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第三部『終焉と破滅と』
伊達正彦の場合ーその②
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正彦は宿敵である天堂門首郎の娘である希空が大阪へと進出したのを知ったのはつい先日の事であった。東京の中心部に位置する天堂門首郎邸を襲撃し、正彦はそこの家で務めるボディガードやらメイドやらを多数葬り去ったものの、肝心の天堂門首郎は外出中でその首を取り損ねてしまった事を悟ったのである。
正彦は地面の上に転がっているボディガードの男の胸ぐらを掴み上げながら聞いた。
「門首郎はどこにいるんだ?答えろ」
「……旦那様は別宅に移られた。今頃警備を最大限に引き上げた、な……フフ」
正彦はそれを聞くと、乱暴に突き飛ばし、男を解放したのである。
「なら、あいつの息子が、娘だ。そいつらの居場所を言え」
「誰が言うもんか」
男は声を掠れさせながらも天堂に対する忠義を貫こうとしたのだが、正彦にはそれは通じない。彼は男の背広とシャツとを乱暴に引きちぎると、ガラ空きになった腹筋に向かって強烈な一撃を喰らわせたのである。
悶絶するボディガードの男の髪を掴みながら言った。
「一度しか言わないからよく聞け、さっさと居場所を吐いた方がお前のためだぞ」
「……わ、わかった」
こうして正彦は門首郎の息子が大阪に向かった事を知ったのである。正彦は堂々と新幹線を用いて大阪へと向かい、その後は地道な捜査で一週間という長い時間をかけて天堂門首郎の息子である福音を見つけ出したのである。
「お前が門首郎の息子とやらか?」
「その通りです。それでぼくになんの御用ですか?」
福音は丁寧な応対を行なって正彦を出迎えたのだが、正彦はそれには応えようとはせずに自身の用件だけを福音に向かって伝えたのである。
「用件はたった一つだけ、お前が死んでその身で償う事だ」
「嫌だなぁ、この国は近代国家ですよ。古代や中世ならばいざ知れず、子供が親の罪に連座して裁かれなくてはならない理由なんて何一つありませんよね?」
「黙れ、貴様は親の遺産を受け継ぐ身であろう?ならば親の罪も受け継いだ筈。死ぬ理由としては十分であろう?」
「……やれやれ、どう説得してもぼくの元からは去ってくれないわけか」
「その通り、貴様らの一族を抹殺するまではこの命を賭けて戦おうぞ」
正彦が自身と共に極秘に日本に持ち込んだ自動式の拳銃を突き付けながら言った。
「やれやれ、困るなぁ、ぼくには大切な弟分を迎えるという仕事があるというのに」
福音は肩をすくませて言った。その口調は相手を煽っているかのような思いさえ感じさせられた。
「問答無用ッ!お前も男ならばここで大人しく戦えッ!」
「面倒臭いな、さっさと妹の元に行っちゃってよ」
福音が掌をかざすのと正彦がその場から消失したのは殆ど同時であった。
正彦は気が付けば見知らぬ駐車場の中へと降り立ち、そのボンネットの上に尻をぶつけたのである。
「ぐっ、クソ……あいつめ」
正彦が慌てて起き上がると、そこには自分と同じ様な武装をした人物が二人もいたではないか。おまけにその側には二人を見守りながら腕を組んでいる少女の姿。どうやらこの少女こそがあの青年が言っていた『妹』とやらだろう。
正彦は痛む体を起こして少女の元へと近付いていく。
「貴様だな?天堂門首郎の娘というのは?」
「誰よ?おじさん」
希空は眉を顰めながら質問を質問で返していく。突然現れた男にいきなり質問された事に苛立っていたのだろう。
だが、男の苛立ちも彼女に負けず劣らずであった。だからであろう。彼は大きな声を上げて回答に答えたのだ。
「貴様の父親に人生を滅茶苦茶にしれたものだッ!」
正彦は拳銃を突き付けながら叫ぶ。だが、腕を組んでいる少女は突き付けられていても微動だにしない。
