13 / 233
第一部 『白籠町のアンタッチャブル (決して触れられないもの達)』
第十三話 白籠駅騒乱ーその②
しおりを挟む
孝太郎は刈谷阿里耶に続き、デパートの方へと走って行く。
そして、阿里耶がエスカレーターに登ろうとした時だ。
「おっと、そうはいかん! 」
孝太郎は阿里耶と自分との間にある空間を破壊し、阿里耶を自分の元へと引き寄せる。
「さてと、ここなら思いっきりテメェをぶちのめせるってもんだぜ」
だが、阿里耶はこの孝太郎の恐ろしげな言葉に動じるどころか、眉ひとつ動かそうとしていない。
「そうかな、確かにお前との距離が空いた事により、オレはちょいとお前に対し、不利になったがね……」
阿里耶は右手を糸に覆わせながら、その手を剣を一直線に振り下ろすように真っ逆さまに振り下ろす。すると……。
「ぐっ、オレの首が……」
そう、孝太郎の首を一本の糸が襲っていたのだ。
「ひゃっはっはっ~! どうだざまあ見やがれってんだッ!学校を出たばかりのクソッタレのガキがッ!大体テメェ……オレが台頭した時も何も出来ずに指を咥えていた無能なおまわりの一人だろ!?そんな無能な奴が何できんだ?」
阿里耶の挑発するような言葉に孝太郎は意識を薄れながらも、何くそとばかりに阿里耶を睨みつけるのを忘れていない。
「ふん、しつこいガキだぜッ!もう、お前の命はオレのもんだっていうのによぉ~」
孝太郎は少しでも自分の右手を動くのを確認する。
(チャンスは一回だけだ……得意げにオレの首を絞めようとしているあのクソッタレの鼻っ柱をへし折るには、ちょいとキツイお灸が必要だぜ……)
孝太郎は本当に咄嗟的に右手を振り上げ、阿里耶のブルートーンのスリーピースーツの裾を自らの魔法で破壊した。
その事が孝太郎の手によって引き起こされたのを確認すると、阿里耶は咄嗟に身構えて、今度は魔法を使うための右腕だけではなく、武器保存から、拳銃を構えた。
「くっ、オレの三十万もしたスーツを破きやがったな……」
阿里耶は今にも鼻息を膨らませながら、拳銃の銃口を向けているが、本当の怒りの理由はスーツを破いた事ではないことくらい、孝太郎にも理解できた。
(大方、オレのような学校を出たばかりの若い警官にあんなチート能力があるのが意外だったんだろうな、さっきは能力を見せる前に、アイツが殺しちまったからな……)
孝太郎の予想は当たっていた。まさに百発百中と言ってもいい。例えるのならば、競馬で自分の賭けた馬が見事優勝し、大金を得た男の気分と言ったところだろうか。
だが、そんな孝太郎の気分とは正反対の男がいる。当の予想相手の刈谷阿里耶だ。
(あのクソッタレの若僧め、まさか、あんな奴が……いいや、ここはオレが反省するべきだぜ、『あんな学校を出たてのガキだから、大した能力を持っているはずはない』そんな固定概念があった自分をな……)
阿里耶はそれから、ジックリと孝太郎の全身を見回す。
(あの野郎め、安い給料でこき使われているポリ公のくせして、上等なスーツを着ていやがるな、グレーフラネンスのスーツに、赤茶のネクタイ……趣味はジジイらしいな、若い癖にと言ってやりたいが……中々悪くない趣味をしていやがるな)
阿里耶は話が脱線したかなと独り言を呟いてから、孝太郎の右腕を見る。
(野郎の右腕だ……あそこからチョーツェ~~能力が生み出されるんだよな、あの弱そうなガキがあんな上級魔法を持っているなんてな、もしかして……)
ここで、阿里耶の脳裏にある名前が思い浮かぶ。
(アイツはもしかしたら、徳川一族の派生なんじゃあないのか)
だが、阿里耶は流石に妄想が過ぎたとばかりに、自ら頭を横に振る。
(いくらなんでもそれはないか、徳川一族の出身なら、こんな街で警官なんかやってないか……)
そして、阿里耶は孝太郎の魔法の対処方法を考える。
(あの野郎の弱点は正面にしか、あの強力な右腕を振るえんってことだな、つまり、横や背後……死角から攻撃すれば、あのガキは簡単に天国に逝っちまうってことだな)
阿里耶は思い立ったが吉日とばかりに、孝太郎の側に駆け寄る。
(妙だな、何故オレの方に真っ直ぐに突っ込んで来るんだ……)
孝太郎は疑問に思いながらも、真正面から突っ込んでくる阿里耶に向かって、自らの右腕を構える。
そして、右腕を振り下ろそうとした時。
(ばっ、バカなッ!阿里耶の奴が姿を消しただとッ!)
