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東京追跡編
遠呂智との決戦
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強い。長谷川零は首元を抑えられながら改めて目の前の男の強さを自覚した。
それもそうだろう。この男は自分が生きていた平安時代よりも更に遡り、神武帝が存在したと言われる伝説の時代から剣士として名を馳せていたのだ。
考えてもみれば、自分などこの男から見たらまだまだ雛に過ぎないのかもしれない。
乾いた笑いが漏れる。それは諦めの矜持に近い諦めの笑み。本当は発したくなくても自然と発してしまうのだ。この無自覚な笑みは。
いっその事こと泣きたい気分だ。零はそう思ったが、そういう訳にもいくまい。
泣きを見せるというのは相手に弱みを見せるという事になってしまう。この男の前でだけはそんな事はしたくはない。
男はそれを見ると、小馬鹿にした笑みを浮かべて男の首を握る力を強めていく。
「残念だな。腕は上がっていなかった様だ。最後に会ったのはいつだった?」
「……大正の頃だよ。その後は恐慌やら戦争やらでお前さんたちを追う暇がなかった」
「じゃあ、もう五十年も会ってなかったのか。なら、その間に腕を磨いていなけりゃあ、落ちるわな。全く情けない……」
そう言って男は首を絞める力を強めていく。本当に死ぬかもしれない。既に舌が空気を求めて上へ上へと伸びていく。
舌ばかりではない。足もせめてもの自由を得ようと無意識のうちにバタつかせている。
零に考える余裕など自分の首を絞めている男は全くと言っていい程与えなかった。いや、むしろ考えを張り巡らせる暇などないと言った方が適切かもしれない。
このまま自分は死んでしまうのではないかと思われたが、突如、男が自分を解放した事により、事なき事を得る事に成功する。
零が首元を抑えながら、呼吸を戻すために喉を鳴らしていると、彼の前では剣を構えた青年との遠呂智との斬り合いが続いていた。
青年は刀を振って懸命に応戦しているが、遠呂智には当たっていない。それどころか、自分には当たらない刀や破魔式を見て笑い楽しんでいる様だ。
まるで、安全な場所でゲームを観戦する秩序無き観客の様に。
いや、実際、この男にとってこれはゲームだった。凶暴であるが、自分にとっては害のない男の剣を見て優越を楽しむという悪質な行為だ。
青年は思わず太刀を持っていた右手の拳を震わせたが、それでも先程の出来事が脳裏に深く刻み込まれてしまったのか、立ち上がって男の元にまで動く事ができない。
情けない話だ。青年が半ば諦めかけていると、斑目綺蝶ともう一人の新人、近作日向とが遠呂智に立ち向かっていく。
遠呂智は手に持っていた直剣で二人の斬撃を防ぐ。そして、そのまま二人の剣を弾いて風太郎との勝負に戻っていく。
その剣技の素早さに零は舌を巻く。あまりにも素早く、無駄のない剣技だ。
並の剣士ならばあの場で叩き斬られていたに違いない。
だが、日向は素人の筈。本来ならば、あの場で腹を斬られてもおかしくはない。
零が倒れながら、その様子を眺めていると、なんと遠呂智は風太郎の腹を叩いて彼を悶絶させて地面に倒れさせてから、同じ様に地面に倒れている日向の元へと近付いていく。
当初は日向にトドメを刺すのかと思われたのだが、男の取った行動は予想の斜め上をいっていた。
男は日向と視線を合わせると、彼に向かって言った。
「お前、体の中に妖鬼を飼っているな?」
日向はそれを聞いた瞬間に心臓が口から飛び出しになった。日向は反射的に首を横に振って否定したが、遠呂智は日向の両頬を力強く触り、自分の元にまで引き寄せて語り掛ける。
「隠していてもおれには匂いで分かる。かつての公家が森に隠れていた刺客の侍を見破ってあいつやお前のお友達と同じ形の剣で斬り倒した様にな」
「おれからは妖鬼の匂いがするって言いたいのか?」
遠呂智は満面の笑みで首を縦に振る。そして、顔いっぱいに青ざめた色を貼り付けて絶望した様子を見せる日向とは対照的に。
「おれが見たところ、お前はまだその力を自由自在には扱えない。どうしようもない怒りを覚えた時にしか使えないんだろ?」
日向は答えられなかった。男の指摘が当たっていたからだ。日向は討滅寮に刺客の妖鬼がやって来た時の事を思い返す。
思えば、あの時も記憶が無くなっていた。もし、あの時に討滅寮の対魔師の一人でも襲っていれば、自分は即座に殺されていただろう。
思い返すだけで全身が冷えていく。遠呂智はそんな日向の内心までも見透かして笑っていたに違いない。
彼は顔を日向の顔を見て笑うと、無言でその指で日向の首横に突き刺そうとしたが、それは綺蝶が許さなかった。
彼女は勇気を振り絞って遠呂智に向かって刀を振るい、彼が日向に新たな妖鬼の元を入れるのを防ぐ。
遠呂智は面倒臭そうに振り返ると、その直剣を動かして綺蝶を弾く。
まるで、夏の日に寝転がっている時に自分の周りを飛ぶ鬱陶しい蝿を落とすかの様な態度。
いや、実際、この男からすれば人間などは全て蝿なのかもしれない。
綺蝶は倒れたまま自分の元にまで迫る遠呂智を見上げながらそう考えていた。
遠呂智は何の感情も抱く事なく綺蝶の首を目掛けて刀を振ろうとしたが、その前に背後から石が自分に向かって飛んできた事により、遠呂智は石を左手で握り締めながら、飛んできた方向を振り向く。
満身創痍とも言える風太郎が立ち上がっている事から、石を投げたのは十中八苦彼だろう。
遠呂智は顔に微笑を浮かべて風太郎の元へと寄っていく。
震える手で太刀を握った風太郎は何とか遠呂智を待ち構えたが、この男には全て見透かされているらしい。
遠呂智はただ直剣を地面へと突き刺して周囲に雷を飛ばして周囲の電灯の電流系統を狂わせていく。
これで辺りは原始時代と同様に深い闇に覆われてしまう。
風太郎はそれでも戦う意思を捨てようとはしない。自分の元に迫ってくる遠呂智を強い目で睨む。
勝負は今ここで決めるしかない。風太郎が意を決して太刀に氷を宿らせて向かっていこうとした時だ。
けたたましいサイレンの音が鳴ってそれは半ば強制的に中断させられた。
それだけではない。周りを大勢の盾を持った警察官たちが取り囲んでいる。
どうやら、駆け付けた警察官の声を拾うに、あまりにも凶悪な通り魔事件であったために、誰が来れば良いのか、どの様に対処すれば良いのかで揉めていたらしい。
警察が来るのと同時に、遠呂智は舌を打って四人との戦いの間に割って入ろうとした警察官を直剣で次々と始末していく。
だが、警察官たちも黙って殺されはしない。銃を構えて応戦したために、思ったよりも抵抗できているらしい。
銃声とサイレン、そして悲鳴とが響き合う中で自分と同じ様に道の真ん中に倒れていた零と二人の仲間が起き上がって風太郎を誘う。
「この隙を利用して逃げよう」と。
風太郎は黙って首を縦に動かして三人について行く。
震える足を必死に動かして逃げる途中、遠呂智が追って来ない事を祈りながら。
それもそうだろう。この男は自分が生きていた平安時代よりも更に遡り、神武帝が存在したと言われる伝説の時代から剣士として名を馳せていたのだ。
考えてもみれば、自分などこの男から見たらまだまだ雛に過ぎないのかもしれない。
乾いた笑いが漏れる。それは諦めの矜持に近い諦めの笑み。本当は発したくなくても自然と発してしまうのだ。この無自覚な笑みは。
いっその事こと泣きたい気分だ。零はそう思ったが、そういう訳にもいくまい。
泣きを見せるというのは相手に弱みを見せるという事になってしまう。この男の前でだけはそんな事はしたくはない。
男はそれを見ると、小馬鹿にした笑みを浮かべて男の首を握る力を強めていく。
「残念だな。腕は上がっていなかった様だ。最後に会ったのはいつだった?」
「……大正の頃だよ。その後は恐慌やら戦争やらでお前さんたちを追う暇がなかった」
「じゃあ、もう五十年も会ってなかったのか。なら、その間に腕を磨いていなけりゃあ、落ちるわな。全く情けない……」
そう言って男は首を絞める力を強めていく。本当に死ぬかもしれない。既に舌が空気を求めて上へ上へと伸びていく。
舌ばかりではない。足もせめてもの自由を得ようと無意識のうちにバタつかせている。
零に考える余裕など自分の首を絞めている男は全くと言っていい程与えなかった。いや、むしろ考えを張り巡らせる暇などないと言った方が適切かもしれない。
このまま自分は死んでしまうのではないかと思われたが、突如、男が自分を解放した事により、事なき事を得る事に成功する。
零が首元を抑えながら、呼吸を戻すために喉を鳴らしていると、彼の前では剣を構えた青年との遠呂智との斬り合いが続いていた。
青年は刀を振って懸命に応戦しているが、遠呂智には当たっていない。それどころか、自分には当たらない刀や破魔式を見て笑い楽しんでいる様だ。
まるで、安全な場所でゲームを観戦する秩序無き観客の様に。
いや、実際、この男にとってこれはゲームだった。凶暴であるが、自分にとっては害のない男の剣を見て優越を楽しむという悪質な行為だ。
青年は思わず太刀を持っていた右手の拳を震わせたが、それでも先程の出来事が脳裏に深く刻み込まれてしまったのか、立ち上がって男の元にまで動く事ができない。
情けない話だ。青年が半ば諦めかけていると、斑目綺蝶ともう一人の新人、近作日向とが遠呂智に立ち向かっていく。
遠呂智は手に持っていた直剣で二人の斬撃を防ぐ。そして、そのまま二人の剣を弾いて風太郎との勝負に戻っていく。
その剣技の素早さに零は舌を巻く。あまりにも素早く、無駄のない剣技だ。
並の剣士ならばあの場で叩き斬られていたに違いない。
だが、日向は素人の筈。本来ならば、あの場で腹を斬られてもおかしくはない。
零が倒れながら、その様子を眺めていると、なんと遠呂智は風太郎の腹を叩いて彼を悶絶させて地面に倒れさせてから、同じ様に地面に倒れている日向の元へと近付いていく。
当初は日向にトドメを刺すのかと思われたのだが、男の取った行動は予想の斜め上をいっていた。
男は日向と視線を合わせると、彼に向かって言った。
「お前、体の中に妖鬼を飼っているな?」
日向はそれを聞いた瞬間に心臓が口から飛び出しになった。日向は反射的に首を横に振って否定したが、遠呂智は日向の両頬を力強く触り、自分の元にまで引き寄せて語り掛ける。
「隠していてもおれには匂いで分かる。かつての公家が森に隠れていた刺客の侍を見破ってあいつやお前のお友達と同じ形の剣で斬り倒した様にな」
「おれからは妖鬼の匂いがするって言いたいのか?」
遠呂智は満面の笑みで首を縦に振る。そして、顔いっぱいに青ざめた色を貼り付けて絶望した様子を見せる日向とは対照的に。
「おれが見たところ、お前はまだその力を自由自在には扱えない。どうしようもない怒りを覚えた時にしか使えないんだろ?」
日向は答えられなかった。男の指摘が当たっていたからだ。日向は討滅寮に刺客の妖鬼がやって来た時の事を思い返す。
思えば、あの時も記憶が無くなっていた。もし、あの時に討滅寮の対魔師の一人でも襲っていれば、自分は即座に殺されていただろう。
思い返すだけで全身が冷えていく。遠呂智はそんな日向の内心までも見透かして笑っていたに違いない。
彼は顔を日向の顔を見て笑うと、無言でその指で日向の首横に突き刺そうとしたが、それは綺蝶が許さなかった。
彼女は勇気を振り絞って遠呂智に向かって刀を振るい、彼が日向に新たな妖鬼の元を入れるのを防ぐ。
遠呂智は面倒臭そうに振り返ると、その直剣を動かして綺蝶を弾く。
まるで、夏の日に寝転がっている時に自分の周りを飛ぶ鬱陶しい蝿を落とすかの様な態度。
いや、実際、この男からすれば人間などは全て蝿なのかもしれない。
綺蝶は倒れたまま自分の元にまで迫る遠呂智を見上げながらそう考えていた。
遠呂智は何の感情も抱く事なく綺蝶の首を目掛けて刀を振ろうとしたが、その前に背後から石が自分に向かって飛んできた事により、遠呂智は石を左手で握り締めながら、飛んできた方向を振り向く。
満身創痍とも言える風太郎が立ち上がっている事から、石を投げたのは十中八苦彼だろう。
遠呂智は顔に微笑を浮かべて風太郎の元へと寄っていく。
震える手で太刀を握った風太郎は何とか遠呂智を待ち構えたが、この男には全て見透かされているらしい。
遠呂智はただ直剣を地面へと突き刺して周囲に雷を飛ばして周囲の電灯の電流系統を狂わせていく。
これで辺りは原始時代と同様に深い闇に覆われてしまう。
風太郎はそれでも戦う意思を捨てようとはしない。自分の元に迫ってくる遠呂智を強い目で睨む。
勝負は今ここで決めるしかない。風太郎が意を決して太刀に氷を宿らせて向かっていこうとした時だ。
けたたましいサイレンの音が鳴ってそれは半ば強制的に中断させられた。
それだけではない。周りを大勢の盾を持った警察官たちが取り囲んでいる。
どうやら、駆け付けた警察官の声を拾うに、あまりにも凶悪な通り魔事件であったために、誰が来れば良いのか、どの様に対処すれば良いのかで揉めていたらしい。
警察が来るのと同時に、遠呂智は舌を打って四人との戦いの間に割って入ろうとした警察官を直剣で次々と始末していく。
だが、警察官たちも黙って殺されはしない。銃を構えて応戦したために、思ったよりも抵抗できているらしい。
銃声とサイレン、そして悲鳴とが響き合う中で自分と同じ様に道の真ん中に倒れていた零と二人の仲間が起き上がって風太郎を誘う。
「この隙を利用して逃げよう」と。
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