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聖杯争奪戦編
名古屋城の戦いーその③
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だが、死神はそんな孝太郎をあざ笑うかのように、その場を通り過ぎて行く。
そう、警察の封鎖テープなど、まるで見えていないかのように。
(まさか……)
孝太郎は思わず絶句した。あの特徴的なハゲ頭に、メガネ。絹で出来たブラックカラーのアルマーニのスーツ。まさに、トニー・クレメンテその人であった。
(ここは普通ならば、俺は注意するべきだろうな?他の警官は全て信者の逮捕に追われている……明美はトニーの様子が見えていない、なら、ここはオレが尾行するしかないな?いや、一応は応援を頼んでおくべきなのだろうか?)
孝太郎は一瞬悩んだが、トニーが徒歩で移動しているのを確認し、明美に告げる事にした。
「分かりました! なら、孝太郎さんはそのまま尾行してください、わたしは応援の警察官の人たちにこの近くを包囲するように頼みますから」
明美の了承は得た。今の孝太郎はトニー・クレメンテを捕縛する事だけだ。
時間は少しだけ、遡り、聡子が木部の逮捕に向かった時だ。
折原絵里子が、魔法か何かにかかっているらしく、彼女が動けない状態でいる事を聡子は周囲の草のオブジェ伝いに確認する。
(アイツ……絵里子さんに何をしたんだ?あたしがスコーピオンをアイツの心臓にでも、撃ち込めば、アイツが死んで、絵里子さんの魔法は解けるのか?)
聡子はバイカーの事件で、絵里子がジャック・ユニオンの総長片桐健人の魔法に捕らえられ、どうしようも無かった時に副総長の真田真由美が健人の額に拳銃を撃ち込んだときに、魔法が解けたと聞いたので、聡子は試してみたい気分だった。
(ここからなら、いけるかな?)
聡子が、木部の額に狙いを付けたその時だ。
突然、風を切るような音が聞こえ、突然、カマイタチのようなものが、聡子の側を通過したと思うと、次の瞬間には聡子の頰から血が流れている。何が起きたのか、聡子は最初は理解できなかったが、背後に名古屋城の庭の土の上に落ちている一本の果物ナイフを凝視する。
そう、木部と呼ばれる男がナイフを放ったのだ。それも、風のような速さで……。
「オレを狙っていたらしいな、だが、そんなオブジェに隠れていたところで、オレを狙うのは至難の技よ、草が少しでもゴソゴソと動くのが見えたら、そこに人がいるって考えるのが、筋ってもんだろッ!」
木部は憎たらしい笑顔を浮かべながら、大声で言った。
「ちくしょう! あたしの事も全てお見通しだったのかよ! 」
「オレはプロのカメラマンだぜ、周囲の環境に少しでも、不審な点があれば、気付くんだよ、お前はそんな事すら知らんのか?」
木部が聡子の頭に銃口を構えながら言った。
「いいや、計算外だっただけさッ!」
聡子はスコーピオンを発砲する。弾は全て、木部を逸れたのだが、これで宣戦布告にはなっただろう。
聡子は武器保存から、日本刀を取り出し、その剣先を木部に向ける。
「あんたをあたしが止まる……」
「日本刀か……剣やナイフを持っていない、オレからしたら、白兵戦に持ち込まれれば、ちと不利だな……」
木部はそうは言っていたが、口元は軽く歪めたままだ。何故、彼はそこまで余裕なのだろう。彼は何か強みでもあるのだろうか。
聡子が考えていた時だ。木部が銃を懐にしまい、あろう事か、一つのカメラを構えた。
(あんなカメラでどうしようって言うんだ?あのカメラに銃でも仕込んでいるのか?)