孝太郎は自分の顔から血の気が引くのを感じたが……。
(待てよ、あの野郎は横や背後から、オレを襲おうとしているんじゃあないだろうな?ならば、オレはそこさえ気を付けていればいいわけだな……)
(何て、思ってんだろうな)
そう心の中で、孝太郎の心の声を見透かすように呟いたのは、エスカレーターより、更に上。天井の近くで空中に浮いている刈谷阿里耶。
(本当の狙いは横でも、背後でもなく、頭上なのさ……人は警戒しているところ以外……つまり、絶対に来ないだろうと思っているところを攻撃されると、弱くなるものなのさ……)
阿里耶がエスカレーターの近くで、自分を警戒している孝太郎目掛けて武器保存を使い、ナイフを取り出し、真っ逆さまに降りようとした時だ。
「上だな」
孝太郎は視線を急に横でも、背後でもない上空に向けた。
阿里耶はこれには顔を青ざめさせるよりはなかった。まさか、自分の計画が見透かされているとは……。
「お前の考えていることなんざ、お見通しだっつーの」
孝太郎は21世紀初頭のライトノベルと呼ばれる書籍の主人公が使うような言葉で、ワザと言ってみる。折角の街の大物ヤクザの捕物なので、カッコをつけてみたかったのだろう。
「確かにな、大体の人ならば、オレの死角になろうである横か背後を選ぶだろうな、そしてそこばかりを警戒するはずなんだ……だけどな、オレは全ての方向を警戒したんだ。咄嗟にな、まさに神の意志と言っても過言ではないかもしれない……」
「クソッタレめ、三国志の中に出てくる蜀のリレー式の見張り台の兵士かよ、テメェはッ!」
「いいや、オレはソイツらとも違うぜ、オレは地下も警戒したし、上空も警戒した。お前はたまたま、上空にいただけさ」
刈谷阿里耶は空中で固まって動けなくなってしまった。
そして、阿里耶がエスカレーターに登ろうとした時だ。
「おっと、そうはいかん! 」
孝太郎は阿里耶と自分との間にある空間を破壊し、阿里耶を自分の元へと引き寄せる。
「さてと、ここなら思いっきりテメェをぶちのめせるってもんだぜ」
だが、阿里耶はこの孝太郎の恐ろしげな言葉に動じるどころか、眉ひとつ動かそうとしていない。
「そうかな、確かにお前との距離が空いた事により、オレはちょいとお前に対し、不利になったがね……」
阿里耶は右手を糸に覆わせながら、その手を剣を一直線に振り下ろすように真っ逆さまに振り下ろす。すると……。
「ぐっ、オレの首が……」
そう、孝太郎の首を一本の糸が襲っていたのだ。
「ひゃっはっはっ~! どうだざまあ見やがれってんだッ!学校を出たばかりのクソッタレのガキがッ!大体テメェ……オレが台頭した時も何も出来ずに指を咥えていた無能なおまわりの一人だろ!?そんな無能な奴が何できんだ?」
阿里耶の挑発するような言葉に孝太郎は意識を薄れながらも、何くそとばかりに阿里耶を睨みつけるのを忘れていない。
「ふん、しつこいガキだぜッ!もう、お前の命はオレのもんだっていうのによぉ~」
孝太郎は少しでも自分の右手を動くのを確認する。
(チャンスは一回だけだ……得意げにオレの首を絞めようとしているあのクソッタレの鼻っ柱をへし折るには、ちょいとキツイお灸が必要だぜ……)
孝太郎は本当に咄嗟的に右手を振り上げ、阿里耶のブルートーンのスリーピースーツの裾を自らの魔法で破壊した。
その事が孝太郎の手によって引き起こされたのを確認すると、阿里耶は咄嗟に身構えて、今度は魔法を使うための右腕だけではなく、武器保存から、拳銃を構えた。
「くっ、オレの三十万もしたスーツを破きやがったな……」
阿里耶は今にも鼻息を膨らませながら、拳銃の銃口を向けているが、本当の怒りの理由はスーツを破いた事ではないことくらい、孝太郎にも理解できた。
(大方、オレのような学校を出たばかりの若い警官にあんなチート能力があるのが意外だったんだろうな、さっきは能力を見せる前に、アイツが殺しちまったからな……)
