!」
「クソ野郎が……」
ヴィトが皇帝の剣で、マルヌスを斬ろうとするのを孝太郎は静止する。
「待ちなよ、この野郎はおれが相手する。あんたはスメウルグを斬るのだけに専念してくれ」
「分かった。お前に任せよう」
孝太郎は武器保存から、日本刀を取り出す。
以前、聡子から護身用にとプレゼントされた妖刀『村正』
孝太郎はあまり使う機会がないと思ってはいたが、使う時が来るとは。
『備えあれば憂いなし』という諺を孝太郎は脳裏に思い浮かべる。
「妙な剣だが、それで私を切れるとでも?」
「生憎だな、こいつは妖刀だぜ、向こうの世界のある一族を代々苦しめた剣なんだ」
妖刀とエルフの剣がぶつかり合う。
お互いの刃と刃が打ち付け合う。その度に火花が出てしまう。
孝太郎は歯を食いしばりながら、マヌエルの剣を受け止める。
ここで、耐えなければ、自分は倒れてしまうのだ。
自分が倒れれば、飛び火は姉にまで。
それだけは避けたかったのだ。
孝太郎は足を踏ん張り、刀を持つ手に力を込めて、とうとうマヌエルの剣を弾き飛ばしてしまう。
マヌエルはスメウルグの体から落ちそうなところを、踏み留まり、再度孝太郎に向かって斬りかかる。
孝太郎は右から襲ってきた斬撃を村正の刃で防ぐ。
こちらからも反撃する。今度は村正の刃をマヌエルに向かって振り下ろす。
マヌエルは剣の刃で孝太郎の斬撃を防いだのだが、その後がいけなかったらしい。
在ろう事か、マヌエルは孝太郎を蹴り付けようとしたのだ。
孝太郎はマヌエルの蹴りを右に逸れる事によって回避したが、マヌエル自身はそうはいかなかったらしい。
バランスを崩して、スメウルグの背中から落ちていく。
高度がどのくらいあるのかは知らないが、少なくともデパートの屋上よりは高い位置にあると自覚はしていたので、落ちていったマヌエルは助からないであろうという事を孝太郎は察した。
「呆気ないものだな、全ての黒幕がこんな風に終わるなんて……」
孝太郎はマヌエルの落下を他人事のように言っていたが、次に自分の今の状況もマヌエルと同様の状況にある事を察する。
マヌエルの落下と共にヴィトはスメウルグの首元に向かい、思いっきり皇帝の剣を突き刺す。
大きくバランスが崩れる。
ヴィトは深く突き刺した剣にしがみつく事で、孝太郎は突出した鱗にしがみ付く事によって、落下を免れる。
だが、ドラゴン自身の落下は止まらない。みるみるうちに地面に落ちていく。
地表が見えてきたあたりで、ヴィトは空中浮遊魔法を使ったのだろう。空中を浮かびながら、孝太郎の元にまでやって来て、孝太郎の腕を掴み、スメウルグの元から離れる。
孝太郎はヴィトの手に掴まり、スメウルグから離れる。
スメウルグは地面に思いっきり激突した。
ヴィトに刺された傷が致命傷となったのだろう。それっきり動く事はなかった。
「終わったのか?」
孝太郎の問いかけにヴィトは首を縦に振り、
「そうだ。全ては終わった。大いなる悪はここに打ち破られた」
ヴィトは戯曲の終わりを告げる詩人のように芝居かかった言い方で告げる。
「一件落着というところだな?」
「ああ、今晩は飲まないか?向こうの世界のおれの部屋に上等のシングルモルトがあるんだ」
シングルモルト。いい響きだ。
「ああ、頂くとするか……」
孝太郎が全てを終えたような表情をして地面に座ろうとしていると、
「孝ちゃん! 」
と、姉に抱き締められる。
「姉貴か?」
「うん、あたし、あなたの事をずっと心配していたの……スメウルグとあいつに孝ちゃんが殺されやしないかとヒヤヒヤしていたわ」
「感謝するよ」
孝太郎は苦笑しながら、答える。
「ヴィト! 」
小柄な少女はヴィトに思いっきり抱きつく。
ヴィトはそんな少女の頭を優しく撫でてやる。
「何よッ!何よッ!心配ばっかりかけさせて……」
「分かっているよ、もう危険な目には合わないさ、おれはお前の騎士だ。永遠にな、そうオレが決めたからな」
「何よッ!べ、べ、べ、別にそんな事言われても嬉しくないんだからッ!」
マリアは大粒の涙を流しながら言った。ヴィトを軽くポカポカと叩いている。
「こ、今度心配をかけさせたんなら、もう承知しないんだからッ!アランゴルンの生まれ変わりだろうが、あなたはずっとあたしの騎士なんだからッ!それを忘れないでよ! 」
マリアはヴィトの胸元にうずくまりながら涙ながらに主張している。
「分かっておりますとも、女王陛下……あんたをもう心配させる事はありませんから」
ヴィトは泣きじゃくるマリアを優しく抱きしめ続けていた。
「皇帝陛下の帰還を我々は盛大にお祝いさせていただきます! お帰りなさいませ! 」