聡子が考えていた時だ。絵里子が大声で警告の言葉を放つ。
「そのカメラに映っちゃあ、ダメよォォォォォォ~!!! 」
聡子はその言葉にハッとさせられ、木部がシャッターを切るよりも前に、右方向に転がり、映ることを回避した。
「危ない、危ない……そんなカメラがあったら、あたし間違いなく、負けてんじゃん、ったく、何だよ、あのカメラは……」
うん、あのカメラ?もしかして、絵里子さんはあのカメラに映ったから、あそこに留まっているんじゃ。そう、歴史の教科書で学ぶ、内閣総理大臣の姿が今はない建物から固定されているように……。
と、考えると、体が動く方が早かった。聡子は急いで、日本刀を武器保存に仕舞い、急いで消音器付きのオート拳銃を取り出す。
そして、カメラに向かって狙いを定める。
木部もそれに気が付いたのか、慌ててカメラを左手に持ち替え、右手で聡子と同じオート拳銃を握る。そして、その銃口を聡子に向けて、互角だという事を誇示して見せているようだ。
「何?あたしを威嚇してんの?」
「そうさ、言っちゃあ悪いが、オレは昔にロマノフ帝国で射撃訓練を受けた事があってね、少なくとも、あんたと同じくらいの腕前だとは自負しているぜッ!」
木部の先程までの余裕の態度を聡子は理解した。
「そう?そんな素人の射撃ツアーに参加しただけのあんたと、ちゃんと警察学校で射撃訓練をした、あたし……どっちが、強いのかはもう明白だろ?」
聡子は銃を下ろさない。木部もその態度を苦々しく思ったのだろう。チッと舌を鳴らす。
「西部劇の決闘みたいだな?あんたが早いのか、オレが早いのか……」
「互いに撃てば、方法が分かるんじゃあないの?」
聡子は敢えて木部を挑発してみる。上手くいけば、木部を戦闘不能に追い込めるかもしれない。その根拠は何一つ無いのだが。
とにかく、聡子は木部に先に撃たせてみるばかりだと思っていた。
「よし、そんなに死にたいのなら、先に撃ってやるぜ」
木部が引き金を引こうとした、まさにその瞬間だった。聡子はその場から飛び上がり、特撮ドラマのヒーローよろしく、空中から、狙いを定め、木部の左足に向かって、発砲する。
弾丸は木部に命中したらしく、木部は悲鳴を上げている。聡子は地面に降りると、真っ直ぐに木部に向かって、歩いて行く。
「さてと、お縄に付くよね?もし、付かないんだったら、このまま撃ち抜くけど?」
聡子がまだ、消音器付きの拳銃を持っているのを考えてか、木部は素直に頭を縦に振った。
「これで、事件は解決かな?」
「ええ、ありがとう……木部も敵わないと悟ったのか、あたしの魔法を解除してくれたし」
絵里子が固定なんて、初めからされていなかったかのように、足や手をラジオ体操をする時のように、真横や空に向かって、伸ばしてみせている。
「とにかく、楽になって、良かったよ、後は孝太郎さんのところへ……」
と、聡子が言いかけた所だった。一人の男が、いや、男ではない。正確には既に会った事のある男であった。それも、少しばかり前に……。
聡子は思わず、顔を青ざめてしまう。そんな聡子の様子を絵里子は理解できない。
「いっ、一体何なの?」
「あんたも、知ってるだろ?こいつは国際的テロリスト……トニー・クレメンテだよ! 横須賀の軍基地占領事件の時やボルジア・ファミリーの白籠市進出の時に孝太郎さんが会ったって言う!! 」
その言葉に絵里子はハッとさせられた。彼が、国際的テロリストなのだろうか。と、すると……。
「孝ちゃんを殺す気なの?」
懇願するような瞳で、絵里子は尋ねるが、トニーは微笑を浮かべるばかりだ。
「キミの考え方次第だね、私は今回、中村孝太郎及び白籠市のアンタッチャブルを殺せという命令を受けてはいない……もっとも、状況次第では、キミらの敵になるかもしれんがね」
「一体誰を殺すつもりだったんだ?」
「知らないのか?昌原道明だよ」
その言葉に絵里子と聡子の両名は思わず顔を見つめ合わせる。木部も真っ青な顔をして、全身を震わせている。
「何だ、キミらも知っているとばかり、思っていたんだが……私の勘違いだったようだ……」
トニーはズレたメガネを直しながら、言った。
そう、警察の封鎖テープなど、まるで見えていないかのように。
(まさか……)
孝太郎は思わず絶句した。あの特徴的なハゲ頭に、メガネ。絹で出来たブラックカラーのアルマーニのスーツ。まさに、トニー・クレメンテその人であった。
(ここは普通ならば、俺は注意するべきだろうな?他の警官は全て信者の逮捕に追われている……明美はトニーの様子が見えていない、なら、ここはオレが尾行するしかないな?いや、一応は応援を頼んでおくべきなのだろうか?)