孝太郎の予想は当たっていた。まさに百発百中と言ってもいい。例えるのならば、競馬で自分の賭けた馬が見事優勝し、大金を得た男の気分と言ったところだろうか。
だが、そんな孝太郎の気分とは正反対の男がいる。当の予想相手の刈谷阿里耶だ。
(あのクソッタレの若僧め、まさか、あんな奴が……いいや、ここはオレが反省するべきだぜ、『あんな学校を出たてのガキだから、大した能力を持っているはずはない』そんな固定概念があった自分をな……)
阿里耶はそれから、ジックリと孝太郎の全身を見回す。
(あの野郎め、安い給料でこき使われているポリ公のくせして、上等なスーツを着ていやがるな、グレーフラネンスのスーツに、赤茶のネクタイ……趣味はジジイらしいな、若い癖にと言ってやりたいが……中々悪くない趣味をしていやがるな)
阿里耶は話が脱線したかなと独り言を呟いてから、孝太郎の右腕を見る。
(野郎の右腕だ……あそこからチョーツェ~~能力が生み出されるんだよな、あの弱そうなガキがあんな上級魔法を持っているなんてな、もしかして……)
ここで、阿里耶の脳裏にある名前が思い浮かぶ。
(アイツはもしかしたら、徳川一族の派生なんじゃあないのか)
だが、阿里耶は流石に妄想が過ぎたとばかりに、自ら頭を横に振る。
(いくらなんでもそれはないか、徳川一族の出身なら、こんな街で警官なんかやってないか……)
そして、阿里耶は孝太郎の魔法の対処方法を考える。
(あの野郎の弱点は正面にしか、あの強力な右腕を振るえんってことだな、つまり、横や背後……死角から攻撃すれば、あのガキは簡単に天国に逝っちまうってことだな)
阿里耶は思い立ったが吉日とばかりに、孝太郎の側に駆け寄る。
(妙だな、何故オレの方に真っ直ぐに突っ込んで来るんだ……)
孝太郎は疑問に思いながらも、真正面から突っ込んでくる阿里耶に向かって、自らの右腕を構える。
そして、右腕を振り下ろそうとした時。
(ばっ、バカなッ!阿里耶の奴が姿を消しただとッ!)
孝太郎は自分の顔から血の気が引くのを感じたが……。
(待てよ、あの野郎は横や背後から、オレを襲おうとしているんじゃあないだろうな?ならば、オレはそこさえ気を付けていればいいわけだな……)
(何て、思ってんだろうな)
そう心の中で、孝太郎の心の声を見透かすように呟いたのは、エスカレーターより、更に上。天井の近くで空中に浮いている刈谷阿里耶。
(本当の狙いは横でも、背後でもなく、頭上なのさ……人は警戒しているところ以外……つまり、絶対に来ないだろうと思っているところを攻撃されると、弱くなるものなのさ……)
阿里耶がエスカレーターの近くで、自分を警戒している孝太郎目掛けて武器保存を使い、ナイフを取り出し、真っ逆さまに降りようとした時だ。
「上だな」
孝太郎は視線を急に横でも、背後でもない上空に向けた。
阿里耶はこれには顔を青ざめさせるよりはなかった。まさか、自分の計画が見透かされているとは……。
「お前の考えていることなんざ、お見通しだっつーの」
孝太郎は21世紀初頭のライトノベルと呼ばれる書籍の主人公が使うような言葉で、ワザと言ってみる。折角の街の大物ヤクザの捕物なので、カッコをつけてみたかったのだろう。
「確かにな、大体の人ならば、オレの死角になろうである横か背後を選ぶだろうな、そしてそこばかりを警戒するはずなんだ……だけどな、オレは全ての方向を警戒したんだ。咄嗟にな、まさに神の意志と言っても過言ではないかもしれない……」
「クソッタレめ、三国志の中に出てくる蜀のリレー式の見張り台の兵士かよ、テメェはッ!」
「いいや、オレはソイツらとも違うぜ、オレは地下も警戒したし、上空も警戒した。お前はたまたま、上空にいただけさ」
刈谷阿里耶は空中で固まって動けなくなってしまった。
0
お気に入りに追加
25
あなたにおすすめの小説
勇者じゃないと追放された最強職【なんでも屋】は、スキル【DIY】で異世界を無双します