黙って正彦を見つめていた。暫くの間二人は見つめ合っていたが、やがて少女が髪をかき上げながら言った。
「ふーん。まぁ、いいや。出番よ、お嬢ちゃん。私を守るのがあんたの仕事でしょ?」
少女がそう告げるのと同時に兜を被った軍服の女はそれまでの戦いを中断して、正彦に向かって引き金を引いていく。
正彦は慌てて自身の姿を武装し、少女に向かって攻撃を繰り出していく。
正彦の契約した悪魔はサマエル。「神の悪意」とも「人類に死を与える赤い蛇」とも呼称される。恐るべき存在である。
したがって彼が身に纏う鎧は朱色に染まっており、その胸部には二つの蛇が捻り合う姿が鮮明に描かれていた。
加えて、兜はかつての怪奇作家にして全てのミステリー作家の原点ともいうべき人物が書き上げた短編ホラー小説の中に登場する舞踏会にて貴族たちが被る仮面舞踏会に被る仮面にそっくりであったのだ。後頭部や側頭部などは黒くてシンプルな防御装置に守られているだけで、装飾が施されているのは前面部だけであった。
そんな彼が両手に構える武器はクローと呼ばれる爪状の武器であった。
彼のクローは手首の辺りに固定されており、戦闘の際にはそれを用いて戦うつもりであるらしい。
正彦はその武器を用いて二人に向かって襲い掛かっていったのである。
真紀子は慌てて機関銃を撃ち込んだのだが、正彦はそれらの弾丸をあっさりと交わし、真紀子に向かって真上から両手を振り上げて襲っていく。
真紀子は頭を下げる事で攻撃が自身の頭に直撃する事を回避し、そのまま銃口を両手で握り、その銃尻による攻撃を繰り出していく。
だが、正彦は今更そんなものには動じない。吹き飛ばされるどころかその場で微動だにしなかった。
「て、テメェは化け物か!?」
「フッ、小娘よ、貴様の力はここまでか?ならばここからはおれの番だッ!オレの真の力とやらを見せてやろうではないかッ!」
正彦はクローを真上から振り上げて真紀子に対して大きな攻撃を与える事に成功したのである。だが、対する真紀子もやられっぱなしというわけではない。
クローを振り上げて自分を仕留めたつもりになっていた正彦の頭部に目がけて機関銃から持ち替えた自動式拳銃を狙いを掛けたのであった。
流石の正彦もこれには耐えきれなかったらしく、悲鳴を上げて地面の上へと倒れ込む。
「い、今です!希空様!」
希空は真紀子の言葉に従ってそのまま出口に向かって外へと走り出していく。躊躇いなど一切感じられない程のいざぎのいい逃げっぷりであった。
正彦は追い掛けようとしたのだが、真紀子がそれを許さない。真紀子は正彦の足元を目掛けて機関銃を発砲し、彼を足止めしたのである。
「わりーけど、ここからは通行止めだ」
真紀子は機関銃を構えながら言った。
「……黙れ、小娘」
正彦がクローを構えた時だ。不意に背後から気配を感じて正彦はクローを背後に向かって振り上げた。
すると、自身のクローと二つの剣とが重なり合っているではないか。
正彦は自身のクローを大きく振り上げて、その双剣を持ち主ごと弾き飛ばしてから大きな声で問い掛けた。
「おのれッ!何者だ!?」
「ルシファーの契約者……と言っておこうか」
双剣の持ち主はそう叫びながら、両手に持った剣を振り上げながら正彦の元へと向かっていく。
正彦は真上から振られていく双剣をクローを用いて防ぐと、そのまま互いに睨み合っていく。
何度か武器を離して、その度に武器を打ち合っていったのだが、お互いの腕が互角なのか決着が付かなかったのだ。
その隙を狙うのは背後の機関銃を持った女。もとい最上真紀子であった。
彼女は機関銃から自動拳銃へと武器を変え、正彦にのみ焦点を絞っていくのであった。
双剣の持ち主もとい神通恭介は普段はあまりいい働きをしないというのに今日に限ってはいい働きぶりを発揮する恭介を助けるという事は真紀子の癪に触ったのだが、これ以上あの男に暴れられては不味い。その思いから恭介の手伝いを行う事に決めたのである。
真紀子は二人の立ち回る際に正彦が背中を向けた時を狙って引き金を引いたのであった。