スメウルグを倒した夜には、アランゴルン・ゴンゴールの即位式が行われ、ヴィトはギシュタルリア帝国の正式な皇帝に任命された。その後の皇帝歓迎の晩餐会が行われた。
「今までは、代理の宰相が治めておりましたが、今日からは違います! 我々は生まれ変わった初代皇帝に忠誠を誓います! 」
晩餐の席で、皇帝の椅子の前で発言したのは、ギシュタルリア帝国の宰相代理。
ヴィトの前に大臣やら長官やらの大層な肩書きを持った貴族たちが跪く。
「ありがとう、諸君……オレはフランソワとギシュタルリア。古来からの因縁のある二カ国の柱となる事をここに宣言するッ!乾杯! 」
ヴィトの言葉に全員がグラスを掲げる。
「それにしても、あの人すげーよな、カヴァリエーレ・ファミリーのコンシリエーレだろ?フランソワ王国の補佐役だろ?そして、ギシュタルリア帝国の皇帝……どんだけ、役をこなせば気が済むんだよッ!」
聡子の悔しがるような怒るような言葉に明美は苦笑いを浮かべながら答える。
「確かにすごいよね、孝太郎さんだって、あんなにこなせないのに……」
「全くだわ! 今夜はやけ食いよ! 」
絵里子は立食形式のテーブルから、大量の食事を取っていたらしく、大量の料理を近くのテーブルに積み上げていた。
「ほどほどにな……」
聡子の突っ込みもよそに、絵里子は大量の料理を食べ始めた。
「そう言えば、孝太郎さんはどこに行ったんでしょうか?」
明美の何気ない言葉に絵里子と聡子はお互いに顔を見合わせる。
「そうだわ、さっきから姿が……」
絵里子はもしやと叫んで、バルコニーに向かう。
バルコニーには、こういう場は慣れないと退室したドンがいた。そして、弟がパーティーの場に先程までいて、帰って来ないという事は……。
絵里子は全てを悟ったらしい。
ドラゴンのゴツゴツとした鱗でできた背中に登り、マルヌスと対峙する。
「まさか登ってくるとはな」
「裏切り者め、全部テメェが裏で糸を引いていやがったのか……」
マルヌスは相変わらずの満面の笑みで答える。
「そうだよ、スメウルグ様を復活させるために、帝国正教会を利用させてもらった。あいつらは本当に便利な駒だったよ、おれこそが、スメウルグ様の忠実なる腹心だと言うのに……」
途中まではいやに明るく喋っていたのに、最後は苦虫を噛み潰したような声であった事から、余程、スメウルグを自分の手で復活させたかったに違いない。
「竜王を利用して、何をするつもりだったんだ?上手くいけば、自分がこちらの世界の王になれるとでも?」
孝太郎の職務質問のような態度の質問にマルヌスは黙って首を横に振る。
「いいや、私はスメウルグ様に尽くすだけ……スメウルグ様さえいれば、私は何もいらないのだ」
そこまで強張っていたマルヌスの表情が和らぐ。
「とにかく、スメウルグ様の世界統一を邪魔する貴様らには死んでもらおうッ!」
「クソ野郎が……」
ヴィトが皇帝の剣で、マルヌスを斬ろうとするのを孝太郎は静止する。
「待ちなよ、この野郎はおれが相手する。あんたはスメウルグを斬るのだけに専念してくれ」
「分かった。お前に任せよう」
孝太郎は武器保存から、日本刀を取り出す。
以前、聡子から護身用にとプレゼントされた妖刀『村正』
孝太郎はあまり使う機会がないと思ってはいたが、使う時が来るとは。
『備えあれば憂いなし』という諺を孝太郎は脳裏に思い浮かべる。
「妙な剣だが、それで私を切れるとでも?」
「生憎だな、こいつは妖刀だぜ、向こうの世界のある一族を代々苦しめた剣なんだ」
妖刀とエルフの剣がぶつかり合う。
お互いの刃と刃が打ち付け合う。その度に火花が出てしまう。
孝太郎は歯を食いしばりながら、マヌエルの剣を受け止める。
ここで、耐えなければ、自分は倒れてしまうのだ。
自分が倒れれば、飛び火は姉にまで。
それだけは避けたかったのだ。
孝太郎は足を踏ん張り、刀を持つ手に力を込めて、とうとうマヌエルの剣を弾き飛ばしてしまう。
マヌエルはスメウルグの体から落ちそうなところを、踏み留まり、再度孝太郎に向かって斬りかかる。
孝太郎は右から襲ってきた斬撃を村正の刃で防ぐ。
こちらからも反撃する。今度は村正の刃をマヌエルに向かって振り下ろす。
マヌエルは剣の刃で孝太郎の斬撃を防いだのだが、その後がいけなかったらしい。
在ろう事か、マヌエルは孝太郎を蹴り付けようとしたのだ。
孝太郎はマヌエルの蹴りを右に逸れる事によって回避したが、マヌエル自身はそうはいかなかったらしい。
バランスを崩して、スメウルグの背中から落ちていく。
高度がどのくらいあるのかは知らないが、少なくともデパートの屋上よりは高い位置にあると自覚はしていたので、落ちていったマヌエルは助からないであろうという事を孝太郎は察した。