孝太郎は一瞬悩んだが、トニーが徒歩で移動しているのを確認し、明美に告げる事にした。
「分かりました! なら、孝太郎さんはそのまま尾行してください、わたしは応援の警察官の人たちにこの近くを包囲するように頼みますから」
明美の了承は得た。今の孝太郎はトニー・クレメンテを捕縛する事だけだ。
時間は少しだけ、遡り、聡子が木部の逮捕に向かった時だ。
折原絵里子が、魔法か何かにかかっているらしく、彼女が動けない状態でいる事を聡子は周囲の草のオブジェ伝いに確認する。
(アイツ……絵里子さんに何をしたんだ?あたしがスコーピオンをアイツの心臓にでも、撃ち込めば、アイツが死んで、絵里子さんの魔法は解けるのか?)
聡子はバイカーの事件で、絵里子がジャック・ユニオンの総長片桐健人の魔法に捕らえられ、どうしようも無かった時に副総長の真田真由美が健人の額に拳銃を撃ち込んだときに、魔法が解けたと聞いたので、聡子は試してみたい気分だった。
(ここからなら、いけるかな?)
聡子が、木部の額に狙いを付けたその時だ。
突然、風を切るような音が聞こえ、突然、カマイタチのようなものが、聡子の側を通過したと思うと、次の瞬間には聡子の頰から血が流れている。何が起きたのか、聡子は最初は理解できなかったが、背後に名古屋城の庭の土の上に落ちている一本の果物ナイフを凝視する。
そう、木部と呼ばれる男がナイフを放ったのだ。それも、風のような速さで……。
「オレを狙っていたらしいな、だが、そんなオブジェに隠れていたところで、オレを狙うのは至難の技よ、草が少しでもゴソゴソと動くのが見えたら、そこに人がいるって考えるのが、筋ってもんだろッ!」
木部は憎たらしい笑顔を浮かべながら、大声で言った。
「ちくしょう! あたしの事も全てお見通しだったのかよ! 」
「オレはプロのカメラマンだぜ、周囲の環境に少しでも、不審な点があれば、気付くんだよ、お前はそんな事すら知らんのか?」
木部が聡子の頭に銃口を構えながら言った。
「いいや、計算外だっただけさッ!」
聡子はスコーピオンを発砲する。弾は全て、木部を逸れたのだが、これで宣戦布告にはなっただろう。
聡子は武器保存から、日本刀を取り出し、その剣先を木部に向ける。
「あんたをあたしが止まる……」
「日本刀か……剣やナイフを持っていない、オレからしたら、白兵戦に持ち込まれれば、ちと不利だな……」
木部はそうは言っていたが、口元は軽く歪めたままだ。何故、彼はそこまで余裕なのだろう。彼は何か強みでもあるのだろうか。
聡子が考えていた時だ。木部が銃を懐にしまい、あろう事か、一つのカメラを構えた。
(あんなカメラでどうしようって言うんだ?あのカメラに銃でも仕込んでいるのか?)
聡子が考えていた時だ。絵里子が大声で警告の言葉を放つ。
「そのカメラに映っちゃあ、ダメよォォォォォォ~!!! 」
聡子はその言葉にハッとさせられ、木部がシャッターを切るよりも前に、右方向に転がり、映ることを回避した。
「危ない、危ない……そんなカメラがあったら、あたし間違いなく、負けてんじゃん、ったく、何だよ、あのカメラは……」
うん、あのカメラ?もしかして、絵里子さんはあのカメラに映ったから、あそこに留まっているんじゃ。そう、歴史の教科書で学ぶ、内閣総理大臣の姿が今はない建物から固定されているように……。
と、考えると、体が動く方が早かった。聡子は急いで、日本刀を武器保存に仕舞い、急いで消音器付きのオート拳銃を取り出す。
そして、カメラに向かって狙いを定める。
木部もそれに気が付いたのか、慌ててカメラを左手に持ち替え、右手で聡子と同じオート拳銃を握る。そして、その銃口を聡子に向けて、互角だという事を誇示して見せているようだ。
「何?あたしを威嚇してんの?」
「そうさ、言っちゃあ悪いが、オレは昔にロマノフ帝国で射撃訓練を受けた事があってね、少なくとも、あんたと同じくらいの腕前だとは自負しているぜッ!」
木部の先程までの余裕の態度を聡子は理解した。
「そう?そんな素人の射撃ツアーに参加しただけのあんたと、ちゃんと警察学校で射撃訓練をした、あたし……どっちが、強いのかはもう明白だろ?」
聡子は銃を下ろさない。木部もその態度を苦々しく思ったのだろう。チッと舌を鳴らす。
「西部劇の決闘みたいだな?あんたが早いのか、オレが早いのか……」
「互いに撃てば、方法が分かるんじゃあないの?」
聡子は敢えて木部を挑発してみる。上手くいけば、木部を戦闘不能に追い込めるかもしれない。その根拠は何一つ無いのだが。
とにかく、聡子は木部に先に撃たせてみるばかりだと思っていた。
「よし、そんなに死にたいのなら、先に撃ってやるぜ」
木部が引き金を引こうとした、まさにその瞬間だった。聡子はその場から飛び上がり、特撮ドラマのヒーローよろしく、空中から、狙いを定め、木部の左足に向かって、発砲する。
弾丸は木部に命中したらしく、木部は悲鳴を上げている。聡子は地面に降りると、真っ直ぐに木部に向かって、歩いて行く。
「さてと、お縄に付くよね?もし、付かないんだったら、このまま撃ち抜くけど?」
聡子がまだ、消音器付きの拳銃を持っているのを考えてか、木部は素直に頭を縦に振った。
「これで、事件は解決かな?」
「ええ、ありがとう……木部も敵わないと悟ったのか、あたしの魔法を解除してくれたし」
絵里子が固定なんて、初めからされていなかったかのように、足や手をラジオ体操をする時のように、真横や空に向かって、伸ばしてみせている。
「とにかく、楽になって、良かったよ、後は孝太郎さんのところへ……」
と、聡子が言いかけた所だった。一人の男が、いや、男ではない。正確には既に会った事のある男であった。それも、少しばかり前に……。
聡子は思わず、顔を青ざめてしまう。そんな聡子の様子を絵里子は理解できない。
「いっ、一体何なの?」
「あんたも、知ってるだろ?こいつは国際的テロリスト……トニー・クレメンテだよ! 横須賀の軍基地占領事件の時やボルジア・ファミリーの白籠市進出の時に孝太郎さんが会ったって言う!! 」
その言葉に絵里子はハッとさせられた。彼が、国際的テロリストなのだろうか。と、すると……。
「孝ちゃんを殺す気なの?」
懇願するような瞳で、絵里子は尋ねるが、トニーは微笑を浮かべるばかりだ。
「キミの考え方次第だね、私は今回、中村孝太郎及び白籠市のアンタッチャブルを殺せという命令を受けてはいない……もっとも、状況次第では、キミらの敵になるかもしれんがね」
「一体誰を殺すつもりだったんだ?」
「知らないのか?昌原道明だよ」
その言葉に絵里子と聡子の両名は思わず顔を見つめ合わせる。木部も真っ青な顔をして、全身を震わせている。
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