(これで、テメェも終わりだぜ、イカれ野郎)
真紀子が引き金を引いたその時だ。それまで背中を向けていた正彦が不意に背後を向いたのである。正彦は恭介を突き飛ばすのと同時に真紀子へと飛び掛かっていったのである。
正彦は地面の上に転がっているボディガードの男の胸ぐらを掴み上げながら聞いた。
「門首郎はどこにいるんだ?答えろ」
「……旦那様は別宅に移られた。今頃警備を最大限に引き上げた、な……フフ」
正彦はそれを聞くと、乱暴に突き飛ばし、男を解放したのである。
「なら、あいつの息子が、娘だ。そいつらの居場所を言え」
「誰が言うもんか」
男は声を掠れさせながらも天堂に対する忠義を貫こうとしたのだが、正彦にはそれは通じない。彼は男の背広とシャツとを乱暴に引きちぎると、ガラ空きになった腹筋に向かって強烈な一撃を喰らわせたのである。
悶絶するボディガードの男の髪を掴みながら言った。
「一度しか言わないからよく聞け、さっさと居場所を吐いた方がお前のためだぞ」
「……わ、わかった」
こうして正彦は門首郎の息子が大阪に向かった事を知ったのである。正彦は堂々と新幹線を用いて大阪へと向かい、その後は地道な捜査で一週間という長い時間をかけて天堂門首郎の息子である福音を見つけ出したのである。
「お前が門首郎の息子とやらか?」
「その通りです。それでぼくになんの御用ですか?」
福音は丁寧な応対を行なって正彦を出迎えたのだが、正彦はそれには応えようとはせずに自身の用件だけを福音に向かって伝えたのである。
「用件はたった一つだけ、お前が死んでその身で償う事だ」
「嫌だなぁ、この国は近代国家ですよ。古代や中世ならばいざ知れず、子供が親の罪に連座して裁かれなくてはならない理由なんて何一つありませんよね?」
「黙れ、貴様は親の遺産を受け継ぐ身であろう?ならば親の罪も受け継いだ筈。死ぬ理由としては十分であろう?」
「……やれやれ、どう説得してもぼくの元からは去ってくれないわけか」
「その通り、貴様らの一族を抹殺するまではこの命を賭けて戦おうぞ」
正彦が自身と共に極秘に日本に持ち込んだ自動式の拳銃を突き付けながら言った。
「やれやれ、困るなぁ、ぼくには大切な弟分を迎えるという仕事があるというのに」
福音は肩をすくませて言った。その口調は相手を煽っているかのような思いさえ感じさせられた。
「問答無用ッ!お前も男ならばここで大人しく戦えッ!」
「面倒臭いな、さっさと妹の元に行っちゃってよ」
福音が掌をかざすのと正彦がその場から消失したのは殆ど同時であった。
正彦は気が付けば見知らぬ駐車場の中へと降り立ち、そのボンネットの上に尻をぶつけたのである。
「ぐっ、クソ……あいつめ」
正彦が慌てて起き上がると、そこには自分と同じ様な武装をした人物が二人もいたではないか。おまけにその側には二人を見守りながら腕を組んでいる少女の姿。どうやらこの少女こそがあの青年が言っていた『妹』とやらだろう。
正彦は痛む体を起こして少女の元へと近付いていく。
「貴様だな?天堂門首郎の娘というのは?」
「誰よ?おじさん」
希空は眉を顰めながら質問を質問で返していく。突然現れた男にいきなり質問された事に苛立っていたのだろう。
だが、男の苛立ちも彼女に負けず劣らずであった。だからであろう。彼は大きな声を上げて回答に答えたのだ。
「貴様の父親に人生を滅茶苦茶にしれたものだッ!」
正彦は拳銃を突き付けながら叫ぶ。だが、腕を組んでいる少女は突き付けられていても微動だにしない。
黙って正彦を見つめていた。暫くの間二人は見つめ合っていたが、やがて少女が髪をかき上げながら言った。
「ふーん。まぁ、いいや。出番よ、お嬢ちゃん。私を守るのがあんたの仕事でしょ?」
少女がそう告げるのと同時に兜を被った軍服の女はそれまでの戦いを中断して、正彦に向かって引き金を引いていく。
正彦は慌てて自身の姿を武装し、少女に向かって攻撃を繰り出していく。