「呆気ないものだな、全ての黒幕がこんな風に終わるなんて……」
孝太郎はマヌエルの落下を他人事のように言っていたが、次に自分の今の状況もマヌエルと同様の状況にある事を察する。
マヌエルの落下と共にヴィトはスメウルグの首元に向かい、思いっきり皇帝の剣を突き刺す。
大きくバランスが崩れる。
ヴィトは深く突き刺した剣にしがみつく事で、孝太郎は突出した鱗にしがみ付く事によって、落下を免れる。
だが、ドラゴン自身の落下は止まらない。みるみるうちに地面に落ちていく。
地表が見えてきたあたりで、ヴィトは空中浮遊魔法を使ったのだろう。空中を浮かびながら、孝太郎の元にまでやって来て、孝太郎の腕を掴み、スメウルグの元から離れる。
孝太郎はヴィトの手に掴まり、スメウルグから離れる。
スメウルグは地面に思いっきり激突した。
ヴィトに刺された傷が致命傷となったのだろう。それっきり動く事はなかった。
「終わったのか?」
孝太郎の問いかけにヴィトは首を縦に振り、
「そうだ。全ては終わった。大いなる悪はここに打ち破られた」
ヴィトは戯曲の終わりを告げる詩人のように芝居かかった言い方で告げる。
「一件落着というところだな?」
「ああ、今晩は飲まないか?向こうの世界のおれの部屋に上等のシングルモルトがあるんだ」
シングルモルト。いい響きだ。
「ああ、頂くとするか……」
孝太郎が全てを終えたような表情をして地面に座ろうとしていると、
「孝ちゃん! 」
と、姉に抱き締められる。
「姉貴か?」
「うん、あたし、あなたの事をずっと心配していたの……スメウルグとあいつに孝ちゃんが殺されやしないかとヒヤヒヤしていたわ」
「感謝するよ」
孝太郎は苦笑しながら、答える。
「ヴィト! 」
小柄な少女はヴィトに思いっきり抱きつく。
ヴィトはそんな少女の頭を優しく撫でてやる。
「何よッ!何よッ!心配ばっかりかけさせて……」
「分かっているよ、もう危険な目には合わないさ、おれはお前の騎士だ。永遠にな、そうオレが決めたからな」
「何よッ!べ、べ、べ、別にそんな事言われても嬉しくないんだからッ!」
マリアは大粒の涙を流しながら言った。ヴィトを軽くポカポカと叩いている。
「こ、今度心配をかけさせたんなら、もう承知しないんだからッ!アランゴルンの生まれ変わりだろうが、あなたはずっとあたしの騎士なんだからッ!それを忘れないでよ! 」
マリアはヴィトの胸元にうずくまりながら涙ながらに主張している。
「分かっておりますとも、女王陛下……あんたをもう心配させる事はありませんから」
ヴィトは泣きじゃくるマリアを優しく抱きしめ続けていた。
「皇帝陛下の帰還を我々は盛大にお祝いさせていただきます! お帰りなさいませ! 」
スメウルグを倒した夜には、アランゴルン・ゴンゴールの即位式が行われ、ヴィトはギシュタルリア帝国の正式な皇帝に任命された。その後の皇帝歓迎の晩餐会が行われた。
「今までは、代理の宰相が治めておりましたが、今日からは違います! 我々は生まれ変わった初代皇帝に忠誠を誓います! 」
晩餐の席で、皇帝の椅子の前で発言したのは、ギシュタルリア帝国の宰相代理。
ヴィトの前に大臣やら長官やらの大層な肩書きを持った貴族たちが跪く。
「ありがとう、諸君……オレはフランソワとギシュタルリア。古来からの因縁のある二カ国の柱となる事をここに宣言するッ!乾杯! 」
ヴィトの言葉に全員がグラスを掲げる。
「それにしても、あの人すげーよな、カヴァリエーレ・ファミリーのコンシリエーレだろ?フランソワ王国の補佐役だろ?そして、ギシュタルリア帝国の皇帝……どんだけ、役をこなせば気が済むんだよッ!」
聡子の悔しがるような怒るような言葉に明美は苦笑いを浮かべながら答える。
「確かにすごいよね、孝太郎さんだって、あんなにこなせないのに……」
「全くだわ! 今夜はやけ食いよ! 」
絵里子は立食形式のテーブルから、大量の食事を取っていたらしく、大量の料理を近くのテーブルに積み上げていた。
「ほどほどにな……」
聡子の突っ込みもよそに、絵里子は大量の料理を食べ始めた。
「そう言えば、孝太郎さんはどこに行ったんでしょうか?」
明美の何気ない言葉に絵里子と聡子はお互いに顔を見合わせる。
「そうだわ、さっきから姿が……」
絵里子はもしやと叫んで、バルコニーに向かう。
バルコニーには、こういう場は慣れないと退室したドンがいた。そして、弟がパーティーの場に先程までいて、帰って来ないという事は……。
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