華音 楓
ファンタジー
旧題:re:birth 〜勇者じゃないと追放された最強職【何でも屋】は、異世界でチートスキル【DIY】で無双します~
「役立たずの貴様は、この城から出ていけ!」
国王から殺気を含んだ声で告げられた海人は頷く他なかった。
ある日、異世界に魔王討伐の為に主人公「石立海人」(いしだてかいと)は、勇者として召喚された。
その際に、判明したスキルは、誰にも理解されない【DIY】と【なんでも屋】という隠れ最強職であった。
だが、勇者職を有していなかった主人公は、誰にも理解されることなく勇者ではないという理由で王族を含む全ての城関係者から露骨な侮蔑を受ける事になる。
城に滞在したままでは、命の危険性があった海人は、城から半ば追放される形で王城から追放されることになる。 僅かな金銭で追放された海人は、生活費用を稼ぐ為に冒険者として登録し、生きていくことを余儀なくされた。
この物語は、多くの仲間と出会い、ダンジョンを攻略し、成りあがっていくストーリーである。
Select Life Online~最後にゲームをはじめた出遅れ組
瑞多美音
SF
福引の景品が発売分最後のパッケージであると運営が認め話題になっているVRMMOゲームをたまたま手に入れた少女は……
「はあ、農業って結構重労働なんだ……筋力が足りないからなかなか進まないよー」※ STRにポイントを振れば解決することを思いつきません、根性で頑張ります。
「なんか、はじまりの街なのに外のモンスター強すぎだよね?めっちゃ、死に戻るんだけど……わたし弱すぎ?」※ここははじまりの街ではありません。
「裁縫かぁ。布……あ、畑で綿を育てて布を作ろう!」※布を売っていることを知りません。布から用意するものと思い込んでいます。
リアルラックが高いのに自分はついてないと思っている高山由莉奈(たかやまゆりな)。ついていないなーと言いつつ、ゲームのことを知らないままのんびり楽しくマイペースに過ごしていきます。
そのうち、STRにポイントを振れば解決することや布のこと、自身がどの街にいるか知り大変驚きますが、それでもマイペースは変わらず……どこかで話題になるかも?しれないそんな少女の物語です。
出遅れ組と言っていますが主人公はまったく気にしていません。
○*○*○*○*○*○*○*○*○*○*○
※VRMMO物ですが、作者はゲーム物執筆初心者です。つたない文章ではありますが広いお心で読んで頂けたら幸いです。
※1話約2000〜3000字程度です。時々長かったり短い話もあるかもしれません。
【マテリアラーズ】 惑星を巡る素材集め屋が、大陸が全て消失した地球を再興するため、宇宙をまたにかけ、地球を復興する
紫電のチュウニー
SF
宇宙で様々な技術が発達し、宇宙域に二足歩行知能生命体が溢れるようになった時代。
各星には様々な技術が広まり、多くの武器や防具を求め、道なる生命体や物質を採取したり、高度な
技術を生み出す惑星、地球。
その地球において、通称【マテリアラーズ】と呼ばれる、素材集め専門の集団がいた。
彼らにはスポンサーがつき、その協力を得て多くの惑星より素材を集める危険な任務を担う。
この物語はそんな素材屋で働き始めた青年と、相棒の物語である。
青年エレットは、惑星で一人の女性と出会う事になる。
数奇なる運命を持つ少女とエレットの織り成すSFハイファンタジーの世界をお楽しみください。
◢◤ TH eFLATLAND ◢◤
リンねりん
ファンタジー
現代ニッポンの大都市(物語上の架空)八華(ハッカ)都市がある八華島を舞台とした偽神と悪者達の物語。
この島には秘密がある。
多数の異世界が連なる多元界から『FLATLAND』と呼ばれ
それら異世界間同士を繋ぐ唯一の中継地であることを。
この人口700万人の島と大都市はいつも通り、狂騒に明け暮れる中、