正彦の契約した悪魔はサマエル。「神の悪意」とも「人類に死を与える赤い蛇」とも呼称される。恐るべき存在である。
したがって彼が身に纏う鎧は朱色に染まっており、その胸部には二つの蛇が捻り合う姿が鮮明に描かれていた。
加えて、兜はかつての怪奇作家にして全てのミステリー作家の原点ともいうべき人物が書き上げた短編ホラー小説の中に登場する舞踏会にて貴族たちが被る仮面舞踏会に被る仮面にそっくりであったのだ。後頭部や側頭部などは黒くてシンプルな防御装置に守られているだけで、装飾が施されているのは前面部だけであった。
そんな彼が両手に構える武器はクローと呼ばれる爪状の武器であった。
彼のクローは手首の辺りに固定されており、戦闘の際にはそれを用いて戦うつもりであるらしい。
正彦はその武器を用いて二人に向かって襲い掛かっていったのである。
真紀子は慌てて機関銃を撃ち込んだのだが、正彦はそれらの弾丸をあっさりと交わし、真紀子に向かって真上から両手を振り上げて襲っていく。
真紀子は頭を下げる事で攻撃が自身の頭に直撃する事を回避し、そのまま銃口を両手で握り、その銃尻による攻撃を繰り出していく。
だが、正彦は今更そんなものには動じない。吹き飛ばされるどころかその場で微動だにしなかった。
「て、テメェは化け物か!?」
「フッ、小娘よ、貴様の力はここまでか?ならばここからはおれの番だッ!オレの真の力とやらを見せてやろうではないかッ!」
正彦はクローを真上から振り上げて真紀子に対して大きな攻撃を与える事に成功したのである。だが、対する真紀子もやられっぱなしというわけではない。
クローを振り上げて自分を仕留めたつもりになっていた正彦の頭部に目がけて機関銃から持ち替えた自動式拳銃を狙いを掛けたのであった。
流石の正彦もこれには耐えきれなかったらしく、悲鳴を上げて地面の上へと倒れ込む。
「い、今です!希空様!」
希空は真紀子の言葉に従ってそのまま出口に向かって外へと走り出していく。躊躇いなど一切感じられない程のいざぎのいい逃げっぷりであった。
正彦は追い掛けようとしたのだが、真紀子がそれを許さない。真紀子は正彦の足元を目掛けて機関銃を発砲し、彼を足止めしたのである。
「わりーけど、ここからは通行止めだ」
真紀子は機関銃を構えながら言った。
「……黙れ、小娘」
正彦がクローを構えた時だ。不意に背後から気配を感じて正彦はクローを背後に向かって振り上げた。
すると、自身のクローと二つの剣とが重なり合っているではないか。
正彦は自身のクローを大きく振り上げて、その双剣を持ち主ごと弾き飛ばしてから大きな声で問い掛けた。
「おのれッ!何者だ!?」
「ルシファーの契約者……と言っておこうか」
双剣の持ち主はそう叫びながら、両手に持った剣を振り上げながら正彦の元へと向かっていく。
正彦は真上から振られていく双剣をクローを用いて防ぐと、そのまま互いに睨み合っていく。
何度か武器を離して、その度に武器を打ち合っていったのだが、お互いの腕が互角なのか決着が付かなかったのだ。
その隙を狙うのは背後の機関銃を持った女。もとい最上真紀子であった。
彼女は機関銃から自動拳銃へと武器を変え、正彦にのみ焦点を絞っていくのであった。
双剣の持ち主もとい神通恭介は普段はあまりいい働きをしないというのに今日に限ってはいい働きぶりを発揮する恭介を助けるという事は真紀子の癪に触ったのだが、これ以上あの男に暴れられては不味い。その思いから恭介の手伝いを行う事に決めたのである。
真紀子は二人の立ち回る際に正彦が背中を向けた時を狙って引き金を引いたのであった。
(これで、テメェも終わりだぜ、イカれ野郎)
真紀子が引き金を引いたその時だ。それまで背中を向けていた正彦が不意に背後を向いたのである。正彦は恭介を突き飛ばすのと同時に真紀子へと飛び掛かっていったのである。
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