密かに異世界の種が往来し管理され、支配されているこの地を中心にそのバランスが崩れ始める。
この街の「悪者」と呼ばれる住人である街賊(ガイゾク)と様々な世界や種の思惑と策略が絡み合い八華を飲み込む時、
繋がった世界たちは無謀なテンションで踊り出しフクリクションを起こしていく。
誰もが主役でありそれでいて主人公なき群像劇であり創世記であり異世界間の仁義なきタタカイ。
ここは、地獄という名のテーマパーク。
まだまだ未熟者なので、未熟者ゆえの勢いと趣味的なノリで書いてます。
登場人物多めのごった煮。ゆるいテンションで進んでもいきます。
ご都合主義でゴメンナサイ。
稚拙なものですがよろしくです。
言うでもなく、この物語はフィクションです。
実際の世界とは一切何の関わりもございません。
第一次世界大戦はウィルスが終わらせた・しかし第三次世界大戦はウィルスを終らせる為に始められた・bai/AI
パラレル・タイム
SF
この作品は創造論を元に30年前に『あすかあきお』さんの
コミック本とジョンタイターを初めとするタイムトラベラーや
シュタインズゲートとGATE(ゲート) 自衛隊 彼の地にて・斯く戦えり
アングロ・サクソン計画に影響されています
当時発行されたあすかあきおさんの作品を引っ張り出して再読すると『中国』が経済大国・
強大な軍事力を持つ超大国化や中東で
核戦争が始まる事は私の作品に大きな影響を与えましたが・一つだけ忘れていたのが
全世界に伝染病が蔓延して多くの方が無くなる部分を忘れていました
本編は反物質宇宙でアベが艦長を務める古代文明の戦闘艦アルディーンが
戦うだけでなく反物質人類の未来を切り開く話を再開しました
この話では主人公のアベが22世紀から21世紀にタイムトラベルした時に
分岐したパラレルワールドの話を『小説家になろう』で
『青い空とひまわりの花が咲く大地に生まれて』のタイトルで発表する準備に入っています
2023年2月24日第三話が書き上がり順次発表する予定です
話は2019年にウィルス2019が発生した
今の我々の世界に非常に近い世界です
物語は第四次世界大戦前夜の2038年からスタートします
VRMMO レヴェリー・プラネット ~ユビキタス監視社会~
夏野かろ
SF
第三次世界大戦後、2084年。
日本は戦災によって監視社会となり、人々は自由のない日々を過ごすこととなった。
ある者はVRMMO「レヴェリー・プラネット」に興じることで監視のストレスから逃げようとする。
またある者は、テロによって監視社会を革命しようとする。
その他、ゲームに課金するために犯罪に走る者、その犯罪者を利用する者、取り締まる者、
多くの人がそれぞれの道を歩いていく。
この物語は、そんな人間模様を
『ブギーポップは笑わない』や『パルプ・フィクション』のような形式でまとめた小説です。
一括投稿。
ヒナの国造り
市川 雄一郎
SF
不遇な生い立ちを持つ少女・ヒナこと猫屋敷日奈凛(ねこやしき・ひなりん)はある日突然、異世界へと飛ばされたのである。
飛ばされた先にはたくさんの国がある大陸だったが、ある人物から国を造れるチャンスがあると教えられ自分の国を作ろうとヒナは決意した。
海道一の弓取り~昨日なし明日またしらぬ、人はただ今日のうちこそ命なりけれ~
海野 入鹿
SF
高校2年生の相場源太は暴走した車によって突如として人生に終止符を打たれた、はずだった。
再び目覚めた時、源太はあの桶狭間の戦いで有名な今川義元に転生していた―
これは現代っ子の高校生が突き進む戦国物語。
史実に沿って進みますが、作者の創作なので架空の人物や設定が入っております。
不定期更新です。
SFとなっていますが、歴史物です。
小説家になろうでも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる